JPS63173236A

JPS63173236A - トラツキング制御装置

Info

Publication number: JPS63173236A
Application number: JP577887A
Authority: JP
Inventors: Yoshikiyo Konno; 紺野　義清; Toshio Suzuki; 敏雄鈴木
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1987-01-12
Filing date: 1987-01-12
Publication date: 1988-07-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は例えばビデオディスクプレーヤ、ＣＤプレーヤ
等において、情報検出点のトラックに対する相対的位置
を制御するトラッキング制御装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明のトラッキング制御装置においては、トラッキン
グエラー信号に加算される加算信号の成分が、加算回路
の後段より分離され、そのレベルに対応して検出器の出
力の利得が制御される。

〔従来の技術〕

第４図は従来のトラッキング制御装置のブロック図を表
している。１．２は情報検出点のトラック直交方向の偏
倚を検出するために配置された１対の検出器であり１例
えば光学式ビデオディスクプレーヤ等においては受光素
子により構成される。

３．４はローパスフィルタであり、検出器１．２の出力
から低域成分を抽出する。ローパスフィルタ３．４の出
力は自動利得制御回路（ＡＧＣ）５．６によりその利得
が制御された後、差動増幅回路７に入力され、その差か
らトラッキングエラー信号が生成される０発生回路１２
が出力する所定周波数ｆ（角周波数ω）の加算信号が加
算回路８によりトラッキングエラー信号に加算される。

この加算信号が加算されたトラッキングエラー信号はイ
コライザ９、バッファ増幅回路１０を介してアクチュエ
ータ１１に供給される。アクチュエータ１１は例えば対
物レンズ（図示せず）をトラックと直交する方向に偏倚
させ、ディスク上の光スポット（情報検出点）をトラッ
キング制御する。

中心周波数が加算信号の周波数ｆに設定されているバン
ドパスフィルタ２１は差動増幅回路７の出力から加算信
号成分を分離し、整流回路２２に出力する。整流回路２
２は加算信号成分のレベルを検出し、その検出信号を自
動利得制御回路５゜６の利得を制御する制御信号として
出力する。

第５図は第４図のトラッキングサーボ系の周波数伝達関
数のブロック図である。Ｋはこのサーボ系の変動利得で
あり、プッシュプル信号の場合ピット深さ等により変化
する。Ｇはイコライザ９、バッファ増幅回路１０等の固
定利得である。

いま加算信号Ｗによりサーボ系において発生される信号
をＹとすると、Ｙ＝−ＫＧ（Ｗ＋Ｙ）・・・・・・・・・・（１）従っ
て、Ｙ／Ｗ＝−ＫＧ／（１＋ＫＧ）・・・・・・（２）とな
る。

Ｇ４Ａ／（Ｘ”＋Ｘ／Ｑ、＋１）−−−−−−（３）と
近似すると（但しＡはこのサーボループの直流ループ利
得、Ｑｏは選択度、Ｘ＝ｊω／ω。）、（２）式は、Ｙ／Ｗ＝（−ＫＡ／（１−（ω／ω。）２＋Ｊω／Ｑω
。））／（１＋（ＫＡ／（１−（ωｌω。）２＋Ｊω／
Ｑω。）〕）＝ＫＡ／（１＋ＫＡ−（ω／ω。）２＋Ｊω／Ｑω。）・・・
（４）となる。

ＫＡ〜（ω／ω。）２・・・・・・・・・・・（５）で
ある周波数帯域において信号Ｙの振幅に値にの変化が略
リニアに現われる。従って信号Ｙのレベルが一定になる
ように自動利得制御回路５，６を動作させることにより
、サーボループの利得を一定に制御することができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のトラッキング制御装置はこのように、加算信号の
角周波数ωが（５）式を略満足するようにその値を設定
する必要がある１例えば光学式ビデオディスクプレーヤ
においては、ｆｏ（＝ω。／２π）が約３０Ｈｚ、選択
度Ｑが約１０．値ＫＡが約６０乃至８０ｄＢとなるので
、この加算信号の周波数ｆは２乃至３　Ｋ　Ｈｚになる
。その結果アクチュエータ１１によりピックアップがこ
の加算信号の周波数で振動されるとき、比較的大きな音
が発生するばかりでなく、発熱量も大きくなる欠点があ
った。

本発明はこの加算信号の周波数をより小さくすることを
可能にし、Ｎ音の発生や、発熱を抑制するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はトラッキング制御装置において、情報検出点の
トラック直交方向の偏倚を検出する１対の検出器と、１
対の検出器の出力の差からトラッキングエラー信号を生
成する差動増幅回路と、加算信号を発生する発生回路と
、トラッキングエラー信号に加算信号を加算する加算回
路と、加算回路の出力に対応して情報検出点のトラック
に対する相対的位置をトラック直交方向に偏倚するアク
チュエータと、加算回路の出力から加算信号の成分を分
離する分離回路と、分離回路の出力信号のレベルを検出
するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力に対応し
て、１対の検出器の出力の利得を制御する利得制御回路
とを備えることを特徴とする。

〔作用〕１対の検出器の出力の差からトラッキングエラー信号が
生成される。加算回路においてこのトラッキングエラー
信号に所定周波数の加算信号が加算され、この加算信号
によりアクチュエータが駆動される。加算回路の出力か
ら加算信号の周波数の信号が分離され、レベル検出回路
においてそのレベルが検出される。この検出レベルに対
応して検出器の出力の利得が制御される。

〔実施例〕

第１図は本発明のトラッキング制御装置のブロック図で
あり、第４図における場合と対応する部分には同一の符
号を付してあり、その詳述は省略する。第４図において
はバンドパスフィルタ２１が差動増幅回路７の出力段（
加算回路８の前段）に接続されているが、第１図におい
てはイコライザ９の出力段（加算回路８の後段）に接続
されている。

その他の構成は第４図における場合と同様である。

１対の検出器１．２の出力はローパスフィルタ３．４．
自動利得制御回路５，６を介して差動増幅回路７に入力
され、トラッキングエラー信号が生成される。このトラ
ッキングエラー信号が加算回路８、イコライザ９、バッ
ファ増幅回路１０を介してアクチュエータ１１に供給さ
れる。従って情報検出点がトラックを追従するように制
御される。

一方トラッキングエラー信号には発生回路１２が出力す
る所定周波数ｆの加算信号が加算回路８により加算され
ている。その結果情報検出点はこの加算信号の周波数に
対応して蛇行しながらトラックを追従することになる。

第２図はこのサーボループの伝達関数のブロック図であ
る。

Ｙ＝−ＹＧＫ＋Ｗ・・・・・・・・・・・（６）である
から、Ｙ／Ｗ＝１／（１＋ＫＧ）・・・・・・・・（７）とな
る。

Ｇ句Ａ／（Ｘ”＋Ｘ／Ｑ、＋１）−−−−・・（８）と
近似すると、（７）式は、Ｙ／Ｗ＝（１−（ω／ω。）２＋ｊω／Ｑω。）／（１
−（ω／ω、）”＋ＫＡ＋ｊ　（１＋／Ｑ（１１０）・
・・・（９）となる。いま加算信号の角周波数ωが、ＫＡ＞（ω／ω
。）２・・・・・・・・・・（１０）の式を満足するよ
うにその値を設定すると、（９）式は、Ｙ／Ｗ＝（１−（ω／ωｏ）”　＋　ｊω／Ｑω。）／
ＫＡ・・・（１１）となる。すなわち信号Ｙは値にの逆数となり、信号Ｙの
レベルが一定になるように自動利得制御回路５．６を動
作させれば値にはキャンセルされ。

一定したサーボループ利得を実現することができる。

加算信号Ｗの周波数は（１１）式を満足する任意の値に
設定することが原理的には可能である。しかしながらそ
の値をあまり小さくすると信号Ｙのレベルも小さくなり
、ディスク外乱に含まれる同一周波数成分からの識別が
困難になる。そこでディスク外乱に含まれることが少な
い７００Ｈｚ以上の周波数にするのが好ましい。かとい
ってあまり大きくすると上述したように騒音、熱等が発
生するので、７００Ｈｚ乃至ＩＫＨｚが適当と考えられ
る。

第３図は本発明の他の実施例を表わしている。

第１図の実施例においては整流回路２２によりレベル検
出回路が構成されているが、この実施例においては乗算
回路２３と、移相回路２４と、ローパスフィルタ２５に
よりレベル検出回路が構成されている。

移相回路２４は発生回路１２が出力する加算信号の位相
を所定量移相し、その位相をバンドパスフィルタ２１の
出力信号の位相と略一致させる。

乗算回路２３は移相回路２４の出力を基準としてバンド
パスフィルタ２１の出力のレベルを検波する。この検波
出力はローパスフィルタ２５により平滑され、自動利得
制御回路５，６の制御信号として出力される。

尚本発明は光学式以外のディスク記録再生装置等におい
ても応用が可能である。

〔効果〕

以上の如く本発明はトラッキング制御装置において、情
報検出点のトラック直交方向の偏倚を検出する１対の検
出器と、１対の検出器の出力の差からトラッキングエラ
ー信号を生成する差動増幅回路と、加算信号を発生する
発生回路と、トラッキングエラー信号に加算信号を加算
する加算回路と、加算回路の出力に対応して情報検出点
のトラックに対する相対的位置をトラック直交方向に偏
倚するアクチュエータと、加算回路の出力から加算信号
の成分を分離、する分離回路と１分離回路の出力信号の
レベルを検出するレベル検出回路と、レベル検出回路の
出力に対応して、１対の検出器の出力の利得を制御する
利得制御回路とを備えるようにしたので、加算信号の周
波数を低くすることができ１発熱、騒音を抑制すること
が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトラッキング制御装置のブロック図、
第２図はその伝達関数のブロック図、第３図はその他の
実施例のブロック図、第４図は従来のトラッキング制御
装置のブロック図、第５図はその伝達関数のブロック図
である。１．２・・・検出器３．４・・・ローパスフィルタ５．６・・・自動利得制御回路７・・・差動増幅回路８・・・加算回路９・・・イコライザ１０・・・バッファ増幅回路１１・・・アクチュエータ１２・・・発生回路２１・・−バンドパスフィルタ２２・・・整流回路２３・・・乗算回路２４・・・移相回路２５・・・ローパスフィルタ以上

Claims

【特許請求の範囲】

情報検出点のトラック直交方向の偏倚を検出する１対の
検出器と、１対の該検出器の出力の差からトラッキング
エラー信号を生成する差動増幅回路と、加算信号を発生
する発生回路と、該トラッキングエラー信号に該加算信
号を加算する加算回路と、該加算回路の出力に対応して
該情報検出点の該トラックに対する相対的位置を該トラ
ック直交方向に偏倚するアクチュエータと、該加算回路
の出力から該加算信号の成分を分離する分離回路と、該
分離回路の出力信号のレベルを検出するレベル検出回路
と、該レベル検出回路の出力に対応して、１対の該検出
器の出力の利得を制御する利得制御回路とを備えること
を特徴とするトラッキング制御装置。