JPS61220980A - ワ−ク組み付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野） 開示技術は、車両の組み立てライン等に使用されるワー
クを組み付ける装置の技術分野に属する。

この発明は、車両のボディ等の母材に対して下側からヒ
ートインシュレータやエキゾーストパイプサポートブラ
ケット等のワークを取り付けるワーク組み付け装置に関
する発明であり、特に、台車等の支持台の上部に設けら
れたテーブルが、”その面方向にスライド自在に設けら
れると共に位置決め装置を有し、該テーブルの上面にワ
ークを母材に締め付ける等の機能を有する取り付け装置
が複数配設されているワーク組み付け装置に係る発明で
ある。

〈従来技術〉 周知の如く、母材としての車両のボディ等にワークとし
てのヒートインシュレータやエキゾーストパイプサポー
トブラケット等を取り付ける場合には、作業者がインパ
クトレンチ等を使用して、ボルトで締め付けるような態
様が採用されている。

この場合、作業者は上述作業を車両の下側から行なわな
ければならず、作業が行ない難い上、搬送されている車
両に対しての組み付け作業であることから作業に熟練を
要するものであった。

これに対処するに、従来から上述した組み付け作業を行
なうための組み付け装置が検討されてきている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 さりながら、上述従来技術にワーク組み付け装置にあっ
ては、連続搬送されている車両のボデイに対して同期さ
せることが極めて困難であり、締め付け位置がズした場
合には自動締め付けが行なえないという欠点があった。

又、車両のボディ側の締付孔とワークの締め付け用の孔
との位置が正確に合致していない場合に、これを調整す
る機構を有しないものであったため、両者が一致しない
状態で締め付けを行なった場合にはボルトがこじれてし
まい締め付け不良が生ずることがある難点があった。

加えて、ボルトを保持する機構が充分でなかったためボ
ルトの向きが一定せず、締め付けがスムーズになされ得
ない不具合があった。

この発明の目的は上述従来技術に基づくワーク組み付け
装置の問題点を解決すべき技術的課題とし、母材に対す
るワークの取り付けをスムーズに、且つ、正確に行なえ
るようにすることは勿論のこと、母材による取り付け位
置の相違に対しても迅速に対応できるようにし各種産業
におけるワーク組み付け利用分野に益する優れたワーク
組み付け装置を提供せんとするものである。

〈問題点を解決するための手段・作用〉上述目的に沿い
先述特許請求の範囲を要旨とするこの発明の構成は、前
述問題点を解決するために、母材の下方に支持台をセッ
トした後、該支持台の上部に設けられたテーブルをその
面方向にスライドさせて位置決め装置を介してセットす
れば、該テーブル上面に複数設けられた各ワークの取り
付け装置を介してこれに係止されたワークを母材の所定
位置に組み付各ブられるようにした技術的手段を講じた
ものである。

〈実施例−構成〉 次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明すれば以
下の通りである。

第１図に示す様に、母材としての車両のボディ１がその
長手方向く以下し方向という）に搬送されているライン
の側部であって上記ボディ　１の下方に、この発明の要
旨を成すワーク組み付け装置２が配設されている。

第２．３図に示す様に、上記ワーク組み付け装置１２は
、下部に支持台としての台車３を有し、ボディ　１の下
方車輪４を介して移動自在とされ、台車３の上部には支
柱５を介して７０−ティングベース６が設けられている
。

フローティングベース６の上面にはＬ方向レール７が付
設され、該り方向レール７上にはこれに係合するベアリ
ング８が下段されたＬ方向スライドテーブル９が摺動自
在に設けられている。

尚、Ｌ方向スライドテーブル９のセンタリングと固定は
、７０−ティングベース６との間に横設されたセンタリ
ングシリンダ１０によって行なわれる。

又、該り方向スライドテーブル９の上面にはボディの幅
方向（以下Ｗ方向という）にＷ方向レール１１が付設さ
れ、該Ｗ方向レール１１上には、これに係合するベアリ
ング１２が下段されたＷ方向スライドテーブル１３が摺
動自在に観けられている。

尚、Ｗ方向スライドテーブル１３のセンタリングと固定
はＬ方向スライドテーブル９との間に設けられたセンタ
リングシリンダ１４により行なわれる。

該Ｗ方向スライドテーブル１３の中央部にはベアリング
１５を介して回転自在なテーブルとしての回転テーブル
１６が支持されている。

尚、上記回転テーブル１６の下面にはＷ方向スライドテ
ーブル１３に転接するＯ−ラ等を有する振れ止め用のカ
ムフォロア−１７が付設されている。

上記回転テーブル１６には位置決めビン１８が上方に向
かって設けられ、上記台車３に設けられた位置決めビン
１８と共にボディ　１の図示しない係合部に係止される
ようになっている。

尚、回転テーブル１６には、そのセンタリングや固定を
行なうセンタリングシリンダ１９が設けられている。

上記センタリングシリンダ１０．１４．１９が、Ｌ１Ｗ
１回転方向の位置決め装置、及び、位置決めビン１８が
ボディ　１と組み付け装置２の位置決め装置を構成して
いる。

而して、上記回転テーブル１６の上面には、ステー２０
に支持された複数の取り付け装置としての締め付け装Ｎ
２１．２１・・・が立設されている。

該締め付け装置２１は第４図に示す様に、ガイド付シリ
ンダ２２の０ツドにロータリアクチュエータ２３が付設
され、該ロータリアクチュエータ２３を介して回動する
ブラケット２４に締め付けシリンダ２５を介して、取り
付け装置としての締め付けモジュール２６が取り付けら
れたものである。

そして、締め付けモジュール２６の基部にはナツトラン
ナ２７が、又、先端側にはボルトホルダ２８が設けられ
、該ボルトホルダ２８に嵌装されるボルト２９が、ワー
クとしてのヒートインシュレータ３０１３０′　とエキ
ゾーストパイプサポートブラケット３１．３１・・・ボ
ルト孔３２に一致されるようになっている。

尚、上記のボルト孔３２は誤差を考慮して長孔状に形成
されている。

〈実施例−作用〉 上述構成において、車両のボディ　１の搬送ラインに沿
ってワーク組み付け装Ｍ２の図示しない油圧ポンプ等を
セットした後、各締め付けモジュール２６のボルトホル
ダ２８にボルト２７をセットし、ヒートインシュレータ
３０．３０′　とエキゾーストパイプサポートブラケッ
ト３１．３１・・・の各ボルト孔３２を上記ボルト２９
に嵌着する。

尚、３３はエキゾーストパイプサポートブラケット３１
に対する挿入ビンである。

次いで、台車３を搬送されている車両のボディ１の下方
のラインセンターに移動させ、ボディ　１の同期開始位
置に達すると、ワーク組み付け装置１を同期搬送させる
。

すると、センタリングシリンダ１０．１４．１９が解除
され回転テーブル１６はし方向、Ｗ方向、回転方向がフ
リーな状態で、しかも、各ベアリング８．１２．１５、
カムフォロワー１７によりスムーズな７０−ティング状
態となり、この状態で作業者は位置決めビン１８．１８
をボディ　１の所定位置にセットしてボディ　１に対す
る位置決めを終える。

次いで、各締め付け装置２１のガイド付シリンダ２２が
伸長し、締め付けモジュール２Ｂはボディ　１の締め付
け位置近傍までヒートインシュレータ３０．３０′　と
エキゾーストパイプサポートブラケット３１．３１・・
・を上昇させ、所定位置に達するとナツトランナ２７に
よりボルトホルダ２８が回転する。

上記ボルトホルダ２８が回転すると締め付けシリンダ２
５が伸長することにより、各締め付けモジュール２６が
前進して、ボルトホルダ２８により確実に保持されたボ
ルト２９により上記ヒートインシュレータ３０１３０’
　とエキゾーストパイプサポートブラケット３１．３１
・・・はボディ　１に締め付けられる。

この場合、締め付け位置が傾動していたとしても、ロー
タリアクチュエータ２３によって締め付けモジュール２
６の締め付け方向を自由に変更できるので、どのような
車種のものであっても調整が可能である。

このようにして、締め付けを終了した後は前述とは逆に
、ナツトランナ２１を停止させ、締め付けシリンダ２５
を後退させ、ガイド付シリンダ２２を縮後させた後、位
置決めビン１８．１８を解除させし方向スライドテーブ
ル９、Ｗ方向スライドテーブル１３、回転テーブル１６
を各々センタリング１０．１４．１９でセンタリング固
定し、締め付けモジュール２６をロータリアクチュエー
タ２３により原位置に復帰させ、作業を終了させる。

このようにして順次搬送されてくるボディー１に対し、
上述と同様の作業を行なう。

く他の実施例〉 尚、この発明の実施態様は上述実施例に限られるもので
ないことは勿論であり、例えば、車両のボディ組立てラ
インに限られるものではなく、又、締め付ける装置とし
てではなく、かしめる装置に対しても使用できる等種々
の態様が採用可能である。

〈発明の効果〉 以上、この発明によれば基本的に、搬送される母材にを
組み付けるという極めて煩雑な作業をスムーズに、且つ
、確実に行なうことができ、作業性を向上させることが
できるという優れた効果が奏される。

又、支持台の上部に設けられたテーブルが該テーブルの
面方向にスライド自在に設けられると共に位置決め装置
を有していることにより、テーブルをスライドさせて位
置決めを行なう作業が極めてスムーズになされ、位置決
めも極めて簡単に行なえ、作業者に負荷がかからず、正
確な作業がなされるという優れた効果が奏される。

更に、テーブル上面にワークの取り付け装置が複数配設
されていることにより、ワークを１回の作業で取り付け
られ、作業時間を大幅に短縮できるという優れた効果が
奏される。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであり、第１図は作
業状況平面図、第２図は平面図、第３図は正面図、第４
図は部分拡大正面図である。 １・・・母材、　３０．３０’　、３１．３１・・・・
・・ワーク、２・・・ワーク組み付け装置、　　３・・
・支持台、１６・・・テーブル、 １０．１４．１８．１９・・・位置決め装置、”２１・
・・取り付け装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 母材に対し下方からワークを取り付けるワーク組み付け
   装置において、支持台の上部に設けられたテーブルが該
   テーブルの面方向にスライド自在に設けられると共に位
   置決め装置を有し、該テーブルの上面にワークの取り付
   け装置が複数配設されていることを特徴とするワーク組
   み付け装置。