JPS63166759A - 炭素材料の製造方法 - Google Patents

炭素材料の製造方法

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Publication number
JPS63166759A
JPS63166759A JP61314687A JP31468786A JPS63166759A JP S63166759 A JPS63166759 A JP S63166759A JP 61314687 A JP61314687 A JP 61314687A JP 31468786 A JP31468786 A JP 31468786A JP S63166759 A JPS63166759 A JP S63166759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
carbon material
chloride resin
heat treatment
atmosphere
Prior art date
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Pending
Application number
JP61314687A
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English (en)
Inventor
下山 紳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填材を少なくとも主材と
し、混練後、焼成処理を施してなる炭素材料の製造方法
に関する。パツキン、ガスケットなど、緻密性の要求さ
れるものは好適な一例である。
(従来の技術) ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共i重合物な
どの塩化ビニル系樹脂と、その可塑剤、及び黒鉛、コー
クスなどの充填材、それに必要に応じて使用される溶剤
、安定剤などをニーダ−、ロールなどで混練後、焼成処
理を施して炭素材料を製造することが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 緻密性の高い炭素材料がなかなか得難いことである。即
ち、塩化ビニル系樹脂を使用する場合は焼成処理が終了
する以前の過程として空隙を形成する脱塩酸反応や可塑
剤の気散除去などを伴り、その結果、炭素材料の緻密性
を不充分なものとさせてしまっている。
(問題点を解決するための手段) 焼成処理前に、予め、混練物に不活性雰囲気中で最高温
度が塩化ビニル系樹脂の脱塩酸反応温度領域にある熱処
理を施した後、粉砕し、成形しておく。即ち2本発明は
、塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填材を少なくとも主材
とし、混練後、焼成処理を施してなる炭素材料の製造方
法において、前記焼成処理前に、予め、混練物に不活性
雰囲気中で最高温度が前記塩化ビニル系樹脂の脱塩酸反
応温度領域にある熱処理を施した後、粉砕し、成形して
おくことを特徴とする炭素材料の製造方法を要旨とする
以下、詳述する。
本発明で使用する塩化ビニル系樹脂としては。
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物、塩
素化ポリ塩化ビニルなど例示でき、適宜グレードのもの
を一種もしくは二種以上組み合わせて使用できる。また
、可塑剤としては。
ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート。
ジオクチルセバケートなど例示でき、使用する塩化ビニ
ル系樹脂に応じて適宜一種もしくは二種以上組み合わせ
て使用できる。また、充填材としては、黒鉛、コークス
、カーボンブラック。
酸化ケイ素微粉末、チタン酸カリウムウィスカ一など例
示でき、一種もしくは二種以上それぞれの用途に応じて
選択使用される。さらに、メチルエチルケトンなどの溶
剤、ステアリン酸塩などの安定剤といったものを必要に
応じて使用する。
以上の材料を、3本ロール、加圧ニーグー。
へyシェルミキサーなどで充分に混練し、押出。
プレスといった成形をした後、あるいは成形することな
く、これを熱処理する。この熱処理は。
雰囲気が窒素ガス雰囲気、アルゴンガス雰囲気。
真空雰囲気、自己雰囲気といった不活性のものであシ、
また。最高温度が塩化ビニル系樹脂の脱塩酸反応、温度
領域にあるものである。モ÷モチ##;杭鶴ここで、塩
化ビニル系樹脂の脱塩酸反応温度は、開始温度、終了温
度ともに、使 1用する塩化ビニル系樹脂に応じて異な
るものであるが1通常、180℃程度で開始し、350
℃程度で終了する。この熱処理は、塩化ビニル系樹脂に
賦形性を残存させつつ、予め、空隙形成の原因となる変
成をさせておくものである。
この観点で、この熱処理の過程において使用した可塑剤
も可及的に気散除去させておくことが望ましく1通常、
可塑剤は200〜300℃程度で気散除去するものが一
般的に使用されていることを考慮すれば、最高温度を好
ましくは300〜350℃程度とするのが良い。ここで
最高温度に範囲を付与したのは熱処理時の昇温速度の影
響も加味したものである。
次に、このように熱処理したものを粉砕する。
この際、可及的微細化が好ましく2例えば、1謡以下、
あるいは、さらに細かくしておく。
粉砕したものを次に押出、プレスなどによって成形し、
その後、焼成処理する。焼成処理は。
よく知られている一般的方法によれば良いが。
低温9例えば250℃程度までを空気雰囲気などの酸化
性雰囲気で処理するのが好ましい。得られる炭素材にお
ける炭素収率を高くすることができ、従って、緻密度を
さらに高められるからである。ちなみに、焼成処理にお
ける最高温度は1200℃程度とされるのが一般的であ
るが、目的に応じてこれよシ低い2例えば800°Cあ
るいはそれ以下、逆に、これよシ高い2例えば2000
℃あるいはそれ以上とすることもできる。
以上の処理工程を経た後、さらに必要に応じて整形など
の後処理を施し、所望する炭素材料を得る。得られたも
のに樹脂などを含浸させ。
焼成処理を施すなどといった緻密性向上の他の手段の併
用ももちろんなせる。
(実施例) 以下、単に部とあるのは重量部を示す。
〈実施例1〉 ポリ塩化ビニル        50部ジオクチルフタ
レート     20部天然鱗状黒鉛        
100部酸化硅素           10部ステア
リン酸塩(安定剤)     2部上記配合材料をミキ
サー及び3本ロールで充分に混練後、ペレット状にした
ものを窒素雰囲気中で320°Cまで20°C/時の速
度で昇温させる熱処理を施した。いったん冷却後、これ
を平均粒径が0.1戴程度になるよう粉砕し、更に金型
温度200°Cの金型でシート状(厚さ1.0m)にプ
レスした後、空気雰囲気中で250°Cまで50°C/
時の速度で昇温させる熱処理、その後は1200°Cま
で窒素雰囲気とする熱処理を施した。得られたものは割
れや脹れのないシート状炭素材料であった。
〈実施例2〉 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物  40部ジオクチル
セバケート       20部人造黒鉛      
       50部コークス           
  50部ステアリン酸塩(安定剤)      2部
キシレン             50部メチルエチ
ルケトン        50部上記配合材料をニーダ
−及び3本ロールで充分に混練後、ロール後のものをそ
のまま自己雰囲気(外気混入を実質的に零とした加圧防
止弁付き密閉雰囲気)中で300°Cまで15°C1時
の速度で昇温させる熱処理を施した。いったん冷却後、
これを平均粒径0.05m1程度になるよう粉砕し、更
に、金型温度250°Cの金型で板状(厚さ101s)
にプレスした後、密閉ルツボ中に入れ、最高温度100
0°Cとする熱処理を施した。得られたものは割れや脹
れのない板状炭素材料であった。
〈比較例1〉 実施例1において、ペレット状にした混線材料を、粉砕
までの工程を経ることなくそのままシート状にプレスす
る工程に移し、以下、実施例1と同様に処理した。但し
、250°Cまでの空気雰囲気での熱処理は昇温速度を
20°C/時とした。
〈比較例2〉 実施例2において、混線材料を板状(厚さ10m)にプ
レスした後、自己雰囲気中で300°Cまで15°C/
時の速度で昇温させる熱処理を施した。いったん冷却後
、粉砕することなくそのtま密閉ルツボに入れ、最高温
度1000°Cとする熱処理を施した。
(発明の効果) 上記各側で得たものについて気孔率を調べた結果を表−
1に示す。
表−1 (注) 気孔率は、各側で得たものを超音波振動状態の
ベンジルアルコール中に1時間浸漬(20°C)して求
めたものであシ。
体積を■、浸漬前後の重量をW、Wl、ベンジルアルコ
ールの密度をDとしたとき。
気孔率(%)= (W’−w)X100/Dvこの表−
1より判るように9本発明によれば緻密性の高い炭素材
料を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化ビニル系樹脂、可塑剤、充填材を少なくとも主材と
    し、混練後、焼成処理を施してなる炭素材料の製造方法
    において、前記焼成処理前に、予め、混練物に不活性雰
    囲気中で最高温度が前記塩化ビニル系樹脂の脱塩酸反応
    温度領域にある熱処理を施した後、粉砕し、成形してお
    くことを特徴とする炭素材料の製造方法。
JP61314687A 1986-12-26 1986-12-26 炭素材料の製造方法 Pending JPS63166759A (ja)

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JP61314687A JPS63166759A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 炭素材料の製造方法

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JPS63166759A true JPS63166759A (ja) 1988-07-09

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ID=18056341

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JP (1) JPS63166759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046566A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Mazda Motor Corp 金属ガスケット

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