JPS6317729Y2 - - Google Patents

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JPS6317729Y2
JPS6317729Y2 JP1982030728U JP3072882U JPS6317729Y2 JP S6317729 Y2 JPS6317729 Y2 JP S6317729Y2 JP 1982030728 U JP1982030728 U JP 1982030728U JP 3072882 U JP3072882 U JP 3072882U JP S6317729 Y2 JPS6317729 Y2 JP S6317729Y2
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JP
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bumper
latching
vehicle body
force
stopper
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JP1982030728U
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JPS58132755U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、無人車に於けるバンパの取付装置の
改良に関する。
一般に、無人車は、走行路面内に敷設された誘
導路となるトウパスワイヤに沿つて走行し、走行
路上若しくはその近傍の障害物に対する衝突事故
を未然に防止する為に車体の前部等には障害物検
知用のバンパが設けられている。
障害物検知用バンパの構造は、単一の板材を半
環状に彎曲させてその撓みに依り別設したリミツ
トスイツチ類を作動するものや、特開昭50−
143242号の如く二つの弾性導板を内外に離間させ
て同心半環状に彎曲させ所謂その全体をスイツチ
にしたもの等が知られている。
而してバンパと無人車の車体との取付構造は、
バンパの両端部を直接車体に固定するものと、こ
れらの間に竪軸を介設したものとが一般的であ
る。
直接固定したものは、無人車の振動等に依つて
バンパが水平方向に揺動する事が少ない換りに、
バンパに過度の力が加わつた場合にはその固定箇
所並びにバンパ自体が損傷し易い難点がある。
これに対し、竪軸にて枢結したものは、バンパ
に過度の力が作用した場合の弊害はないがバンパ
が水平方向に揺動し易い難点がある。
この為に、不必要な揺動を規制するストツパが
設けられる事が多い。
例えば、前掲した特開昭50−143242号にあつて
は、枢結部分近傍の車体側にはストツパを固定
し、これをバンパの内側に当合させている。
ところが、この様なストツパでは、バンパが変
形して復元する都度、衝撃的にバンパとストツパ
とが当合するのでこれらが損傷し易く、然もバン
パに過度の側方力が加わると固定的なストツパで
あるのでバンパの方が折曲がつたり損傷したりす
る事があつた。
そこで、第5図に示す如く弾性的な金属板31
と、この先端に付設したゴム製等のストツパ片3
2とでストツパ30を構成し、所謂弾性的なスト
ツパにしたものが多用されている。
然しながらこの様に構成した場合には、バンパ
に掛るある程度の側方力には充分耐え得る事がで
きるが、予想を超える過度の側方力が掛ると弾性
金属板の弾性限界を超越してしまつて復元不能に
陥いるという難点があつた。
もし、弾性復元しない状態になつたならば、そ
れ以後は良好な動作が期待できないので、原状に
復したり或は該ストツパを新規なものに交換せね
ばならないが、これらの作業が煩雑で手間が掛る
難点があつた。
本考案は、叙上の問題点に鑑みこれを解消する
為に創案されたもので、その目的とする処は、バ
ンパに掛る所定以下の変形力に対してはバンパの
取付部で旋動させないでバンパの可撓性のみで吸
収すると共に、所定以上の変形力が掛つた場合に
はバンパの取付部で旋動させてこれを回避する様
に為し、バンパ等の損傷や無用な揺動を良好に防
止し、然も極めて容易に原状に復する事ができ、
取付並びに構造が簡単な無人車用バンパの取付装
置を提供するにある。
本考案の基本的な構成は、無人車の車体の左右
に付設されたブラケツトと、各ブラケツトに竪軸
を介して旋動自在に設けられ且つ半環状を呈する
バンパの端部が夫々取付けられた筒体と、各筒体
の外周一部に窪設された掛止窪所と、車体側に設
けられて各掛止窪所に弾力的に嵌入し得る掛止体
と、から構成した事に特徴が存する。
つまり、平常状態に於ては筒体の掛止窪所に掛
止体が係合していて所謂固定的な取付構造機能を
発揮し、バンパに過度の変形力が掛つた場合には
この変形力が竪軸廻りの旋動力に置換されて前記
掛止窪所と掛止体との係合が解かれる事に依り前
記変形力を回避する様にしたものである。
然も変形力が取り除かれた後にあつては掛止窪
所と掛止体とを係合させるだけで平常状態に容易
に復元できる様にしたものである。
以下、本考案の実施例を示す図面に基づきその
詳細を説明する。
第1図は、本考案に係る取付装置を採用した無
人車の要部平面図である。
第2図は、取付装置を拡大して示す横断平面図
であり、第3図は、その縦断面図を示す。
本考案に係る取付装置1は、無人車20に適用
され、当該無人車は車体21とバンパ22等から
構成されている。
バンパ22は、半環状を呈して居り、その両端
部は車体21に取付けられる。
この例では、二つの弾性ある導板23,24を
内外に所定距離だけ離間させて同心半環状に彎曲
させ、その両端部には絶縁体25……を介して居
り、車体21の前部に取付ける場合を例示してい
る。
取付装置1は、この様な無人車20の車体21
とバンパ22の両端部との間に介設されるもので
あり、ブラケツト2、竪軸3、筒体4、掛止窪所
5、掛止体6等から主要部が構成されている。
ブラケツト2は、この例の場合、車体21の前
面の左右両側に設けられ、右側並びに左側共に上
下に離間した二つの水平なるものから成つてい
る。
上下のブラケツト2,2間には、筒体4が挿入
され、ブラケツト2,2に穿設した竪孔と筒体4
の内部には竪軸3が挿通され、所謂筒体4がブラ
ケツト2に竪軸3に依り旋動自在に枢結されてい
る。この例では、竪軸3を両螺子ボルトにし、螺
子部にナツトを螺合させる事に依り竪軸3をブラ
ケツト2,2に取付けている。
掛止窪所5は、筒体4の外周一部に凹設される
ものであり、この例では一条の溝にしてある。
掛止体6は、掛止窪所5に弾力的に掛入される
もので、ブラケツト2や車体21等の所謂車体側
に支持されている。
この例では、一つの筒体4に対して上下二つの
掛止体6を配した場合を示して居り、鋼球にした
場合を例示している。
而して球状の掛止体6は、筒状のホルダ7に依
り支持され、このホルダ7はブラケツト2と車体
21の前板26に固定されている。
ホルダ7は、前側内部は小径にそれより後側内
部は大径に為され、この中に球状の掛止体6が挿
入され、同掛止体6の一部がホルダ前面より突出
して掛止窪所5に係合できる様に為されている。
そして車体21の前板26並びにホルダ7の大径
孔部の後側一部には螺孔が刻設され、この螺孔に
はプラグ8が螺合されている。前記球状の掛止体
6とプラグ8間には圧縮型のスプリング9が介装
されて居り、掛止体6が常時外突状態になる様に
付勢している。勿論、スプリング9の弾力は、プ
ラグ8の螺進退に依り調整し得る。
バンパ22の端部は、筒体4に固定されるが、
この例の場合は、筒体4にアーム10を固設し、
該アーム10の両側に絶縁体25,25を置いて
バンパ22を構成する導板23,24を取付ける
様にしている。
この様な構成に基づき、次にその作用を述解す
る。
第1図乃至第3図は、平常の状態を示して居
り、この場合には筒体4に設けた掛止窪所5に掛
止体6がスプリング9の弾力に依り嵌入掛合して
いる。
従つてバンパ22の両端部は、竪軸3に依り枢
結してはあるが、旋動が許容されない所謂車体2
1に直接固定した場合と同様の機能を発する。
従つてバンパ22は、水平方向に不必要に揺動
する事がなくなり、これに基づく誤動作を防ぐ事
が出来る。
障害物にバンパ22が衝突してこれが変形して
も、その変形力が比較的小さい場合は、前述の掛
合状態が維持されるので、バンパ22の可撓性の
みに依り同変形力を吸収してしまう。
逆に、比較的大きな変形力がバンパ22に作用
した場合には、掛止窪所5と掛止体6との係合が
解かれて筒体4が旋動し、この変形力を回避す
る。
前記掛止窪所5と掛止体6との解除力の設定
は、プラグ8を螺動させてスプリング9の弾力を
調整する事に依り行なえ、バンパ22が損傷しな
い最大限の処で解除する様にして置くと良い。
バンパ22に掛る変形力が取り除かれたなら
ば、直ちに平常状態に復元する事ができ、この時
には工具等は一切不要で単に筒体4等を旋動する
だけで事足る。
従つてその後も、平常状態にしたまま無人車の
走行が可能となる。
尚、本実施例にあつては、筒体4にアーム10
を付設し、このアームにバンパ22の端部を取付
ける様にしたが、直接取付ける等他の方法を講じ
ても良い。
又、筒体4に設ける掛止窪所5は、溝に限定さ
れる事はなく、例えば部分的な凹所であつても差
支えない。
更に、掛止体6は、本実施例の場合、ホルダ
7、プラグ8、スプリング9にて弾力的に車体側
に支持したものを示したが、例えば第4図に示す
如く、板バネ11の一部に突出部12を造形して
この板バネ11の基端を車体21の前板26に固
定し、前記突出部12を掛止窪所5に弾入させた
構造にしても良い。
以上既述した如く本考案に依れば、次の様な優
れた効果を奏する事ができる。
(1) バンパに掛る所定以下の変形力に対してはバ
ンパの可撓性のみで吸収させると共に、所定以
上の変形力が掛つた場合には枢結部分で旋動す
る事に依りこれを回避する様にしたので、バン
パ等の損傷や無用な揺動を良好に防止し得る。
(2) 工具等を用いる事なく、筒体等を旋動させる
だけで、平常状態に迅速に復元する事ができ
る。従つて逐一交換する必要はなく、メンテナ
ンスが良い。
(3) 構造が簡単で取付けが容易であるので、コス
トが安く、既存車にも簡便に適用できる。
(4) 掛止窪所を筒体に設けると共に掛止体を車体
側に設け、バンパとは無関係に掛止窪所と掛止
体を設けたので、バンパに掛る前方力だけでな
く側方力に依つても掛止窪所と掛止体との掛合
が解除されてバンパの損傷を防止できる。
(5) バンパとは無関係に掛止窪所と掛止体を設け
たので、それだけ製作が容易であると共に、コ
ンパクトに構成できる。
(6) バンパとは無関係に掛止窪所と掛止体を設け
たので、二つの弾性導板に依り全体をスイツチ
にしたバンパであつても、絶縁箇所が増加する
事がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る取付装置を採用した無
人車を示す要部平面図。第2図は、取付装置を拡
大して示す横断平面図。第3図は、その縦断面
図。第4図は、掛止体の他の実施例を示す横断平
面図。第5図は、従来頻用されている弾性ストツ
パ付取付装置を示す平面図である。 1……取付装置、2……ブラケツト、3……竪
軸、4……筒体、5……掛止窪所、6……掛止
体、20……無人車、21……車体、22……バ
ンパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無人車の車体の左右に付設されたブラケツト
    と、各ブラケツトに竪軸を介して旋動自在に設け
    られ且つ半環状を呈するバンパの端部が夫々取付
    けられた筒体と、各筒体の外周一部に窪設された
    掛止窪所と、車体側に設けられて各掛止窪所に弾
    力的に嵌入し得る掛止体と、から構成した事を特
    徴とする無人車用バンパの取付装置。
JP3072882U 1982-03-03 1982-03-03 無人車用バンパの取付装置 Granted JPS58132755U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072882U JPS58132755U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 無人車用バンパの取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072882U JPS58132755U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 無人車用バンパの取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58132755U JPS58132755U (ja) 1983-09-07
JPS6317729Y2 true JPS6317729Y2 (ja) 1988-05-19

Family

ID=30042424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3072882U Granted JPS58132755U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 無人車用バンパの取付装置

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JP (1) JPS58132755U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310335A (en) * 1976-07-16 1978-01-30 Nippon Steel Corp Surface treatment for products plated with lead or lead alloy

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310335A (en) * 1976-07-16 1978-01-30 Nippon Steel Corp Surface treatment for products plated with lead or lead alloy

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JPS58132755U (ja) 1983-09-07

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