JPS6317417A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPS6317417A
JPS6317417A JP13177686A JP13177686A JPS6317417A JP S6317417 A JPS6317417 A JP S6317417A JP 13177686 A JP13177686 A JP 13177686A JP 13177686 A JP13177686 A JP 13177686A JP S6317417 A JPS6317417 A JP S6317417A
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focus
zone
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JP13177686A
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English (en)
Inventor
Koji Iida
幸司 飯田
Masatoshi Ito
正利 伊藤
Hidesato Fukuoka
秀悟 福岡
Takeya Tsukamoto
剛也 塚本
Masataka Hamada
正隆 浜田
Kenji Ishibashi
賢司 石橋
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication of JPS6317417A publication Critical patent/JPS6317417A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、撮影レンズを通過した被写体光を受光して
撮影レンズの合焦状態を検出するカメラ及びビデオカメ
ラの焦点検出装置に関する。
〔従来の技術〕
カメラなどに用いられる自動焦点検出装置では焦点検出
エリアが画面中央の被写体を捕捉するために比較的狭い
範囲に設定されているものや、被写体のローコントラス
トによる焦点検出不能状態を避けるため、あるいは画面
中央から少々はずれた被写体に対しても一応の焦点検出
を可能とするためにかなり広い範囲に設定されているも
の等がある。
前者は画面中央に被写体がない場合には焦点検出不能と
なり、又、動きの速い被写体では画面中央に被写体を常
時捕捉することができず、しばしば測距不能となること
があった。後者では逆に画面中央の被写体のまわり忙他
の被写体がある場合にどの被写体を選択するか判断がで
きず、ねらった被写体に合焦しないことが多々発生する
このため、焦点検出エリアを複数設定しておき、まず画
面中央部の検出エリアで焦点検出をおこない、焦点検出
が不能の場合、その他の第2.第3の焦点検出エリアに
自動的に切換えてゆく焦点検出装置が本出願人により提
案されている(特開昭60−243618号公報参照)
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記した焦点検出エリアを複数設定して
おき、焦点検出の結果により検出エリアを自動的に切換
えるようにしたものでは、先に焦点検出をおこなう画面
中央部の被写体に合焦すると、その左右に合焦させたい
被写体があっても合焦させることができず、多様な複数
の被写体の位置に対して撮影者の作画意図に合致した画
像を撮影することができないことになり、従来の焦点検
出装置のもつ欠点をすべて解決することはできなかった
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の焦点検出装置は上記問題点を解決することを
目的とするもので、 撮影レンズを通過した被写体光に基いて焦点検出エリア
内の被写体に対する撮影レンズの合焦状態を検出する焦
点検出装置において、 焦点検出用受光手段と、 位置の異なる複数の焦点検出エリアを設定し、これに対
応して複数の焦点検出ゾーンを前記焦点検出用受光手段
上に設定する焦点検出ゾーン設定手段と、 合焦可能な被写体が複数の焦点検出ゾーンにおいて検出
された場合に遠近いづれの被写体に合焦させるかを設定
する手動操作部材と、この手動操作部材の設定に応じて
焦点検出ゾーンを選択する信号を出力する遠近選択手段
を備えたことを特徴とするものである。
〔作  用〕
焦点検出用受光手段はCCDラインセンサ等から構成さ
れる。そしてマイクロプロセッサのプログラムにより構
成される焦点検出ゾーン設定手段により前記焦点検出用
受光手段上に撮影画面に設定された位置の異なる焦点検
出エリアに対応して焦点検出ゾーンが設定される。
焦点検出は設定された複数の焦点検出ゾーンについて実
行され、合焦可能な被写体が複数の焦点検出エリアで検
出された場合は手動操作部材の設定に応じた選択信号に
より遠近いづれかの被写体に対する焦点検出信号を出力
する。以上の焦点検出動作はマイクロプロセッサのプロ
グラムにより構成される焦点検出手段で実行される。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例について説明する。
まず、この実施例で採用した焦点検出手段から説明する
。焦点検出手段はスポット優先方式と遠近判別方式との
2種類が備えられる。
第1の焦点検出手段であるスポット優先方式は第1図(
a) 、 (b) 、 (c)IIC示すように焦点検
出エリアとしてAa、 Ba、 Ca、 Daの4個が
用意されており、通常は中央のエリアAaを用いて焦点
検出をおこなう。エリアAaに被写体がない場合、又は
被写体コントラストが低い等の理由から焦点検出不能の
場合にエリアBaを選択し、このエリアたよっても焦点
検出不能の場合にエリアCaを選択して焦点検出をおこ
なう。そしてエリアAa、 Ba、 Caいづれによっ
ても焦点検出不能の場合に焦点検出エリアを拡大してエ
リアBaとエリアCaを合せたエリアDaKより焦点検
出をおこな5ものである。
一方、第2の焦点検出手段である遠近判別方式は第2図
に示すように焦点検出範囲を一部分重複させて3個に分
割して焦点検出エリア1.a、…a+Iaを設定してお
き、撮影に際しては同一の焦点検出エリア内に可能な限
り遠方被写体と近側被写体とが混在しないようにしてか
ら、項次エリア■ar Da。
Iaについてそれぞれ焦点検出をおこない、それぞれの
エリアで捕捉した被写体のうち最も近距離側に位置する
被写体を選択するものである。
次に焦点検出部の構成について説明する。
第3図は焦点検出部の構成を光学系を含めて示したもの
で、10は撮影レンズ、11はコンデンサレンズ、12
は1対の再結像レンズ、13はCCDラインセンサ、1
4は絞りマスクである。
撮影レンズ10の所定の瞳位置を通過した被写体光は絞
りマスク14を通過して一対の再結像レンズ12により
CCDラインセンサ13上に設定された基準部りと参照
部Rの2つの領域に結像する。CCD上に結像した2つ
の像間隔は、第4図に示すように合焦時を10とすると
前ピンの場合は!。より小さく、また後ピンの場合は1
0より犬となる。そしてこの像間隔はデフォーカス量に
ほぼ比例する。したがりて、この像間隔を検出すること
により、合焦、非合焦、非合焦にあってはデフォーカス
量を知ることができる。
次にCCDラインセンサ13上に設定される基準部りと
参照部R1及びこの上に設定される焦点検出ゾーンの関
係を第5図により説明する。
焦点検出ゾーンはCCDラインセンサ上に設定されるが
、これは被写界の焦点検出エリアに対応するものであっ
て、第1図に示す焦点検出エリアAaには焦点検出ゾー
ン人が、エリアBaにはゾーンBが、エリアCaにはゾ
ーンCが、エリアIaKはゾーン■が、エリアl1aK
はン°−ン■が、エリア璽aKはゾーン■がそれぞれ対
応する。
なお、基準部、参照部、焦点検出ゾーン等はCCDの出
力信号を処理するマイクロプロセッサのプログラム上で
設定されるものである。
基準部りは一本のCCDラインセンサを構成する11乃
至135の35個の画素が割当てられている。また参照
部RはCCDラインセンサを構成するrl乃至r3Gの
39個の画素が割当てられている。
焦点検出ゾーンは、スポット優先方式ではゾーンAは1
10乃至12sの17個の画素が割当てられており、こ
れはCCD画素の中3画素を隔てた2つの画素11゜と
114の出力差分データA’510から同じ(画素ムと
ムの出力差分データl、22までの13個のデータを使
用する範囲であって、第5図で′A″として示されたデ
ータ使用範囲である。
ゾーンBは11乃至117の17個の画素が割当てられ
ており、これはCCD画素の中3画素を隔てた2つの画
素11と1!5の出力差分データ7!+5、から同じく
画素Xt3と117の出力差分データ!、13までの1
3個のデータを使用する範囲であって、第5図で”B″
として示されたデータ使用範囲である。
ゾーンCは119乃至13.の17個の画素が割当てら
れており、CCD画素の中3画素を隔てた2つの画素4
9とムの出力差分データls□、から同じく画素131
とムの出力差分データl、31までの13個のデータを
使用する範囲であって、第5図で“C”として示された
データ使用範囲である。
遠近判別方式の焦点検出ゾーンは、第5図に示すとおり
3つに分割設定される各焦点検出ゾーンが、それぞれス
ポット優先方式の3つの焦点検出ゾーンに対応しており
、ゾーンIはゾーンBに、ゾーン■はゾーンAに、ゾー
ン■はゾーンCに等しく同一のCCD画素、差分データ
範囲をもつ。したがって、各ゾーンに属する画素、差分
データ範囲についての説明は省略する。
なお、CCD画素の差分データをとるのは、CCDの時
系列出力から誤差の多い低周波成分の影響を除くためで
あり、また中3画素を隔てた2つの画素の出力の差をと
りだしているのは良好な実験結果を得たことから決めら
れたものであって、必らずしもこれに限定されるもので
はない。
次に、各焦点検出ゾーンにおける焦点検出と検出ゾーン
の選択に関する演算について説明する。
なお、ここではスポット優先方式の場合について説明す
るが、遠近優先方式の場合も各検出ゾーンにおける演算
は同じである。
焦点検出ゾーンとして先に説明したゾーンA1ゾーンB
1ゾーンCのいづれを選択するかはそれぞれのゾーンに
対応した焦点、検出エリア内にある被写体について焦点
検出が可能か否かにより決定される。被写体に向けた撮
影レンズが合焦か非合焦かを判断するにはCCDライン
センサ上に設定された基準部と参照部の出力信号から、
その位相のずれを調べることによりおこなわれるが、被
写体の明暗の差が小さなものであるとき、即ちコントラ
ストが低いとき、あるいは被写体が暗いときはCCDの
各画素の出力差が小さく、したがって基準部と参照部の
出力差の相関がとりにくくなり、これにノイズ等が加わ
るので合焦の判定が困難になる。そこで基準部と参照部
の最良相関量を求めた際、これをコントラストで、正規
化した値が所定値に達しないときはその最良相関量に信
頼性がない、即ち焦点検出不能と判断し、焦点検出ゾー
ンを他のゾーンに切換えたり、拡大して再度焦点検出を
試みるのである。
以下、その演算内容を説明する。
まず、 CCD画素のうち、中3個を隔てた2個の画素
の出力差分データを基準部、参照部のそれぞれについて
求める。
即ち、基準部の差分データ1sk 15に= lk   l(kヤ4)   但し、i=l
〜31参照部の差分データrsk ’sk : rk   ”(k+4)    但し、k
=1〜35次K、基準部の隣接する2つの差分データの
差を加算したものをコントラストとして求める。
即ち、ゾーンA上の像のコントラストCAはcA =Σ
I lsk  Js(&+t)I   ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(1)k=10 ゾーンB上の像のコントラストCBは ゾーンC上の像のコントラストCcは ゾーンBとCと合せたゾーンD上の像のコントラストC
Dは 凹 更に、基準部の出力と参照部の出力の相関量を求める。
即ち、ゾーンへの相関量Hぶl)は HA(ll)=Σf A’S(&+9)  rs<ki
t)’ ”””””・・・・・(5)細 (5)式で7==Q−22の各九ついて求めた相関量H
A(0)〜HA(2aのうち、最小のものHA(IMA
)を最も相関度の高い部分として求める。即ち、 HA(IMA)=Miル[:HA(0)、・・・・・・
HA(22)・・・・・・・・・(6)次に、このよう
にして求めた最良相関量が信頼できるか否か、換言する
と、それに基づく像間隔並び忙デフォーカス量算出(焦
点検出結果)が信頼できるか否かの判断をするが、この
ためには前記(6)式で求めた最良相関量HA(IMA
)を先IC[11式で求めた基準部のコントラストCA
で正規化する。正規化するのは被写体輝度に応じてCC
Dの電荷蓄積量が変化してHA(IMA)の値が変動し
ても常に一定レベルで判断できるようにするためである
正規化した最良相関量は、 YMA:H^(lへ4A )/CA  ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7)で表
わされ、これをあらかじめ設定しである所定の基準レベ
ルY8と比較する。この結果Y  ≦ Y8    ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(8)A であればゾーンAで焦点検出可能(焦点検出結果が信頼
できる)であると判断される。また、YMA > y8
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(9)であれば、エリアAで
は焦点検出不能(焦点検出結果に信頼性が乏しい)であ
ると判断される。即ち、一般的に云って被写体輝度が低
いときはCCD出力のS/N比が劣化し、焦点検出結果
が不女定になる場合であり、(7)式ではCAが小さく
なるからYMAは大きくなる。また、被写体が模様の無
い壁などでもCCD出力の差分データの差が小さくなり
、CAが小さくなるからYMAは大きくなる。
焦点検出可能か否かを判断した結果、前記(8)式に示
したものとなり、焦点検出可能であればこのゾーンAで
合焦演算をおこなう。合焦基準位置からのラインセンサ
上の2つの像のずれ量Xλ法はXMA  ”  IMk
 −11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・11Gであり、i!MAは基準部の画素単位での
左右シフト量(0,・・・・・・nのいづれか)であっ
て、合焦時にはlp、f)、 = 11 、 Xy、f
A= 0 トなる。
一方、焦点検出可能か否かを判断した結果、前記(9)
式に示すものとなり、焦点検出不可能となったときは焦
点検出ゾーンを他のゾーンに切換える。
他のゾーンについての演算内容もゾーンAK準するもの
であるから演算式のみを示す。
まず、ゾーンBiCついては、 相関量HB(1)は HB(1)=ΣI lsk  rs(&+gl   −
・・・・・・・・・・・αυ&=1 J=O〜22 相関量の最小値HB(A’MB)は HB(IMB)=ML7LCHB(O)、・・・・・・
HB(22)〕 ・・・・・・・・・(121これを正
規化した値yxiBは、 YMB = HB(IMB)lCD      ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・Q31合焦基準位置か
らのラインセンナ上の2つの像のずれ量XΔ18’尖、 xh+n = IMB   2    °°°゛°゛°
°°°°°°“−°−−−−°−°°°°−−−−(1
4)合焦時はIMB ” 2、xNia = Oとなる
また、ゾーンCKついては 相関量Hc(1)は H(、(lり = ΣI A’5.(&+ts)−’s
ck+l)’  ”・”’ ”’ ”’09w1 1N、+c == O−η 相関Iの最小値Ha(A’MO)は Hc(JMc) = MinCHC(0) t −・・
・Hc@) −・・・α0これを正規化した値YMOは YMO= Ha(JMc)/Cc  ・旧・・・・・・
・・・・・・・・・・団・用αη合焦基準位置からのラ
インセンサ上の2つの像ノずれ量XMcは XMC” JMc  20   ・・・・・・・・・川
・・・・・・・・0旧・・用α騰合焦時IMO”加tX
Mc=oとなる。
さらに、ゾーンDについては 相関量HD (l )は HDCl)=Σl lsk  ’sck+l)l  −
−”・−・・・・・・Q!J&=1 1=o〜4 相関量の最小値HD(IMB)は HD(IMB) = MinCHD(0) −・・・=
 HD(4) )  −QQこれを正規化した値YMD
は YMD=HD(IMB)lCD  ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・CD合焦基準位
置からのラインセンサ上の2つの像のずれ量XMDは、 XMD ” IMD  2    ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・の合焦時は1M
D=2.XMD=0となる。
以上説明した焦点検出に関する演算内容はスポット優先
方式の場合のゾーンA、B、Cについて説明したが、遠
近判別方式のゾーン1,1.Itについズも全く同様で
ある。
なお、デフォーカス量ΔLは基本的にはΔL=α・X(
αは光学系固有の常数、Xは上記+101 、α滲。
0110 、 (221式のXMA + XMB + 
XN(c + Xh+D)で与えられる。
スポット優先方式の焦点検出ゾーンと遠近判別方式の焦
点検出ゾーンとの対応関係は先に説明したとおりゾーン
Aはゾーン■に、ゾーンBはゾーンIに、ゾーンCはゾ
ーン]ffK対応するものであるから、遠近判別方式の
場合の演算式は前記各式における添字Aを■に、BをI
K、Cを■に置きかえたものとする。
次に焦点検出に関する信号処理回路の概略を説明する。
第6図はこの発明の焦点検出装置を適用したビデオカメ
ラの焦点検出関連部分の回路ブロック図である。13は
CCDラインセンサ、nはCCD駆動制御回路、乙はマ
イクロプロセッサで、焦点検出に関する各種の演算制御
、撮影レンズの合焦制御をおこなう。24は撮影レンズ
駆動用モータの制御回路、5は撮影レンズ駆動用モータ
、26はシステムコントローラ、nは表示駆動回路、田
は電子式ファインダを構成するCRTである。またSW
 1は複数の焦点検出エリアにそれぞれ焦点検出可能な
被写体が捕捉されたとき、カメラに近い側の被写体を選
んで合焦させるか、遠い側の被写体を選んで合焦させる
かあらかじめ選択決定しておくための遠近選択スイッチ
、SW 2は焦点検出モード選択スイッチで、スポット
優先方式か、遠近判別方式かを選択するものである。
回路の動作の概略を説明すると、まず、撮影陀先立って
撮影者がカメラ外部から操作できる焦点検出モード選択
スイッチ5)V2を操作して、スポット優先方式か遠近
判別方式かを選択する。また遠近選択スイッチSWIを
操作して近側、あるいは遠側のいづれの被写体に合焦さ
せるかを選択する。
図示していないカメラの操作スイッチを投入すると、マ
イクロプロセッサnは前記スイッチSW1゜SW2から
選択された情報を読取る。ついで、マイクロプロセッサ
nからCCDCC駆動制御回路制御信号が出力され、こ
れ忙応じてCCDCC駆動制御回路CCD 21を駆動
して焦点検出エリア内の被写体の明るさの分布を検出し
、マイクロプロセッサηに入力する。マイクロプロセッ
サnはこの入力信号に基いて各焦点検出ゾーン(これは
マイクロプロセッサのプログラムによりCCDを構成し
ている画素の上に形成されている)について、先に説明
した演算式によりてコントラスト、相関量などを算出し
、焦点検出可能か否かの判断、焦点検出不能の場合の検
出ゾーンの変更、選択の処理、最終的に決定された焦点
検出ゾーンでの合焦演算をおこなう。そしてこの演算結
果に基いて撮影レンズ駆動用モータ制御回路24を経て
撮影レンズ駆動用モータな作動させ、撮影レンズを合焦
させる。また最終的に焦点検出不能となった場合は、そ
の旨の警告表示をシステムコントローラ26、表示、駆
動回路υを経てCRT28に表示する。CRT28には
その他必要な撮影情報も表示される。
次に、焦点検出動作に関してマイクロプロセッサ内でお
こなわれる処理を第7図(a) 、 (b) 、 (c
)のフローチャートにより説明する。
スタートすると、まず焦点検出モードと合焦させるべき
被写体の遠側、□近側の選択情報をスイッチSW2..
 SWIより読込む(ステップ81 )。なお、ここで
は説明の都合上、スイッチSWIはカメラに近い被写体
に合焦させる近側か選択されているものとする。
次に、焦点検出モードの判定をおこなう(ステップ82
 )。その結果、スポット優先方式の場合はステップ3
3 K進み、ゾーンAを選択する。そして、先に説明し
たCCD画素の差分データを算出し、これに基いてゾー
ンAのコントラストを(1)式により算出、さらに相関
量とその最小値、そしてこれを正規化した値YMAを式
+51 、 (61、(711cより求める。
次に、+71式で求めたY、をあらかじめ設定しである
所定の基準レベルYsと比較してゾーンAで焦点検出可
能か否かの判断をおこなう(ステップS4 ’)。
この結果、YMA>Ys、即ち焦点検出不能のときはス
テップS5に進み、ゾーンBを選択する。
そしてゾーンAと同じく先に説明した式aυ、α2゜a
3により相関量を算出し、これを正規化した値YMBを
求める。
ゾーンAの場合と同様にゾーンBで焦点検出可能か否か
の判断をおこない(ステップS6)、この結果、YMn
 > YS 、即ち焦点検出不能のときはステップ87
に進み、ゾーンCを選択する。そしてゾーンAと同じく
先に説明した式(15) 、 (16) 、αηにより
相関量を算出し、これを正規化した値YMCを求めるO
ゾーンAの場合と同様にゾーンCで焦点検出可能か否か
の判断をおこない(ステップS8)、この結果、YMC
> ys l即ち焦点検出不能のときはステップS9に
進み、ゾーンDを選択する。
ゾーンDはゾーンBとゾーンCとを合せた範囲の焦点検
出ゾーンであって、ゾーンB、ゾーンCではそれぞれコ
ントラスト不足であった場合でも、画然点検出範囲全体
でみると少しづつコントラストが変化していて焦点検出
可能なコントラストが捕捉できる場合があり、ゾーンD
で焦点検出結果の信頼性を判別する意義がある。ゾーン
DにおいてもゾーンAの場合と同様忙先に説明した式(
11。
艶、 (21)により相関量を算出し、これを正規化し
た値YMDを求める(ステップ89 )。そして焦点検
出可能か否かの判断をおこない(ステップ510)、こ
の結果YMD≦Ys、即ち焦点検出可能であればステッ
プSoに進み、ゾーンDで合焦演算をおこなう。また、
ステップSIOでの焦点検出可能か否かの判断の結果、
YMD > YS *即ち焦点検出不能のときはステッ
プ312に進み、焦点検出不能の警告表示などの処理を
おこなう。
ステップS8における焦点検出可能か否かの判断の結果
、YMC≦Ys、即ち焦点検出可能であればステップS
 13に進み、ゾーンCで合焦演算ヲオこなう。
ステップS6における焦点検出可能か否かの判断の結果
、YMB≦Ys、即ち焦点検出可能であればステップS
 14に進み、ゾーンCを選択し、ステップS7におけ
ると同一の演算をおこない、正規化した相関量YMOを
求める。そして焦点検出可能か否かの判断をおこなう(
ステップ515)。
この結果、YMO>YS、即ち焦点検出不能であればゾ
ーンBにしか焦点検出可能な被写体が存在しないことに
なるから、ステップS 17に進み、ゾーンBで合焦演
算をおこなう。またYMC≦YS のときは、ゾーンB
、ゾーンCのいづれでも焦点検出可能な被写体が存在す
ることになるから、どちらのゾーンで焦点検出をおこな
うか選択が必要となる。この選択はカメラに近い側の被
写体に合焦させることKするものとし、その判定は次の
ようにしておこなう。即ち、合焦時に被写体からCCD
面に入射する光の位置を基準としてみると、これより近
距離にある被写体からCCD面に入射する光は、基準部
と参照部の中間位置側に寄り、遠距離にある被写体から
の入射光はこれと反対側に寄り、これは先に説明した叩
、θ◇、aυ式におけるXMA、Xい(B。
XMCが負側九人きい方がより近い側にある被写体を示
し、正側に大きい方がより遠い側にある被写体を示すこ
とKなる。したがって、XMBとXMCとの大小関係を
判定し、XMB < XMCのときはゾーンBに近側の
被写体があること処なるのでゾーンBを選択し、XMB
≧XMcのときはゾーンCを選択する(ステップ816
)。そしてゾーンBを選択したときはステップ817に
進み、エリアCを選択したときはステップS 13に進
み合焦演算をおこなう。
またステップS4において焦点検出可能か否かの判断の
結果、YMA≦Y5.即ち焦点検出可能であればステッ
プS 18に進み、ゾーンAで合焦演算をおこなう。
ステップ52VCおいて焦点検出モードを判定した結果
、遠近判別方式の場合はステップS 21に進み、ゾー
ンIを選択する。そしてスポット優先方式の場合と同じ
(CCD画素の差分データの算出をおこない、更忙シー
71のコントラスト、相関量そして正規化した値YM 
Eを式aυ、 a’s 、 (131により求める。
焦点検出可能か否かの判断をおこない(ステップ522
)、YMI>Ys、即ち焦点検出不能であればゾーン■
を選択し、先と同様に正規化した相関量YM11を式(
5)、(6)、[7)Kより求める(ステップ523)
焦点検出可能か否かの判断をおこない(ステップ524
)、YMn > y5.即ち焦点検出不能であればゾー
ン1を選択し、先と同様に正規化した相関量YMrIヲ
式151.Qf9.(FKJ、り求メル(ステップ52
5)。
焦点検出可能か否かの判断をおこない(ステップ826
)、YR4111> ys 、即ち焦点検出不能であれ
ばステップS27に進み、警告表示など焦点検出不能表
示処理をおこなう。またYMnl≦YS、即ち焦点検出
可能であればステップ828に進み、ゾーン■で合焦演
算をおこな5゜ ステップS24において、 YSill≦Y5.即ち焦
点検出可能であればステップS29に進み、ゾーン■を
選択し、ステップS25におけると同様の演算をおこな
って正規化した相関量yMmを求める。
焦点検出可能か否かの判断をおこない(ステップ530
)、Y■>’y5.即ち焦点検出不能であれば、ここで
はゾーンBのみに焦点検出可能な被写体が存在すること
になるのでステップS 32に進み、合焦演算をおこな
う。また、YMIII≦Ys、即ち焦点検出可能であれ
ば、ここではゾーン■とゾーン■のいずれKも焦点検出
可能な被写体が存在することになるから、どちらのゾー
ンで焦点検出をおこなうかの選択をおこなう。
この選択は先に説明したスポット優先方式の場合のステ
ップS 16での選択と同様、カメラに近い側の被写体
の存在するゾーンを選択するものとし、先に説明したX
MnとXMIIIの大小関係を判定してXhtn < 
XMIIIのときはゾーン■を、XMII≧XMIII
のときはゾーン■を選択し、それぞれステップS 32
、又はS28に進み合焦演算をおこなう。
ステップS22において焦点検出可能か否かの判断をし
た結果、YM I≦Ys、即ち焦点検出可能であればス
テップS 33に進み、ゾーン■を選択して、ステップ
S23におけると同様に演算をおこなって正規化した相
関量YMIIを求める。
焦点検出可能か否かの判断をおこない(ステップ534
)、YMII>YSI即ち焦点検出不能であれば、ゾー
ン■を選択しくステップ535)、ステップS四と同様
の演算をおこなって正規化した相関量YMfflを求め
、焦点検出可能か否かの判断をおこなう(ステップ83
6)。その結果、YMm > YS l即ち焦点検出不
能であれば、ここではゾーン■のみに焦点検出可能な被
写体が存在することになるから、ステップS 37に進
み、合焦演算をおこなう。また、yMm≦Y5.即ち焦
点検出可能であれば、ここではゾーン■とゾーン1の〜
・づれにも焦点検出可能な被写体が存在することになる
。そこでステップS31における判断と同様忙、近側被
写体の存在するゾーンを選択するものとし、Xh4s 
< Xhimのときはゾーン1を、XMI≧XMIII
のときはゾーン■を選択し、それぞれステップS37.
又はS28に進み、合焦演算をおこなう。
ステップS34の判断の結果、焦点検出可能のときはス
テップ40に進み、ゾーンIを選択し、ステップ835
におけると同様の演算をおこなって正規化した相関量Y
MIIIを求める。
焦点検出可能か否かの判断をおこない(ステップ541
)、YMffl≦Ys、即ち焦点検出可能であれば、こ
こではゾーン1.n、Iのいづれにも焦点検出可能な被
写体が存在することになるから、ステップS42に進み
、まずゾーンIと■とのいづれに近側の被写体が存在す
るかをXMIとXMIIとの大小関係から判断し、ゾー
ンIK存在すると判断されたときは、ゾーンIと■との
いづれに近側の被写体が存在するかを調べるため、先に
説明したステップ838に移る。また、ゾーン■に存在
すると判断されたときは、ゾーン■と■とのいづれに近
側の被写体が存在するかを調べるため、先に説明したス
テップ831に移る。
ステイグS41の判断の結果1、YMm > YS+即
ち焦点検出不能であれば、ここではゾーンIとゾーン■
のいづれKも焦点検出可能な被写体が存在すること忙な
るから、ステップ843に進み、ゾーン■とゾーン■の
いづれに近側の被写体が存在するかをXMIとXMII
の大小関係から判断し、ゾーンIK存在すると判断され
たときはステップS 37に進み、ゾーン■に存在する
と判断されたときはステップS 32に進み、合焦演算
をおこなう。
かくして、合焦演算が完了したならば、そのデフォーカ
ス量に基いてレンズ駆動回路を作動させ、撮影レンズを
合焦させる(ステップ544)。
そして合焦完了のとき、および焦点検出不能処理をおこ
なったときはレンズ駆動回路を停止させ(ステップS 
45 ) 、次の処理に備えてステップS1にコントロ
ールを戻す。
なお、ステップS12.S27で行なわれた焦点検出不
能処理によりなされた警告表示等は、焦点検出が苛能と
なるまで継続される。
以上説明した実施例では遠近選択スイッチSWIが近側
選択の場合を示した。すなわち、スポット優先方式では
エリアBa 、エリアCaのどちらの焦点検出エリアに
も検出可能な被写体があるときは、ステップS 16に
おいてゾーンB、Cについて算出した相関係数が最小と
なるXMB 、 xMcのうち小さい方を選択し、カメ
ラに近い側の被写体に対して合焦させている。
しかしながら、カメラから遠い側の被写体に合焦させた
い場合には遠近選択スイッチSWIを遠側に選択し、ス
テップS 17において、XMB、XN(cのうち大き
い方を選択すればよい。
遠近判別方式の場合も同様で、前記実施例においては遠
近選択スイッチSWIが近側選択の場合を示しており、
エリアla、■a、 laのいづれにも焦点検出可能な
被写体が存在するときは焦点検出エリアの選択のため各
焦点検出ゾーンで算出した相関係数が最小となるxhu
 l XMff l Xユ、Iのうち最小のものを選ん
でカメラに最も近い被写体に対して合焦させている。こ
れをカメラから最も遠い被写体に合焦させたいときは遠
近選択スイッチS■1を遠側に選択し、XMI + X
MII + XN1mのうち最大のものを選択すればよ
い。
では次に、以上説明したスポット優先方式と遠近判別方
式のもつ焦点検出の特徴を、撮影すべき被写体の配置と
検出エリア、そして焦点検出される被写体を例示して説
明する。
第8図から第10図まではスポット優先方式と遠近判別
方式の焦点検出の違いを説明する図であって、ここでは
被写体は近側か選択されているモノとする。
第8図はスポット優先方式による焦点検出の例で、同図
(a)はエリアAaを使用して人物のみに合焦させてい
る。このとき遠近判別方式を用いると左手前にある電柱
に合焦してしまう。
また、同図6)は、中央から片寄った位置の被写体にも
エリアBaを用いて合焦させることができる例で、同図
(c)は、各エリアBa、Caにそれぞれ被写体がある
ときは近側の被写体に合焦させることができる例である
第9図は遠近判別方式による焦点検出の例で、遠い被写
体、近い被写体が混在している場合でも同図(a)のよ
うに中央に近側の被写体があるときはエリア■aKより
焦点検出され、同図(b)のように左側に近側の被写体
があるときはエリアIaKより焦点検出される。
第10図はスポット優先方式と遠近判別方式とKよる焦
点検出の違いを示したもので、図のような被写体の配置
のとき、スポット優先方式のときは同図(a)に示すよ
うに中央の遠側の被写体に合焦してしまうが、遠近判別
方式を用いるときは同図(b)K示すように近側の被写
体に合焦させることができる。
以上、この発明の一実施例について説明したが、上記実
施例におけるスポット優先方式および遠近判別方式での
焦点検出ゾーン(従って焦点検出エリア)の設定の仕方
は一例を示したにすぎず、必要に応じて変更できること
はもちろんである。また、各焦点検出ゾーンを用いて焦
点検出可能か否かの判断は、単に(11、+21 、 
(31、+41式で表わされるコントラスト値が所定の
閾値よりも大きいか否かを判断する(即ちコントラスト
値が所定の閾値よりも小さければ焦点検出不能とする)
ようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の焦点検出装置は撮影画
面内の焦点検出エリアを複数に区分して各区分された焦
点検出エリア内の被写体について別々に焦点検出をおこ
ない、各焦点検出エリア内に合焦可能な被写体が存在す
るときは手動操作部材により、あらかじめ設定しである
遠近いづれの被写体に合焦させるかの指定に応じて、指
定された被写体に合焦させることができるものであるか
ら、撮影画面内に遠近さまざまな態様で複数の被写体が
存在するような場合や、中央部分以外に被写体が存在す
るような場合にも希望の被写体に合焦させることができ
、遠近の被写体の混在による焦点検出の誤りや、焦点検
出不能となる可能性を著しく減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスポット優先方式の焦点検出エリアの配置例を
示す図、第2図は遠近判別方式の焦点検出エリアの配置
例を示す図、第3図は焦点検出部の構成を示す図、第4
図は焦点検出状態の説明限、第5図はCCDラインセン
サとその上に設定される基準部、参照部、焦点検出ゾー
ンの説明図、第6図はこの発明を適用したビデオカメラ
の焦点検出関連部分の回路ブロック図、第7図は焦点検
出動作に関するフローチャート、第8図はスポラ)[先
方式の場合の被写体と焦点検出エリアの関係を示す図、
第9図は遠近判別方式の場合の被写体と焦点検出エリア
の関係を示す図、第10図は画然点検出方式の違いを説
明する図である。 10:撮影レンズ、11:リレーレンズ、12:再結像
レンズ、 13 : CCDラインセンサ、14:絞り
マスク、23:マイクロプロセッサ、SWI:遠近選択
スイッチ、SW2:焦点検出モード選択スイッチ。 特許出願人  ミノルタカメラ株式会社第  1  図 第3図 第  4 図 ■ 第  6  図 (a)              (a)(b)  
             (b)第  9[A 第  8  図 (b) 第 10   図 手  続  補  正  書 昭和62年7月2・ 特許庁長官  小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第131776号 2、発明の名称 焦点検出装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  大阪府大阪市東区安土町2丁130番地  
大阪国際ビル 名 称  (607)ミノルタカメラ株式会:代表者 
1)嶋 英 雄 4、代理人 住所 〒107 東京都港区赤坂1丁目11番1 第−與和ビル5階大谷特許事; 5、補正命令の日付 9日     自 発 補 正 6・補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 (1)明細書第12頁第12行乃至第13行、「所定値
に達しない」を、「所定値を越える」と補正する。 目 辻 11号 携所へ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 撮影レンズを通過した被写体光に基いて焦点検出エリア
    内の被写体に対する撮影レンズの合焦状態を検出する焦
    点検出装置において、焦点検出用受光手段と、位置の異
    なる複数の焦点検出エリアを設定し、これに対応して複
    数の焦点検出ゾーンを前記焦点検出用受光手段上に設定
    する焦点検出ゾーン設定手段と、合焦可能な被写体が複
    数の焦点検出ゾーンにおいて検出された場合に遠近いづ
    れの被写体に合焦させるかを設定する手動操作部材と、
    この手動操作部材の設定に応じて焦点検出ゾーンを選択
    する信号を出力する遠近選択手段とを備えたことを特徴
    とする焦点検出装置。
JP13177686A 1986-06-09 1986-06-09 焦点検出装置 Pending JPS6317417A (ja)

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