JPS6318015A - 転炉吹錬におけるマンガン濃度の推定方法 - Google Patents

転炉吹錬におけるマンガン濃度の推定方法

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Publication number
JPS6318015A
JPS6318015A JP16163786A JP16163786A JPS6318015A JP S6318015 A JPS6318015 A JP S6318015A JP 16163786 A JP16163786 A JP 16163786A JP 16163786 A JP16163786 A JP 16163786A JP S6318015 A JPS6318015 A JP S6318015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten steel
converter
end point
manganese
estimated
Prior art date
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Pending
Application number
JP16163786A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyoshi Tanabe
治良 田辺
Junichi Fukumi
純一 福味
Masahiro Kawakami
川上 正弘
Chihiro Taki
滝 千尋
Nobuo Kawamura
河村 信夫
Masachika Fukuda
福田 正親
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPS6318015A publication Critical patent/JPS6318015A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、転炉吹錬において、終点におけるマンガン
濃度を推定する方法に関する。
し従来の技術] 従来、転炉に装入される溶銑中のマンガン濃度は低く、
転炉吹錬終了後に取鍋に出鋼されている溶鋼中に又は出
鋼後の溶鋼中にマンガン合金鉄を添加して溶鋼中のマン
ガン濃度[Mnlを調整している。このため、転炉終点
における溶鋼の[Mnlは約0.10乃至0.20%と
低(、従って、その変動幅が小さいので、転炉終点にお
ける[Mnlは、終点炭素濃度[C]等により容易に推
定することができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、近時、溶銑予備処理を実施し、転炉にお
いては、造滓材を溶鋼に添加しない所謂レススラグ吹錬
が採用されている。このレススラグ吹錬においては、転
炉内のスラグが極めて少ないので、転炉自溶鋼中にマン
ガン鉱石を添加してマンガン鉱石の直接還元により溶鋼
にマンガンを添加する。このため、転炉終点における溶
鋼の[Mnlが0.2乃至1.0%と高く、その変動幅
も大きい。従って、従来の終点[Mnlの推定方法では
、推定精度が低い。このため、従来、転炉吹錬終了後、
溶鋼をサンプリングし、溶鋼を成分分析してその[Mn
lを測定している。ところが、この溶鋼サンプリング及
び分析のために、時間がかかり、この間に溶鋼の温度が
低下してしまい、また転炉耐火物の溶損が大きくなると
いう問題点がある。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
溶鋼を実際にサンプリングすることなく、転炉終点にお
ける溶鋼の[Mn量を高精度で推定することができ、転
炉出鋼後溶鋼を迅速に鋳造設備に搬入することができる
転炉吹錬におけるマンガン濃度の推定方法を提供するこ
とを目的とする。
[@照点を解決するための手段] この発明に係る転炉吹錬におけるマンガン濃度の推定方
法は、転炉吹錬中に、溶鋼をサンプリングして終点にお
ける溶鋼の酸素濃度及び温度を把握く推定又は実測)し
、溶鋼のマンガンとスラグの酸化鉄との反応における平
衡定数に1、溶鋼の酸素と鉄との反応における平衡定数
に2、転炉内に導入される全マンガン量の実績値、スラ
グ量の推定値及び終点における酸素濃度の推定値又は実
測値から終点における溶鋼のマンガン濃度を推定するこ
とを特徴とする。
[作用] Mn鉱石が酸化鉄により還元される反応における平衡定
数に1、鉄と酸素との反応における平衡定数に2、転炉
内に導入される全Mn量の実績値及びスラグ量の推定値
を求めておき、転炉吹錬中に溶鋼をサンプリングして溶
鋼の酸素濃度[0]及び温度Tを測定し、これらの測定
値から転炉終点における溶鋼の酸素濃度[01を推定又
は実測して把握することにより、マンガン濃度[Mn量
を推定することができる。
[実施例] 転炉におけるマンガン鉱石の還元反応は、下記(1)式
により現される。
[Mn量 +(Fed)= (MnO)+Fe・・・〈
1) 但し、[Mn量は溶鋼中のマンガン成分を示し、(Fe
d)及び(MnO)は夫々スラグ中の酸化鉄及び酸化マ
ンガンを示す。この平衡定数に1は下記〈2)式にて現
される。
K1−aM、o/aMn/aFeo  −A (MnO
) /([Mn)(FeO))    −(2)但し、
aMnOSaMn及びaFeo  は、夫々MnO。
Mn及びFeOの活量であり、Aは定数である。
この平衡定数に1は温度の関数であり、湿度が決まれば
一義的に求められる。
また、溶鋼中の鉄Fe及び酸素0とスラグ中の酸化鉄F
eOとの間の反応は、下記(3)式のように現され、そ
の平衡定数に2は下記(4)式にて現される。
[0] +Fe−(Fed)      −(3)K2
 =ap−eo  / ao  =B (F eo) 
/ [0]・・・(4) 但し、aFeo 及びa。は、夫々FeO及びOの活量
であり、Bは定数である。
転炉吹錬にて転炉内に導入されるMnの全量インプット
Mnは、下記(5)式にて現される。
インプットMn=Wt X [Mn量 +W2(MnO
) X (35/71 ) ・・・(5) 但し、Wlは溶鋼の重量、W2はスラグの重量である。
Wlは転炉への溶銑装入量から求められ、W2は転炉吹
錬において生成するスラグ量として下記(6)式により
推定される。
W2− (CaO量+5i02量+MQO量十脈石量)
/((100−MnO−FeO)/100)     
     ・・・(6)このインプット[Mn量は、転
炉内に装入される溶銑及び該当する場合には残留スラグ
中のマンガン量と、転炉内に添加されるマンガン鉱石中
のマンガン量との総和として求めることができる。
この転炉内に導入されたMnは、吹錬終了時には溶鋼と
スラグとに分配されて存在している。従って、吹錬中に
Mnの損失がなく、転炉内に導入されたMn量と終点に
おける転炉内Mn量とが同一であるとして前記(5)式
が成立する。
ところで、前記(2)、(4)、(5)、(6)式の4
個の方程式において、未知数は(MnO)、[Mn量、
(Fed)、[0]及びW2の5個である。そこで、終
点における溶鋼の[0]及び澹−〇− 度を推定又は測定することにより、未知数は4個になり
、前記方程式から終点における溶鋼の[Mnlを算出す
ることができる。この終点[0]は、転炉吹錬中に溶鋼
にサブランスを浸漬し、溶鋼をサンプリングすることに
より、そのときの溶鋼の[0]とサンプリング後終点ま
でに溶鋼に吹き込む酸素ガス量とから推定することが可
能である。この吹錬中における溶鋼のサンプリングは、
通常の転炉精錬において、終点炭素濃度[C]及び温度
Tの制御のために実施されており、特別に新たな作業を
必要とすることはない。また、この溶鋼のサンプリング
による湿度の測定により、終点における溶鋼の温度Tを
推定することができる。
このため、前記平衡定数に1及びに2として、終点温度
Tにおける値を使用することができる。このため、溶鋼
の[Mnlを高精度で算出することができる。
第1図はこの発明により転炉吹錬終点における[Mnl
を推定した結果を横軸にとり、縦軸に実測値をとって両
者の関係を示すグラフ図である。
この図から明らかなように、推定値は±0.05%の誤
差範囲内で実測値と一致しており、転炉終点における溶
鋼の[Mnlを高精度で推定することができる。
このため、転炉吹錬終了後の溶鋼サンプリングが不要と
なり、サンプリング及び分析のための時間がなくなった
ので、転炉炉体の溶損及び溶鋼の温度低下が回避される
[発明の効果] この発明によれば、高精度で終点における溶鋼の[Mn
lを推定することができる。このため、転炉吹錬終了後
の溶鋼サンプリングが不要となり、サンプリング及び分
析のための無駄な時間が解消されたので、転炉炉体の溶
損及び溶鋼の温度低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる推定方法の精度を示すグラフ
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 転炉吹錬中に、溶鋼をサンプリングして終点における溶
    鋼の酸素濃度及び温度を把握し、溶鋼のマンガンとスラ
    グの酸化鉄との反応における平衡定数K_1、溶鋼の酸
    素と鉄との反応における平衡定数K_2、転炉内に導入
    される全マンガン量の実績値、スラグ量の推定値及び終
    点における酸素濃度から終点における溶鋼のマンガン濃
    度を推定することを特徴とする転炉吹錬におけるマンガ
    ン濃度の推定方法。
JP16163786A 1986-07-09 1986-07-09 転炉吹錬におけるマンガン濃度の推定方法 Pending JPS6318015A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01219117A (ja) * 1988-02-25 1989-09-01 Sumitomo Metal Ind Ltd 転炉吹錬における終点成分推定方法
JPH0310012A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Nippon Steel Corp 転炉製鋼法
US7201333B2 (en) 2002-12-25 2007-04-10 Incorporated Administrative Agency, National Agriculture And Bio-Oriented Research Organization Intermittent automatic irrigation system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0310012A (ja) * 1989-06-07 1991-01-17 Nippon Steel Corp 転炉製鋼法
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