JPS63179950A - フツ素系樹脂組成物 - Google Patents

フツ素系樹脂組成物

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JPS63179950A
JPS63179950A JP1174587A JP1174587A JPS63179950A JP S63179950 A JPS63179950 A JP S63179950A JP 1174587 A JP1174587 A JP 1174587A JP 1174587 A JP1174587 A JP 1174587A JP S63179950 A JPS63179950 A JP S63179950A
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JP
Japan
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moisture
film
pctfe
composition
proof
Prior art date
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Pending
Application number
JP1174587A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ishino
石野 敏昭
Yoshifumi Okamoto
岡本 宜文
Tomoyoshi Nagayama
永山 知義
Koji Suzuki
弘二 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は防湿性に優れた成形品の製造に好適なフッ素系
樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 防湿性成形品、例えば防湿フィルムは電気部品、電子部
品、医療材料、薬品等の被覆、村山に用いられる。
この防湿フィルムとしては、ポリクロロトリフルオロエ
チレン(以下、PCTFEと称す)フィルムが知られて
いる。
そして、PCTFE製防湿フィルムの使用例としては、
実開昭57−128798号公報に記載されているよう
に、エレクトロルミネセンス素子(以下。
EL素子と称す)の被覆封止材としての適用が挙げられ
る。
なお、上記のEL素子としては種々の構造のものがあり
、その−例として、ガラスやプラスチックのような透明
基板上に透明電極、誘電体層、発光層、誘電体層および
電極を順次積層したものが知られており、この積層体は
PCTFEフィルムで防湿被粉される。このとき、両電
極の外表面(各電極とPCTFEフィルムの間)Kポリ
アミドフィルムのような吸湿性フィルムを介在せしめる
こともある。なお、発光層はZnS、 Cu、Se等の
螢光体粉末とスチレン樹脂、アクリル樹脂等の誘電率が
太きく且つ誘電損失の少ない合成樹脂粉末の混合(発明
が解決しようとする問題点) ところで、PCTFEフィルムによるEL素子の被覆は
、このフィルムをそのまま或いは該フィルムの片面に所
望により接着処理を施し、この処理面にホットメルト接
着剤層を設け、加熱加圧する方法で行われている。
本発明者達はPCTFEフィルムによるEL素子の防湿
被覆技術を研究中に、防湿性の優れたPCTFEフィル
ムを使用しているのにも拘らず、該素子の寿命が短期と
なることがあるととt−辿った。
ところで、EL素子の寿命は主として湿気により左右さ
れることが知られている。
そこで、本発明者達はEL素子をPCTFEフィルムで
被覆した際に、該フィルムは元来、防湿性が優れている
にも拘らず、素子の短寿命化が生ずるのは、何らかの原
因で該フィルムの防湿能が阻害され、湿気が素子内部へ
到達するのではないかと推論し、種々実験を試みた。
その結果、下記(a)〜(d)が判明した。
(a) P CT F EフィルムによるEL素子の被
覆作業時の加熱とそれに続く冷却による熱履歴が、PC
TFEの結晶化に深くかかわっていること。
(b)被覆作業時の加熱、冷却によるPCTFEフィル
ムの高結晶化はPCTFEの単独使用では不可避的であ
ること7゜ (c)高結晶化PCTFEフィルムは硬くなって、脆さ
が増し、衝撃等により微細なりラックが生じ易いこと。
(d)微細クラックの発生によシ、フィルムの防湿性が
低下すること。
従って、本発明は加熱、冷却のような熱履歴の工程を経
ても防湿性の低下を招来しない防湿性成形品を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明者達はPCTFE成形品の防湿性維持のため棟々
検討の結果、PCTFEに特定のフッ素系コポリマーを
混合することにより、両ポリマーの混合された組成物は
その成形時或いは成形後の熱履歴によってもPCTFE
の結晶化が抑制され、防湿性の低下が少ないことを見出
し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明に係るフッ素系樹脂組成物はPCTFE 
と、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー
(以下、ECTFEと称す)を混合して成るものである
本発明に係る組成物の成分であるPCTFEおよびEc
TFEは、 粉末、ベレット或いはディスパージョンと
していずれも市販されておシ、容易に入手し得る。PC
TFEの市販品としては、例えばダイキン工業■の「ダ
イフロン」、スリーM社のr Ke 1−F J 、ア
ライドファイバーズ アンド プラスチックス社の「ア
クロンJ、7トケム社の「ホルタレフ」等を、ECTF
Eの市販品としては、例えばアライド社の[ベイラー(
HALAR)Jを挙げることができる。なお、ECTF
Eとしては分子量が約100000〜5ooooo(浸
透圧法による)のものが通常用いられる。
本発明の組成物は上記の如きPCTFEとECTFEを
混合して成るものであり、両者の配合割合は、特に限定
されるものではないが、ECTFEによるPCTFEの
結晶化抑制、組成物の成形性、透明性、両ポリマーの相
溶性等を考慮するとPCTFE100重量部に対し、E
CTFEO,1〜60重量部とするのが好適である。ま
た、この組成物は所望により、着色剤、充填剤等の添加
剤を配合することもできる。
そして、この組成物は押出、射出等によシフィルム、シ
ート、板、管状体、棒状体のような任意形状に成形でき
る。
本発明において、ECTFEの配合によシ何故PCTF
Eの結晶化が抑制され、PCTFE本来の優れた防湿性
が維持できるのかは未だ解明されていない。しかしなが
ら、下記実施例にも示される如く1組成物を用いての成
形工程における熱履歴および成形品使用時の熱履歴を経
ても、優れた防湿性を示すことが実証された。
(実施例) 以下、実施例によシ本発明を更に詳細に説明する。
実施例I PCTFEベレット(ダイキン工業社製、商品名ダイフ
ロンM−300)100重量部とECTFEベレット(
アライド社製、商品名ベイラー1300)0.1重量部
を溶融混合し、Tダイ押出機により、厚さ200μ飢の
防湿フィルム(試料1)を得た。
なお、上記ECTFEはエチレンとクロロトリフ )v
オロエチレンの1:1の交互共重合体である。
その後、厚さ約2 mrnのEL素子をフィルム2枚の
間に置き、250℃の温度で1分間加熱加圧して被覆す
る。
なお、EL累子としては透明基材としてのポリエチレン
テレフタレートフィルムの片面に酸化インジウムと酸化
スズの混合物から成る透明電極、TiO2ヲシアノエチ
ル化セルロース中に分散せしめて成る誘電体l−1Zn
S粉末をシアノエチル化セルロース中に分散せしめた発
光層、前記と同じ誘電体層およびアルミニウム箔の背面
電極を順次積層した構造のものを使用した。
この防湿フィルムで被覆したEL素子に下記要領により
クラック発生試験および輝度低下試験を行なった。得ら
れた結果を第1表に示す。
〔クラック発生試験〕
EL素子を50℃X2hrsおよび一40℃X 2 h
rsを1サイクルとして加熱、冷却を繰シ返し、防湿フ
ィルムへのクラックの発生を目視により観察する。
光させ、発光状態のまま40℃×95%RHの雰囲気中
に放置し、その輝度が半減するまでの時間を測定した。
実施例2 PCTFEベレット100重量部に対するECTFEベ
レットの配合部数を第1表に示すように設定する以外は
全て実施例1と同様に作業し、4種の防湿フィルA(試
料2〜5)およびこれらフィルムで被覆されたEL素子
を得た。
EL素子に対する試験の結果を第1表に示す。
実施例3 試料z3のフィルムの片面にスパッタエツチング処理(
接着処理)を施し、該処理面上に厚さ50μmのエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体フィルム(酢酸ビニル含量は1
4重量%)を、温度150’C。
圧力1に9/c4の条件で1分間加熱加圧し、ホットメ
ルト接着剤層付き防湿フィルム(試料6)を得る。なお
、スパッタエツチング処理には例えば特公昭56−13
37号公報記載の装置が使用でき、雰囲気ガスとしてア
ルゴンを用い、雰囲気圧7×10”Pa、放電電力8W
att/−の条件で20秒間処理した。
その後、実施例1で用いたのと同じEL素子を接着剤層
付き防湿フィルム2枚の間に置き、150℃の温度で1
分間加熱加圧して被覆する。この素子の性能を第1表に
示す。
実施例4 試料5のフィルムを用いる以外は実施例3と同様に作業
し、ホットメルト接着剤層付き防湿フィルム(試料7)
およびこのフィルムで被覆したEL素子を得た。この素
子の性能を第1表に示す。
比較例I P C’1’ F Eベレットのみを用いる以外は全て
実施例1と同様に作業し、防湿フィルム(試料8)およ
びこのフィルムで被覆されたEL素子を得た。
このEL素子に対する試験の結果を第1表に示す。
比較例2 PCTFEベレットのみを用いる以外は全て実施例3と
同様に作業し、ホットメルト接着剤層付き防湿フィルム
(試料9)およびとのフィルムで被覆したEL素子を得
た。
第  1  表 (発明の効果) 本発明は上記した如く、PCTFEKECTFEを混合
したので、実施例および比較例からも判るように、防湿
性の優れた成形品を製造し得る組成物を提供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリクロロトリフルオロエチレンと、エチレン−クロロ
    トリフルオロエチレンコポリマーを混合して成るフッ素
    系樹脂組成物。
JP1174587A 1987-01-20 1987-01-20 フツ素系樹脂組成物 Pending JPS63179950A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270969A (ja) * 2000-02-15 2001-10-02 Ausimont Spa 熱可塑性フルオロポリマー
JP2004307864A (ja) * 2003-04-01 2004-11-04 Solvay Solexis Spa Ctfeベースの熱加工性組成物
JP2008189775A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Daikin Ind Ltd フッ素樹脂組成物及びフッ素樹脂成形体

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