JPS6317668Y2 - - Google Patents

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JPS6317668Y2
JPS6317668Y2 JP16752882U JP16752882U JPS6317668Y2 JP S6317668 Y2 JPS6317668 Y2 JP S6317668Y2 JP 16752882 U JP16752882 U JP 16752882U JP 16752882 U JP16752882 U JP 16752882U JP S6317668 Y2 JPS6317668 Y2 JP S6317668Y2
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JP
Japan
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rope
movable frame
tip
fixed frame
frame
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JP16752882U
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JPS5969875U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、高所の対象物へ通い綱(以下、ロー
プ又は綱と称す)を取付けるために使用する通い
綱取付工具に関するものである。
(背景技術) 昇柱、昇木等が出来ない、又は困難な高所にロ
ープを取付ける必要のある作業は種々あり、主に
次のような場合がある。
(イ) 樹木伐採作業における昇木用ロープ又は樹木
支持用のロープを樹木に取付ける作業。
(ロ) 架線工事、支線工事、ケーブル工事等におけ
る他の架線、支線、ケーブル等の上部へロープ
を張る作業。
(ハ) 電柱折損、電柱強度不足等の電柱にロープ又
は仮支線を取付ける作業。
このような高所の対象物にロープを取付けるに
は、従来より次のような方法があつた。
対象物の上部へロープを投げて取付ける方
法。
この方法は上手に投げないと、対象物に届か
なかつたり、外れたり、又他の物に引掛かつた
りして、失敗が多いため、作業に熟練を要する
欠点がある。又ロープが落下する際、他の作業
者や通行人又は他の物品等に当り、傷害、物品
破損等の事故が発生する恐れがある。
長尺梯子で昇つてロープを取付ける方法。
この方法は梯子上での作業は不安定であり、
危険な作業となり、梯子の長さに限度があり、
長尺物の持ち運びは危険が伴ない、又梯子の使
用できる場所は限定される欠点がある。
高所作業車を使用してロープを取付ける方
法。
この方法は車の入らない場所では使用できな
く、取付けるのに長時間を要し、又車輛費、人
件費共に高くつく欠点がある。
上述のように従来の方法には種々の欠点があ
り、満足し得るものではなかつた。
近年、電気、通信等の施設の増大に伴ない、高
所へロープを取付ける作業頻度が高いが、従来の
方法では上述のように安全性、作業性、経済性が
共に低いという欠点があつた。
(考案の開示) 本考案は、上述の問題点を解決するため成され
たもので、高所にロープを地上から人手により容
易に、短時間で、確実に取付けることができ、安
全で、かつ経済性の良い通い綱取付工具を提供す
ることが目的である。
この目的を達成するため、本考案は、人手によ
り操作する操作棒の先端に取付ける通い綱取付工
具を実用新案登録請求の範囲に記載の如く構成し
た点にある。
以下、本考案を図面を用いて実施例により説明
する。第1図〜第4図は本考案の実施例を示す図
で、第1図は可動フレーム開口時の状態を示す図
で、イ図は全体の正面図、ロ図は側面図であり、
第2図は可動フレーム閉鎖時の状態を示す全体の
正面図であり、第3図は可動フレームを示す正面
図で、イ図は全体図、ロ図およびハ図はそれぞれ
把持部の開、閉状態を示す拡大図であり、第4図
は二又固定フレームの正面図である。図におい
て、1は二又固定フレームで、二又の枝3および
4を有し、根部には操作棒8の先端に取付けるた
めの接続具9が設けられている。一方の枝3の先
端には可動フレーム2を回転自在に取付けるため
の軸11が設けられている。他方の枝4の先端に
は上方に口を有する挾み部6が設けられている。
挾み部6は奥部12を若干ふくらんだ大きい幅と
し、通路13をそれより狭い幅としたばねクリツ
プより成り、小さな力を加えることにより、綱1
0を口より奥部12に挿入したり、同じく奥部1
2より綱10を抜いたりすることが可能である。
この場合、狭い通路13はバネ力により綱10が
自然に抜けるのを防止する役目をする。
なお挾み部は、第1図、第2図、第4図に示す
構造に限られるものではなく、同様の機能を有す
る他の構造のものであつてもよく、例えば第5図
に示すものでも良い。第5図において、挾み部6
は一端をピンで連結した2つの挾み片14,15
より成り、挾み孔の奥部12′を綱10を収容す
る太い径にし、挾み片15をばね16により押圧
しており、小さな力で綱10の挾み部への挿抜が
可能となつている。
又二又固定フレーム1は、第1図ロに示すよう
に隙間を開けて2枚の板を重ね合せた2重板構造
にすることが好ましい。このようにすると、挾み
部6では挿入した綱10を両側で支持するので、
安定であり、又隙間部17は可動フレーム2の回
転時、その後半部19のガイドとなり、回転が安
定したものとなる。
次に、可動フレーム2はくの字形の板フレーム
より成り、その屈曲部5の孔20は固定フレーム
1の先端の軸11に嵌合され、それを軸として可
動フレーム2が矢印28の方向に回転し、固定フ
レーム1の二又部を開閉するようになつている。
可動フレーム2の前半部18の先端には開閉可能
な綱の把持部7が設けられている。
把持部7は第3図ロ、ハに示すように、固定切
込溝21と、それに重ね合せた回転切込溝22と
より成り、開溝時はロ図に示すように回転切込溝
22の深さが固定切込溝21のそれより浅く形成
され、開いた溝21,22に綱10が挿入され、
溝22の開溝部の奥23が押付けられると、回転
切込溝22はばね24に抗して矢印27の方向に
回転し、溝21と22が交叉し、ハ図に示すよう
に綱10が溝21,22に閉じ込められて把持さ
れる。25はストツパーであり、回転切込溝22
を、綱10を閉じ込めた状態で固定するものであ
る。ストツパー25を回転切込溝22部より取外
すと、ばね24の力により溝が開溝された元の状
態(ロ図)に戻る。
図に示す26は可動フレーム2の開口時および
閉鎖時のストツパー、29は可動フレーム2の開
口時および閉鎖時、その状態を維持するためのば
ねである。
可動フレーム2の形状は第1図〜第3図に示す
形状に限られるものではなく、要は中間屈曲部を
固定フレーム1の先端に支持し、それを軸として
回転させることにより、固定フレーム1の二又部
を開閉する構造のものであれば良く、又開閉する
前半部の形状は外側に向つてふくらんだ形状、例
えば円弧状等でも良い。
二又固定フレーム1および可動フレーム2は弾
性のある硬い材料より作られる。ロープを取付け
る対象物Aが電圧を負荷されない物体である場合
は、材料は金属又は合金板でも良いが、鉄塔、電
柱、架線、、支線等の帯電の恐れのある物体の場
合は、硬質プラスチツク、補強プラスチツク等の
絶縁性の良い材料より形成することが必要であ
る。
次に、かように構成された本考案による通い綱
取付工具(以下、工具と略称す)を使用して高所
の対称物にロープをかける方法について説明す
る。
先ず対象物Aの高さに合う操作棒8の先端に
工具を接続具9により取付ける。
工具の可動フレーム2を操作し、固定フレー
ム1の二又部を開口させ{第1図イ}、ロープ
10のリング状端末を固定フレーム1の挾み部
6に挿入して付ける。
ロープ10の端末に余裕を持たせるため、ロ
ープ10の先端から約1mの箇所を操作棒8上
のロープ支持金具(図示せず)に引掛け、操作
棒8を対象物Aまで延ばす。
工具の二又の開口部に対象物Aを入れ{第1
図イ}、対象物Aで可動フレーム2の後半部1
9を押して可動フレーム2を閉じる(第1図点
線)。綱10は可動フレーム2の把持部7の開
溝部に入り{第3図ロ}、開溝部の奥23を押
し、開溝部が閉じられ、ロープ10が把持部7
に強固に把持される{第3図ハ}。(把持を確認
する。) 次いで対象物Aで可動フレーム2の前半部1
8を押すと(第2図)、把持部7に把持された
ロープ10は固定フレーム1の挾み部6より抜
け、さらに可動フレーム2を開口させる。
対象物Aを工具の開口部より抜くと、対象物
Aにロープ10が引掛かつた状態となり、さら
に操作棒8を引いてロープ10の端末を引き寄
せ、工具よりロープ10を取外して、取付作業
を完了する。
このように、すべて地上から人手により操作棒
8を介して通い綱取付工具を操作することによ
り、ロープの対象物への取付を行なうことができ
る。
(考案の効果) 上述のように構成された本考案の通い綱取付工
具は次のような効果がある。
(イ) 前述のように、操作棒の先端に取付けられる
二又固定フレーム1と、それに取付られた回転
可能なくの字形可動フレーム2とより成り、前
記可動フレーム2の回転により二又部が開閉さ
れ、前記固定フレーム1の他方の枝4の先端に
小さな力で綱の挿抜可能な挾み部6を設け、か
つ前記可動フレーム2の先端部に自動的に開閉
可能な把持部7を設けたから、二又部の開口部
より工具内に高所の対象物を挿入し、対象物に
よる可動フレーム2への押付けにより二又部の
開閉が可能で、かつその閉、開に伴ない、綱を
固定フレーム1の挾み部6より可動フレーム2
の把持部7への移行が前述のように自動的に行
なわれるので、通い綱の高所の対象物への取付
作業がすべて地上から人手により操作棒を操作
することにより行ない得るため、危険な高所作
業がなくなり、通行人等も含め、作業者の安全
が確保でき、きわめて安全性が高くなる。
(ロ) 通い綱取付作業が地上での簡単な操作棒の操
作により行ない得るため、熟練を必要とせず、
短時間で容易に作業ができ、対象物に確実にロ
ープ取付けができ、工具は何処でも使用でき、
軽便で簡単に携行が出来て用途が広いので、作
業性が良くなる。従来のような長尺梯子等の携
行が不要である。
(ハ) 通い綱取付作業が地上から行なえるので、高
所作業車の使用頻度が少なくなり、又短時間で
取付作業ができるので、能率が向上し、経済性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例を示す図で、
第1図イ、ロは可動フレーム開口時の状態を示す
図で、イ図は全体の正面図、ロ図は側面図であ
り、第2図は可動フレーム閉鎖時の状態を示す全
体の正面図であり、第3図イ、ロ、ハは可動フレ
ームを示す正面図で、イ図は全体図、ロ図および
ハ図はそれぞれ把持部の開、閉状態を示す拡大図
である。第4図は二又固定フレームの正面図であ
る。第5図は本考案工具の他の実施例における固
定フレームの挾み部の例を示す正面図である。 1……二又固定フレーム、2……可動フレー
ム、3,4……枝、5……屈曲部、6……挾み
部、7……把持部、8……操作棒、9……接続
具、10……通い綱(ロープ)、11……軸、1
2,12′……奥部、13……通路、14,15
……挾み片、16,24,29……ばね、17…
…隙間部、18……前半部、19……後半部、2
0……孔、21……固定切込溝、22……回転切
込溝、23……奥、25,26……ストツパー、
27,28……矢印、A……対象物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作棒の先端に取付けられる二又固定フレーム
    1と、その一方の枝3の先端に取付けられた、そ
    の屈曲部5を軸とする回転が可能なくの字形可動
    フレーム2とより成り、前記可動フレーム2の回
    転により前記固定フレーム1の二又部を開閉する
    よう構成し、前記固定フレーム1の他方の枝4の
    先端に小さな力で綱の挿抜が可能な挾み部6を設
    け、かつ前記可動フレーム2の先端部に、開溝時
    前記綱の挿入自在で、開溝部の奥への前記綱によ
    る押付けにより閉じるよう構成された開閉可能な
    把持部7を設けたことを特徴とする通い綱取付工
    具。
JP16752882U 1982-11-04 1982-11-04 通い綱取付工具 Granted JPS5969875U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16752882U JPS5969875U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 通い綱取付工具

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JP16752882U JPS5969875U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 通い綱取付工具

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Publication Number Publication Date
JPS5969875U JPS5969875U (ja) 1984-05-11
JPS6317668Y2 true JPS6317668Y2 (ja) 1988-05-18

Family

ID=30366491

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JP16752882U Granted JPS5969875U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 通い綱取付工具

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JPS5969875U (ja) 1984-05-11

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