JPS63171242A - 羽根状回転体の成形型 - Google Patents

羽根状回転体の成形型

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JPS63171242A
JPS63171242A JP102587A JP102587A JPS63171242A JP S63171242 A JPS63171242 A JP S63171242A JP 102587 A JP102587 A JP 102587A JP 102587 A JP102587 A JP 102587A JP S63171242 A JPS63171242 A JP S63171242A
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impeller blade
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Tateshi Ishii
石井 立志
Hiroyoshi Yoshinaga
吉永 広芳
Yasuhiko Kikuchi
菊地 泰彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、捩れを有する複数の羽根を備えた羽根状回
転体を成形するのに用いる成形型に関するものである。
(従来の技術) 第7図および第8図は、羽根状回転体の一例として自動
車のターボチャージャー用インペラー(吸気側)を示す
図である。
図中のインペラー100は、軸部100aの一端側の直
径を徐々に拡大してフランジ部100bを連接し、前記
軸部100aの外周に、複数の羽根100Cを一体に備
えると共に、軸線部分に軸孔100gを有している。各
羽根100Cは、軸部100aの小径側において略半径
方向に張出すとともに、緩い螺旋状を成してフランジ部
100bに至り、フランジ部100bにおいては略軸線
方向に張出した状態に捩れている。また、羽根100C
は、軸部100aの小径側の辺100dが、第8図に示
すように半径方向の線に対して角度Aだけ当該インペラ
ー100の回転方向(図中の矢印方向)に傾斜している
と共に、フランジ部100b側の辺100eが、第7図
に示すように軸線方向の線に対して前記角度Aよりも小
さい角度Bで傾斜している。さらに、第7図中の角度C
は、軸部100aの小径側の辺100dから連なる先端
稜線100fの端部と、軸線方向の線とが成す角度であ
る。上記のインペラー100は、角度Cを大きくとると
ともに上述の捩れ形状を有する羽根100Cによって過
給効率の向上を図ったものであり、例えばロストワック
ス法などの精密鋳造法に基づいて製造されていた。
また、羽根状回転体を成形する装置としては、例えば特
公昭58−12102号公報に記載されているものがあ
る。この装置は、上下動する上金型の下方に、各々の羽
根の形状に対応する分割金型を圧力シリンダによって放
射方向に進退可能としたものであって、前記上金型と各
分割金型との間で形成したキャビティ内で溶融金属を鋳
造したのち、上金型の上昇とともに各分割金型を型外方
向に移動させることにより、複数の羽根を有する羽根状
回転体を取出すようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) ここで、上記の装置は、羽根状回転体の生産性を向上さ
せて低コスト化を実現できるようにしたのであるが、分
割金型を放射方向だけに進退させる構造であるため、半
径方向の形状変化がきわめて小さい羽根を有するものに
適用可能である。つまり、先述した捩れ形状の羽根10
0cを有するインペラー100では、離型が不可能であ
ることが明らかである。したがって、従来にあっては。
上記インペラー100のような羽根状回転体を成形する
ための成形型が無く、その実現が要望されていた。
(発明の目的) この発明は、このような従来の要望に鑑みて成されたも
ので、複雑な捩れを有する羽根を備えた羽根状回転体を
成形することができ、しかも、型の開閉時に各部の動作
が円滑で且つ確実であって、保守管理が容易であるとと
もに型の小型化を図ることができる羽根状回転体の成形
型を提供することを目的としている。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明による羽根状回転体の成形型は、捩れを有する
複数の羽根を備えた羽根状回転体の成形型であって、相
対向して近接−離間する一方の型と他方の型との間に各
羽根の形状に対応する分割型を配設して各型の間で前記
羽根状回転体用のキャビティを形成する型構造を有し、
前記一方の型に、型外向きに傾斜したスライド面と、前
記スライド面に相対向するサポート体を型の略内外方向
へ摺動自在に保持し且つ前記近接・離間方向に移動可能
なエジェクタとを備えると共に、前記サポート体に、軸
部を介して前記分割型を羽根の捩れ方向へ回動自在に連
結し、前記一方の型と分割型のどちらか一方側に、前記
羽根の捩れに対応して屈曲するガイド部を設け、他方側
には、前記ガたことを特徴としている。
(実施例) 以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は、この発明の一実施例を説明する図で
ある。なお、この実施例では、従来技術の項で説明した
羽根状回転体であるインペラー100(第7図および第
8図参照)を成形する場合を例示している。
すなわち、成形型1は、第1図に示すように、相対向し
て略水平方向に近接・離間する可動型2(一方の型)と
固定型3(他方の型)との間に。
各羽根100cの形状に対応した分割型4を配設して各
型2,3.4の間でインペラー100に対応したキャビ
ティ5を形成する型構造を有している。前記分割型4は
、その数が前記羽根100Cと同数であり、キャビティ
5を中心にして放射状に配列しである。
前記可動型2は、図外の駆動手段によって往復動可能な
ホルダ6の型外面に、複数のねじ7でブ1ノート廿めス
ベー+Rが田守11丁訊ス〉廿ζ 蒲記ホルダ6の中央
に、固定型3の方向へ延出するコア9をポルト10で固
定し、さらに、前記ホルダ6の型内面の型外部全周にわ
たって環状の枠ブロック11がポルト12で固定しであ
る。そして、前記コア9と枠ブロック11との間に、中
心側から、固定型3に近接・離間する方向に移動可使な
環状のエジェクタ13および同じく環状のガイドブロッ
ク14を同心上に備えている。
前記コア9は、先端に、前記インペラー100の軸部1
00aの小径端部に対応する成形部9aを有すると共に
、軸線上に、前記成形部9aに連通して当該コア9の基
端面に開口する孔部9bを有し、さらに、先端部寄りに
形成した膨出部分の外周に、型外向きに傾斜したスライ
ド面9Cが形成しである。前記孔部9bは、コア9の基
端部に向うにつれて階段状に内径が大きくなる形態を成
しており、エジェクトピン15が摺動自在に挿設しであ
る。前記エジェクトピン15は、その先端に、前記イン
ペラー100の軸孔100gを形成するための小径部1
5aを有すると共に、基端部近傍には、前記ホルダ6の
コア嵌合部分に形成した内向きフランジ6aに型内側か
ら当接する鍔部15bを有している。また、前記エジェ
クトピン15は、はぼ中央から前記小径部15aの基端
に至る外周部にライナ16が嵌装しであると共に、孔部
9b内の段部と鍔部15bとの間にスプリング17を介
装することにより、固定型3から離間する方向へ付勢さ
れた状態にある。さらに、前記コア9には、スライド面
9Cに対してほぼ直角な状態で、スプリング類を内蔵し
た伸縮自在なブツシュピン46が挿設しである。前記ブ
ツシュピン46は、スライド面9C側の基端部がコア9
に螺着してあり、前記ライナ16に形成した穴を通して
エジェクトピン15の円錐状係合孔15cに係合するポ
ール18を先端部で押圧している。なお、前記係合孔1
5cは、エジェクトピン15の鍔部15bが前記内向き
フランジ6aに当接しているときに、前記ポール18を
係合させる位置にある。
前記エジェクタ13は、ホルダ6との相対向面に、ホル
ダ6およびスペーサ8に連ねて形成した貫通孔6b内に
突出する受圧部材19をポルト20で固定すると共に、
ホルダ6を摺動自在に貫通し且つ前記ホルダ6に頭部が
係止されるストリッパポルト21を螺着している。また
、前記エジェクタ13は、第1図の右半分に示すように
、分割型4の配置に対応した型内部に、固定型3側へ開
口する断面丁字形のスライド溝13aを前記スライド面
9Cに対してほぼ直角方向(図の右斜め上方向)に形成
し、前記スライド溝13aに前記スライド面9Cに相対
向するサポート体22を摺動自在に連結している。なお
、前記エジェクタ13は、第1図の左半分に示すように
、各分割型4の間に対応する型内部に、ポルト23でス
ペーサ24が固定しである。
前記サポート体22は、第2図にも示すように、前記ス
ライド面9Cに相対向する側とその型外側に、固定型3
の方向へ延出する平行な保持部22a、22aを有する
と共に、前記スライド溝13aに係合する断面丁字形の
ギブプレート25が固定しである。このとき、前記ギブ
プレート25およびスライド溝13aは、丁字形断面に
おける上部の張出し長さが、型外へ向かうにつれて漸次
増大する形態を成している。したがって、前記サポート
体22は、エジェクタ13がホルダ6に当接している状
態において、前記スライド面 9Cと一定の間隔をおい
て相対向するように保持されている。また、前記両保持
部22a、22aは、両先端を貫く同一線上に軸孔22
b、22bを形成し、これよりも基端側に、同じく同一
線上に基づく断面矩形状の貫通孔22c、22cを有し
ている。
前記分割型4は、羽根100Cの形状に対応した成形部
4aを有すると共に、前記各保持部22a、22aの間
および型外側に組合わされる第1および第2突出部4b
 、4cを備えており、固定型3との相対向面には、前
記固定型3を構成するホルダ32の型内面に形成した四
部32aに嵌合する凸部4eを有している。前記第1お
よび第2突出部4b 、4cの基端部には、両者を貫く
同−線上に軸孔4d 、4dが形成しである。そして、
前記分割型4は、各保持部22a、22aに第1・第2
突出部4b 、4cを組合せた状態で連通する各軸孔2
2b、22b、4d、4dに軸部としての保持ピン26
を挿設することにより、前記サポート体22に回動自在
に連結しである。
なお、前記保持ピン26の傾斜角度は、羽根100Cの
捩れに対応して分割型4が回動しうるように設定してあ
り、この実施例では、スライド面9Cに対して軸線がほ
ぼ直角を成している。
また、前記第1突出部4bには、羽根100cの捩れに
対応して屈曲するガイド部として、型の内外方向に開口
するガイド孔27が形成しである。前記ガイド孔27は
、両端側の直線状部27a、27aを屈曲部27bで連
設した断面形状を有し、この断面形状に沿って摺動自在
に係合する係合部としてのガイドピン28を挿通する。
前記ガイドピン28は、先端部をスライド面9cの固定
型3側の端部に挿入すると共に、基端部を枠ブロック1
1に螺着して、その軸線が前記スライド面9Cに対して
略直角を成し、前記ガイド孔27の幅寸法よりも小さい
直径を有している。なお、前記ガイドピン28は、前記
サポート体22の貫通孔22c、22c内を通っている
。したがって、前記貫通孔22cは、サポート体22が
移動する際にガイドピン28と干渉することがないよう
に、充分な断面寸法を有している。また、分割型4の第
2突出部4Cは、同じくガイドピン28との干渉を防ぐ
ために、第1突出部4bよりも短く形成しである。
前記ガイドブロック14は、ホルダ6側となる基端部近
傍に、型の内外方向に開口するポール用孔14aを有す
ると共に、先端部に、型外方向に傾斜して前記スライド
面9Cと平行を成すテーパ部14bを有している。前記
ポール用孔14a内には、二個のポール29、.29が
設けてあって、前記ポール29.29は、枠ブロック1
1に型外側から挿入固定したブツシュピン30によって
型内方向へ押圧され、一方のポール29がエジェクタ1
3の外周に形成した係合溝13bに係合している。また
、前記ガイドブロック14は、前記分割型4における第
2突出部4Cの型外面にテーパ部14bが当接し、エジ
ェクタ13とともに移動する際に前記ガイドピン28と
干渉するのを防ぐための開口部14cを有する。さらに
、前記枠ブロック11の内周には、前記ブツシュピン3
0からやや離れたところに、前記ポール29を係合させ
るのに用いる係合溝11aが形成してあり、ブツシュピ
ン30の中心線から前記係合溝11aの中心線までの長
さは、前記サポート体22とスライド面9Cとの間に設
けた隙間における可動型移動方向の寸法に等しくしであ
る。
前記固定型3は、基g131に複数のねじ31aで固定
したホルダ32の中央に、キャビティ5に連通するスプ
ル33を形成し、前記スプル33の型内側に、射出口を
形成するブツシュ34とキャビティ5の底面を形成する
コアブロック35とをポルト36で固定している。また
、前記ホルダ32の型外面中央には、インペラー100
の素材である溶融材料を加圧注入する装置を接続するた
めの環状ブロック37がボルト38で固定しである。さ
らに、前記固定型3は、各分割型4の間に対応するとこ
ろに、可動型2側へ延出するリターンピン39が設けで
ある。前記リターンピン39は、基端部をホルダ32内
に位置決めした固定ロッド40と、前記固定ロッド40
の外側に摺動自在に嵌装したスリーブ41とを備えると
共に、固定ロッド40の先端面とスリーブの先端部内面
との間にコイルスプリング42を介装することにより、
前記スリーブ41を可動型2の方向に付勢。
している、また、前記スリーブ41は、突出量を規制す
るために、ホルダ32に係止される鍔部41aを基端に
有し、可動型2と固定型3とが閉じているときには、エ
ジェクタ13に設けたスペーサ24に当接し、コイルス
プリング42を圧縮状態にして固定型3側に移動してい
る。
なお、前記各ホルダ6 、32 、コア9および分割型
4の内部には、冷却用流体を流通させるための流路43
a〜43dが形成しである。また、第1図中の符号44
は、可動型2と固定型3とを閉じた状態で保持するため
の連結プレート(仮想線で示す)であって、この連結プ
レート44は、各型2.3に複数のポルト45を用いて
固定する。
上記の構造を有する成形型1は、可動型2と固定型3と
を閉じた状態(第1図の状態)にして、キャビティ5内
に樹脂や金属等の溶融材料を加圧注入する。このとき、
分割型4は、固定型3のホルダ32の凹部32aに凸部
4eを嵌合することによって位置決めされ、なお且つ、
上記嵌合によって溶融材料加圧注入時の圧力に対抗する
そして、上記成形型1は、溶融材料が冷却固化したのち
、第3図に示すように可動型2を固定型3から離反させ
る。このとき、リターンピン39は、スプリング42の
作用により、鍔41aがホルダ32に係止されるところ
までスリーブ41を突出させる。また、成形品であるイ
ンペラー100は、可動型2側に付着している。
次に、成形型1は、可動型2を所定位置まで移動させた
のち、第4図に示すように、エジェクトピン15および
受圧部材19の各端面を押込みロッド47,47(図中
仮想線で示す)で固定型3方向へ押圧する。すると、前
記エジェクトピン15は、スプリング17を圧縮し且つ
ポール18をブツシュピン46側へ押込むようにして移
動し、インペラー100をコア9の先端から押出す、ま
た、エジェクタ13とともに、サポート体22、分割型
4およびガイドブロック14が移動し、サポート体22
がスライド面9cに当接すると共に、エジェクタ13の
係合溝13bと枠ブロック11の係合溝11aとがポー
ル用孔14aを介して相対向した状態となる。このとき
、分割型4は、固定されたガイドピン28に対してガイ
ド孔27の一方側直線状部27aの長さ分だけ移動する
ので回動しない。
そして、第5図に示すように、ストリッパポルト21の
頭部がホルダ6に係止されるまでエジェクトピン15お
よびエジェクタ13をさらに押動すると、前記エジェク
トピン15でインペラー100を完全にコア9から押出
すと共に、ガイドブロック14のポール29が枠ブロツ
ク11側の係合溝11aに係合することによって、前記
ガイドブロック14が枠ブロツク11側にロックされた
状態となる。また、エジェクタ13がさらに移動すると
、前記エジェクタ13に対して型の内外方向(各図の斜
め上方向)に摺動自在なサポート体22は、スライド面
9Cおよびガイドブロック14のテーパ部14bに案内
されて斜め型外方向に移動し、同時に分割型4を同方向
に移動させる。
このとき、前記分割型4は、第6図に模式的に示すよう
に、サポート体22に連結するための保持ピン26が固
定型3の方向(図の下方向)へ移動するのであるが、固
定されているガイドピン28に対してガイド孔27の屈
曲部27bが通過するため、斜め方向への移動とともに
前記保持ビン26を中心にして羽根100Cの捩れ方向
に回動する。したがって、前記分割型4は、エジェクト
ピン15で押出されるインペラー100とともt4田中
IF11χ劇い劃1 侭七181/’1間−酸か叔乙葡
「外方向へ移動することによって前記インペラー100
から離型する。なお、上記離型の際、押込みロッド47
をエジェクトピン15および受圧部材19に当接させた
状態にして、ホルダ6をさらに固定型3から離反させる
ようにしても良い。
次いで、上記成形型1は、インペラー100をエジェク
トピン15から取外したのち、押込みロッド47を後退
させていくと、スプリング17の作用によってエジェク
トピン15が移動し、鍔部15bが内向きフランジ6a
に当接すると共に、ブツシュピン46で押圧されるポー
ル18が再び係合孔15cに係合して前記エジェクトピ
ン15をロック状態にする。bAいて、成形型1は、可
動型2を固定型3側へ移動させていくと、最初に、リタ
ーンピン39がエジェクタ13にS 11し、前記エジ
ェクタ1.3の移動を規制する。このとき、リターンピ
ン39内のスプリング42は、リターンピン39とスペ
ーサ24との当接による衝撃を緩和する。ここで、成形
型1は、実際には、エジェクタ13を移!II MJ、
 Ul 1.た欣璋で可動刑2がなおも移動することに
よって元の状態(第1図の状態)に戻るが、エジェクタ
13をホルダ6側へ移動させるものとして説明すると、
サポート体22がスライド面9Cおよびテーパ部14b
に沿って型内方向に引き込まれると共に、前記サポート
体22に伴って分割型4が離型時と逆方向に回動しなが
ら移動する(第4図の状態)、そして、成形型1は、エ
ジェクタ13がさらに移動すると、ポール29を介して
ガイドブロック14が再びエジェクタ13側にロック状
態になると共に、サポート体22および分割型4がホル
ダ6側へ移動し、前記エジェクタ13がホルダ6に当接
したところで、可動型2が元の状態に戻る。
このように、成形型1は、可動型2の移動とともに当該
可動型2の各構成が上記の動作を行い、可動型2.固定
型3および分割型4の間で再びキャビティ5を形成する
つまり、上記実施例で説明した成形型1によれば、過給
効率の向上を図るために複雑な捩れを有する羽根100
cを備えたインペラー100を容易に大量生産すること
ができる。また、上記成形型1は、エジェクタ13.サ
ポート体22および分割型4を順次連結し、分割型4を
複雑に移動させるにもかかわらず、ガイド溝13a、ギ
ブプレート25および保持ビン26による連結部位の構
造が簡単であるため、動作が円滑であるとともに故障し
難く、しかも、スライド面9cに沿って移動するサポー
ト体22および分割型4をサポートブロック14で一層
確実に案内することができる。さらに、上記成形型1は
、エジェクタ13がホルダ6に当接している際、サポー
ト体22とスライド面9cとが所定の間隔をおいて相対
向するようにし、なお且つ分割y!!4におけるガイド
孔27を両側の直線状部27a、27aと屈曲部27b
とから成る構成としている。したがって、離型時の分割
型4は、一旦固定型3側へ移動したのちに回動しながら
型外方向へ移動することになり、その結果、インペラー
100における羽根100cの小径側の辺100dがコ
ア9から完全に離間してから前記分割型4を離型させる
ことができ、前記分割型4がコア9と干渉したり、イン
ペラー100が破損したりする恐れは全く無い。
なお、この発明による成形型の詳細な構造が上記実施例
に限定されることはなく、例えば、エジェクタに対する
サポート体の摺動方向の傾斜角度や、分割型を保持する
軸部(保持ピン26)の軸線の傾斜角度、あるいはガイ
ド部(ガイド孔27)の屈曲形状などは、型内の許容寸
法や羽根状回転体の羽根の捩れ角度等に対応して適宜変
更することができ、このほか、一方の型の本体側(例え
ばコアなど)に溝状のガイド部を形成し。
分割型に前記ガイド部に沿って案内される保合部を窯設
することも良い、また、上記実施例では、可動型を水平
方向に移動させるものとしたが、可動型を上下方向に移
動させる構成にすることもでき、この場合、エジェクタ
をホルダに当接させた状態で保持するためのロック機構
等を設けることがある。
「発明の効果] 以上説明してきたように、この発明の羽根状回転体の成
形型によれば、捩れを有する複数の羽根を備えた羽根状
回転体の成形型であって、相対向して近接φ離間する一
方の型と他方の型との間に各羽根の形状に対応する分割
型を配設して各型の間で前記羽根状回転体用のキャビテ
ィを形成する型構造を有し、前記一方の型に、型外向き
に傾斜したスライド面と、前記スライド面に相対向する
サポート体を型の略内外方向へ摺動自在に保持し且つ前
記近接−s開方向に移動可能なエジェクタとを備えると
共に、前記サポート体に、軸部を介して前記分割型を羽
根の捩れ方向へ回動自在に連結し、前記一方の型と分割
型のどちらか一方側に、前記羽根の捩れに対応して屈曲
するガイド部を設け、他方側には、前記ガイド部に沿っ
て摺動自在に係合する係合部を設けたため、複雑な捩れ
を有する羽根を備えた羽根状回転体を成形し且つ容易に
量産することができ、しかも、羽根の捩れに合わせて分
割型を複雑に移動させるにもかかわらず、型の開閉時に
各部の動作が円滑で且つ確実であり、そのうえ、上記動
作の要点となる可動連結部分の構造が簡単であることか
ら、保守管理が容易であるとともに型の小型化に充分対
処することができるなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に基づく成形型を説明する
水平断面図、第2図はサポート体および分割型を説明す
る斜視図、第3図は可動型を固定型から離反させた状態
を説明する断面図、第4図はサポート体がスライド面に
当接した状態を説明する要部の断面図、第5図は分割型
がインペラーから離型した状態を説明する要部の断面図
、第6図は分割型が回動する状態を模式的に示す型の中
心側からの正面説明図、第7図は羽根状回転体の一例と
してインペラーを説明する斜、親図、第8図は第7図に
示すインペラーの平面図である。 1・・・成形型、2・・・可動型(一方の型)、3・・
・固定型(他方の型)、4・・・分割型、5・・・キャ
ビティ、9C・・・スライド面、13・・・エジェクタ
、22・・・サポート体、26・・・保持ピン(軸部)
、27・・・ガイド孔(ガイド部)、28・・・ガイド
ピン(係合部)、100・・・インペラー(羽根状回転
体)、100c・・・羽根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)捩れを有する複数の羽根を備えた羽根状回転体の
    成形型であって、相対向して近接・離間する一方の型と
    他方の型との間に各羽根の形状に対応する分割型を配設
    して各型の間で前記羽根状回転体用のキャビティを形成
    する型構造を有し、前記一方の型に、型外向きに傾斜し
    たスライド面と、前記スライド面に相対向するサポート
    体を型の略内外方向へ摺動自在に保持し且つ前記近接・
    離間方向に移動可能なエジェクタとを備えると共に、前
    記サポート体に、軸部を介して前記分割型を羽根の捩れ
    方向へ回動自在に連結し、前記一方の型と分割型のどち
    らか一方側に、前記羽根の捩れに対応して屈曲するガイ
    ド部を設け、他方側には、前記ガイド部に沿って摺動自
    在に係合する係合部を設けたことを特徴とする羽根状回
    転体の成形型。
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