JPS631766Y2 - - Google Patents

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JPS631766Y2
JPS631766Y2 JP1981153027U JP15302781U JPS631766Y2 JP S631766 Y2 JPS631766 Y2 JP S631766Y2 JP 1981153027 U JP1981153027 U JP 1981153027U JP 15302781 U JP15302781 U JP 15302781U JP S631766 Y2 JPS631766 Y2 JP S631766Y2
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JP
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loading platform
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beater
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flexible plate
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JP1981153027U
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JPS5855413U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、搭乗運転部を備えて自走形に構成
されるマニユアスプレツダーに係るもので、特
に、被散布物を積載して繰り出し散布するための
荷台部に改良を加え、散布作業が適正に且つ衛生
的に行われるようにしたマニユアスプレツダーに
関するものである。
(ロ) 従来の技術 搭乗運転部を備えた自走車体の荷台底部に移送
コンベアを設け、この移送コンベアで後送される
被散布物を荷台後部に設置のビーターで跳ね出し
散布するタイプのマニユアスプレツダーにおいて
は、荷台に山積みされた散布物が一挙に厚層状態
でビーターへ押し寄せ供給されることがあると、
伝動系やエンジンに過負荷が掛かつてコンベアや
ビーターが回転ドロツプして被散布物が詰まつた
り、拡散均一性が悪くなつたりする不具合が起
き、また、荷台上の被散布物が残り少なくなつて
くると、ビーターでもつて機体の前方に向けて跳
ね飛ばされる被散布物が積荷によつて遮蔽されな
くなるので、その飛散物が運転部にまで到達して
同部やオペレータを汚してしまう不具合が起き
る。
このため、例えば実開昭53−121313号公報にみ
られるように、ビーターより前方の荷台上に均平
ローターを設置し、該均平ローターの回転によつ
てビーターへの被散布物の供給量を均平にするこ
とや、実開昭55−110010号公報にみられるよう
に、荷台上に積載された被散布物の上面の高低変
化につれて昇降する飛散防止板をビーターの取り
入れ口部に設置することが既に試みられている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、従来においては、ビーターへの被散
布物の供給量調整手段、被散布物の飛散防止手段
がそれぞれ個々別々のものとして考えられていた
ので、両手段を共に実施すると全体構造が複雑に
なる難点があつた。つまり、従来の被散布物供給
量調節手段は、放射方向に複数枚の羽根を植設し
た軸を荷台側板に回転自由に軸受支持して設置す
る構造になるものであり、また、従来の飛散防止
手段は、揺動アームとカムフロアで上下両端を支
持される剛体の飛散防止板が、被散布物の量の変
化につれて動く構造になつているものであるか
ら、両手段を共通構造で実施することは不可能で
あつて、両手段が併設されれば構造は複雑になり
コンパクトにならないのである。
そして、従来の飛散防止手段は、剛体一枚板の
飛散防止板がスライド枠に嵌合するカムフロアの
動きで上下揺動するので、荷台上の被散布物の上
面が不整凹凸状の場合には最も高い個所に局部的
に当接しも飛散防止板全体が上方に揺動し、その
際に低い個所との間には被散布物が飛び出す空間
ができ完全に飛散防止できない欠点があり、被散
布物等をカムフロアのスライド部に噛み込むなど
して作動性が悪くなる欠点があつたのである。
そこで本考案は、ビーターへの被散布物の供給
量調整と、運転部へ向けての被散布物の飛散防止
とを簡潔コンパクタ構造で行え、且つ荷台上の被
散布物上面が不整状態であつても確実に飛散防止
できるように考究改良した自走式マニユアスプレ
ツダーを提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 すなわち、本考案は、機体前進方向前部のフレ
ーム2部分に運転部Aを装設し、この運転部Aよ
りも後部のフレーム2上部を荷台Bに構成して、
運転部Aと荷台Bとの間には、オペレータが運転
部Aから後方確認することを妨げない高さの飛散
物受止枠体6を立設し、前記荷台Bの底部には被
散布物を後方移送するコンベアCを設けるととも
に、荷台Bの後端には前記コンベアCに対して回
転が逆向きとなる散布用ビーターDを設置し、更
にこの散布用ビーターDより適宜前方のコンンベ
アC上方個所にはコンベアCを横断する方向の送
り量調整用バー材20を荷台Bの両側板11,1
1に装着して掛け渡し状に設置し、該送り量調整
用バー材20に複数個の取付具21を回動自在に
嵌着し、各取付具21に可撓板材22を止着し
て、それぞれの可撓板材22の先端部が、垂下状
態において飛散物受止枠体6と散布用ビーターD
の仮想回転外径円下側部とを結ぶ線分b付近に位
置するようにした自走式マニアスプレツダーにし
ていることを特徴とするものである。
(ホ) 作用および考案の効果 本考案によれば、荷台Bの両側板11,11間
に掛け渡し状にバー材20を装着するだけで被散
布物の送り量が調整され、該バー材20利用して
それに回動自在に嵌着する複数個の取付具21に
可撓板材22を固着垂下する共通構造で飛散防止
が図れるので、被散布物の送り量調整と飛散防止
が、極く簡潔、コンパクトな構造で行える従来技
術には期待にない利点があり、さらに加えてつぎ
のような種々の効果がもたらされるものとなつ
た。
送り量調整用バー材20を、荷台Bの両側板
11,11間に掛け渡し装備するものであるか
ら、これが荷台Bならびに散布用ビーターD等
の幅方向の剛性を高める補強部材となつて、全
体の強度が向上される。
被散布物の機体前方への飛散を防止する部材
が、複数枚に分割された可撓板材22で形成さ
れ、その個々が取付具21とともに回動する構
造になつているので、たとえ荷台B上の被散布
物上面が不整状態になつている場合でも、個々
の可撓板体が不整上面に追動して前面を覆い残
りのない状態にカバーして洩れのない遮断が行
われる。
送り量調整用バー材20に取付具21を回動
自在に嵌装しその取付具21に可撓板材22を
止着しているので、荷台B上の被散布物の量が
多い場合には、可撓板体22は取付具21中心
で上後方に揺動し、送り量調整バー材20部に
押しかける被散布物に対しては取付具21部が
対面することになり、可撓板体22が被散布物
の押しかけ荷重を直接受けることがないから、
可撓板材22の損耗が避けられ耐久性が向上す
る。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例を図面によつて詳細に説
明する。
第1図には自走式マニユアスプレツダーの全体
側面視状態を示し、第2図には同マニユアスプレ
ツダーの平面視状態を図示している。
図示のマニユアスプレツダーは、下部両側に配
設したクローラ走行部1,1によつて支持される
フレーム2の進行方向前部に、座席3およびエン
ジン4等から成る運転部Aを装設し、座席3の近
傍に配設する走行操作レバー5a、変速レバー5
b、その他の操作具を適宜操作することによつて
任意の走行が可能なように構成される。
また、運転部Aよりも後部のフレーム2上に
は、幅広で前後に長い荷台Bを設置し、この荷台
Bの前端部と前記運転部Aとの間には飛散物受止
枠体6を立設する。そして、この受止枠体6の上
端高さは、運転部Aに在るオペレータが、上端6
a越しに後方を確認することができる程度の高さ
となされる。
荷台Bの底部には、前部の遊動輪7と後部の駆
動輪8とに無端体9を掛回し、この無端体9に横
方向のコンベアバー10を多数取付けて形成する
コンベアCを装設し、コンベアCの移送終端部が
荷台Bの後下部に位置するように成す。
荷台Bの両側板11,11の後部から後方に突
出するよう取付枠体12,12をそれぞれ装着
し、両取付枠体12,12間には、回転軸13に
多数のビーター杆14を配設した散布用ビーター
Dを軸装して、そのビーター杆14の仮想回転外
径円aが、コンベアCの移送終端部に接近するよ
うに設ける。
ビーターDの回転軸13と、コンベア駆動輪の
軸15とは、右横側部に設置される伝動ケース1
6内の減速伝動機構17で作動されるようになつ
ており、その減速伝動機構17は、荷台右側板1
1の外部に沿つて設けられる連動機構18により
エンジン4の出力軸に連動連結させられ、コンベ
アCを後送方向イに作動させるとともに、ビータ
ーDをコンベアCの回転方向に対して逆向きとな
る回転方向ロに作動させるようになつている。
更に、前記ビーターDより適宜前方位置でコン
ベアCの上方における荷台B部分には、荷台Bを
構成する両側板11,11に掛け渡し状で送り量
調整バー材20を装架した送り量調整具Eを設け
る。
送り量調整バー材20には、第3図と第4図に
示しているように、複数個の取付具21…が軸心
方向に並列してそれぞれ遊転状態に嵌装され、各
取付具21…には飛散防止体つまり可撓板材22
…がそれぞれ垂下止着される。そして、各可撓板
材22…の自然垂下姿勢における先端部は、上述
した飛散物受止枠体6の上端6aと散布用ビータ
ーDの仮想回転外径a下側部とを結ぶ線分b付近
に位置させられるのである。
なお、図中の他の符号23は走行ミツシヨン、
24は走行ミツシヨンとエンジン出力軸間の連動
具、M,M1は荷台に積載された被散布物、Lは
コンベアによる被散布物の最大供給厚さ、Fは被
散布物移送の際に可撓板材に付与される荷重、ハ
は可撓板体の作動方向を示す。
このような構成の自走式マニユアスプレツダー
で作業する場合には、シヨベルローダ等適宜の積
込手段で、荷台B上に山積み状に被散布物Mを積
載し、オペレータは運転部Aに在つて機体を走行
させながら、コンベアCおよび散布用ビーターD
を作動させて作業する。
作業の際、荷台B内の被散布物は、コンベアC
により矢印イ方向に送りをかけられて後方の散布
用ビーターDに供給されて行き、散布用ビーター
Dの強制回転によつて矢印ロで示す方向に順次飛
散放出され、機体の進行に伴つて圃場に散布され
るのである。
荷台B内の被散布物が移送される時には、荷台
Bに掛け渡し状に送り量調整バー材20が設けら
れているので、たとえ荷台Bの被散布物が山盛り
状になつていても、前記バー材20よりも上方に
存在する部分の被散布物は、同バー材20によつ
て移動が阻止され、バー材20よりも下方に位置
する部分の被散布物のみが、順次略一定となつた
層L状態で散布用ビーターDへと供給れて行くこ
ととなる。なお、移送が行われる時、可撓板材2
2…は被散布物によつて付与される荷重Fで取付
具21を中心に第4図ハのように回動し、送り量
調整用バー材20部に押しかける被散布物には取
付具21が直接対面する状態になり、バー材20
下側を移動する被散布物の移行を妨げることはな
いのである。
そして、散布が進められて行けば、当然のこと
ながら荷台B内の被散布物が次第に減じて少量
M1となる。これによつて可撓板材22…は被散
布物による荷重Fを受けなくなるので、第4図に
実線で示した垂下状態に復するのであり、散布用
ビーターDによつて運転部A方向に跳ね飛ばされ
る被散布物のうち、線分bより上方のものは垂下
状態の可撓板材22…に当つて飛散が止められ、
また線分bより下方の飛散物は飛散物受止枠体6
で受け止められるのであり、送り量調整用のバー
材20を利用して装備される飛散阻止体が、前記
バー材20の軸心方向に並列する複数個に別れた
可撓部材にして設けられるので、たとえ荷台B内
の被散布物の減り具合が不均一で堆積上面が不整
になるようなときでも、その不整上面になじみ良
く追動し、阻止洩れのない良好な飛散防止が行わ
れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自走式マニユアスプレツ
ダーの全体側面図、第2図はその平面図、第3図
は要部の斜視部分図、第4図は作用説明図であ
る。 A…運転部、B…荷台、C…コンベア、D…散
布用ビーター、2…フレーム、6…飛散物受止枠
体、6a…上端、11…側板、20…送り量調整
用バー材、21…取付具、22…可撓板材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体前進方向前部のフレーム2部分に運転部A
    を装設し、この運転部Aよりも後部のフレーム2
    上部を荷台Bに構成して、運転部Aと荷台Bとの
    間には、オペレータが運転部Aから後方確認する
    ことを妨げない高さの飛散物受止枠体6を立設
    し、前記荷台Bの底部には被散布物を後方移送す
    るコンベアCを設けるとともに、荷台Bの後端に
    は前記コンベアCに対して回転が逆向きとなる散
    布用ビーターDを設置し、更にこの散布用ビータ
    ーDより適宜前方のコンベアC上方個所にはコン
    ベアCを横断する方向の送り量調整用バー材20
    を荷台Bの両側板11,11に装着して掛け渡し
    状に設置し、該送り量調整用バー材20に複数個
    の取付具21を回動自在に嵌着し、各取付具21
    に可撓板材22を止着して、それぞれの可撓板材
    22の先端部が、垂下状態において飛散物受止枠
    体6の上端6aと散布用ビーターDの仮想回転外
    径円下側部とを結ぶ線分b付近に位置するように
    してあることを特徴とする自走式マニユアスプレ
    ツダー。
JP15302781U 1981-10-14 1981-10-14 自走式マニユアスプレツダ− Granted JPS5855413U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15302781U JPS5855413U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 自走式マニユアスプレツダ−

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JP15302781U JPS5855413U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 自走式マニユアスプレツダ−

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Publication Number Publication Date
JPS5855413U JPS5855413U (ja) 1983-04-15
JPS631766Y2 true JPS631766Y2 (ja) 1988-01-18

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ID=29945655

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JP15302781U Granted JPS5855413U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 自走式マニユアスプレツダ−

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6282477A (ja) * 1985-10-07 1987-04-15 Canon Inc 表示装置
JPS63265293A (ja) * 1987-04-23 1988-11-01 日本電気株式会社 文字デ−タ作成装置
JP5313762B2 (ja) * 2009-05-08 2013-10-09 株式会社タカキタ 有機質肥料の散布機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121313U (ja) * 1977-03-03 1978-09-27
JPS5653603Y2 (ja) * 1979-01-30 1981-12-14

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JPS5855413U (ja) 1983-04-15

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