JPS63171139A - 回転電機の集電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転電機の集電装置に係り、特に、中空の連結
軸に嵌合固定された集電環をもっ集電装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特開昭５７−１１００５１号公報に記載
のように、集電環を軸方向に貫通する軸に平行な孔を設
け、そこに断熱管を取付け、断熱管の先に接続したラジ
アルファンの作用によりブラシ摺動面の発生熱を奪う構
造のものがある。しかし、この方式は複雑な構造となり
別に高電圧・大電流の集電環について考慮されていなか
った。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、立軸木車発電機に用いられる集電装置
のように、集電環を中空の連結軸に固定し、この連結軸
の内側にリード線を貫通させた構造において、リード線
の発生熱による影響について考慮されておらず、特に、
高電圧・大電流の集電装置におけるリード線の冷却法に
問題があった。

すなわち、水車発電機などにおける集電装置では、構造
上リード線を回転軸や連結軸の中心孔を貫通するものが
多いが、集電装置が高電圧・大電流になるとリード線へ
の通電による発生熱量が多くなり、この放熱が不十分で
あった場合、リード線の熱サイクルによる絶縁劣化や変
形、リード線の熱伸びによる連結軸の変形に伴う集電環
の偏心量増大等４種々の弊害が発生する。

本発明の目的は、単純構造で確実な放熱作用をもつ集電
装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、中空の連結軸の内側にファンを設置し、冷
却風を強制的に流通させることにより達成される。

〔作用〕

連結軸の回転に伴い、連結軸の内側に設置したファンに
より連結軸の外部から冷却風を引込み、連結軸に設けた
径方向孔を通して連結軸の外部にはき出させる事で、連
結軸内に冷却回路が形成されるため、連結軸内のリード
線が冷却され、熱伸びによる変形や昇温による絶縁劣化
が防止される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。集電
環３，４を固定した中空の連結軸２は、中空の回転軸１
に載置され、集電環３，４からのリード線５は連結軸２
及び回転軸１の内側を連通ずる。この連結軸２の上端に
軸方向にいくつかの孔を持ち、かつ、この孔の近傍にフ
ァン７に取付けたカバー６を設置し、連結軸２の下方に
径方向孔８をいくつか設ける。

本実施例によれば、連結軸１の回転に伴い、ファン７の
作用により連結軸内に冷却風が流通するため、内部を貫
通するリード線５の放熱が十分に行なわれ、連結軸、ひ
いては、集電環についても従来の外側冷却方式に加えて
内側からも冷却することになり、冷却効果の窩い集電装
置となる。

尚、第２図は、第１図におけるファン７を連結軸２の下
方に移動した例を示し、効果は第１図と同様である。ま
た、ファン７の位置を回転軸１などに移設した場合もそ
の効果が同等であることは言うまでもない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、連結軸の回転に伴い、自動的に冷却風
が連結軸内部を貫通するため、連結軸内部のリード線の
放熱が十分に行なわれ、ブラシとの摺動面に発生した熱
も連結軸及び集電環を介して冷却可能なため、高電圧・
大電流のリード線の放熱効果が犬であり、高周速・大電
流の集電限の摺動面発生熱に対する冷却効果の向上も図
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の縦断面図、第２図は本発明
の変形例を示す縦断面図である。 ２・・・連結軸、３，４・・・集電環、７・・・ファン
、９・・・ブラシ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中空の連結軸に嵌合固定され、前記連結軸と共に回
   転する集電環と、前記集電環の外周面と摺動接触するブ
   ラシを備えた回転電機の集電装置において、 前記連結軸の内側にファンを設置したことを特徴とする
   回転電機の集電装置。