JPS63173561A - 袋詰め冷凍二枚貝及びその製造方法 - Google Patents

袋詰め冷凍二枚貝及びその製造方法

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JPS63173561A
JPS63173561A JP62005737A JP573787A JPS63173561A JP S63173561 A JPS63173561 A JP S63173561A JP 62005737 A JP62005737 A JP 62005737A JP 573787 A JP573787 A JP 573787A JP S63173561 A JPS63173561 A JP S63173561A
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JP
Japan
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bivalves
frozen
shells
steam
shellfish
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JP62005737A
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English (en)
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Masaaki Yoshikawa
吉川 方明
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、調理することにより殻がほぼ確実に開く袋詰
め冷凍二枚貝及びその製造方法に関するものである。
[従来技術とその問題点] 冷凍食品には従来から様々なものがあり、貝類について
もむき身の未加工冷凍食品は商品化されている。
しかし、レストラン等の飲食店で利用価値の高い殻付き
の二枚貝となると、未加工のまま冷凍した場合、貝は死
んでしまい調理時の加熱によっても殻がほとんど開かな
いので、商品化は難しいとされていた。
この問題を解決するものとして特開昭59−17943
号及び特開昭59−17970号公報において、冷凍し
た二枚貝でも調理の際に殻を開かせる手段が提案されて
いる。これは死んだ二枚貝でも開くように、■気密性の
ある袋の中に、生のまま冷凍した二枚貝と味付液を冷凍
した塊とを所定の比率で充填し、脱気して密閉したもの
、及び■気密性のある袋の中に生の二枚貝と味付は液を
入れて脱気密封し短時間ブランチングしたものとである
この公報においては二枚貝が殻を開く原理につ詳細に説
明されている。
それによると、貝の開閉作動というのは対向する二枚の
貝殻の連結部分にある靭帯と貝柱の働きによるとされて
いる。この靭帯はゴムのように弾性に豊んでおり、これ
が蝶番の役目を果すと共に、平時対向する二枚の貝殻を
開く方へ引張っている。しかし、この靭帯は軟骨の一種
で貝が死んでしまうと急、速に劣化して硬くなり、弾力
性や引張力が失われてしまう性質があるし、また加熱に
より一度熱変性を起してしまうと、同じように硬くなっ
て弾力性や引張力が失われてしまう性質がある。こうな
ると、殻は、例え加熱しても閉ったままで開くことがな
くなってしまう。
他方、貝の内側には貝を開閉するための筋肉である貝柱
があって、これが貝殻の内側に付着している。生きてい
る貝はこの貝柱を伸縮させて、靭帯の開こうとする力に
抗して殻を閉めたり、開いたりするのである。
従って、加熱したとき貝が口を開く場合と、閉じたまま
でいる場合とがあるのは、貝を開かせる働きをしている
靭帯の劣化や熱変質の起るのが早いか、貝柱が加熱によ
って貝殻を剥離する現象の起るのが早いかの差にすぎな
い。つまり、貝が生ぎている場合にお渇等で加熱すると
、貝が熱を敏感に感知し靭帯が熱変性する以前に自ら貝
柱を殻から離してしまうので、貝は100%開口する。
そして該公報には、冷凍によって死んだ二枚貝でも、上
記のように一定の要件を満たすものであれば殻を開くと
述べられているが、その理由は明確にはされていない。
この手段によれば、確かに貝は殻を開くものの、殻の開
き率が60%〜90%程度であり、開かない貝が多すぎ
ること、或はどのような料理に使用する場合でも、必ず
一旦は袋のままお渇によって加熱して二枚貝と味付液を
煮沸し、これによって二枚貝の殻を開いてからでないと
利用できず調理が迅速にできない等の難点がある。
[本発明の目的コ 本発明者の知見によれば、冷凍した貝は確かに死んでは
いるものの、加熱すれば半分程度は殻を開くものである
。しかしこの程度では商品としての価値はなく、調理の
際に100%か略100%殻が開かないと市場性はない
そこで本発明者は、調理の際に100%殻が開くように
すべく研究を重ねた結果、本発明を完成するに至ったも
のである。
本発明は、活きた二枚貝と同じように必要な量だけ直接
調理でき、また、調理時の加熱によって確実に殻が開く
冷凍二枚貝及びその製造方法を提供することを目的とす
るものである。
[本発明の構成] 上記問題点を解決するために講じた本発明の手段は次の
通りである。即ち本発明は、 岱詰め+nn二回目ついては、 蒸気加熱によって殻が僅かに開いた冷凍二枚貝が脱気密
閉した袋内に封入されている袋詰め冷凍二枚貝である。
袋詰め冷凍二枚貝の製造方法については、(a)活二枚
貝を蒸気によって加熱する加熱工程、 (b)二枚貝の殻が僅かに開いたところで二枚貝を冷凍
する冷凍工程、 (c)?!凍した二枚貝を袋詰めにして脱気密閉する包
装工程、 からなる袋詰め冷凍二枚貝の製造方法である。
貝が殻を開くのに要する時間は、蒸気温度や貝の種類や
状態によって異なる。また殻の開き程度は、第2図に示
すように、一方の殻と他方の殻とのなす角度が、9°な
いし18゛程度が好ましい。なお、加熱によって一旦死
んだ貝が口を開く原理は明らかではないが、下記のよう
な原理によって開くものと思われる。
即ち、所謂「ひも」と呼ばれる部分が口を開いた貝の内
面双方の間に付着していることがある。
上記したように貝を加熱すると、貝柱が変性し、殻と付
着している部分の付着力が消失して殻は開く。しかし、
蒸気加熱によって殻が僅かに開いた時点で加熱を中止す
ると、貝柱は付着力を消失するが、上記した「ひも」や
「貝身」等の粘着力によって靭帯が殻を開こうとするの
を防止し、そして、調理の際の加熱により「ひも」 「
や「貝身」等は変性し、その粘着力が消失して完全に殻
は開くもののようである。
なお、蒸煮温度を上げすぎると貝はエキスを含んだ液汁
を出して旨みがなくなるので上げすぎない方がよい。
[実施例] 本発明を図面に示した実施例に基き、アサリ貝を例にと
って更に詳細に説明する。
第1図は一実施例の斜視図、第2図は袋詰めされるアサ
リ貝の斜視図である。
符号Aは袋詰め冷凍二枚貝で、包装袋(2)に蒸気によ
って生煮化して殻が僅かに開いたところを見計らって瞬
間冷凍し、この凍結アサリ貝(1)を詰め、脱気密閉し
たものである。
製造方法は次の通りである。
前処理工程 産地より水揚げされた活アサリ貝を工場の牛用(いけす
)に敏速に搬入する。牛用には海水を海から直接導入で
き、海水を23℃以下に保つための冷却装置及びエアー
ブロアー等の酸素供給装置を備えている。アサリ貝は平
形コンテナに入れられて鮮度保持され、同時に砂抜きを
8時間〜24時間(産地、季節、入荷時間等により適宜
調整する。)程度行う。
次に、砂抜きが完了した活アサリ貝を主用タンクより取
り出し、選別コンベアにより人為的に割れ貝、死貝、挟
雑物等を除去した後、流海水で徹底洗浄を行う、この作
業は短時間の内に行い、活アサリ貝の鮮度を十分に保つ
ようにする。
加熱工程 第3図は加熱工程の説明図である。
選別、洗浄の終了した活アサリ貝(1a)はスチームド
ーム(3)を通るネットコンベアー(4)により搬送さ
れ蒸気によって半ボイル加工される。
スチームドーム(3)は巾50cm、長さ3mのステン
レス族でドーム内温度は蒸気の放出によって80℃に保
たれ、活アサリ貝(la)はスチームドーム(3)内を
40秒〜45秒で通過するが、これはアサリ貝の産地、
集荷時期、大きさ等により調整する。
半ボイルされたアサリ貝(1b)はわずかに口を開きか
けた生煮の状態となるようにする。
冷凍工程 スチームドーム(3)を通過したアサリ貝(1b)は更
に5mの選別ネットの高周波電磁探知機と人為選別で不
良品(殻割れや口を開いていないもの)を除去した後、
直ちに一25℃〜−30℃で瞬間凍結し、凍結アサリ貝
(1)を得る。
凍結アサリ貝(1)は冷風乾燥のないように容器に仮詰
めし、−20℃の冷凍保管庫に穆す。この際に産地、集
荷日時、サイズ別でロフトを区分する。この仮詰保存期
間は1aケ月以内が望ましい。
包装工程 ロフト区分された貯蔵原料は例年3月、4月、5月、6
月のアサリ貝の句のシーズンに仕入、加工するが、この
期間に加工処理後、仮詰保管をしない製品化作業が併行
されるのは勿論である。
凍結アサリ貝(1)を計量し、三方シールのPPE袋で
ある包装袋(2)に袋詰めして真空シール機で脱気密封
する。
上記方法で得られた袋詰め冷凍二枚貝を一20℃の営業
冷蔵庫にて凍結保管し、10ケ月経過後調理した。この
結果、活アサリ貝と同じように調理でき、殻はほぼ10
0%開いた。また味も活アサリ貝を調理したものと何ら
変るところはなく、美味であった。
[本発明の効果] 本発明は上記構成を有し次の効果を有する。
(a)生きた二枚貝を直接冷凍した場合は、貝は死んで
しまい、この為これを解凍してボイルする場合は半分程
度しか口を開かないが、本発明では、蒸気によって加熱
して殻が僅かに開いたところで冷凍しているので、調理
の際の加熱によって殻は略100%開き、商品価値が高
まる。
また、活アサリ貝と同様に必要量だけ調理でき、味も変
わらない。
(b)貝は、湯で煮るのではなく、蒸気によって加熱し
であるのでエキス分が流出せず味が良い。
(e)旬の味の良い原料を加熱して冷凍保存する為に、
美味しいアサリ貝の味覚が一年中楽しめる。
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、 第1図は一実施例の斜視図、 第2図は袋詰めされるアサリ貝の斜視図、第3図は加熱
工程の説明図である。 A:袋詰め冷凍二枚貝 (1):凍結アサリ貝 (2):包装袋 (2):包装袋

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) 蒸気加熱によって殻が僅かに開いた冷凍二枚貝が脱気密
    閉した袋内に封入されている袋詰め冷凍二枚貝。 2) (a)活二枚貝を蒸気によって加熱する加熱工程、 (b)二枚貝の殻が僅かに開いたところで二枚貝を冷凍
    する冷凍工程、 (c)冷凍した二枚貝を袋詰めにして脱気密閉する包装
    工程、 からなる袋詰め冷凍二枚貝の製造方法。
JP62005737A 1987-01-12 1987-01-12 袋詰め冷凍二枚貝及びその製造方法 Pending JPS63173561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2827740A1 (fr) * 2001-07-24 2003-01-31 Crusta D Oc Procede de cuisson de crustaces et/ou coquillages et emballage mis en oeuvre dans ce procede
JP2009036314A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Jatco Ltd 自動変速機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2827740A1 (fr) * 2001-07-24 2003-01-31 Crusta D Oc Procede de cuisson de crustaces et/ou coquillages et emballage mis en oeuvre dans ce procede
EP1279337A3 (fr) * 2001-07-24 2003-03-12 Crusta d'Oc Z.I. Buconis Procédé de cuisson de crustacés et/ou coquillages en emballage et emballage à cet effet
JP2009036314A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Jatco Ltd 自動変速機

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