JPS63169237A - 加工または組立ラインの作業装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、加工または組立ラインの作業装置に関するも
のである。

（従来の技術） 自動車等の加工または組立ラインにおいて、ワークをパ
レットにて支持し、該パレットをコンベア手段にて搬送
し、上記ワークに対して作業を順次加えることが行われ
ている。

そのようなラインにおいて、コンベア手段下方°　に作
業ヘッド部材を昇降可能に設け、ワークに対し該作業ヘ
ッド部材により下側から作業を加えることは知られてい
る（例えば実公昭５２−２１６６２号公報参照）。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、上記作業ヘッド部材を昇降させる昇降駆動手
段は上記作業ヘッド部材の下方に連設されているので、
コンベア手段の下方に、上下方向に直列に配置された作
業ヘッド部材と昇降駆動手段とが収容される大きいスペ
ースが必要となる。

また、そのようなラインにおいては、混流化や、作業ヘ
ッド部材のメンテナンスの容易化の要求がある。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、コンベア手
段下方での上下方向のコンパクト化を図るのに加えて、
混流化への対応やメンテナンスの容易化が図れる加工ま
たは組立ラインの作業装置を提供することを目的とする
。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、上述した如き加
工または組立ラインにおいて、ワークに対して作業を加
える複数の作業ヘッド部材と、該作業ヘッド部材をコン
ベア手段の下方位置へ選択的に移動させる部材交換手段
と、上記作業ヘッド部材をコンベア手段の下方位置でパ
レットに対し上昇させる上昇駆動手段と、コンベア手段
の下方位置に移動可能に設けられ上記上昇した作業ヘッ
ド部材に下側から連係してそれに作業動作させる作業駆
動手段とを備える。

（作用） 作業時には、コンベア手段の下方位置で作業ヘッド部材
が上昇駆動手段にて上昇せしめられ、作業駆動手段がコ
ンベア手段の下方位置へ移動して上昇した作業ヘッド部
材に下側から連係し、該作業ヘッド部材に作業動作させ
る。また、部材交換手段にて、コンベア手段の下方位置
に位置する作業ヘッド部材が選択的に交換される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に沿って説明する。

加工または組立ラインの作業装置は、全体構成を示す第
１図に示されるように、ワークとしてのリヤアクスルＡ
をパレットＢにて支持し、該パレットＢをコンベア手段
Ｃにて搬送し、リヤアクスルＡに対して順次作業を加え
るラインにおいて、リヤアクスルＡに対しロックナツト
Ｄをカシメるものである。

上記リヤアクスルＡに対するロックナツトＤのカシメ作
業を行う作業ヘッド部材ＩＡは、コンベア手段Ｃの下方
位置で昇降可能となっている。すなわち、作業ヘッド部
材ＩＡは、第２図に示すように、門形状の昇降部材２よ
り突設された係合ピン３，３が、作業ヘッド部材ＩＡに
固設され側方に開放された被係合部４，４に係合し、上
記昇降部材２が１対のシリンダ５，５にて昇降されるこ
とによって上記昇降部材２と一体に昇降する。

上記両シリンダ５，５は、昇降部材２の側部に固着され
たシリンダ本体５ａと、該シリンダ本体５ａ内に嵌挿さ
れフランジ部５ｂを有するピストンロッド５ｃとを備え
、該ピストンロッド５Ｃのフランジ部５ｂの上側に形成
される油室に圧油が送給されることで、シリンダ本体５
ａがピストンロッド５ｃに対し上下方向に移動するよう
になっている。これによって、作業ヘッド部材ＩＡをコ
ンベア手段Ｃの下方位置でパレットＢに対し上昇させる
上昇駆動手段が構成されている。

上記作業ヘッド部材ＩＡは、第３図に詳細を示すように
、上端に当接部６ａを、下端にフランジ部６ｂを有する
可動部材６がケーシング７の筒状部７ａに上下方向に摺
動可能に嵌挿支持されている。

上記可動部材６の当接部６ａは、ケーシング７に回動可
能に支承された第１回動リンク８の当接部８ａに当接し
、可動部材６の上下動により第１回動リンク８を回動さ
せるようになっている。

また、上記第１回動リンク８は係合突部８ｂを有し、該
係合突部８ｂが、ケーシング７の上部に回動可能に支承
された第２回動リンク９の係合凹部９ａに係合し、第１
回動リンク８の回動により第２回動リンク９を回動させ
るようになっている。

第２回動リンク９の先端にはカシメのためのカシメ部材
１０が固設されている（第４図参照）。

上記可動部材６のフランジ部６ｂと、ケーシング７の筒
状部７ａとの間にはスプリング１１が縮装され、上記可
動部材６が下方向に常時付勢されている。また、ケーシ
ング７と第２回動リンク９との間にも別のスプリング１
２が縮装され、該第２回動リンク９がワークとしてのリ
ヤアクスルＡより離隔するように常時付勢されている。

また、上記可動部材６の上部に係合凹部６ｃが形成され
、ケーシング７に回動可能に支承された検知リンク１３
の一端部が上記係合凹部６ｃに係合している。検知リン
ク１３の他端部は、上下方向に摺動可能に支持され所定
間隔で検出部１４゜１４．１４を有する可動ロッド１５
に連設さ九ている。該可動ロッド１５に隣接して支持フ
レーム１７が配設され、しかして該支持フレーム１７に
位置検出セ：／＋１６ａ、１６ｂ、１６ｂ、１６ｂが上
下方向に所定間隔でもって配設され、可動ロッド１５の
ストロークが検出されるようになっている。

上記作業ヘッド部材ＩＡが１部材交換手段を構成するく
の字状の旋回アーム２０の一端部に、同様構造の別の作
業ヘッド部材ＩＢが他端部にそれぞれ支承されている。

旋回アーム２０のボス部２０ａが旋回中心軸２１に軸受
（ボールベアリング１８、ニードルベアリング１９）を
介して回動可能に外嵌され、該旋回中心軸２１に固設さ
れた取付台２２に駆動モータ２３が取付けられ、該駆動
モータ２３の回転軸２３ａが旋回アーム２０のボス部２
０ａに連係されている。これによって、駆動モータ２３
の駆動により、旋回アーム２０が回動し、それが支持す
る作業ヘッド部材ＩＡ、ＩＢがコンベア手段Ｃの下方位
置へ選択的に移動せしめられる。

上記作業ヘッド部材ＩＡの側方には、上記作業ヘッド部
材ＩＡが上昇したときにコンベア手段Ｃの下方位置へ移
動し１作業ヘッド部材ＩＡに下側より連係して作業動作
させる作業駆動手段２４が設けられている０作業駆動手
段２４は移動台２５上に設けられ、該移動台２５をシリ
ンダ２６にて、コンベア手段Ｃ（作業ヘッド部材ＩＡ）
の側方位置Ｐ１とコンベア手段Ｃの下方位置Ｐ２　との
間を移動可能となっている。シリンダ２６は、基台２７
に固設された支持台２８に対しシリンダ本体２６ａが固
定され、該シリンダ２６のピストンロンド２６ｂの先端
部が、移動台２５に立設されたプレート２９に連結固定
されている。上記側方位置Ｐ１で１作業駆動手段２４が
昇降部材２内に収納されるように、昇降部材２の土壁部
には切欠き２ａが形成されている。

作業駆動手段２４は、基部３ｏに対し可動部３１が上下
方向に摺動可能に嵌挿され、該可動部３１の上端に取付
部３２を介してロードセル３３が固設されている。しか
して、可動部３１は１作業ヘッド部材ＩＡ　（ＩＢ）に
カシメ作業を行わせる上昇位置Ｐ、と、上記下方位置Ｐ
３との間を昇降する。また、取付部３２の一側部には、
基部３０より立設されたガイド棒３４に摺動可能に係合
する係合部３５が、他側部には、基部３０に設けられた
位置センサ３６の検出部３７が固設されている。

３８は押え手段で、カシメ作業の際リヤアクスルＡを上
側から移動不能に押えるもので、コンベア手段Ｃの上方
に設けられている。

なお、作業ヘッド部材ＩＡ（ＩＢ）は、旋回アーム２０
の端部に設けられたレール部４０．４０に摺動可能に係
合する係合部４１．４１を有する側板４２，４２が側方
に立設され、該側板４２゜４２の上記係合部４１．４１
とは反対側に前述した被係合部４，４が固設されている
。したがって。

作業ヘッド部材ＩＡ（ＩＢ）は、旋回アーム２゜に上下
方向に移動可能に支持されている。

上記のように構成すれば、コンベア手段Ｃにて、パレッ
トＢ上に載置されたリヤアクスルＡ（ワーク）が作業位
置に搬送されてくると、先ず、シリンダ５，５が動作し
て昇降部材２が上昇せしめられる。その際、昇降部材２
の係合ピン３，３が作業ヘッド部材ＩＡの被係合部４，
４に係合しているので、昇降部材２の上昇により作業ヘ
ッド部材ＩＡも、旋回アーム２０のレール部４０．４０
に沿って上昇する。

それから、作業ヘッド部材ＩＡの側方に位置している作
業駆動手段２４が、シリンダ２６の動作により、側方位
置Ｐ１　から下方位置Ｐ２へ移動せしめられる。

その後、作業駆動手段２４への圧油の送給により可動部
３１が上昇して上昇位置Ｐ、となり、作業ヘッド部材Ｉ
Ａの可動部材６のフランジ部６ｂを押圧する。この押圧
により、可動部材６がスプリング１１の弾発力に抗して
上方へ偏位し、第１回動リンク８を介して第２回動リン
ク９を、スプリング１２の弾発力に抗してカシメ方向へ
回動させる。その結果、ロックナツトＤのリャアクスル
Ａに対するカシメが行われる。

カシメ作業終了後１作業駆動手段２４の可動部３１が上
方位ｉｔ　Ｐ　Ｚへ下降し、両スプリング１１゜１２の
弾発力により可動部材６が元の状態に戻る。

作業駆動手段２４が、シリンダ２６により下方位置Ｐ２
から側方位置Ｐ８へ移動し、昇降部材２の自重により昇
降部材２したがって作業ヘッド部材ＩＡが下降する。

以下、同様にして、次のリヤアクスルＡに対するロック
ナツトＤのカシメ作業が行われる。

また、ロックナツトＤの大きさの変更等により作業ヘッ
ド部材ＩＡを別の作業ヘッド部材ＩＢに交換する必要が
あるときは、駆動モータ２３を駆動して旋回アーム２０
を回動させることで両作業ヘッド部材ＬＡ、ＩＢが旋回
して、作業ヘッド部材ＩＡがコンベア手段Ｃの側方位置
へ、別の作業ヘッド部材ＩＢがコンベア手段Ｃの下方位
置へ移動し、交換が完了する。

このように、作業ヘッド部材ＩＡ、ＩＢの交換あるいは
側方への移動を容易に行えるので、泥流ラインへの対応
が容易となるとともに、メンテナンスも容易に行える。

（発明の効果） 本発明は、上記のように、コンベア手段下方で昇降する
作業ヘッド部材に対して作業駆動手段を横行可能とした
から、コンベア手段下方での上下方向のコンパクト化が
図れるのに加えて、作業ヘッド部材が部材交換手段にて
側方へ移動可能であるので、混流化に対応でき、メンテ
ナンスも容易化する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は加工また
は組立ラインの作業装置の全体構成図、第２図は作業駆
動手段の断面図、第３図は作業ヘッド部材の断面図、第
４図はロックナツトとカシメ部材との関係を示す説明図
、第５図は作業ヘッド部材を省略して示す上記作業装置
の平面図、第６図は作業ヘッド部材が旋回アームに取付
けられた状態の説明図、第７図は昇降部材の係合ピンと
作業ヘッド部材の被係合部との係合関係を示す図である
。 Ａ・・・・・・リヤアクスル（ワーク）、Ｂ・・・・・
・パレット、Ｃ・・・・・・コンベア手段、Ｄ・・・・
・・ロックナツト。 ＬＡ、ＩＢ・・・・・・作業ヘッド部材、２・・・・・
・昇降部材、５．２６・・・・・・シリンダ、２０・・
・・・・旋回アーム、２３・・・・・・駆動モータ、２
４・・・・・・作業駆動手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ワークをパレットにて支持し、該パレットをコン
   ベア手段にて搬送し、上記ワークに対し作業を加える加
   工または組立ラインにおいて、上記ワークに対して作業
   を加える複数の作業ヘッド部材と、該作業ヘッド部材を
   コンベア手段の下方位置へ選択的に移動させる部材交換
   手段と、上記作業ヘッド部材をコンベア手段の下方位置
   でパレットに対し上昇させる上昇駆動手段と、上記コン
   ベア手段の下方位置に移動可能に設けられ上記上昇した
   作業ヘッド部材に下側から連係してそれに作業動作させ
   る作業駆動手段とを備えることを特徴とする加工または
   組立ラインの作業装置。