JPS6316914Y2 - - Google Patents

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JPS6316914Y2
JPS6316914Y2 JP1982173826U JP17382682U JPS6316914Y2 JP S6316914 Y2 JPS6316914 Y2 JP S6316914Y2 JP 1982173826 U JP1982173826 U JP 1982173826U JP 17382682 U JP17382682 U JP 17382682U JP S6316914 Y2 JPS6316914 Y2 JP S6316914Y2
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JP
Japan
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belt
shaped block
presser plate
block
groove
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JP1982173826U
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JPS5977644U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は平形の環状ベルトの全周にわたりV形
ブロツクを取り付けたV形ブロツクベルト、特に
ベルトとV形ブロツクとの取付態様の改良に関す
る。
V形ブロツクベルトは可変速のベルト駆動装置
の所望の速度比の変化に対応して幅に対する厚み
の比率が小さな構造をとることができることから
可変速ベルトとして高負荷伝動用などに広く用い
られており、特開昭57−79347号公報、特開昭57
−79349号公報などにその幾つかが開示されてい
る。
ところで上記各公報に開示されたものは2つの
間隙をあけた略平行な一対の脚部材を有するU形
補強体の斜めの側部部材のまわりに一体に重合ブ
ロツクを成形したブロツク構造体を使用するもの
であり、該ブロツク構造体をベルト上で反対方向
から脚部材が成形された空所に侵入するよう滑ら
せ押圧することによつて組み立てられる。
しかしながら、上記構成になるものは、上述の
構造から明らかに理解されるようにそのブロツク
構造体が複雑であり、ベルトとの組立に際し脚部
材を空所に侵入させなければならない難点を有し
ている。しかもベルトは一対の脚部材に対しリブ
によつて係合しているのみで両者の接触面は少な
く、ベルト支持に関しても安定性に欠ける憾みが
ある。
本考案は、V形ブロツクベルトの上述の如き難
点に着目し、その改善を図ると共に高負荷伝動用
ベルトとしての機能を拡大することを目的とする
ものである。
即ち、本考案はV形ブロツクベルトにおいてベ
ルトに対するV形ブロツクの取り付けを容易とな
し作業性を良好ならしめると共にV形ブロツクに
よりベルト幅方向への動きを規正し支持の安定を
図つたもので、ベルト巾方向断面が略逆台形状を
なすV形ブロツクの上面にベルトをその巾方向で
受け入れ嵌着支持する凹溝と、該凹溝の上部に前
記凹溝に嵌着されるベルト上面を押える押え板嵌
着用段部を段設形成せしめたV形ブロツクを用
い、これをその凹溝に平形環状ベルトを嵌着し、
かつその上の押え板嵌着用段部に押え板を嵌着
し、ブロツク上端をかしめ、又は/及びブロツク
と押え板接触部を溶接することにより係止せしめ
て平形環状ベルトの長手方向全周にわたり多数配
置取り付けてなる構成を特徴とするものである。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の実施例に
つき説明する。
第1図は本考案に係るV形ブロツクベルトの1
例を示す部分斜視図、第2図、第3図は何れも同
分解部品斜視図である。
第1図乃至第3図において、1は平形環状ベル
ト、2はV形ブロツク、3は押え板を示し、平形
環状ベルト1は第2図にその詳細を図示する如く
らせん巻抗張体コード6を被覆して弾性体4,
4′が配層されており、その上下両面にはバイア
ス帆布、広角度帆布からなる帆布5,5′が被着
されている。
ここで、らせん状に並列された抗張体コード6
はポリエステル、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリ
アミド、あるいはガラス繊維、ワイヤー等から選
ばれた低伸度高強力のロープ抗張体からなり、こ
れを被覆する前記弾性体4,4′はNR(天燃ゴ
ム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)CR(ク
ロロプレンゴム)、NBR(ニトリルゴム)などの
単一材又はこれらを適宜ブレンドしたゴムあるい
はポリウレタン等の樹脂材料からなる。
一方、V形ブロツク2はFe,Al又はその合金
等の金属あるいはウレタン、フエノール樹脂、強
化プラスチツク等の樹脂材若しくは天然、合成ゴ
ム等からなり、第2図に図示する如く逆台形状の
本体7の上面に、前記平形環状ベルト1をその巾
方向において受け入れ嵌着支持するための凹溝8
と、その上部に押え板3を嵌着し係止する押え板
嵌着用段部9を前記凹溝8の巾方向長さより稍広
い範囲で段設して構成されており、押え板嵌着用
段部9には別に作成された押え板3が第1図の如
く嵌着される。
しかして、この押え板3は押え板嵌着用段部9
において嵌着されると共に、平形環状ベルト1よ
りV形状ブロツク2から離脱するのを防止するた
めに係止構造が施される。
係止構造は最も一般的なものとしては、押え板
3をブロツク2上面の凹溝幅より稍長く形成して
おき、機械的圧力でブロツクの凹溝8内へ圧入す
ることであるが、これ以外にも下記の如き種々の
構造が採用可能である。
(イ) 押え板3をブロツク2の凹溝8にはめ込み、
しかる後、ブロツク2の内端部10,10′を
かしめてふくらませ、押え板3の脱出を防止す
る。
(ロ) 押え板3をブロツク2の凹溝8にはめ込め、
しかる後、押え板3とブロツク2の接触部を溶
接し、押え板3を固定する。
(ハ) 上記イ,ロを組み合わせ、かしめると共に溶
接する。
(ニ) 前記機械的圧力による圧入後、溶接する。
等である。
しかして、第1図に図示する本考案ベルトは、
前記平形ベルト1の長手方向全周にわたり、前記
V形ブロツク2を多数並列させて取り付け、V形
ブロツク2の凹溝8内にベルト1を嵌着支持し、
かつその上部段部9に押え板3を嵌合係止させる
ことによつて構成されている。
この場合、V形ブロツク2のベルト長手方向に
おける取り付けは本考案によるベルトがVプーリ
中に巻きかけられたとき、その曲がりを阻害しな
い範囲において、しかも、ベルトを安定して走行
させることを考慮し、適宜間隙を存して取り付け
てもよいが、第3図に図示されるようにV形ブロ
ツク2の本体7側面(プーリ当接面)が逆台形状
をなしている場合には、V形ブロツク2上面にお
いては隣接ブロツクが互いに接するが、下部にお
いては互いに離隔された状態(第1図参照)とな
してプーリに巻き掛けられたときの曲がりを阻害
することはない。
なお、第3図に示すV形ブロツク及び押え板の
形状はその凹溝支持面ならびにV形ブロツク2の
底面ならびに押え板共に直平坦な面として形成さ
れているが、ブロツクの溝部底面及びブロツク底
面ならびに押え板の接触面を共にアーチ状彎曲面
とすればプーリ中におけるブロツクに受ける側圧
に対してブロツクを軽量化することができ、有利
である。
かくして、叙上の如く構成されたV形ブロツク
ベルトは、動力伝動用ベルトとしてプーリに巻掛
けられて使用されるが、V形ブロツクの側面がプ
ーリの溝と合致しスムースな回転と動力伝動が保
障される。
なお、必要に応じてプーリとベルトの摩耗を防
止するため、潤滑油を付与して走行させることも
あり、このようにすればより効果的な動力伝動が
達成される。
本考案は以上の如くV形ブロツクベルトの該ブ
ロツク上面にベルト嵌着用凹溝ならびに押え板嵌
着用段部を設けることによつてベルトを単に凹溝
内に嵌着し、押え板を段部に嵌入係止だけで容易
に組み立て得るようにしたものであるから、ベル
トに対するV形ブロツクの取り付けがきわめて簡
単で、作業性が頗る良好であり、しかもベルトは
凹溝内に嵌合して充分に安定して支持され、就
中、凹溝内の平面で支持されるため、支持接触面
が多くてベルトの動揺は全くなく、スムースな動
力伝達作用を行なうことができる。
又、前記押え板をベルト上面に嵌入し、係止す
ることによつてV形ブロツクとベルトとは緊密に
結合され、かつ結合強度も大きくなつて両者が妄
りに離脱することがない利点もある。
なお、V形ブロツクはプーリ凹溝に合わせてそ
の側面形状を容易に選定することができるので、
プーリ中における耐側圧性の向上に頗る有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るV形ブロツクベルトの1
例を示す部分斜視図、第2図は平形環状ベルトの
断面構造図、第3図は本考案ベルトに使用するV
形ブロツクの1例を示す分解斜視図である。 1……平形環状ベルト、2……V形ブロツク、
3……押え板、4,4′……弾性体、5,5′……
帆布、6……抗張体コード、7……ブロツク本
体、8……凹溝、9……押え板嵌着用段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 らんせ巻抗張体コードを弾性体で被覆し、か
    つその両面を帆布で被覆してなる平形環状ベル
    トに、上面に前記ベルトを巾方向において受け
    入れ嵌着支持する凹溝と、該凹溝の上部に前記
    凹溝に嵌着されたベルト上面を押える押え板嵌
    着段部を段設形成せしめたV形ブロツクを、そ
    の凹溝に前記平形環状ベルトを嵌着し、かつそ
    の上の押え板嵌着段部へ押え板を嵌着し、ブロ
    ツク上端をかしめ又は/及びブロツクと押え板
    の接触部を溶接することにより係止せしめて前
    記平形環状ベルトの長手方向全周にわたり多数
    取り付けてなることを特徴とするV形ブロツク
    ベルト。 2 V形ブロツクが金属製である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のV形ブロツクベルト。 3 V形ブロツクが樹脂材である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のV形ブロツクベルト。 4 押え板が金属製である実用新案登録請求の範
    囲第1〜3項の何れかに記載のV形ブロツクベ
    ルト。 5 押え板が樹脂材である実用新案登録請求の範
    囲第1〜3項の何れかに記載のV形ブロツクベ
    ルト。 6 押え板のベルト巾方向長さが押え板嵌着用段
    部の同方向長さに比し僅かに大であり、押え板
    が該段部に圧入係止される実用新案登録請求の
    範囲第1〜5項の何れかに記載のV形ブロツク
    ベルト。
JP17382682U 1982-11-16 1982-11-16 V形ブロツクベルト Granted JPS5977644U (ja)

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JP17382682U JPS5977644U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 V形ブロツクベルト

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JP17382682U JPS5977644U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 V形ブロツクベルト

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JPS5977644U JPS5977644U (ja) 1984-05-25
JPS6316914Y2 true JPS6316914Y2 (ja) 1988-05-13

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JP17382682U Granted JPS5977644U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 V形ブロツクベルト

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56105139A (en) * 1979-12-21 1981-08-21 Pirelli Transmisson device
JPS5722441A (en) * 1980-07-16 1982-02-05 Nissan Motor Co Ltd Transmission v-belt

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56105139A (en) * 1979-12-21 1981-08-21 Pirelli Transmisson device
JPS5722441A (en) * 1980-07-16 1982-02-05 Nissan Motor Co Ltd Transmission v-belt

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5977644U (ja) 1984-05-25

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