JPS63172722A - 導電性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

導電性エポキシ樹脂組成物

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JPS63172722A
JPS63172722A JP393587A JP393587A JPS63172722A JP S63172722 A JPS63172722 A JP S63172722A JP 393587 A JP393587 A JP 393587A JP 393587 A JP393587 A JP 393587A JP S63172722 A JPS63172722 A JP S63172722A
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conductive
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vapor
weight
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Yasuo Kanamori
康夫 金森
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 主粟上■丑且分互 本発明は導電性部材間などの導通を維持しながら強固な
接着を達成する導電性接着剤組成物に関する。
従m支逝 電気部品などを組立てるに当って金属などの部材の電気
的な導電を確保すると同時に固定したい場合には溶接や
鑞接を用いるのが普通である。しかし、加熱を避けたい
ときやフラックスを用いることができないとき、あるい
はハンダなどが乗らない素材を使用するときは導電性の
接着剤などが用いられる。
こうした導電性接着剤として、銀やニッケルなどの微粉
末を熱硬化性樹脂たとえばエポキシ系樹脂などに分散さ
せたものがあるが、これらの金属粉末は高価であるため
に、安価な導電材料を用いて導電性接着剤を作ることが
提案され、たとえば導電性炭素粉末とエポキシ樹脂を配
合した導電性接着剤などが商品化されている。ところが
導電性炭素粉末はどうしても導電性の点で金属粉末に劣
る。そして、導電性を高めるために多量に配合すると組
成物の粘度が増加し、ポツティングなどの際の加工性が
悪化する問題があり、また硬化後においても高温での導
電性の経時変化が大きいという欠点がある。
そこで、導電材料として炭素繊維を用いることが考えら
れたが、炭素繊維の長さが長いときには加工性のよい組
成物が得られず、また粉砕して用いても加工性や導電性
の再現性が充分でなく、実用に耐える導電性を有する接
着用組成物は得られていなかった。
゛ しよ゛とする。1.占 本発明は、加工性および導電性が優れ、しかも安定した
品質を持つ導電性接着剤を炭素質の導電材料とくに炭素
繊維を用いて実現することを目的としたものである。
〔発明の構成〕
口 占を”° るための 本発明者は、炭素質の導電材料について研究を進めた結
果、特定の炭素繊維と導電性炭素粉末とを組み合わせる
ことにより、本発明の目的が達成できることを見出した
。すなわち、本発明の導電性エポキシ樹脂組成物は、エ
ポキシ樹脂100重量部に対して気相成長系炭素繊維1
0−200重量部および導電性炭素粉末5〜100重量
部を配合してなるものである。
本発明において用いられたエポキシ樹脂は、溶剤を用い
ずに配合可能な液状樹脂であればよく、たとえばビスフ
ェノール化合物、ポリフェノール化合物、多価アルコー
ル類などとエピクロルヒドリンとを反応させて得られた
エポキシ樹脂やエポキシ化ポリオレフィン、エポキシ化
ポリブタジェンなどのエポキシ基含有樹脂などが用いら
れるが、特に限定されるものではない。
本発明において配合される気相成長系炭素繊維は、炭化
水素化合物を触媒の存在の下で、非酸化性雰囲気中で気
相熱分解して得られたものである。
このような気相成長系炭素繊維は、たとえば横型電気炉
中に設置したムライト質の反応管中に鉄などの遷移金属
又はその化合物の微粒子を触媒として付着させた担体基
板を置き、水素などのキャリアとたとえばエタン、ベン
ゼンなどの炭化水素化合物とのガス状混合物を1000
〜1400℃の温度下に導入し、基板と接触した炭化水
素を熱分解して炭素繊維を成長させ、これを回収するこ
とによって得られる。更には、同様な反応装置の中にケ
イ素を含むセラミックス等の基板を置き、水素などのキ
ャリアとたとえばエタン、ベンゼンなどの炭化水素化合
物とたとえば単体イオウ、硫化水素、メルカプタンなど
のイオウ含有物質との混合ガス、あるいは水素などのキ
ャリアとたとえばジベンゾチオフェンなどのイオウ含有
炭化水素化合物との混合ガスを1200〜1400℃の
温度下に導入し、基板と接触した炭化水素を熱分解して
炭素繊維を成長させ、これを回収することによっても得
られる。このような気相成長系炭素繊維は、反応条件に
よって径10μm、長さ数(2)程度のものも得られる
が、本発明に於ては径1〜2μm、長さ0.1〜1fl
程度のものが好適に使用できる。
また、気相成長系炭素繊維と共に配合される導電性炭素
粉末は構造の発達したものが望ましく、特にケッチェン
ブラック(ライオンアクゾ社、商品名)などの如き高導
電性のカーボンブラックを用いるのが好ましい。このよ
うな炭素粉末の粒径としては、10〜50μm程度であ
ることが好ましい。
このような気相成長系炭素繊維と導電性炭素粉末とは、
エポキシ樹脂100重量部に対してそれぞれ10〜20
0重量部および5〜100重量部の範囲内にあるのがよ
く、さらには炭素繊維と炭素粉末との合計に対して炭素
繊維が30〜90重量%、さらには40〜80重量%の
範囲内にあるものが好ましい0本発明の組成物中の炭素
繊維や炭素粉末の配合量が少な過ぎると充分な導電性が
得られず、また、配合量が多すぎると組成物の粘度が高
くなり加工性が悪化する。
本発明の組成物中には、硬化剤、硬化促進剤、充填剤、
希釈剤などを配合することができる。これらのうち、硬
化剤として好適なものはアミン系硬化剤で、脂肪族アミ
ン、芳香族アミン、複合アミンなどのうちから希望する
硬化条件や硬化物の物性などに応じて適宜選択し、エポ
キシ樹脂100重量部に対して3〜150重量部を使用
するのが適当である。
作二」1 本発明の導電性エポキシ樹脂組成物は、良好な加工性を
有していて適用される部材の表面とよくなじみ、強い接
着力を発揮すると共に優れた導電性を有する硬化物が得
られる。
夫施尉土 エポキシ樹脂としてエピコート815(シェル化学社、
商品名)、導電性炭素粉末としてケッチェンブラックE
C(ライオンアクゾ社、商品名)を用い、また炭素繊維
として下記のような気相成長系炭素繊維FSおよびFF
とPAN系炭素繊維粉砕物FNをそれぞれ第1表に示す
ような配合量に従って混合し、充分に混練したのち硬化
剤としてエピキュアZ(シェル化学社、商品名)を添加
、均一に分散させて、導電性エポキシ樹脂組成物を調製
した。
使朋旦太炭1嶽I FS:イオウおよびケイ素触媒を用いて得たもの(径:
約1μm、長さ:約0.3〜0.5w)FF:鉄系触媒
を用いて得たもの (径:約1μm1長さ:約0.3〜0.5w)FN:ト
レカMLD−300(東し社、商品名)(径:約7μm
、長さ:約0.31) これらの組成物について平行板粘度計を用いて流れ易さ
を測定し、その結果を加工性の指標として第1表に示し
た。
また、これらの組成物を平滑なガラス板上に均一な厚さ
となるよう薄く塗布し、120℃で3時間加熱処理して
硬化させ、体積固有抵抗を測定した結果を第1表に合せ
て示した。
さらに、前記の硬化物を120℃および160℃で熱処
理したときの電気抵抗値経時変化の様子をグラフとして
第1図および第2図に示した。
これらの結果をみると、本発明の組成物は優れた加工性
を保持しながら、初期抵抗値および抵抗値変化率がいず
れも小さい、優れた導電性を与えることがわかる。
第    1    表 MijeL!lLA B CD E* F*社 エポキシ樹脂 IQ Q  /F   AT   //
   //   #炭素粉末   10〃〃〃〃50 炭素繊維FS  20  40 −  −  −  −
炭素繊維FF−−2040−− 炭素繊維FN−−−−40− 硬化剤    25  N   /I   //   
N   N判眠側謹3.141.492.540.80
8.238.71(C1)1) *:対照例 実施■1 エポキシ樹脂に対して導電性フィラーとしてカーボンブ
ランクを配合したものと、硬化剤としてのポリアミド樹
脂に対して同じく導電性フィラーとしてカーボンブラン
クを配合したものとを組合わせた市販の導電性接着剤(
ドータイ)A−3およびドータイ)C−3、藤倉化成社
、商品名)に対して、実施例1において用いたと同じ炭
素繊維および炭素粉末をそれぞれ第2表に示すような配
合量で混合し、充分に均一に混練して導電性エポキシ樹
脂組成物を調製した。
実施例1と同様にして測定した加工性、および加熱硬化
条件を150℃で30分としたほかは同様にして測定し
た体積固有抵抗値を、第2表に合せて示した。
また、加熱処理による電気抵抗値の経時変化の様子を第
3図および第4図に示した。
これらの結果をみると、気相成長系炭素繊維を添加した
本発明の組成物は、優れた加工性および電気的特性を有
していることがわかる。
第    2    表 □ G )l l*、J*に* ロ ドータイトA−350〃〃〃〃 ドータイトA−350#〃〃〃 炭素繊維FS   30  −  −  −  −炭素
繊維FF   −30−−− 炭素繊維FN   −−30−− 炭素粉末    −−−30− 絹暉4謹 3.3 2.2 4.310,370.3〔
発明の効果〕 前述のように、本発明の導電性エポキシ樹脂組成物は加
工し易い流動性を維持しながら苛酷な条件下でも安定し
て優れた導電性を示すものであって、高信幀性の導電性
接着剤や導電性塗料などとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、それぞれ導電性エポキシ樹脂組成物の硬
化物を加熱処理したときの、電気抵抗値の経時変化を示
すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂100重量部に対して気相成長系炭
    素繊維10〜200重量部および導電性炭素粉末5〜1
    00重量部を配合してなる導電性エポキシ樹脂組成物。
  2. (2)気相成長系炭素繊維が炭化水素化合物を非酸化性
    雰囲気中で触媒の存在下に熱分解して得られたものであ
    る、特許請求の範囲第1項記載の導電性エポキシ樹脂組
    成物。
JP62003935A 1987-01-13 1987-01-13 導電性エポキシ樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0611841B2 (ja)

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