JPH0326792Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326792Y2 JPH0326792Y2 JP7084885U JP7084885U JPH0326792Y2 JP H0326792 Y2 JPH0326792 Y2 JP H0326792Y2 JP 7084885 U JP7084885 U JP 7084885U JP 7084885 U JP7084885 U JP 7084885U JP H0326792 Y2 JPH0326792 Y2 JP H0326792Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main shaft
- slip ring
- shaft
- lead
- brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 9
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 6
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の属する技術分野〕
この考案は立軸回転電機において、軸端部近傍
にスリツプリングのリードなどの集電装置を有
し、このスリツプリングのリードと軸中心を貫通
した回転子リードが接続される部分の構造に関す
る。
にスリツプリングのリードなどの集電装置を有
し、このスリツプリングのリードと軸中心を貫通
した回転子リードが接続される部分の構造に関す
る。
立軸回転電機において、軸端部近傍にスリツプ
リングやブラシからなる集電装置を有する構造の
ものは、従来から回転に伴い生ずるブラシの摩耗
粉がスリツプリング回りに飛散することが避けら
れなかつた。この摩耗粉の一部は、回転電機の長
時間運転の結果、スリツプリング回りおよびブラ
シ回りの導体や裸導体接続部等に付着し、絶縁抵
抗の低下を招いた。
リングやブラシからなる集電装置を有する構造の
ものは、従来から回転に伴い生ずるブラシの摩耗
粉がスリツプリング回りに飛散することが避けら
れなかつた。この摩耗粉の一部は、回転電機の長
時間運転の結果、スリツプリング回りおよびブラ
シ回りの導体や裸導体接続部等に付着し、絶縁抵
抗の低下を招いた。
第3図は従来構造および従来構造における空気
の循環経路を示す図、第4図は第3図のA−A矢
視断面図で、1は主軸であり軸端には溝1aが穿
たれていて、主軸1の先端には回転電機の回転数
検出等のための補助軸2が取付けられている。3
は主軸1の中心中空部を通る回転子リードで、そ
の先端は前記溝1aの中において、スリツプリン
グ4を接続するスリツプリングリード5と電気的
に接続されている。6はスリツプリング4に摺動
するブラシで、7はそのブラシ保持器である。こ
のような構造において、回転子が回転されるとス
リツプリング4とブラシ6の機械的な摩擦による
発熱とスリツプリング4、スリツプリングリード
5、ブラシ6及びブラシ保持器7の通電による発
熱による空気の自然対流と、スリツプリング4の
回転によるフアン作用の影響で、第3図の矢印で
示す方向に主軸1とスリツプリング4及びブラシ
保持器7の空間に対流しながら矢印で示す方向に
空気が流れ、かつスリツプリング4とブラシ6と
の摺動面からは絶えずブラシ摩耗粉が発散する。
このブラシ摩耗粉の発散に対応してスリツプリン
グ4およびブラシ保持器7の支持絶縁物の外表面
の形状を複雑にして加電部とアース間の必要沿面
距離を確保すると同時に定期的な巡回点検時に前
記絶縁物に付着したブラシ摩耗粉を清掃して取除
くことにより絶縁抵抗値の低下を防ぐことができ
る。しかし矢印Pで示す溝1a部分は回転子リー
ド3とスリツプリングリード5との接続部であ
り、両者の導体部分は裸で露出されるにもかかわ
らず主軸端の溝中ということから寸法が限られて
いるため沿面距離を増すにも制約を受ける。また
溝中の奥まつた狭い場所にあるため簡単に掃除す
ることもできないので絶縁抵抗値を維持するため
には、回転電機の運転を停止して主軸に結合され
ている補助軸を取外してから掃除しなければなら
ぬという厄介な問題をかかえていた。
の循環経路を示す図、第4図は第3図のA−A矢
視断面図で、1は主軸であり軸端には溝1aが穿
たれていて、主軸1の先端には回転電機の回転数
検出等のための補助軸2が取付けられている。3
は主軸1の中心中空部を通る回転子リードで、そ
の先端は前記溝1aの中において、スリツプリン
グ4を接続するスリツプリングリード5と電気的
に接続されている。6はスリツプリング4に摺動
するブラシで、7はそのブラシ保持器である。こ
のような構造において、回転子が回転されるとス
リツプリング4とブラシ6の機械的な摩擦による
発熱とスリツプリング4、スリツプリングリード
5、ブラシ6及びブラシ保持器7の通電による発
熱による空気の自然対流と、スリツプリング4の
回転によるフアン作用の影響で、第3図の矢印で
示す方向に主軸1とスリツプリング4及びブラシ
保持器7の空間に対流しながら矢印で示す方向に
空気が流れ、かつスリツプリング4とブラシ6と
の摺動面からは絶えずブラシ摩耗粉が発散する。
このブラシ摩耗粉の発散に対応してスリツプリン
グ4およびブラシ保持器7の支持絶縁物の外表面
の形状を複雑にして加電部とアース間の必要沿面
距離を確保すると同時に定期的な巡回点検時に前
記絶縁物に付着したブラシ摩耗粉を清掃して取除
くことにより絶縁抵抗値の低下を防ぐことができ
る。しかし矢印Pで示す溝1a部分は回転子リー
ド3とスリツプリングリード5との接続部であ
り、両者の導体部分は裸で露出されるにもかかわ
らず主軸端の溝中ということから寸法が限られて
いるため沿面距離を増すにも制約を受ける。また
溝中の奥まつた狭い場所にあるため簡単に掃除す
ることもできないので絶縁抵抗値を維持するため
には、回転電機の運転を停止して主軸に結合され
ている補助軸を取外してから掃除しなければなら
ぬという厄介な問題をかかえていた。
この考案は上述した事情に鑑み第3図における
P矢視個所へブラシ摩耗粉が浸入しないような構
造にし、P矢視個所での絶縁低下要因を排除する
ことを目的とする。
P矢視個所へブラシ摩耗粉が浸入しないような構
造にし、P矢視個所での絶縁低下要因を排除する
ことを目的とする。
この考案では上記目的達成のため主軸の先端部
に中空の補助軸または中空のパイプを結合して空
気の流入路を設け、軸端部の放射状の溝のフアン
作用を利用し主軸端部の中心部から外周に向けて
空気の流れを発生させ、ブラシの摩耗粉が内部に
浸入しないようにした。
に中空の補助軸または中空のパイプを結合して空
気の流入路を設け、軸端部の放射状の溝のフアン
作用を利用し主軸端部の中心部から外周に向けて
空気の流れを発生させ、ブラシの摩耗粉が内部に
浸入しないようにした。
第1図はこの考案の実施例を示すもので、主軸
1の先端に取付けられる補助軸2を中空にして空
気の流入路2aを設け、これを主軸1の軸端部に
放射状に設けられている溝1aと連通させる。主
軸の回転によつて溝1aはフアン作用を起こし、
溝内の空気を外周方向に吹出させるとともに補助
軸2の空気流入路2aから清浄な空気が補充され
る。この誘起された風のため、ブラシの摩耗粉が
軸内部(P矢視個所)に付着することがなくな
り、この部分の絶縁抵抗値の低下を防止する。
1の先端に取付けられる補助軸2を中空にして空
気の流入路2aを設け、これを主軸1の軸端部に
放射状に設けられている溝1aと連通させる。主
軸の回転によつて溝1aはフアン作用を起こし、
溝内の空気を外周方向に吹出させるとともに補助
軸2の空気流入路2aから清浄な空気が補充され
る。この誘起された風のため、ブラシの摩耗粉が
軸内部(P矢視個所)に付着することがなくな
り、この部分の絶縁抵抗値の低下を防止する。
第2図は補機を必要としない回転電機、すなわ
ち補助軸がない場合の実施例を示すもので主軸1
の先端にフランジを有する中空パイプ8を取付け
たものである。この中空パイプ8は前述補助軸2
の空気入路2aと全く同じ効果がある。
ち補助軸がない場合の実施例を示すもので主軸1
の先端にフランジを有する中空パイプ8を取付け
たものである。この中空パイプ8は前述補助軸2
の空気入路2aと全く同じ効果がある。
この考案では特別なフアンを設けずに主軸の先
端に中空の補助軸または中空のパイプを結合し、
主軸端部に放射状に設けられた溝と連通するとい
う比較的簡単な構造とし、溝のフアン作用による
風でブラシの摩耗粉を外周に吹き飛ばすことがで
きるので回転子リード引出部の絶縁抵抗値の低下
を防止することができる。また同時にスリツプリ
ング内周には前記風が吹付けられて冷却作用が行
なわれるので、スリツプリングおよびブラシの過
度な温度上昇が抑止されるという効果も生じた。
端に中空の補助軸または中空のパイプを結合し、
主軸端部に放射状に設けられた溝と連通するとい
う比較的簡単な構造とし、溝のフアン作用による
風でブラシの摩耗粉を外周に吹き飛ばすことがで
きるので回転子リード引出部の絶縁抵抗値の低下
を防止することができる。また同時にスリツプリ
ング内周には前記風が吹付けられて冷却作用が行
なわれるので、スリツプリングおよびブラシの過
度な温度上昇が抑止されるという効果も生じた。
第1図はこの考案の実施例による回転子リード
引出し構造を示す縦断面図、第2図はこの考案の
他の実施例を示す縦断面図、第3図は従来例によ
る回転子リード引出し構造を示す縦断面図、第4
図は第3図のA−A矢視断面図である。 1:主軸、1a:溝、2:補助軸、2a:空気
の流入路、3:回転子リード、4:スリツプリン
グ、5:スリツプリングリード、8:中空パイ
プ。
引出し構造を示す縦断面図、第2図はこの考案の
他の実施例を示す縦断面図、第3図は従来例によ
る回転子リード引出し構造を示す縦断面図、第4
図は第3図のA−A矢視断面図である。 1:主軸、1a:溝、2:補助軸、2a:空気
の流入路、3:回転子リード、4:スリツプリン
グ、5:スリツプリングリード、8:中空パイ
プ。
Claims (1)
- 主軸の上端部近傍にスリツプリングを備え、主
軸の中心部を貫通する回転子リードが主軸の上端
部に穿たれた放射状の溝の中で前記スリツプリン
グのリードと接続される構造の立軸回転電機にお
いて、前記主軸の先端に中空の補助軸または中空
のパイプを結合し前記溝に連通する空気の流入路
を設けたことを特徴とする立軸回転電機の回転子
リードの引出し構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7084885U JPH0326792Y2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7084885U JPH0326792Y2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61189764U JPS61189764U (ja) | 1986-11-26 |
JPH0326792Y2 true JPH0326792Y2 (ja) | 1991-06-10 |
Family
ID=30607805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7084885U Expired JPH0326792Y2 (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326792Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP7084885U patent/JPH0326792Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61189764U (ja) | 1986-11-26 |
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