JPS6317242B1 - - Google Patents

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JPS6317242B1
JPS6317242B1 JP79500285A JP50028578A JPS6317242B1 JP S6317242 B1 JPS6317242 B1 JP S6317242B1 JP 79500285 A JP79500285 A JP 79500285A JP 50028578 A JP50028578 A JP 50028578A JP S6317242 B1 JPS6317242 B1 JP S6317242B1
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JP
Japan
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signal
circuit
amplifier
resistor
input terminal
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JP79500285A
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Inventor
Kenji Machida
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Individual
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3005Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in amplifiers suitable for low-frequencies, e.g. audio amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3005Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in amplifiers suitable for low-frequencies, e.g. audio amplifiers
    • H03G3/301Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in amplifiers suitable for low-frequencies, e.g. audio amplifiers the gain being continuously variable
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L5/00Automatic control of voltage, current, or power

Description

請求の範囲 制御信号によつて制御される所定の利得でもつ
て入力信号を増幅もしくは減衰させて出力信号を
供給する可変利得回路と、前記入力信号もしくは
出力信号を移相させることにより互いに波形がオ
ーバラツプする複数の多相信号を発生する多相信
号発生回路と、前記多相信号を重ね合わせること
により前記入力信号もしくは出力信号の高次リプ
ルを含むDC信号を作り出す信号合成回路と、前
記DC信号の前記高次リプルを減衰させて前記制
御信号を出力するフイルタ回路とを備えたものに
おいて、 前記フイルタ回路は前記DC信号の増大に対し
て第1の時定数を有する第1フイルタ部と前記
DC信号の減少に対して第2の時定数を有する第
2フイルタ部とを持ち、前記第1の時定数が前記
第2の時定数と異なることを特徴とする振幅制御
回路。 2 前記可変利得回路が正弦波発振器の発振出力
安定化に利用されることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の振幅制御回路。 3 前記入力信号は一定しない振幅を持つアナロ
グ信号であり、前記可変利得回路がこの入力信号
に応答する自動レベル制御回路として用いられる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
振幅制御回路。 4 前記多相信号発生回路が、前記入力信号もし
くは出力信号のsin2成分よびcos2成分を作り出す
回路と、このsin2成分とcos2成分との和から前記
入力信号もしくは出力信号の振幅に対応した前記
DC信号を作り出す回路とを有することを特徴と
する特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
か1項に記載の振幅制御回路。 5 前記多相信号発生回路が、前記入力信号もし
くは出力信号のsin成分およびこのsin成分と位相
の異なる移相信号成分を作り出す回路と、前記
sin成分および移相信号成分の和から前記入力信
号もしくは出力信号の振幅に対応した前記DC信
号を作り出す回路とを有することを特徴とする特
許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項
に記載の振幅制御回路。 6 前記第1の時定数が前記第2の時定数よりも
小さいことを特徴とする特許請求の範囲第1項な
いし第5項のいずれか1項に記載の振幅制御回
路。 技術分野 この発明は、正弦波発振器の出力振幅の安定化
および自動レベル制御回路のレベル制御性能の改
善等を目ざした振幅制御回路に関する。 正弦波発振器や自動レベル制御回路(ALC回
路)等に利用される振幅制御回路においては、制
御すべき信号のレベル変化を素早く検出する必要
がある。すなわち、正弦波発振器やALC回路等
の振幅制御回路にとつて、振幅制御信号の高速応
答性は必要条件の1つである。この高速応答性を
得るためには、振幅制御回路の制御信号伝送路に
設けられたリプルフイルタ(ローパスフイルタ)
の時定数を、できるだけ小さくする必要がある。
しかしながら、小さな時定数では制御信号のリプ
ルが増えて、得られる信号の歪率が悪化する。つ
まり、振幅制御回路にとつて、高速応答性と低歪
率とは、互いに相反する事項である。 上記相反事項にもとづく問題は、特開昭52−
119151号公報に開示された技術により、大方解消
される。この特開昭は、sin2x+cos2x=1形のベ
クトル合成を利用した振幅制御回路を含む正弦波
発振器を開示している。この特開昭は、sin2x+
cos2x=1形ベクトル合成にはリプルが含まれな
いことと、リプルフイルタ(時間遅れ要素)は制
御信号の応答速度を劣化させることを理由とし
て、sin2x+cos2x=1形ベクトル合成にリプルフ
イルタを併用することを否定している(同公報
315頁右欄5行から14行)。 ところで、上記特開昭の目的(同公報314頁右
上欄7行から11行)を達成するためには、精密な
2乗変換器が必要である。もし、発振出力信号
(sin wt、cos wt)を正確に2乗信号(sin2wt、
cos2wt)に変換できないと、sin2wt+cos2wt=
1の関係が得られず、制御信号には、発振出力信
号の振幅に対応したDC分のほかに、本願第4図
Cに示すようなリプルが含まれるようになる。こ
のようなリプルは、信号出力の歪率を悪化させる
原因になる。そして、今の所、完全な2乗変換器
は実現されていない(たとえば本願の国際調査報
告で引用された日本電気技報No.88によれば、2乗
変換にあたり、0.3%以内の誤差が生じる)。つま
り、前記特開昭の公開当時の技術水準からみて、
sin2x+cos2x=1形ベクトル合成を利用した振幅
制御回路では、制御信号の応答速度は十分満足で
きても、得られる出力信号の歪率については改善
の余地がある。 発明の開示 この発明の目的は、信号の振幅変化に対する高
速応答化とこの振幅変化に対応した振幅制御信号
の低リプル化とをバランス良く実現できる振幅制
御回路を提供することである。 上記目的を達成するために、この発明において
は、下記事項を組合せて利用している: (i) 振幅変化をともなう互いに位相のずれた2以
上の信号を合成して、これらの信号の振幅に対
応したDC分をもつ制御信号を得る。この制御
信号を得る方法として、(イ)sin2x+cos2x=1形
ベクトル合成法と、(ロ)Σsin(x+φi)を求める
ベクトル合成法(φiはたとえば0゜、45゜、90゜、
135゜)とがある。 (ii) 上記制御信号には、(イ)の方法なら第4図C、
(ロ)の方法なら第14図のエンベロープで示すよ
うなリプルが含まれる。このリプルは、ローパ
スフイルタで減衰される。(イ)、(ロ)いずれの方法
をとるにせよ、前記制御信号のリプルは高次リ
プルである。このため、制御信号の振幅変化に
対する高速応答性を実質的に害さないような小
さい時定数のローパスフイルタでも、制御信号
の高次リプルを大幅に減衰させることができ
る。この高次リプルが減衰された制御信号を利
用すれば、高速応答性と低歪率とをバランス良
く兼ね備えた振幅制御回路が得られる。 【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明に係る振幅制御回路を含ん
だ正弦波発振器の基本構成を示すブロツク図であ
る。 第2図は、第1図に示された構成を具体化した
回路図である。 第3A図および第3B図は、第1図のベクトル
合成回路18によるベクトル合成の様子を示すベ
クトル図である。 第4A図乃至第4C図は、第2図に示された回
路における、正弦波信号±e1a、余弦波信号±
e3aおよび制御信号e4aを示す波形図であ
る。 第5図は、第2図に示されたPチヤンネル
FET28〜34のゲート電圧−ドレイン電流特
性の例を示すグラフである。 第6図は、第2図に示された発振回路16の変
形例を示す回路図である。 第7図は、第2図に示された制御信号発生回路
20における2乗関数合成回路の変形例を示すブ
ロツク図である。 第8図は、第7図に示された2乗関数回路7
2,76を具体化した回路図である。 第9図乃至第11図は、第2図に示された発振
回路16の変形例を示す回路図である。 第12図は、第1図に示されたベクトル合成回
路18および制御信号発生回路20の変形構成例
を示すブロツク図である。 第13図は、第12図に示された各ブロツクに
おいて形成される信号の様子を示すベクトル図で
ある。 第14図は、第12図に示された構成において
n=3としたときに制御信号e4がどのように作
られるかを示す波形図である。 第15図は、第12図に示された構成を具体化
した回路図である。 第16図は、第1図に示された構成の振幅制御
回路を、自動レベル制御回路に応用した場合の構
成を示すブロツク図である。 発明を実施するための最良の形態 次に、この発明の好ましい具体化例を説明す
る。説明に当つては、重複説明を避けるために、
同一あるいは類似部分には、同一あるいは類似の
参照符号を付すことにする。 第1図は、この発明に係る振幅制御回路を含ん
だ正弦波発振器の基本構成を示す。増幅回路10
の出力信号e1は、増幅度制御回路12に入力さ
れる。信号e1は、制御回路12を介して、増幅
回路10の第1入力端に正帰還(あるいは負帰
還)される。信号e1は、また発振周波数設定回
路14を介して増幅回路10の第2入力端に負帰
還(あるいは正帰還)される。回路10,12お
よび14は、通常の発振回路16を構成する。た
とえば、増幅回路10の第1および第2入力端に
与えられる信号が、それぞれ、正帰還信号および
負帰還信号であつたとしよう。この場合の発振回
16は、たとえばザルツア形(橋絡T形)発振
回路によつて形成される。一方、前記第1および
第2入力端子に与えられる信号が、それぞれ負帰
還信号および正帰還信号であつた場合、発振回路
16は、たとえばウイーン・ブリツジ形発振回路
によつて形成される。 信号e1はベクトル合成回路18の第1入力端
に与えられる。合成回路18の第2入力端には、
設定回路14から導出された移相信号e2が与え
られる。設定回路14がザルツア形あるいはウイ
ーン・ブリツジ形の場合、信号e1に対する信号
e2の移相量は、45゜前後得るこことができる。
信号e1およびe2は、合成回路18によつて、
信号e1から90゜位相のずれた信号e3に変換さ
れる。たとえば、信号e1が正弦波であれば、信
号e3は余弦波となる。信号e1はさらに、制御
信号発生回路20の第1入力端に与えられる。制
御信号発生回路20の第2入力端には、信号e3
が与えられる。 制御信号発生回路20は、信号e1およびe3
それぞれの2乗の和に比例した直流成分を含む制
御信号e4を合成する回路である。すなわち、信
号e4の直流分はe12+e32を変数とする関数によ
つて表わされる。いま、信号e1およびe3を、
それぞれ次のように表わしてみよう。 e1=Esinωt ……(1) e3=Ecosωt ……(2) ここで、Eは信号e1およびe3の振幅(ピー
ク値に対応)を示し、ωはその角周波数、tは時
間を表わす。すると、信号e4は次ように表わさ
れる。 e4=k(e12+e32) =kE2(sin2ωt+cos2ωt)=kE2 ……(3) ここで、kは制御信号発生回路20に固有の比
例係数である。第(3)式から明らかなように、信号
e4は発振出力信号e1の角周波ωには無関係で
ある。信号e4は、信号e1の振幅Eの2乗に比
例した情報のみを含んでいる。この信号e4によ
つて、増幅度制御回路12の伝達関数が制御され
る。 第2図は、第1図に示された基本構成をより具
体的に表わした回路図である。この回路構成は、
この出願がなされた時点において、発明者が最適
態様であると信じるものである。 増幅器10の出力端は、抵抗R122を介して、
増幅器10の正相入力端に接続される。この正相
入力端は、インピーダンス被制御素子121の抵
抗素子R121を介して接地される。この被制御
素子121としては、LEDとCdSセルを組合わせ
た、フオトカプラが適当である。インピーダンス
被制御素子121と抵抗R122とが、増幅度制御
回路12を形成している。増幅器10の逆相入力
端および出力端は、抵抗R141を介して接続さ
れる。抵抗R141には、キヤパシタC141およ
びC142の直列回路が並列接続される。キヤパ
シタC141およびC142の接続点は、抵抗R1
2を介して、増幅器22の逆相入力端に接続さ
れる。抵抗R141,R142およびキヤパシタC
141,C142は、橋絡T形の発振周波数設定回
路14を形成している。増幅器10、インピーダ
ンス被制御素子121、および抵抗R122,R1
1,R142、そしてキヤパシタC141,C1
2が、発振回路16を構成する。 増幅器22の逆相入力端および出力端は、抵抗
R181を介して接続される。増幅器22の正相
入力端は、抵抗R182を介して接地される。抵
抗R182はオフセツトバランス用に設けられて
いる。増幅器22の出力端は、抵抗R183およ
びR184の直列回路を介して、増幅器10の出
力端に接続される。増幅器22および抵抗R18
〜R184が、ベクトル合成回路18を形成して
いる。増幅器22の逆相入力端はイマジナリ・グ
ラウンドとなつている。すなわち、抵抗R142
とR181の接続点は、等価的に接地されている。
発振周波数設定回路14のキヤパシタC141
C142の接続点には、移相信号e2が現われる。
移相信号e2は、発振回路16の正弦波発振出力
信号e1に対してφだけ位相のずれた正弦波電圧
信号である。この移相信号e2は、e2/R14
に相当する大きさの電流信号i2となつて、ベク
トル合成回路18に入力される。電流信号i2は、
増幅器22によつて、移相信号e2aに変換され
る。移相信号e2とe2aとは、互いに逆相とな
つている。移相信号e2aの振幅は、抵抗R181
によつて変更できる。移相信号e2aと発振出力
信号e1とは、抵抗R183およびR184によつ
て形成された加算回路によつて、加算される。こ
の加算によつて、発振出力信号e1に対して90゜
位相のずれた移相信号e3を得ることができる。 第3A図をみていただきたい。この図は、ベク
トル合成回路18による移相信号e3の合成がど
のように行なわれるかを示している。発振出力信
号e1に対して、移相信号e2はφだけ位相が遅
れているものとしよう。移相信号e2の位相を反
転させ、かつその振幅をA1倍することによつて、
移相信号e2aが得られる。移相信号e2aと発振
出力信号e1とをベクトル加算すると、移相信号
e3が得られる。前記振幅倍率A1の大きさを調
整することによつて、発振出力信号e1に対する
移相信号e3の位相差を、90゜に設定できる。す
なわち、ベクトル合成回路18は、正弦波信号か
ら余弦波信号を合成することができる。移相信号
e3をA2倍することによつて、発振出力信号e
1と振幅の等しい90゜移相信号A2e3が得られる。 再び第2図にもどろう。増幅器10の出力端は
抵抗R201およびR202の直列回路を介して、
増幅器24の逆相入力端に接続される。増幅器2
4の逆相入力端および出力端は、抵抗R203
介して接続される。増幅器24の正相入力端は、
オフセツトバランス抵抗R204を介して接地さ
れる。抵抗R183およびR184の接続点は、抵
抗R205およびR206の直列回路を介して、増
幅器26の逆相入力端に接続される。増幅器26
の逆相入力端および出力端は、抵抗R207を介
して接続される。増幅器26の正相入力端は、オ
フセツトバランス抵抗R208を介して接地され
る。 以上の回路構成において、R202=R203
あり、またR206=R207であるとしよう。こ
の場合、抵抗R201とR202の接続点に生じる
信号をe1aとすると、増幅器24の出力端に生
じる信号は−e1aとなる。同じく、抵抗R205
とR206の接続点に生じる信号をe3aとする
と、増幅器26の出力端に生じる信号は−e3a
となる。信号e1aは、発振出力信号e1と同位
相であり、信号e3aは移相信号e3と同位相で
ある。したがつて、信号e1aとe3aとは、互い
に90゜の位相差を有している。信号e1aおよびe
aの振幅は、それぞれ、抵抗R201およびR2
5によつて調整できる。したがつて、信号e1a
およびe3aの振幅を等しくすることができる。
信号e1a,−e1aおよび信号e3a,−e3aの位
相関係を第4A図および第4B図に示す。 再び第2図において、抵抗R201およびR2
2の接続点は、PチヤネルMOS・FET28のゲ
ートに接続される。増幅器24の出力端はPチヤ
ネルMOS・FET30のゲートに接続される。同
様に、抵抗R205およびR206の接続点および
増幅器26の出力端は、それぞれ、Pチヤネル
MOS・FET32および34のゲートに接続され
る。ここでは、FET28〜34として、エンハ
ンスメント形を採用している。しかしながら、こ
こに用いられるFETは、そのドレイン電流IDが実
質的にそのゲート・ソース間電圧VGSの2次関数
によつて表わしうるものであれば、どんなタイプ
のものでもよい。たとえば、FET28〜34と
してデイプレツシヨン形を用いてもよい。第2図
においてエンハンスメント形のFETを用いた主
な理由は、回路構成を単純化しやすい点にある。
第5図に、Pチヤネル形FETのID−VGS特性例を
示す。曲線Aはエンハンスメント形であり、−
VTHはスレシヨルド電圧を示す。曲線Bはデイプ
レツシヨン形であり、+Vpはピンチオフ電圧を示
す。曲線A,Bは、通常、良い精度で2次関数に
よつて表わすことができる。 第2図においてFET28および30のドレイ
ンは、抵抗R209を介して負電源−VEに接続さ
れる。FET32および34のドレインは、抵抗
R2010を介して負電源−VEに接続される。抵抗
R209およびR2010は、過大電流制限用に設
けられている。FET28および30それぞれの
ソースおよびサブストレートは、NPNトランジ
スタ36のエミツタに接続される。FET32お
よび34それぞれのソースおよびサブストレート
は、NPNトランジスタ38のエミツタに接続さ
れる。トランジスタ36および38のベースは、
NPNトランジスタ40のベースおよびコレクタ
に接続される。トランジスタ40のエミツタは、
抵抗R2011を介して接地される。トランジスタ
40のコレクタは、抵抗R2012を介して正電源
+Vcに接続される。ダイオード接続されたトラ
ンジスタ40は、トランジスタ36および38の
ベース・エミツタ間スレシヨルド電圧VBEに対す
る温度補償のために設けられている。FET28
〜34のゲート・バイアス電圧VSGは、抵抗R2
12によつて調整できる。なお、FET28と30
およびFET32と34は、それぞれ、特性のそ
ろつたデユアルFETであることが望ましい。 トランジスタ36および38のコレクタは、抵
抗R2013を介してインピーダンス被制御素子1
1の発光素子すなわちLEDのカソードに接続さ
れる。このLEDのアノードは正電源+Vcに接続
される。トランジスタ36および38のコレクタ
は、キヤパシタC201を介して接地される。キ
ヤパシタC201は、増幅度制御回路12に対す
る制御電圧e4あるいは制御電流I4に含まれる残
留リプルを減少させるために設けられている。
FET28〜34のID−VGS特性が完全に2乗特性
であるときは、制御電流I4にリプルが含まれるこ
とはない。しかしながら、上記ID−VGS特性が2
乗特性からはずれている場合は、制御電流I4に若
干のリプルが含まれる。このリプルの周波数成分
は、発振出力信号e1の周波数の2倍以上の高次
調波成分である。しかも、制御電流I4の直流分に
比較して、前記リプル分の振幅は極めて小さい。
したがつて、キヤパシタC201と、トランジス
タ36および38のコレクタ回路のインピーダン
スとの時定数は小さなものでよい。前記2乗特性
の精度が良い場合、あるいは発振出力信号e1に
対して極端な低歪を要求しないときは、キヤパシ
タC201は省略されてもよい。 増幅器24および26、FET28〜34、ト
ランジスタ36〜40、抵抗R201〜R2013
およびキヤパシタC201が、制御信号発生回路
20を構成している。 第(3)式に示される制御信号e4すなわち制御電
流I4の合成動作は次のように考えることができ
る。第4図および第5図を参照しながら説明しよ
う。第2図において、FET28〜34のソース
電位は、スレシヨルド電圧+VTに設定されてい
るものとする。これは、信号e1aあるいは信号
e3aの振幅がゼロの瞬間において、FET28,
30あるいはFET32,34のソースに対する
ゲート電圧−VGSが−VTHであることを意味する。
すると、FET28は、信号E1aが正の半周期に
おいてカツトオフされる。信号e1aが負の半周
期においては、FET28のソース・ドレイン間
に、e1a 2に比例した電流i28が流れる。同様にし
て、信号−e1aの負の半周期のみすなわち信号
e1aの正の半周期においてのみ、FET30に、
(−e1a2に比例した電流i30が流れる。こうし
て、トランジスタ36のコレクタ回路には、全て
の位相区間に渡つてe1a 2に比例した電流i28+i30
が流れる。 同様に、FET32および34には、それぞれ、
e3a 2に比例した電流i32および(−e3a2に比
例した電流i34が流れる。すると、トランジスタ
38のコレクタ回路には、全ての位相区間に渡つ
てe3a 2に比例した電流i32+i34が流れる。制御電
流I4は、前記電流i28,i30,i32およびi34の和とし
て与えられる。制御電流I4に対応するトランジス
タ36および38のコレクタ電圧e4aは、第4
C図に示すような、若干のリプルを含んだ直流信
号となる。この残留リプルは、前述した2乗特性
が正確に実現されないときに生じる。この直流信
号のレベルは、発振出力信号e1の振幅の2乗に
比例するが、発振出力信号e1の発振周波数には
無関係である。制御電流I4もまた、第4C図に示
すような信号波形となつている。このような制御
電流I4を用いることによつて、低歪化および低ハ
ンチング化が同時に実現されたCR発振器を提供
することができる。 この発明に係る振幅制御回路を採用した場合、
発振周波数に関係なく安定な発振信号を提供でき
る。したがつて、従来フアンクシヨン・ジユネレ
ータによつてしか実用されていなかつた超低周波
の正弦波信号を、通常のザルツア形あるいはウイ
ーン・ブリツジ形発振回路によつて具体化するこ
とができる。 従来極低周波用正弦波発生器として、フアンク
シヨン・ジユネレータが用いられている。フアン
クシヨン・ジユネレータにおいては、f(x)=
sin x/x形の関数変換を行なうことで、三角波
から正弦波が合成されている。この関数変換を高
精度で行なうことは技術的に困難なため、三角波
から低歪の正弦波を得ることはむずかしい。ま
た、この関数変換によつて得られた正弦波は、奇
数次の高調波歪が多い。これに対し、第2図に示
された構成では、低歪の極低周波正弦波信号e1
を得ることができる。 第6図は、この発明が利用できる発振回路16
の変形例を示す。この回路においては、発振周波
数設定回路14に、ブーツトラツプ形の正帰還回
路を採用している。この正帰還回路は、この出願
と同一の発明者による他の日本出願−「帯域波
回路」に開示された内容を応用したものである。
上記出願は、1976年12月4日に出願された特願昭
51−145981であり、1977年8月23日に手続補正が
なされている。 増幅器10に対する正帰還回路すなわち増幅度
制御回路12は、第2図と同じである。一方、負
帰還回路は次のように構成される。増幅器10の
出力端は、抵抗R141およびR142の直列回路
を介して、増幅器141の正相入力端に接続され
る。抵抗抗R141およびR142の接続点、キヤ
パシタC141を介して、増幅器141の出力端に
接続される。増幅器141の出力端および逆相入
力端は抵抗R144を介して接続される。増幅器
141の逆相入力端は、抵抗R145を介して接地
される。増幅器141の正相入力端は、キヤパシ
タC142を介して増幅器10の正相入力端に接
続される。増幅器10の正相入力端は、抵抗R1
3を介して接地される。 この回路において、増幅器141の増幅度A14
1に設定されている場合、すなわちR144/R1
5=0の場合は、キヤパシタC141および/あ
るいはC142によつて、発振周波数の変更が行
われる。A14=1の場合においては、抵抗R141
および/あるいはR142を、発振周波数の変更
に使用すること、望ましくない。抵抗R141
るいはR142を変更すると、この変更量に応じ
て、発振周波数における増幅器10の正帰還量も
変わつてしまう。すると、発振出力信号e1の振
幅が変化する。極端な場合、発振出力信号e1が
クリツプするか、あるいは発振が停止してしま
う。しかしながら、(R141+R142)/R143が一定
となるように、抵抗R141,R142およびR1
3を変更する場合は問題がない。 ここで、次の関係が成立している場合を考え
る。 A14=R144/R145+1=C142/C141+1
……(4) 第(4)式を変形すると、次のようになる。 R144C141=R145C142 ……(5) 第(4)式あるいは第(5)式が成立するとき、発振周
波数の変更をR141によつて行なつても、発振
出力信号e1の振幅は変化しない。たとえば、
A14=2、C141=C142とすると、第(4)式あるいは
第(5)式が満足される。このとき、増幅器10の出
力端からその正相入力端までの発振周波数におけ
る伝達関数は、抵抗R141から独立される。一
方、発振周波数は、抵抗R141によつて変更で
きる。詳細な理論解析は、前記特願昭51−145981
に対する補正明細書中において行なわれている。 第6図に示される発振回路16においては、発
振周波数を変更するためのデバイス(抵抗あるい
はキヤパシタ)が単一のもので済む利点がある。
このことは、電圧制御発振器(VCO)を構成す
る場合に、特に有益である。これに対し、ザルツ
ア形あるいはウイーン・ブリツジ形発振回路にお
いては、発振周波数を変更するためのデバイスと
して、少なくとも2連動の可変抵抗あるいは可変
キヤパシタ(バリアブルコンデンサ)が必要とな
る。そして、これら連動デバイスに連動誤差があ
るときは、発振周波数の変更にともなつて、発振
出力e1の振幅が変動しやすい。 第7図は、制御信号発生回路20における2乗
関数合成回路の変形例を示している。第2図にお
いては、FET28〜34のゲート・ソース間電
圧VGSと、そのドレイン電流IDとの間の2乗関数
特性を利用する。また、FET28〜34を、信
号±e1および±e3の正の半周期でカツトオフ
させることによつて、FET28〜34自身に信
号e1およびe3の全波整流作用を持たせる。こ
のような、FET28〜34の、全波整流作用お
よび2乗関数合成作用は、第7図に示す一般的な
構成によつても、可能である。すなわち、信号e
1は、全波整流回路70によつて、たとえば正の
みの正弦波状脈流信号e1aに変換される。この
信号e1aは、2乗関数回路によつて、2乗信号
e1a 2に変換される。同様に、信号e3は、全波
整流回路74および2乗関数回路76によつて、
2乗信号e3a 2に変換される。2乗信号e1a 2
よびe3a 2は、加算器78において加算合成され
る。加算器78によつて、2乗信号e1a 2+e3a 2
e4aが得られる。 全波整流回路70,74および2乗関数回路7
2,76さらに加算器78は、公知の回路によつ
ても構成できる。全波整流回路70,74として
は、演算増幅器の負帰還ループに整流ダイオード
あるいは整流トランジスタを挿入した直線整流回
路が適当である。また、2乗関数回路72,76
としては、次のものがある。 (a) ダイオード接線近似回路を用いたもの。 (b) 対数圧縮回路、2倍増幅器および指数関数回
路を組合せたもの。たとえば、入力信号e1は
対数圧縮回路によつてlog e1に変換される。
このlog e1は、2倍増幅器によつて、2log
e1=log e12に変換される。このlog e12は、
指数関数回路によつてexp(log e12)=e12に変
換される。 (c) FETのドレイン電流−ドレイン・ソース間
電圧特性の低電圧領域における√ 形電圧−電
流特性を利用したもの。この場合の回路例を第
8図に示しておく。 増幅器721の出力端には、Nチヤネルデプレ
ツシヨン形FET722のドレインが接続される。
FET722のソースは増幅器721の逆相入力端に
接続される。増幅器721の逆相入力端は、抵抗
R721を介して接地される。FETのソース・ゲ
ート間には、ゲート・バイアス電圧源723が接
続される。この電圧源723の電圧値によつて、
FET722のドレイン電流−ソース・ドレイン間
電圧特性の曲線形状を変更することができる。増
幅器721の正相入力端に適当な振幅の正電位信
号e1aが入力されると、増幅器721の出力端か
ら、大体においてe1a 2比例した信号が出力され
る。 第9図乃至第12図は、第2図に示された発振
回路16の変形例を示す。第9図において、増幅
度制御回路12に含まれるインピーダンス被制御
素子121の抵抗R122は、増幅器10の正相入
力端とその出力端との間に挿入される。発振出力
信号e1の振幅が増えると、インピーダンス被制
御素子121のランプに供給される電流I4が減少
される。図中においては、この電流I4の減少を、
負符号を付した−I4によつて表わしている。電流
I4が減少すると、抵抗R122の抵抗値が増大し、
前記発振出力信号e1の振幅を減少させる。ま
た、発振周波数設定回路14においては、キヤパ
シタC141を橋絡素子として用い、前記発振回
路電流i2の供給は、キヤパシタC142を介して
行なつている。 第10図においては、発振回路16として、ウ
イーンブリツジ形発振回路を採用している。増幅
器10の出力端は抵抗R122を介して、その逆
相入力端に接続される。増幅器10の逆相入力
端、抵抗R123およびNチヤネルFET121のド
レイン・ソース間を介して、接地される。ここに
用いられるFET121としては、デイプレツシヨ
ン形を想定している。エンハンスメント形あるい
はPチヤネルFETを用いるときは、バイアスの
与え方あるいは制御信号e4aの極性が変つてく
る。FET121のドレイン・ゲート間には抵抗R
124が接続される。この抵抗R124は、FET1
1の内部抵抗R121の非直線性を補償するため
の負帰還用に挿入されている。この負帰還作用に
よつて、FET121のドレイン電圧−ドレイン電
流特性は、俗に3極管特性と呼ばれる非飽和曲線
を描く。このような負帰還を用いる場合、FET
121をバイポーラ・トランジスタに置換しても
よい。バイポーラ・トランジスタ121を用いて
も、みかけ上3極管特性を得ることができる。
FET121のゲートには、抵抗R125を介して制
御信号e4aが与えられる。第10図においては、
この制御信号e4aに負符号を付している。この
負符号は、発振出力信号e1の振幅が増大したと
きに、制御信号e4aの電位が下ることを意味し
ている。すなわち、負極性の制御信号−e4a
発振出力信号e1の振幅とは比例している。 増幅器10の出力端は、キヤパシタC141
抵抗R141との直列回路を介して、増幅器10
の正相入力端に接続される。増幅器10の正相入
力端は抵抗R142およびキヤパシタC142の並
列回路を介して接地される。抵抗R141とキヤ
パシタC141の接続点は、増幅器142の正相入
力端に接続される。増幅器142の逆相入力端は
その出力端に接続される。移相信号e2は、増幅
器142の出力端から取出される。増幅器142
は、単に、インピーダンス変換のために設けられ
ている。第10図の発振回路16においては、移
相信号e2の移相方向が、第2図のそれと逆であ
る。この場合、90゜移相信号e3の合成は、第3
B図に示すように行なわれる。 第11図は、第10図に示された発振回路16
の変形例を示す。増幅器10の出力端は抵抗R1
1およびキヤパシタC141の直列回路を介し
て、増幅器10の正相入力端に接続される。増幅
器10の正相入力端は抵抗R142およびキヤパ
シタC142の並列回路を介して接地される。増
幅器10の出力端は、抵抗R122を介して増幅
器10の逆相入力端に接続される。増幅器10の
逆相入力端は抵抗R123を介して、接地される。
増幅器10の出力端は、抵抗R126を介して、
増幅器143の逆相入力端に接続される。増幅器
143の逆相入力端は、抵抗R127を介して、増
幅器143の出力端に接続される。増幅器143
正相入力端は接地される。 増幅器10の逆相入力端と増幅器143の出力
端とは、エンハンスメント形PチヤネルMOS・
FET121のドレイン・ソース間を介して、接続
される。FET121のサブストレートは接地され
る。FET121のゲートは、抵抗R124を介し
て、FET121のドレイン(あるいはソース)に
接続される。FET121のゲートは、抵抗R128
を介して、FET128のソース(あるいはドレイ
ン)に接続される。FET121のゲートには、抵
抗R125を介して、制御信号e4aが与えられ
る。FET121をバイアスするために、FET12
のゲートは、抵抗R129を介して、負電源−VE
に接続される。移相信号e2は、抵抗R141
キヤパシタC141の接続点から取出される。 第11図の発振回路16において、FET121
のドレイン・ソースの構造が、ゲートに関して対
称であり、R124=R128であるとしよう。また、
増幅器10の逆相入力端における信号e10の振
幅と増幅器143の出力端における信号e14の
振幅とが等しくなるように、抵抗比R127/R
126の大きさが調整されたとする。すると、
FET121のドレインおよびソースには、そのサ
ブストレートの電位を中心に互いに逆相で同振幅
の、信号e10およびe14が与えられる。すな
わち、FET121は、いわゆるプツシユ・プル駆
動される。このような構成は、大振幅信号の振幅
制御に適している。抵抗R124およびR128
は、FET121の内部抵抗の非直線性補償用に設
けられている。しかしながら、抵抗R124およ
びR128を省略しても、FET121によつて扱か
われる信号の振幅が小さいときは、比較的低歪な
発振出力信号e1を得ることができる。抵抗比R
127/R126の大きさを微調整することによつ
て、発振出力信号e1の歪最小点を求めることが
できる。 第12図は、第1図の基本構成の変形例を示
す。第1図においては、ベクトル合成回路18に
よつて、e2=sin(ωt−φ)で表わされる信号をe3
=cosωtに変換し、制御信号発生回路20によつ
て、実質的にリプルのない制御信号e4=e12+e32
を形成している。これに対して、第12図におい
ては、n個のベクトル合成回路18nによつて、
n種の移相信号e3oを形成している。これらの
移相信号e3oの絶対値のピークの総和をとるこ
とによつて、制御信号e4を得ている。すなわ
ち、第12図は、次式を具体化する構成を示して
いる。 e4=oi=0 e3i〕=oi=0 〔Esin(ωt−φi)〕 ……(6) 第(6)式において、i=0のとき、すなわちe3p
=Esin(ωt−φp)は、発振出力信号e1そのもの
を示す。また、カギ括弧〔 〕は、絶対値のピー
クであることを意味する。 発振出力信号e1は、絶対値ピーク検出器21
およびベクトル合成回路181〜18oの第1入
力端に与えられる。発振周波数設定回路14から
導出された移相信号e2は、ベクトル合成回路1
1〜18oの第2入力端に与えられる。合成回路
181〜18oは、信号e1およびe2をもとにし
て、移相信号e31〜e3oを合成する。合成回路
181〜18oは、第2図に示された合成回路18
と同様に構成される。合成回路181〜8oで合成
された信号e31〜e3oは、それぞれ、絶対値ピ
ーク検出器211〜21oに入力される。信号e1
およびe31〜e3oは、それぞれ検出器210
21oによつて、絶対値信号|e1|および|e
1|〜|e3o|のピーク値に変換される。これ
らの絶対値信号は、加算器23によつて加算され
る。 第13図は、第(6)式においてn=3とおいた場
合のベクトル図の一例を示す。この場合、信号e
1,e31,e32およびe33の位相差は45゜であ
る。移相信号e2の移相量φがもともと45゜のと
きは、n=3の場合におけるベクトル合成をより
容易に行なうことができる。 第14図は、n=3の場合に合成された制御信
号e4のエンベロープを示す。加算器23に与え
られる信号e1,e31,e32およびe33のピ
ーク値のリプルは小さい。したがつて、検出器2
0〜213の充放電回路の時定数は、比較的小さ
なものですむ。 第15図は、第1図および第12図に示された
ブロツク構成をもとにして具体化された、正弦波
発振器を示す。第15図の回路構成によつて、第
13図のベクトルによつて示される信号e1,e
1,e32およびe33が得られる。 増幅器10の出力端、抵抗R122およびR1
1を介して、その正相入力端および逆相入力端
に接続される。増幅器10の正相入力端は抵抗R
122およびデイプレツシヨン形NチヤネルFET
121のドレイン・ソース間を介して接地される。
FET121のゲート・ドレイン間は抵抗R124
介して接続される。FET121をバイアスするた
めにFET121のゲート、抵抗R129を介して負
電源−VEに接続される。抵抗R141にはキヤパ
シタC141およびC142の直列回路が並列接続
される。キヤパシタC141とC142の接続点は
抵抗R142を介て、増幅器22の逆相入力端に
接続される。増幅器22の正相入力端は接地さ
れ、その逆相入力端と出力端は、抵抗R181
介して接続される。増幅器22の出力端は抵抗R
183およびR184の直列回路を介して増幅器1
0の出力端に接続される。このように構成された
発振回路16は、第2図に示された発振回路16
と実質的に同一である。両者の間には、インピー
ダンス被制御素子121がフオト・カプラである
かFETであるかの違いがあるだけである。 抵抗R183およびR184の接続点は、増幅器
1820の正相入力端に接続される。増幅器1820
の出力端は抵抗R1821を介して、その逆相入力
端に接続される。増幅器1820の逆相入力端は抵
抗R1820を介して接地される。増幅器1820
正相入力端には、増幅器10の出力端に生ずる発
振出力信号e1よりも90゜位相の進んだ移相信号
e3が与えられる。この信号e3は、増幅器18
20によつてA2倍に増幅されて信号e1と同振幅の
信号e32に変換される。信号e32は、信号e1
よりも90゜位相が進んでいる。増幅度A2の大きさ
は、抵抗R1821によつて調整できる。 増幅器10の出力端および増幅器1820の出力
端は、それぞれ、抵抗R1810および抵抗R18
11を介して、増幅器1810の正相入力端に接続さ
れる。増幅器1810の正相入力端は、抵抗R18
12を介して接地される。増幅器1810の逆相入力
端は、その出力端に接続される。抵抗R1810
よびR1811の接続点において、信号e1と信号
e32とが合成される。合成信号e1+e32Bの振幅
は、抵抗R1812によつて調整できる。抵抗R1
10,R1811およびR1812による分圧比を
1/√2とし、R1810=R1811とした場合と
考えよう。この場合、増幅器1810の出力端に生
じる信号e31は、信号e1より45゜位相が進んで
おり、その振幅は信号e1に等しい。 増幅器10の出力端は抵抗R186を介して、
増幅器1800の逆相入力端に接続される。増幅器
1800の逆相入力端および出力端は、抵抗R18
を介して、接続される。増幅器1800の正相入
力端は、接地される。R188=R187の場合、増幅
器1800の出力端には、信号e1と同振幅で逆相
であるところの信号−e1が現われる。増幅器1
20の出力端および増幅器1800の出力端は、そ
れぞれ、抵抗R1830および抵抗R1831を介し
て、増幅器1830の正相入力端に接続される。増
幅器1830の正相入力端、抵抗R1832を介して
接地される。増幅器1830の逆相入力端は、その
出力端に接続される。抵抗R1330およびR18
31の接続点において、信号e32と信号−e1と
が合成される。合成信号e32−e1の振幅は抵
抗R1832によつて調整できる。増幅器1830
出力端に生じる信号e33は、信号e1より135゜
位相が進んでおり、その振幅は信号e1に等し
い。 増幅器10の出力端は、抵抗R183を介して、
NPNトランジスタ2111のベースおよびPNPト
ランジスタ2112のベースに接続される。増幅器
1810の出力端は、抵抗R1813を介して、NPN
トランジスタ2113およびPNPトランジスタ21
14のベースに接続される。増幅器1820の出力端
は、抵抗R1823を介して、NPNトランジスタ
2115およびPNPトランジスタ2116のベースに
接続される。増幅器1830の出力端は抵抗R18
33を介してNPNトランジスタ2117のベースおよ
びPNPトランジスタ2118のベースに接続され
る。トランジスタ2111,2113,2115および
2117のコレクタは、正電源+Vcに接続される。
トランジスタ2112,2114,2116および21
18のコレクタは、負電源−VEに接続される。トラ
ンジスタ2111,2113,2115および2117
エミツタは、キヤパシタC211および抵抗R2
1の並列回路を介して、接地される。トランジ
スタ2112,2114,2116および2118のエミ
ツタは、キヤパシタC212および抵抗R212
並列回路を介して、接地される。トランジスタ2
11〜2118、キヤパシタC211およびC212
そして抵抗R211およびR212が、絶対値ピー
ク検出器210〜213を構成している。ここで
は、トランジスタ2111〜2118のベース・エミ
ツタ間の整流作用を利用している。 このように、信号整流にトランジスタのベー
ス・エミツタ間を利用した場合は、発振出力信号
e1の振幅制御の応答速度が早い。トランジスタ
2111〜2118の電流増幅作用によつて、キヤパ
シタC211およびC212へ単位時間当りに供給
される電荷量を大きくすることができるからであ
る。すなわち、トランジスタ2111〜2118のエ
ミツタ出力インピーダンスをReとした場合、キ
ヤパシタC211およびC212はそれぞれ時定数
C211ReおよびC212Reで充電される。一方、
このCR回路の放電時定数は、それぞれ、C21
1R211およびC212R212となる。このCR充
放電回路によれだ、早い応答速度と大きな放電時
定数を両立させることができる。このCR充放電
回路の出力端、すなわち、トランジスタ2111
エミツタおよびトランジスタ2112のエミツタに
は、それぞれ、信号e1,e31,e32およびe
3のピーク電位+Eおよび−Eが生じる。 トランジスタ2111のエミツタは、増幅器23
の正相入力端に接続される。増幅器231の出力
端はその逆相入力端に接続される。トランジスタ
2112のエミツタは、増幅器232の正相入力端
に接続される。増幅器232の出力端は、その逆
相入力端に接続される。増幅器232の出力端は、
抵抗R231を介して、増幅器233の逆相入力端
に接続される。増幅器233の正相入力端は接地
される。増幅器233の出力端は抵抗R232を介
して、その逆相入力端に接続される。R231
R232とすると、増幅器233は伝達関数−1の反
転器となる。増幅器233の出力端および増幅器
231の出力端は、抵抗R233およびR234
直列回路を介して、接続される。抵抗R233
よびR234の接続点は、抵抗R125を介して、
FET121のゲートに接続される。抵抗R233
よびR234の接続点から制御信号e4が得られ
る。増幅器231〜233および抵抗R231〜R
234が、加算器23を構成している。 抵抗R181,R1812,R1821,R1832
よびR232を相互に微調整することによつて、
制御信号e4のリプル最小点を求めることができ
る。 なお、発振回路16としては、前述したザルツ
ア形、ウイーンブリツジ形などの他に、3段以上
のCR積分回路あるいはCR微分回路を縦続接続し
た、移相発振回路も適用できる。 第16図はこの発明に係る振幅制御回路を、
ALC(自動レベル制御)回路あるいはボリユー
ム・エキスパンダ回路に応用する場合の基本構成
を示す。移相器140は、従来技術によつて構成
される。第16図に示された構成を第2図に示さ
れた回路と同様に具体化する場合、多相器140
の移相量は90゜に選ばれる。第15図の回路を利
用する場合、移相器140の移相量は45゜が適当
である。第16図の構成がALC回路として用い
られる場合、増幅度制御回路の伝達関数G=ep
eiは、入力信号eiの振幅が大きくなるほど、小さ
くなる。一方、ボリユーム・エキスパンダ回路と
して用いられる場合は、入力信号eiの振幅が大き
くなるほど、前記伝達関数Gは、大きくなる。第
16図に示される振幅制御回路においては、その
制御動作を速くしても、制御信号e4には、ほと
んどリプルが含まれない。したがつて、前記伝達
関数Gが制御信号e4のリプル分によつて変調さ
れることは、ほとんどない。 産業上の利用可能性 この発明に係る振幅制御回路は、発振周波数
1MHz程度以下のCR(あるいはLR,LC)形発振
器に用いることが適当である。特に、第2図に示
されたような構成では1Hz程度以下の極低周波に
おける低歪正弦波の発生器にも適用できる点に注
目していただきたい。 さらに、この発明に用いられた発振器の出力振
幅を制御する回路(18+20)は、ALC(自動
レベル調整)回路あるいはAGC(自動ゲイン調
整)回路にも応用可能である。すなわち、入力信
号に対して移相された信号を周知の移相器によつ
て合成すれば、第2図あるいは第15図に示され
た、ベクトル合成回路18および制御信号発生回
路20に対応する回路構成は、そのままALCあ
るいはAGC回路に利用できる。この場合、増幅
度制御回路12に対応する構成が、自動レベル制
御されるアツテネータに対応することになる。
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