JPS63176288A - エスカレ−タの安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエスカレータの安全装置に係り、特に保守性に
富んだスカートガードの安全装置に関する。

〔従来の技術〕

エスカレータは乗和のごとく、２階床間に傾斜して設け
られた踏段列を連続的に運行させ、乗客を昇降させる輸
送機関であり、第３図に示すように、踏段１の両側には
これと対向して、スカートガード２が固定され、さらに
その上方には欄干３が設けられ、その最上部には踏段１
と同一方向にかつこれと同期してハンドレール４が運行
するように構成されている。踏段１は中間傾斜部におい
て、その上面が３０″となる角度の方向に進行するため
、第４図に示すように、踏段ライザ５とスカートガード
２、あるいはクリート６とスカートガードの間のわずか
なギャップＧに靴が引き込まれ、人身事故が発生する危
険があった。このため従来より第４図に示すように踏段
１の行程の一部に、スカートガード２のたわみを検出す
る安全スイッチ７に作動片８を設け、万一乗客の靴や異
物が挟まれた場合には、スカートガード２の表面でもっ
て作動片８を押し安全スイッチ７の内部接点が動作し、
エスカレータの運行を非常停止する方式が実施されてき
た。

なお上記安全スイッチに関しては、たとえば特許公報昭
５５−１４０２６．実用新案公報昭４６−２８３６３に
述上記従来方式は、安全スイッチが動作する押し力を等
価的に１５ｋｇと仮定し、スカートガード２を１５ｋｇ
で押したとき、安全スイッチが動作するように調整して
いる。しかしながら、安全スイッチが所定値で動作しな
ければ、そのたびごとに、スカートガード２を外し、安
全スイッチ７を取付位置９を調整し、スカートガード２
を固定し再度押し力を測定する。このように、押し力が
所定値で動作するように調整するためにはこの作業を数
回くり返えさな１プればならないので非常に長時間を要
する。

また、踏段１の点検、オイルパンの清掃等を行なうとき
に、スカートガード２を外すと、そのたびごとに上記と
同様の調整を行なわなければならないので多大な労力を
必要とする問題があった。

本発明の目的はスカートガードの取付状態が変化しても
調整不要な安全装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕 この目的は、スカートガード２の絶対変位を検出するセ
ンサを設け、異物等によりスカートガード２がたわんだ
時、前記絶対変位よりたわみ量のみを分難し、このたわ
み量が所定値を越えると。

エスカレータを停止させることにより達成される。

〔作用〕

スカートガード２の取付状態が変化しても、本発明によ
れば、スカートガードのたわみ量のみを検出しているの
で、定期的に行なっている安全スイッチの調整作業が不
要となり、保守時間を大幅に低減することができる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図〜第２図を用いて説明す
る。

第１図は本発明の電気回路図を示したもので。

１０は変位検出器で、１１は摺動抵抗器、１２は作動子
で一端は摺動抵抗器１１の可動端子１３、他端は図示し
ないバネの力により常にスカートガード２に押し付けら
れ、スカートガード２と同一変位になるように構成され
ている。摺動抵抗器１１の両端子１４，１５は電池１６
により一定の電圧が供給されている。２０．３０は増幅
器で、端子１３．１５の電圧は増幅器２０により増幅さ
れ、その出力端子２１．２２はコンデンサ２３と抵抗２
４に接続し、抵抗２４の両端子２５．２６の電圧は増幅
器３０により増幅され、その出力端子３１．３２にリレ
ー４０が接続されている。

次に、第２図の波形図を用いて、本発明め動作を説明す
る。第２図の横軸は時間軸、縦軸は作動子１２の変化に
比例した電圧すなわち増幅器２０の出口電圧（端子２１
．２２の電圧）の曲線Ａと曲線Ａに対応した増幅器３０
の出力電圧（端子３１．３２の電圧）の曲線Ｂとを示し
たものである。

今、スカートガード２が、ｔ＾において、左方向にｘｌ
だけ移動したとすると、増幅器２０の出力電圧は直ちに
ｘｌの出力が発生する。この出力電圧はコンデンサ２３
により、直流分が阻止され、交流会のみが増幅器３０に
より増幅される。コンデンサ２３の容量Ｃと抵抗２４の
抵抗値Ｒの積ＣＲいわゆる時定数Ｔが大きいと、増幅器
３０の出力電圧は時定数Ｔまでは曲線Ａと曲線Ｂとはほ
ぼ同一の波形となり出力電圧ｙ１が発生し、その後は除
徐に減少し出力電圧は時間ｔｃで零となる。

したがって、リレー４０が電圧ｙｚで付勢するように設
定しておけばリレー４０はｔａで付勢させることになる
。

また時間ｔｏにおいて、変位がｘｌだけ定常時に移動し
た状態から更にスカートガード２はＸまたけ変位したと
する。増幅器３０は、変位ｘ２に相当した量だけ、出力
電圧ｙ２が発生する。

このように、増幅器３０や出力電圧は作動子１２の変化
分のみが発生するので、たとえば作動子の変化量がｘｉ
のとき、すなわち増幅器３０の出力電圧がｙｚのときリ
レー４０が付勢されるように設定しておくと２時間ｔＢ
、　ｔｐ：のいずれも付勢されることになる。したがっ
てスタートガード２の取付位置が、変化しても定常状態
のときには増幅器３０の出力電圧は零で、作動子１２が
急激に変化した時のみ出力電圧が発生することになる。

なお、スカートガードの変位を検出する装置は作動端子
１２の一端に摺動抵抗１１を用いたが、この代りに差動
変圧器を設けて測定することができる。また、直流分を
除去する装置はコンデンサ２３と抵抗２４とよりなる不
完全微分要素を使用したが、演算増幅器を用いても行な
うことができる。なおまた、前記除去装置が所定値を越
えたことを検出する装置はリレーを用いたが、サイリス
タ等の無接点素子を用いてもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明の安全装置は、スカートガードが定常位置より変
化分だけを検出し、この変化分が所定値を越えると出力
電圧を発生するように構成したので、保守点検時にスカ
ートガードを外しても、この安全装置の調整が不要とな
るので、作業者の労力を著しく低減できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる、一実施例の電気回路図、第２図
は本装置のタイ１１チヤート図、第３図はエスカレータ
の踏段部分の外観図、第４図は従来の安全装置の概略図
を示したものである。 １・・・踏段、２・・・スカートガード、１２・・・作
動子、１３・・・摺動抵抗、２０，２１・・・増幅器、
２３・・・抵第４０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、連続的に運行する踏段、前記踏段の左右両側に対向
   して固定されたスカートガードを有するエスカレータに
   おいて、前記スカートガードの変位を連続的に検出する
   装置と、前記検出装置内の直流電圧信号を除去する装置
   と、前記除去装置の電圧信号が所定値を越えたことを検
   出する装置を備えたことを特徴とするエスカレータの安
   全装置。