JPS6316927Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6316927Y2
JPS6316927Y2 JP19803983U JP19803983U JPS6316927Y2 JP S6316927 Y2 JPS6316927 Y2 JP S6316927Y2 JP 19803983 U JP19803983 U JP 19803983U JP 19803983 U JP19803983 U JP 19803983U JP S6316927 Y2 JPS6316927 Y2 JP S6316927Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal ring
annular groove
ring
packing
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19803983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60107456U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19803983U priority Critical patent/JPS60107456U/ja
Publication of JPS60107456U publication Critical patent/JPS60107456U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6316927Y2 publication Critical patent/JPS6316927Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空気圧シリンダのような摺動用アクチ
ユエータに用いられる摺動用無給油パツキンに関
する。
(従来技術) 従来の無給油パツキンとしては、例えば第1図
に示すようにX形のパツキン1が用いられてお
り、パツキン1の凹部2にグリースを溜め、パツ
キン1の先端シール部1aを潤滑するようにして
いる。3はシリンダ部材、4はピストン、5はパ
ツキン嵌着用の環状溝である。
ところで空気圧シリンダ等を例えば精密機器あ
るいは化学薬品を取り扱う機器に用いる場合に
は、グリースの漏れ等を考えるとグリースを注入
しておくことが好ましくない場合が多い。
また第1図のような構造では、シリンダの組立
時にグリース注入作業を行なわなければならず、
シリンダの組立作業に手間がかかる。
(考案の目的) (1) グリースを使用することが不適当な箇所のパ
ツキンとして、支障なく利用できるようにす
る。
(2) グリースを用いなくても、充分にシール面を
潤滑できるようにする。
(3) 耐摩耗性を向上させる。
(考案の構成) (イ) 互いに軸方向移動自在に嵌合するシリンダ部
材と軸部材のうちいずれか一方の部材に環状溝
を形成し、該環状溝に嵌着される摺動用無給油
パツキンにおいて、 (ロ) 多数の黒鉛繊維製環状シートを積層状に重ね
合わせてなる硬質のシールリングと、弾性リン
グを備え、 (ハ) シールリングには潤滑油を含浸させ、 (ニ) 弾性リングには1対のシールリング用環状保
持部を形成し、 (ホ) 弾性リングの弾性力によりシールリングを相
手側部材に押し付けると共に、保持部によりシ
ールリングを軸方向両側から挾持している。
(実施例) 第2図において、11はシリンダ部材、12は
ピストン(軸部材)であつて、ピストン12はシ
リンダ部材11の内周側に軸方向移動自在に嵌合
し、シリンダ11内を第1空気室13と第2空気
室14に区画している。両空気室13,14は空
気管15,16及び空気路切換バルブを介して、
例えばエアポンプと大気部分とに切換自在に連通
する。16はロツド部であつて、ピストン12と
一体的に形成されると共に、シリンダ部材11の
両端壁のロツド挿通孔18にシール19を介して
嵌合している。
パツキン嵌着用の環状溝20はピストン12の
外周面に形成されており、環状溝20内に環状の
摺動用無給油パツキン21が嵌着されている。
第3図において、パツキン21は弾性リング2
2と、硬質の黒鉛繊維製シールリング23を備え
ている。弾性リング22はふつ素ゴム(FPM)
あるいはニトリルゴム(NBR)によつて形成さ
れており、普通はニトリルゴムが使用されるが、
高温(例えば200℃)用としては耐熱性のあるふ
つ素ゴムが使用される。弾性リング22の軸方向
両端部には、半径方向外方へ突出する1対のシー
ルリング用環状保持部24が形成されている。弾
性リング22の内周面は環状溝20の底部20a
に当接している。
シールリング23は、ピストン中心線と直角な
多数枚の黒鉛繊維製環状シート23aを積層状に
重ね合わせ、プレス機等により加熱圧着して一体
的に形成したものであり、潤滑油としてシリコー
ンオイルを含浸させている。シリコーンオイルは
主に各シート23a間に含浸し、また各シート2
3a内の黒鉛繊維間にも含浸している。シールリ
ング23は全体としては断面形状矩形に形成され
ており、弾性リング22の外周面に嵌合すると共
に上記保持部24により軸方向両側から挾持され
ている。シールリング23の先端シール面23b
は弾性リング22の弾性力によりシリンダ部材1
1の内周側摺接面11aに押し付けられている。
いい換えれば弾性リング22は溝底部20aとシ
ールリング23の間で圧縮されている。
(作用) 第1空気室13に空気を圧入し、第2空気室1
4を大気部分に連通することにより、ピストン1
2は矢印F方向へ移動す。第1空気室13の高圧
空気はシール面23b部分によつてシールされ、
第2空気室14への漏れが防止される。シール面
23bは、シールリング23に含浸しているシリ
コーンオイルにより潤滑される。またシールリン
グ23は両保持部24により挾持されているの
で、ピストン作動中に各シート23aがはがれ落
ちる心配はない。
なお第2空気室14に空気を圧入する場合に
は、ピストン12は逆矢印F方向へ移動する。
(別の実施例) (1) 第4図に示すように弾性リング22の内周面
の軸方向両端部に、環状の脚部26を形成し、
そのほかの構造を第3図のパツキンと同じ構造
にする。なお第4図において第3図に対応する
部品には第3図と同じ番号を付している。また
脚部26は非圧縮状状態の形状が示されてい
る。
(2) 第5図に示すように弾性リング22の軸方向
両端部に環状脚部26を形成すると共に、両脚
部26間に中間環状脚部27を形成し、そのほ
かの構造を第3図のパツキンと同じ構造にす
る。なお第5図において第3図に対応する部品
には第3図と同じ番号を付している。また脚部
26,27は非圧縮状態の形状が示されてい
る。
(3) シリンダ部材の内周側にパツキン嵌着用環状
溝を形成し、該環状溝に第3〜第5図に示すよ
うなパツキンを嵌着する。例えば第2図のシー
ル19の部分に本考案を適用したパツキンを用
いる。ただし第3〜第5図のパツキンはシール
リング23や保持部24が外周側に備えられて
いるのに対し、本実施例ではシールリング23
や保持部24が内周側に備えられていることに
なる。
(考案の効果) (1) シールリング23に潤滑油を含浸させている
ので、グリースをグリース溜等に注入しておく
必要がなくなる。即ちグリースを使用しなくて
もよいので、例えば精密機器や化学薬品を取り
扱う機器等のように、グリースを使用すること
が不都合な機器用のパツキンとして、支障なく
使用することができ、適用範囲が広くなる。
(2) シリンダ等の組立作業において、グリースを
注入あるいは塗布する作業が必要なくなるの
で、シリンダ等の組立作業が容易になる。
(3) 弾性リング22の弾性力により、黒鉛繊維製
のシールリング23を相手側部材の摺接面に押
し付けるようにしているので、第1図のような
ゴム材等の単一部材よりなるパツキンに比べて
変形や破損するおそれが少ない。
(4) シールリング23を、積層状に重ねられた多
数の黒鉛繊維製シート23aにより形成してい
るので、各シート23a間に潤滑油(シリコー
ンオイル)を充分に含浸させることができ、従
つてシール面23bが潤滑油不足になる心配は
ない。即ちシールリング23の摩耗防止効果が
大きい。
(5) 多数のシート23aよりなるシールリング2
3を、軸方向両側から保持部24により挾持し
ているので、ピストン12等の作動中にシート
23aがはがれ落ちる心配はない。即ちシール
リング23の強度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図は本考案によ
るパツキンを備えた摺動用空気圧シリンダの縦断
面上半分図、第3図は第2図の要部の拡大図、第
4、第5図はそれぞれ別の実施例を示す断面図で
ある。11……シリンダ部材、11a……摺接
面、12……ピストン(軸部材の一例)、20…
…環状溝、22……弾性リング、23……シール
リング、23a……黒鉛繊維製シート、23b…
…シール面、24……保持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに軸方向移動自在に嵌合するシリンダ部材
    と軸部材のうちいずれか一方の部材に環状溝を形
    成し、該環状溝に嵌着される摺動用無給油パツキ
    ンにおいて、多数の黒鉛繊維製環状シートを積層
    状に重ね合わせてなる硬質のシールリングと、弾
    性リングを備え、シールリングには潤滑油を含浸
    させ、弾性リングには1対のシールリング用環状
    保持部を形成し、弾性リングの弾性力によりシー
    ルリングを相手側部材に押し付けると共に、保持
    部によりシールリングを軸方向両側から挾持した
    ことを特徴とする摺動用無給油パツキン。
JP19803983U 1983-12-22 1983-12-22 摺動用無給油パツキン Granted JPS60107456U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19803983U JPS60107456U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 摺動用無給油パツキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19803983U JPS60107456U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 摺動用無給油パツキン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60107456U JPS60107456U (ja) 1985-07-22
JPS6316927Y2 true JPS6316927Y2 (ja) 1988-05-13

Family

ID=30756698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19803983U Granted JPS60107456U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 摺動用無給油パツキン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60107456U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013508A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nissei Koki Kk 往復動装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9073527B2 (en) * 2011-03-31 2015-07-07 Haldex Brake Corporation Smooth bore dynamic center seal for spring brake actuator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013508A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nissei Koki Kk 往復動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60107456U (ja) 1985-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4222575A (en) Shaft seal device
US4089534A (en) Packing assemblies
US2466428A (en) Piston seal
JPS6316927Y2 (ja)
US5092610A (en) High pressure piston seal
JPS6316925Y2 (ja)
JPS6324292Y2 (ja)
JP2002295689A (ja) 密封装置
JPH0215076Y2 (ja)
US2269944A (en) Piston ring
JPH0613424Y2 (ja) 密封装置
JP3670815B2 (ja) 流体圧シリンダ装置
JPH09250640A (ja) シールリング
JP2557336Y2 (ja) ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン
JPH0645098Y2 (ja) リップ型シール
JPH0534387Y2 (ja)
JPS5947560A (ja) 気体圧縮装置のピストンシ−ル構造
JPH0446121Y2 (ja)
JPH053817Y2 (ja)
JPS6115341Y2 (ja)
JPH0744852Y2 (ja) パッキン
JPS6222701Y2 (ja)
JPH0726591B2 (ja) 多気筒スタ−リングエンジンの軸封機構
JPS6218778Y2 (ja)
JPH0410368Y2 (ja)