JPS6317319B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6317319B2
JPS6317319B2 JP56118460A JP11846081A JPS6317319B2 JP S6317319 B2 JPS6317319 B2 JP S6317319B2 JP 56118460 A JP56118460 A JP 56118460A JP 11846081 A JP11846081 A JP 11846081A JP S6317319 B2 JPS6317319 B2 JP S6317319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soap
fatty acid
weight
present
sodium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56118460A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5821499A (ja
Inventor
Akira Sakai
Shunji Imai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Franchise Co Ltd
Original Assignee
Duskin Franchise Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duskin Franchise Co Ltd filed Critical Duskin Franchise Co Ltd
Priority to JP11846081A priority Critical patent/JPS5821499A/ja
Publication of JPS5821499A publication Critical patent/JPS5821499A/ja
Publication of JPS6317319B2 publication Critical patent/JPS6317319B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は高粘度液体石ケンに関するものであり
より詳細には脂肪酸石ケンのナトリウム塩、カリ
ウム塩が共存する水溶液にアルキロールアマイド
を添加することによつて得られる安定な高粘度液
体石ケン組成物に関する。 近年、衛生管理が充実し公共施設、風俗営業、
又家庭においても、洗面、手洗い設備が整つてい
る。しかしながら、その場には黒く汚れて、固型
の石ケンが置いてあるが、汚くて使われていない
のが実情である。本発明は、特に環境衛生商品と
して一定容量の容器(以下、デイスペンサーと称
する)のレバーを押すことにより、又引くことに
よつて一定必要量の液体石ケンを容易かつ衛生的
に使用出来るように調整されたものである。 このような目的に供されるものとすれば、例え
ば、従来のものは、カリ石ケンの水溶液で水のよ
うな低粘度の石ケン液であり手のひらから(指の
すきまから)こぼれ落ちてしまつたり、デイスペ
ンサーから吐出するとき飛び散り衣服を汚す等の
問題又、商品価値の面からも増粘する必要があ
る。 通常増粘する方法としてデンプン、天然ガム
類、アルギン酸ソーダ、メチルセルロース、
PVA等の水溶性高分子物質や、無機塩による増
粘などがなされている。しかしながら、水溶性高
分子を使用した場合デイスペンサーの吐出口で造
膜を形成し固まりスムースに吐出できない、ある
いは使用感がべたつく感じがする。又無機塩では
石ケンの場合増粘効果がなく不適当である。 本発明者は、従来から粘性のある活性剤として
知られている脂肪酸ジエタノールアマイドを添加
し、オレイン酸分を一定量以上含有する脂肪酸石
ケンのナトリウム塩とカリウム塩の配合比を限定
することにより前述した造膜性の問題、使用中の
ベタつき等のおこらない所望の高粘度液体石ケン
を得ることを見い出し本発明を完成するに至つ
た。 即ち本発明によれば、オレイン酸を少なくとも
30重量%以上含有する脂肪酸のナトリウム塩及び
カリウム塩からなる脂肪酸石ケンの溶液に脂肪酸
ジエタノールアマイドを添加して成り、該ナトリ
ウム石ケンとカリウム石ケンとは重量基準で1:
1乃至1:5の割合で共存し且つ合計量で1乃至
40重量%の割合で存在しているとともに、脂肪酸
ジエタノールアマイドは1乃至10重量%の割合で
存在していることを特徴とする高粘度液体石ケン
組成物が提供される。 本発明で用いる脂肪酸石ケンは、例えば、ヤシ
油、オリーブ油、トール油、牛脂等の天然油脂類
から得られる脂肪酸を用いるが、脂肪酸の組成に
おいて、オレイン酸を少なくとも30重量%以上含
有するものが使用され、この脂肪酸のナトリウム
塩及びカリウム塩が使用される。従つて、例えば
ヤシ油等は、オレイン酸含量が少ないので、それ
単独では使用されず、オリーブ油等のオレイン酸
含量が多い脂肪酸ナトリウム石ケン及びカリウム
石ケンと併用される。 上記の脂肪酸石ケンは、ナトリウム塩とカリウ
ム塩との合計量で1乃至40重量%の割合で配合さ
れる。またナトリウム塩とカリウム塩との比率
は、1:1乃至1:5の範囲にあることが、造膜
性や使用に際してのベトツキ感の問題を回避する
上で重要である。 本明細書において、以下%及び部は、特記しな
い限り重量基準である。本発明において用いる脂
肪酸ジエタノールアマイドとしては、ヤシ油脂肪
酸とジエタノールアミンとを1:1で縮合したヤ
シ油脂肪酸ジエタノールアマイドが好適に使用さ
れ、その配合量を1乃至10%特に2乃至6%とす
ることにより、安定な高粘度石ケン組成物が得ら
れる。 上記の脂肪酸石ケン(ナトリウム塩、カリウム
塩を合せたもの)を1.0乃至40重量%好ましくは、
5乃至25重量%配合出来、ナトリウム塩とカリウ
ム塩の比率が3:1乃至1:10好ましくは1:1
乃至1:5の比率がよい。 本明細書において、以下%及び部は特記しない
限り重量基準である。アルキロールアマイドとし
て脂肪酸モノエタノールアマイド、脂肪酸ジエタ
ノールアマイドが使えるが、ヤシ油脂肪酸とジエ
タノールアミンを1:1で縮合したヤシ油脂肪酸
ジエタノールアマイドが好ましく配合量として1
乃至10重量%好ましくは2乃至6%の配合によつ
て安定な高粘度石ケン液を供することが出来る。
増粘された石ケン溶液をデイスペンサーで使用す
るのに好ましい粘度条件は20℃において1000cps
乃至50000cpsであつて最も好ましくは5000cps乃
至20000cpsである。 本発明により製造された石ケン液は、この要求
を満たすものでありデイスペンサーからの吐出に
よるとび散り、手からこぼれる等の問題が解決さ
れ又、吐出口が固まるという問題についても解決
された。手洗い用石ケン液として供することから
油脂分補給の為必要に応じてラノリン、スクワレ
ン等の油脂分、PCA、ペプタイド等保湿、コン
デイシヨニング剤、イソプロピルメチルフエノー
ルヒビテン等の殺菌剤、エチレングリコールのス
チアレート、魚鱗箔などのパール化剤、香料など
も適当に配合できる。このようにして得られた高
粘度液体石ケンは手洗用の環境衛生商品として、
又トイレタリー用品として広く使われるものであ
る。 一般的な製造法は、まず水に溶解困難な成分
(例えば殺菌剤)がある場合先に添加し必要に応
じて70℃まで加熱する。次いで脂肪酸石ケン(ナ
トリウム塩)及び(カリウム塩)を添加し均一に
撹拌出来たことを確認の上ヤシ油脂肪酸ジエタノ
ールアマイドを添加し後50℃まで冷却する。必要
に応じて香料、コンデイシヨニング剤を加え所望
の液体石ケンを得る。 以下に本発明を次の例で説明する。 次の実施例における各試験は次の通り行つた。 (1) 粘度:B型粘度計を用い20℃における粘度を
測定する。 (2) 造膜試験:50mlのビーカーに30mlの石ケン液
を入れ30℃24時間放置しその液面の造膜性をチ
エツクする。 (3) 使用テスト:石ケン液を実際に使用し、ぬめ
り感ベタつきについて官能試験によつて測定す
る。 実施例 表に示す組成の石ケン基材、アルキロールア
マイド、その他(色素、香料、殺菌剤)を100℃
以下の温度で加温し、撹拌溶解する。完全に混合
出来た時点で冷却充填し製品を得た。 尚、石ケン基材の脂肪酸としては、オリーブ油
から得られた脂肪酸を使用され、またアルキロー
ルアマイドとしては、ヤシ油脂肪酸ジエタノール
アマイドを用いた。
【表】 この結果から明らかなように脂肪酸石ケンのナ
トリウム塩、カリウム塩単品の処方においては、
ゲル化又は所望の粘度を得られない等の問題があ
るが、本発明品はナトリウム塩とカリウム塩を
1:1で組み合せる事によつて所望の粘度が得ら
れ、造膜の問題、ぬめり、べたつきの問題もなく
製品が得られた。 実施例 実施例と同様に各種原料配合割合いをかえた
ものについて試験した結果は表2のとおりであ
る。 以上の如く、本発明の高粘度液体石ケンは、石
ケンのアルカリ塩を特定の配合で組み合せアルキ
ロールアマイドを配合することによつて従来のよ
うにねばついたり、又、増粘剤による造膜する等
の問題が解消され使用目的に合致した高級感のあ
る高粘度の石ケン液が得られ環境衛生上極めて優
れたものである。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オレイン酸を少なくとも30重量%以上含有す
    る脂肪酸のナトリウム塩及びカリウム塩からなる
    脂肪酸石ケンの溶液に脂肪酸ジエタノールアマイ
    ドを添加して成り、該ナトリウム石ケンとカリウ
    ム石ケンとは重量基準で1:1乃至1:5の割合
    で共存し且つ合計量で1乃至40重量%の割合で存
    在しているとともに、脂肪酸ジエタノールアマイ
    ドは1乃至10重量%の割合で存在していることを
    特徴とする高粘度液体石ケン組成物。
JP11846081A 1981-07-30 1981-07-30 高粘度液体石ケン組成物 Granted JPS5821499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11846081A JPS5821499A (ja) 1981-07-30 1981-07-30 高粘度液体石ケン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11846081A JPS5821499A (ja) 1981-07-30 1981-07-30 高粘度液体石ケン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5821499A JPS5821499A (ja) 1983-02-08
JPS6317319B2 true JPS6317319B2 (ja) 1988-04-13

Family

ID=14737195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11846081A Granted JPS5821499A (ja) 1981-07-30 1981-07-30 高粘度液体石ケン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5821499A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0658516U (ja) * 1993-01-19 1994-08-12 株式会社三陽電機製作所 蛍光灯ユニットにおける取付具の仮止め構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0797274B2 (ja) * 1983-12-22 1995-10-18 株式会社東芝 音声応答装置の音声送出レベル調整方式
JPS62227997A (ja) * 1986-03-28 1987-10-06 水本 克治 トイレ洗浄用石鹸液

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5085607A (ja) * 1973-11-30 1975-07-10
JPS5643399A (en) * 1979-09-19 1981-04-22 Duskin Franchise Co Colored pearly soap composition

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5085607A (ja) * 1973-11-30 1975-07-10
JPS5643399A (en) * 1979-09-19 1981-04-22 Duskin Franchise Co Colored pearly soap composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0658516U (ja) * 1993-01-19 1994-08-12 株式会社三陽電機製作所 蛍光灯ユニットにおける取付具の仮止め構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5821499A (ja) 1983-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4663070A (en) Process for preparing soap-acyl isethionate toilet bars
JP3102887B2 (ja) 液体ポリオール及びマグネシウム石鹸を含有した改善されたアシルイセチオネート固形スキンクレンジング製品
JPS6225199A (ja) 超温和な皮膚清浄化組成物
JPH05506259A (ja) 増泡性重合体を有する起泡性パーソナルクレンジング製品
KR20050013099A (ko) 세정제 조성물
JPS6044600A (ja) 透明液状シヤワ−ソ−プ
CN107106436A (zh) 液体皮肤洗净剂组合物
US2128917A (en) Tooth paste
US4495314A (en) Denture adhesive creams with improved extrudability
US4312771A (en) Viscous liquid soap composition
CN1083882C (zh) 人体清洁剂组合物
JPS6317319B2 (ja)
EA023389B1 (ru) Композиции концентрированного жидкого мыла
JPH06506260A (ja) 改善された加工性を有する温和な化粧用洗浄固形石鹸
US2892795A (en) Paste scouring cleanser
JP3824669B2 (ja) 液体身体洗浄剤組成物
JPS63243200A (ja) クリ−ム状洗浄用組成物
US4530942A (en) CMC/PEG containing hydrophilic denture adhesive
JP2728791B2 (ja) 透明石鹸組成物
JPS6318999B2 (ja)
JPS6148546B2 (ja)
JP4246945B2 (ja) 液体身体洗浄剤組成物
TW497975B (en) Paste-like cleansing compositions
US3020237A (en) Cleansing composition in dry granular form
JPH06504764A (ja) 改良加工性および固形物特性のための長鎖アルキルサルフェートを有する合成洗剤固形物