JPS63176116A - 熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型 - Google Patents
熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型Info
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- JPS63176116A JPS63176116A JP785587A JP785587A JPS63176116A JP S63176116 A JPS63176116 A JP S63176116A JP 785587 A JP785587 A JP 785587A JP 785587 A JP785587 A JP 785587A JP S63176116 A JPS63176116 A JP S63176116A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、熱硬化性樹脂又はこの熱硬化性樹脂と強化材
とを練り合せる、もしくはシート状に形成したプリプレ
グ材料を圧縮成形するための金型に関する。
とを練り合せる、もしくはシート状に形成したプリプレ
グ材料を圧縮成形するための金型に関する。
(従来技術)
この種の金型において、従来、例えば「実公昭52−3
5975号公報」に見られるように、上型と下型との間
の成形空間を、圧縮開始から圧縮の最終段階までの間、
外方から気密に′a断して排気し、この成形空間内の空
気や成形材料中のガスを強制的に排除して、成形材料中
に気泡が残留するのを防止した金型が知られている。
5975号公報」に見られるように、上型と下型との間
の成形空間を、圧縮開始から圧縮の最終段階までの間、
外方から気密に′a断して排気し、この成形空間内の空
気や成形材料中のガスを強制的に排除して、成形材料中
に気泡が残留するのを防止した金型が知られている。
そして、この金型では上下の型のいずれか一方の嵌合面
に、他方の型の嵌合面に圧接するシールリングが取付け
られており、このシールリングにより成形空間を外方か
ら気密に遮断している。
に、他方の型の嵌合面に圧接するシールリングが取付け
られており、このシールリングにより成形空間を外方か
ら気密に遮断している。
ところが、圧縮成形時においては、成形空間に充填され
た成形材料を溶融および硬化させるため、金型全体を高
温に加熱しているために、上下の型の間にシールリング
を介在させる従来の構成では、このシールリングに対す
る熱影響がきわめて大きなものとなる。
た成形材料を溶融および硬化させるため、金型全体を高
温に加熱しているために、上下の型の間にシールリング
を介在させる従来の構成では、このシールリングに対す
る熱影響がきわめて大きなものとなる。
したがって、シールリングが熱劣化し易く、寿命が短く
なるとともに、その材質としても例えばフッ素ゴムのよ
うな耐熱性に優れた高価な材料を用いなくてはならず、
その分、コスト高となる等の問題もある。
なるとともに、その材質としても例えばフッ素ゴムのよ
うな耐熱性に優れた高価な材料を用いなくてはならず、
その分、コスト高となる等の問題もある。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
シールリングの熱劣化を確実に防止でき、成形空間の気
密保持を長期に亘って良好に維持しけるとともに、シー
ルリングの材質の選択の自由度が増し、安価な材料を使
用できる熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型の提供を目的と
する。
シールリングの熱劣化を確実に防止でき、成形空間の気
密保持を長期に亘って良好に維持しけるとともに、シー
ルリングの材質の選択の自由度が増し、安価な材料を使
用できる熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型の提供を目的と
する。
そこで、本発明においては、互いに接離する方向に移動
可能な一対の型の内部に、これら型を加熱する加熱媒体
の流通路を形成し、これら型の間に設けた熱硬化性樹脂
の成形材料を圧縮成形する成形空間を排気装置によって
排気するとともに、上記型のいずれか一方には、成形空
間の外方に位置して、他方の型に接した際に成形空間を
外方から気密に遮断するゴム状弾性体からなるシールリ
ングを設けた圧縮成形用金型を前提とし、上記各型の内
部に、シールリングとの接触部分の近傍に位置して、冷
却媒体が流通する冷却用通路を形成したことを特徴とす
る。
可能な一対の型の内部に、これら型を加熱する加熱媒体
の流通路を形成し、これら型の間に設けた熱硬化性樹脂
の成形材料を圧縮成形する成形空間を排気装置によって
排気するとともに、上記型のいずれか一方には、成形空
間の外方に位置して、他方の型に接した際に成形空間を
外方から気密に遮断するゴム状弾性体からなるシールリ
ングを設けた圧縮成形用金型を前提とし、上記各型の内
部に、シールリングとの接触部分の近傍に位置して、冷
却媒体が流通する冷却用通路を形成したことを特徴とす
る。
この構成によれば、圧縮成形中、型全体が高温に加熱さ
れたとしても、金型におけるシールリングが接する部分
の熱は、冷却用通路内を流通する冷却媒体によって奪い
去られることになり、他の部分に比較して低温に保たれ
る。
れたとしても、金型におけるシールリングが接する部分
の熱は、冷却用通路内を流通する冷却媒体によって奪い
去られることになり、他の部分に比較して低温に保たれ
る。
したがって、シールリングへの熱影響が少なく抑えられ
、熱劣化を防止できる。それとともに、シールリング自
体に従来程耐熱性を必要としなくなるので、その分、シ
ールリングの材質の選択の自由度が増し、安価な材料を
使用できる。
、熱劣化を防止できる。それとともに、シールリング自
体に従来程耐熱性を必要としなくなるので、その分、シ
ールリングの材質の選択の自由度が増し、安価な材料を
使用できる。
以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。
る。
図中符号1で示す圧縮成形用の金型は、雌型となる上型
2と雄型となる下型3とで構成されており、本実施例の
場合は、上型2が図示しないプレス様のラムに連結され
て、下型3に対し接離する方向に昇降動される。
2と雄型となる下型3とで構成されており、本実施例の
場合は、上型2が図示しないプレス様のラムに連結され
て、下型3に対し接離する方向に昇降動される。
上型2の下面2aには凹部4が形成されているとともに
、下型3の上面3aには凹部4内に嵌入する凸部5が形
成されており、これら凹部4および凸部5の外周面は、
夫々平滑な型面4a、 5aに仕上げられている。そし
て、この凸部5の頂部に、熱硬化性樹脂又はこの熱硬化
性樹脂と強化材とを練り合せてシート状又は塊状に製造
した成形材料へがセットされるようになっており、上記
凹部4と凸部5との間には、成形材料Aを圧縮成形する
ための成形空間6が設けられている。
、下型3の上面3aには凹部4内に嵌入する凸部5が形
成されており、これら凹部4および凸部5の外周面は、
夫々平滑な型面4a、 5aに仕上げられている。そし
て、この凸部5の頂部に、熱硬化性樹脂又はこの熱硬化
性樹脂と強化材とを練り合せてシート状又は塊状に製造
した成形材料へがセットされるようになっており、上記
凹部4と凸部5との間には、成形材料Aを圧縮成形する
ための成形空間6が設けられている。
そして、上型2と下型3の内部には、夫々凹部4の周囲
および凸部5の内側に位置して、加熱媒体としてのスチ
ームの流通路が1が形成されており、このスチームの流
通により型面4a、 5aを含む金型1全体が加熱され
て、圧縮成形中、成形材料Aの溶融および硬化をなすよ
うになっている。
および凸部5の内側に位置して、加熱媒体としてのスチ
ームの流通路が1が形成されており、このスチームの流
通により型面4a、 5aを含む金型1全体が加熱され
て、圧縮成形中、成形材料Aの溶融および硬化をなすよ
うになっている。
なお、凸部5の下端外周部には、凹部4の下端開口部に
嵌合する嵌合段部8が形成されており、この嵌合段部8
と凹部4との間には、凸部5が凹部4内に嵌入して金型
1が閉じた際に、上記成形空間6の下部に連なる例えば
0.1〜0.4m程度の微小な間隙9が形成されている
。
嵌合する嵌合段部8が形成されており、この嵌合段部8
と凹部4との間には、凸部5が凹部4内に嵌入して金型
1が閉じた際に、上記成形空間6の下部に連なる例えば
0.1〜0.4m程度の微小な間隙9が形成されている
。
下型3の上面3aには、凸部5の嵌合段部8に連続する
リング状の導入溝10が形成されており、この導入溝1
0は凸部5が凹部4内に嵌合する圧縮の最終段階におい
て、上記間隙9を通じて成形空間6に連なっている。導
入溝10の底面には複数の排気口11・・・が周方向に
間隔を存して開口されており、これら排気口11・・・
は下型3の内部に形成した排気通路12を介して、金型
1の外部の排気装置13に連なっている。本実施例の排
気装置13は、第1図に示すように、上記排気通路12
とロータリーポンプ14とを結ぶ配管15に、ロータリ
ーポンプ14側から順にブースタポンプ16、第1の電
磁弁17、サージタンク18および第2の電磁弁19を
設けるとともに、第2の電磁弁19の下流から分岐した
枝管20に排気弁21を設けてなり、上記サージタンク
18内は成形空間6が密閉状態にあるか否かに関係なく
、常にロータリーポンプ14により真空引きされて、真
空状態に保たれている。
リング状の導入溝10が形成されており、この導入溝1
0は凸部5が凹部4内に嵌合する圧縮の最終段階におい
て、上記間隙9を通じて成形空間6に連なっている。導
入溝10の底面には複数の排気口11・・・が周方向に
間隔を存して開口されており、これら排気口11・・・
は下型3の内部に形成した排気通路12を介して、金型
1の外部の排気装置13に連なっている。本実施例の排
気装置13は、第1図に示すように、上記排気通路12
とロータリーポンプ14とを結ぶ配管15に、ロータリ
ーポンプ14側から順にブースタポンプ16、第1の電
磁弁17、サージタンク18および第2の電磁弁19を
設けるとともに、第2の電磁弁19の下流から分岐した
枝管20に排気弁21を設けてなり、上記サージタンク
18内は成形空間6が密閉状態にあるか否かに関係なく
、常にロータリーポンプ14により真空引きされて、真
空状態に保たれている。
なお、図中符号22は圧力逃し弁を示す。
一方、上型2の下面2aの外周部には、シールリング2
3が例えば接着等の手段により気密に取付けられている
。本実施例のシールリング23は、例えばエチレンプロ
ピレンゴム等のゴム状弾性体にて縦長なチューブ状に形
成されており、成形空間6の外周において弾性変形可能
に膨張されている。
3が例えば接着等の手段により気密に取付けられている
。本実施例のシールリング23は、例えばエチレンプロ
ピレンゴム等のゴム状弾性体にて縦長なチューブ状に形
成されており、成形空間6の外周において弾性変形可能
に膨張されている。
このシールリング23は上型2と下型3とが離間した自
由状態においては、上型2の下面2aから下方に突出し
ており、この突出先端部が上型2の降下に伴って下型3
の上面3aに圧接した際に、成形空間6を外方から気密
に遮断するとともに1本実施例の場合、シールリング2
3の突出先端部は、上型2の型面4aが成形材料Aに接
する以前に、下型3の上面3aに圧接するようになって
いる。そして、上型2および下型3の内部には、夫々シ
ールリング23との接触部の近傍に位置して、冷却媒体
としての冷却水が流通する冷却用通路24が形成されて
いる。
由状態においては、上型2の下面2aから下方に突出し
ており、この突出先端部が上型2の降下に伴って下型3
の上面3aに圧接した際に、成形空間6を外方から気密
に遮断するとともに1本実施例の場合、シールリング2
3の突出先端部は、上型2の型面4aが成形材料Aに接
する以前に、下型3の上面3aに圧接するようになって
いる。そして、上型2および下型3の内部には、夫々シ
ールリング23との接触部の近傍に位置して、冷却媒体
としての冷却水が流通する冷却用通路24が形成されて
いる。
なお、冷却用通路24を流通して高温となった冷却水は
、図示しない放熱器に送られて、ここで熱交換された後
、再び冷却用通路24に供給される。
、図示しない放熱器に送られて、ここで熱交換された後
、再び冷却用通路24に供給される。
次に、成形材料Aを圧縮成形する過程について説明づる
。
。
まず、第3図に示すように、上型2を上昇させて成形空
間6を開放し、凸部5の頂部に成形材料Aをセットする
。
間6を開放し、凸部5の頂部に成形材料Aをセットする
。
次に、流通路7内にスチームを流通して金型1を加熱す
るとともに、プレス機を作動させて上型2を降下させる
。すると、最初にシールリング23の突出先端部が下型
3の上面3aに圧接し、成形空間6を外方から気密に遮
断するとともに、これと同期して第2の電磁弁19が開
き、サージタンク18と成形空間6とが連通される。こ
の場合、サージタンク18内は予め真空となっているた
めに、成形空間6内の空気は、排気口11・・・を通じ
て一気に吸引されることになり、成形空間6内は瞬時に
低圧空間に移行する。
るとともに、プレス機を作動させて上型2を降下させる
。すると、最初にシールリング23の突出先端部が下型
3の上面3aに圧接し、成形空間6を外方から気密に遮
断するとともに、これと同期して第2の電磁弁19が開
き、サージタンク18と成形空間6とが連通される。こ
の場合、サージタンク18内は予め真空となっているた
めに、成形空間6内の空気は、排気口11・・・を通じ
て一気に吸引されることになり、成形空間6内は瞬時に
低圧空間に移行する。
圧縮の進展に伴って、上型2の型面4aが成形材料Aに
接触すると、成形材料Aは加熱された型面4a、 5a
の間で押圧されて溶融状態となり、成形材料A中に含ま
れているガスを伴いながら、成形空間6の下部側に向っ
て流れ始め、この際、押し出されたガス分は排気口11
・・・からの吸引作用と相まって、−気に成形空間6の
外方に排除される。
接触すると、成形材料Aは加熱された型面4a、 5a
の間で押圧されて溶融状態となり、成形材料A中に含ま
れているガスを伴いながら、成形空間6の下部側に向っ
て流れ始め、この際、押し出されたガス分は排気口11
・・・からの吸引作用と相まって、−気に成形空間6の
外方に排除される。
成形材料Aの加圧が進むにつれて、この成形材料Aは成
形空間6の隅々にまで充填され、この成形空間6内の余
分な材料は、成形空間6の下部に連なる間隙9内に流れ
込む。この間隙9は0.1〜0.4m、!:微小である
ため、上記余分な成形材料Aはパリとなって導入溝10
内にはみ出すとともに、この間隙9の部分で食い切られ
る。上型2が完全に降下して型締めが完了すると、成形
材料Aは成形空間6内に密に充填されて加圧状態となり
、それに応じて第2の電磁弁19が閉じるとともに、排
気弁21が開かれる。
形空間6の隅々にまで充填され、この成形空間6内の余
分な材料は、成形空間6の下部に連なる間隙9内に流れ
込む。この間隙9は0.1〜0.4m、!:微小である
ため、上記余分な成形材料Aはパリとなって導入溝10
内にはみ出すとともに、この間隙9の部分で食い切られ
る。上型2が完全に降下して型締めが完了すると、成形
材料Aは成形空間6内に密に充填されて加圧状態となり
、それに応じて第2の電磁弁19が閉じるとともに、排
気弁21が開かれる。
なお、型締め時、シールリング23は第1図に示すよう
に、上型2と下型3との間で偏平状に押し潰される。
に、上型2と下型3との間で偏平状に押し潰される。
そして、上記加圧された成形材料Aは、型面4a。
5aを通じて加熱されることにより、成形空間6内で重
合反応を起こして硬化する。この硬化によって得られた
成形品Bは一定の硬化時間を経過した後、金型1を開く
ことで取出され、このことにより一連の圧縮成形が完了
する。
合反応を起こして硬化する。この硬化によって得られた
成形品Bは一定の硬化時間を経過した後、金型1を開く
ことで取出され、このことにより一連の圧縮成形が完了
する。
このような本発明の一実施例によれば、上型2および下
型3の内部に、シールリング23との接触部分の近傍に
位置して、冷却水が流通する冷却用通路24を形成した
ので、圧縮成形中は、金型1全体がスチームによって高
温に加熱されるにも拘らず、この金型1におけるシール
リング23が接する部分の熱は、冷却水に奪い去られる
ことになり、他の部分に比較して低温に保たれる。
型3の内部に、シールリング23との接触部分の近傍に
位置して、冷却水が流通する冷却用通路24を形成した
ので、圧縮成形中は、金型1全体がスチームによって高
温に加熱されるにも拘らず、この金型1におけるシール
リング23が接する部分の熱は、冷却水に奪い去られる
ことになり、他の部分に比較して低温に保たれる。
したがって、シールリング23への熱影響が少なくなる
から、このシールリング23の熱劣化が防止されて長寿
命となり、成形空間6の気密を長期に亘って良好に維持
し得る。
から、このシールリング23の熱劣化が防止されて長寿
命となり、成形空間6の気密を長期に亘って良好に維持
し得る。
しかも、シールリング23自体に従来程耐熱性を必要と
しなくなるので、その分、シールリング23の材質の選
択の自由度が増し、安価な材料を使用できる等、コスト
の低減に寄与する。
しなくなるので、その分、シールリング23の材質の選
択の自由度が増し、安価な材料を使用できる等、コスト
の低減に寄与する。
また、本実施例では、排気口11・・・を予め真空状態
に保たれたサージタンク18に接続して、成形空間6を
瞬時に真空に近い低圧空間に移行させるようにしである
ので、成形材料Aが流動状態にある間、つまりゲル化が
始まる以前に成形空間6内の空気や材料中のガス分を排
除することができ、表面欠陥の発生をより確実に防止で
きる。
に保たれたサージタンク18に接続して、成形空間6を
瞬時に真空に近い低圧空間に移行させるようにしである
ので、成形材料Aが流動状態にある間、つまりゲル化が
始まる以前に成形空間6内の空気や材料中のガス分を排
除することができ、表面欠陥の発生をより確実に防止で
きる。
加えて、上記実施例では、下型3の上面3aに、型締め
時に間隙9で食い切られたパリが入り込む導入溝10を
形成し、この導入溝10の底面に排気口11・・・を開
口しであるので、パリによって排気口11・・・が塞が
れずに済む等の利点もある。
時に間隙9で食い切られたパリが入り込む導入溝10を
形成し、この導入溝10の底面に排気口11・・・を開
口しであるので、パリによって排気口11・・・が塞が
れずに済む等の利点もある。
なお、上述した実施例では、シールリングを上型に取付
けたが、本発明はこれに限らず、下型に取付けても良い
。
けたが、本発明はこれに限らず、下型に取付けても良い
。
以上詳述した本発明によれば、シールリングが接する部
分では、型の温度が低く抑えられるから、シールリング
の熱劣化が防止されて長寿命となり、成形空間の気密を
長期に亘って良好に維持することができる。それととも
に、シールリングの材質の選択の自由度が増し、安価な
材料を使用できる等、コストの低減に寄与する利点があ
る。
分では、型の温度が低く抑えられるから、シールリング
の熱劣化が防止されて長寿命となり、成形空間の気密を
長期に亘って良好に維持することができる。それととも
に、シールリングの材質の選択の自由度が増し、安価な
材料を使用できる等、コストの低減に寄与する利点があ
る。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は成形空間が気
密に遮断された状態の断面図、第2図は型締めが完了し
た状態の断面図、第3図は上型が降下し始めた状態の断
面図である。 2.3・・・型(上型、下型)、6・・・成形空間、7
・・・流通路、13・・・排気装置、23・・・シール
リング、24・・・冷却用通路、A・・・成形材料。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 愚策1図 第2図 第3図
密に遮断された状態の断面図、第2図は型締めが完了し
た状態の断面図、第3図は上型が降下し始めた状態の断
面図である。 2.3・・・型(上型、下型)、6・・・成形空間、7
・・・流通路、13・・・排気装置、23・・・シール
リング、24・・・冷却用通路、A・・・成形材料。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 愚策1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 互いに接離する方向に移動可能な一対の型の内部に、こ
れら型を加熱する加熱媒体の流通路を形成し、これら型
の間に設けた熱硬化性樹脂の成形材料を圧縮成形する成
形空間を排気装置によって排気するとともに、上記型の
いずれか一方には、成形空間の外方に位置して、他方の
型に接した際に成形空間を外方から気密に遮断するゴム
状弾性体からなるシールリングを設けた圧縮成形用金型
であって、 上記各型の内部に、シールリングとの接触部分の近傍に
位置して、冷却媒体が流通する冷却用通路を形成したこ
とを特徴とする熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP785587A JPS63176116A (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP785587A JPS63176116A (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63176116A true JPS63176116A (ja) | 1988-07-20 |
Family
ID=11677244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP785587A Pending JPS63176116A (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 熱硬化性樹脂の圧縮成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63176116A (ja) |
-
1987
- 1987-01-16 JP JP785587A patent/JPS63176116A/ja active Pending
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