JPS63165721A - 液面レベル計 - Google Patents

液面レベル計

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JPS63165721A
JPS63165721A JP31359686A JP31359686A JPS63165721A JP S63165721 A JPS63165721 A JP S63165721A JP 31359686 A JP31359686 A JP 31359686A JP 31359686 A JP31359686 A JP 31359686A JP S63165721 A JPS63165721 A JP S63165721A
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JP
Japan
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circuit
displacement detection
detection circuit
liquid level
coil
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Pending
Application number
JP31359686A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kawai
誠 河合
Chikahisa Hayashi
林 知加久
Yoshikazu Hirose
吉一 広瀬
Tatsuya Terayama
寺山 達也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野〉 本発明は燃料タンク等に貯留されている燃料等の液体の
液面レベルを検出するために利用される液面レベル計に
関するもので必る。
(従来の技術) 従来から第21図に示すように、コア51の周りに導線
52を巻回してコイル55の密巻部53と疎巻部54を
形成するとともに、そのコイル55が挿入されたケーシ
ング56の外側に導電体リング65を遊嵌して、液面レ
ベル60の変動に応じて該導電体リング65を上下動さ
せるようにした液面レベル計66がある。
この液面レベル計66においては該密巻部53と疎巻部
54との相互インダクタンスの変化が電圧の変化として
変位検出回路57によって出力さされ、その出力は表示
部58に入力されるようになっている。該表示部58に
は変位検出回路57とともに電源67が接続され、電圧
の変化を液面レベル60の変化として表示されるメータ
が設けられている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが前記構造の液面レベル計66においては液体6
4が一定の温度に保たれることが少ない。
そのため、コア51、密巻部53、疎巻部54及び導電
体リング65とからなる検出部61は液体温度の影響を
受け、該検出部61から変位検出回路57に入力される
信号は液体64の温度に左右される。
そこで、検出部61が液体温度の影響を受けないように
して出力させる方法を講する必要があり、種々の方法が
考えられる。
第一の方法として、差動トランス方式、又は近接コイル
方式の変位計のように1次コイルとして二つのコイルを
使用して両者の温度係数を近似させたり、コイル間の距
離を調整したりして、基準点調整を行なう方法が考えら
れる。しかし、前記液面レベル計66には1次コイルが
一つしかないので、この方法は適用できない。
第二の方法として、コア51やコイル55の材質として
温度係数の小さなものを使用する方法があるが、この方
法は前記材質が高価になるという問題がある。
第三の方法として、第22図に示すように温度感応抵抗
や温度補償巻線等の温度センサ62により液体64の温
度を検出して補正回路63により変位5検出回路57の
出力を補正する方法がある。
しかし、この方法には、温度センサ62と補正回路63
の両者を設置する必要がある。
さらに、前記構造の液面レベル計66においては、通常
、変位検出回路57がタンク59の外に設けられている
ので、該変位検出回路57も環境温度の影響を受ける。
例えば、タンク5つを種々の環境温度下において一定の
液面レベル60を、一定の温度下にある変位検出回路5
7から出力される電圧を測定してみると、第23図の曲
線Cのようになるが、ざらに前記変位検出回路57の環
境温度を変化させると、前記電圧は、例えば、曲線dの
ように変化する。しかも両回線c、dの関係は把握しに
くく、不定である。これはタンク59の内外における温
度変化は相対的に一様でないためである。
従って、検出部61と変位検出回路57のそれぞれにW
IljJセンサ62からの入力により作動する補正回路
63等を組み込んでも、検出部61と変位検出回路57
の温度変化に対する出力特性を相殺することはできない
本発明の目的は環境温度の変化にもかかわらず、優れた
検出精度を発揮する安価な液面レベル計を提供すること
にある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記の問題点を解決するために前記変位検出回
路を検出部と同一の環境温度下に配設するという技術的
手段を採用する。
(作用〉 検出部が存在する環境温度が変化すると検出部のコイル
が温度変化を受けてコイルの内部抵抗及びインダクタン
スが変化し、その結果、インピーダンスも変化する。そ
して、インピーダンスの変化分に相当する出力が常温に
おける出力分に付加されて変位検出回路に入力される。
しかし、変位検出回路自体も同じ環境温度下にあるので
、その変位検出回路に組み込まれた電子部品のインピー
ダンスも変化する。
前記検出部のインピーダンスの変化分を相殺可能な電気
特性を有する電子部品さえ選択して変位検出回路を構成
し、またはその変位検出回路に温度センサを必要としな
い補正回路を付加的に組み込むことによって、表示部に
正確な液面レベルを表示させることが可能になる。
(第一実施例) 次に、本発明を車輌等に搭載される燃料タンクの液面レ
ベル計に具体化した第一実施例を第1〜8図に基づいて
説明する。
第1図に示すように縦断面が凹状をなす金属製の下部部
材1上に縦断面が通日状をなす金属製の上部部材2が溶
接され、液体貯留用容器としての燃料タンク3が形成さ
れている。
前記上部部材2において適当な箇所には開口部2xが形
成されており、その開口部2X上に鍔状の取付部材4が
載置・固定されている。
前記下部部材1の底面1aには凹状の支承部材5が溶接
・固定されているとともに、その支承部材5に液面レベ
ル計7の下端が支承され、その液面レベル計7によって
該燃料タンク3の液体としての燃料6の液面レベル6a
が検出されるようになっている。
この実施例の液面レベル計7は、前記液面レベル6aの
変動を後述するコイルのインダクタンスの変化として出
力する検出部Aと、該検出部Aのインダクタンスの変化
を電圧の変化として出力する変位検出回路Bとから構成
されている。前記検出部Aは有底筒状のケーシング8と
、該ケーシング8内に挿入されるコア9と、該コア9の
周りに導線10を巻回して形成したコイル11と、該ケ
ーシング8の外側に遊嵌するように配置された導電体リ
ング12とから構成されている。
前記ケーシング8は前記導電体リング12を上下方向に
案内する比較的細い案内部8aと、該案内部8aの上部
に形成されている拡径部8bとからなり、前記変位検出
回路Bがこの拡径部8b内に設けられている。
なお、前記案内部8aの下部にはフランジ状のストッパ
8Cが形成されており、燃料タンク3内の燃料6が排出
され、導電体リング12が降下すると、その導電体リン
グ12の降下はストッパ8Cによって停止するようにな
っている。なお、前記ストッパ8Cの上面には突起8X
が上方を向くように形成されており、導電体リング12
がストッパ8Cと接触したとき両者が密着しないように
なっている。
前記コア9は第2図に示すように表、裏面に30〜50
μ■の無機質絶縁膜が被覆されたケイ素鋼製薄板13を
渦巻き状に丸めて形成した円筒体からなっている。この
コア9は第3図に示すポリアセタール、ポリアミド等か
らなる樹脂製パイプ15の中に挿入される。
前記樹脂製パイプ15において前記拡径部8bに位置す
る部分には第4図に示すようにほぼ鍔状をなすロア部材
16がインサート成形法により形成され、その上におい
て短管状の芯管17が前記樹脂製パイプ15に外挿され
ている。なお、該ロア部材16の外縁部には切欠き22
が設けられており、前記コイル11を形成するための導
線10が挿通可能になっている。
前記ロア部材16の上方において樹脂製パイプ15には
所定間隔をおいて鍔状のアッパ部材18が外挿され、ボ
ビン21が形成されている。なお、前記アッパ部材18
の内周縁部には二つの切欠き1つが形成され、前記芯管
17の上端と一体形成されている嵌合部材20を前記切
欠き19に嵌合させることによって、該アッパ部材18
が樹脂製パイプ15に固定されている。
前記アッパ部材18自体は第5図に示すようにガラス繊
維強化エポキシ樹脂製のプリント基板42から形成され
ており、そのプリント配線と、それに組み付けた抵抗R
1フラットパッケージIC23、トランジスタ24、コ
ンデンサ25とによって変位検出回路Bが形成されてい
る。前記電子部品はその温度特性を考慮した上で各温度
におけるインピーダンスの変化量が前記検出部Aのイン
ピーダンスの変化量を相殺するように選定して組み付け
られている。
前記コイル11は導線10を密に巻いて形成した密巻部
11bと、該密巻部11bの導線10を切欠き22に通
して該ボビン21の下方において樹脂製パイプ15に対
して粗く巻いて形成した疎巻部11aとから形成されて
いる。
前記導電体リング12はフロート14に取着され燃料6
上に浮動可能になっている。
第1図に示すように前記ケーシング8の上端には弾性材
料からなるキャップ部材27が冠着され、該ケーシング
8内は同一環境温度になっている。
そして、該キャップ部材27の下部外周から外方にダイ
ヤフラム28が延出し、その周縁部が取付部材4の内周
端を挟持することによって液面レベル計7の上部がふら
つくことなく燃料タンク3に保持されている。
ざらに、前記取付部材4の上には逆回状のプロテクタ2
9が取着され、液面レベル計7の上部を保護している。
そして、液面レベル計7の外部に設けられた表示部Cか
らそのリード線30がプロテクタ29の中央部に挿通さ
れ、前記キャップ部材27上に突出している導電性ピン
26とコネクタ31に接続している。
従って、この実施例では模式的に示すと第7図のように
、変位検出回路Bは検出部Aと同一の環境温度下のケー
シング8内に設置されていると言える。なお、前記燃料
タンク3にはその中に燃料6を供給するための供給口及
び燃料6を排出づるためのベントチューブ(いずれも図
示なし)等が設けられている。
前記変位検出回路Bはし一■変換回路であって、第6図
に示すように矩形波をしR直列回路に入力して該しR直
列回路のインダクタンスを時定数として検出し、電圧の
変化として出力させるようになっている。
コンデンサC1と抵抗R5によって発振周波数が決まる
発振回路44が緩衝用オペアンプ47を介してコイル1
1に接続され、同発振回路44は電圧V「の矩形波を発
振し得るようになっている。
該コイル11の出力側には同コイル11とLR直列回路
を構成する抵抗R6が接続されている。該LR直列回路
は比較回路45の非反転入力端子に接続され、該比較回
路45の反転入力端子には電源電圧から抵抗R7、R8
によって分圧されてなる基準電圧VSが印加されるよう
になっている。
比較回路45の出力側はPNP型トランジスタ24のエ
ミッタに接続され、そのトランジスタ24のベースに発
振回路44の矩形波が印加される。
また、前記比較回路45の出力側は抵抗R11とコンデ
ンサC2とからなる平滑回路46に対して抵抗RIOを
介して接続されている。前記平滑回路46の出力側はオ
ペアンプ48の非反転入力端子に接続され、該オペアン
プ48からは変位検出回路Bの出力電圧vbが表示部C
に入力される。
なお、前記抵抗R6、Rsとして炭素皮膜固定抵抗器や
タンタル皮膜固定抵抗器等が使用され、tr記IIンデ
ンサC1、C2としてアルミ電解コンデンサやタンタル
コンデンサ等が使用される。これらはインダクタンスの
変化量や温度特性、コイル11の内部抵抗や温度特性等
を考慮して適当に選択されている。
次に、第一実施例の作用、効果について述べると、燃料
タンク3内に貯留された燃料6の番に応じて液面レベル
6aが変動する。すると、液面レベル6aの変動に応じ
て、液面レベル計7の導電体リング12が上下動する。
液面レベル計7のケーシング8内には垂直方向に下方か
ら順次コイル11の疎巻部11aと密巻部11bとが形
成されているので、磁束分布は非対称になり、導電体リ
ング12に直交する磁束密度はコイル11の上部付近が
最大になり、疎巻部11a、密巻部11bと導電体12
の相互インダクタンスは、導電体リング12が上方に移
動するにつれて増加し、導電体リング12のインピーダ
ンスが低いためコイル11から見たインダクタンスは減
少する。このインダクタンスの変化が次のようにして変
位検出回路Bにより電圧の変化として表示部Cに入力さ
れる。
発振回路44から緩衝用オペアンプ47を介して矩形波
の電圧VfがLR直列回路に入力される。
電圧■fのハイレベル電圧が入力されてから遅れて立上
り、ローレベル電圧が入力されてから遅れて立ち下がる
電圧Vrが該LR直列回路から出力される。その電圧V
rは比較回路45の非反転入力端子に入力され、反転入
力端子に基準電圧■Sが入力される。そして、前記電圧
■rが基準電圧VSより大きいとき比較回路45から矩
形波の電圧Vaが出力されるが、発振回路44の出力側
電圧Vfがローレベルのとき比較回路45の電圧vaが
トランジスタ24のエミッタ側に吸収され、トランジス
タ24に吸収されなかったときの電圧Vaが平滑回路4
6に入力される。平滑回路46で平滑化された電圧はオ
ペアンプ48により零点調整され変位検出回路Bの出力
電圧vbとして表示部Cに入力される。
この過程で燃料タンク3内の温度が変化するとコイル1
1が温度変化を受けてその内部抵抗及びインダクタンス
が変化し、その結果、インピーダンスも変化する。そし
て、インピーダンスの変化分に相当する出力が常温時に
おける出力に付加されて変位検出回路Bに入力される。
しかし、変位検出回路B自体も同じ環境温度下にあるの
で、その変位検出回路已に組み込まれた抵抗R5、コン
デンサC1等の電子部品のインピーダンスも変化する。
しかし、前記電子部品はその温度特性を考慮した上でイ
ンピーダンスの変化量が前記検出部Aのインピーダンス
の変化量を相殺するように組み付けられているので、燃
料タンク3内の燃料6の温度が変化しても、変位検出部
Bの出力電圧は温度補正がなされ、表示部Cでは正確な
液面レベルが表示されることなる。従って、温度センサ
が必要な補正回路を別個に設けなくてもよい。
仮に、変位検出回路Bにおける全体の電子部品のインピ
ーダンスの変化量が完全には検出部Aのインピーダンス
の変化量を相殺し切れない回路であっても、変位検出回
路Bが検出部Aと同一環境温度にあるので、変位検出回
路Bの温度特性を把握することができ、その結果、その
温度特性を補正可能な、しかも温度センサを全く必要と
しない補正回路を容易に変位検出回路Bに付加すること
ができる。
この実施例の変位検出回路BにおいてLR直列回路の抵
抗R6及び基準電圧の入力側の抵抗R8にタンタル皮膜
固定抵抗器を使用するとともに、発振回路44のコンデ
ンサC1にポリエステルフィルムコンデンサを使用し、
平滑回路46のコンデンサC2にタンタルコンデンサを
使用した場合、検出部Aにおける温度変化に起因する出
力分を変位検出回路Bにおける同様の出力分と相殺する
ことができ、第8図曲線aのように変位検出回路Bの出
力電圧はIj3境温度が変化してもほとんど変化しなか
った。
この変位検出回路Bは検出部Aのインダクタンス変化を
時定数として検出して電圧の変化として出力するための
回路5構成となっており、温度補正のだめに特別の構成
を一切付加していない。
これに対して、全ての抵抗に炭素皮膜固定抵抗器を使用
するとともに、発振回路44のコンデンサC1にポリエ
ステルフィルムコンデンサを使用し、平滑回路46のコ
ンデンサC2にアルミニウム電解コンデンサを使用した
場合、変位検出回路Bの出力電圧は第8図の曲線すのよ
うに環境温度の変化とともに変化したが、検出部Aと変
位検出回路Bとを分離して設置した場合のように該曲線
すは変動することがなかった。そのため、この曲線すに
基づいて温度センサを必要としない補正回路を設計する
ことができ、その補正回路を変位検出回路Bに組み込む
ことによって、環境温度が変化しても出力電圧をほぼ一
定にすることができた。
また、変位検出回路Bをケーシング8内に収容したので
、本発明においては従来技術のようにそれらを収容する
ためのケーシングを別個に設ける必要がなく、従って、
省スペースが可能になるとともにコストの低減が可能に
なる。
この実施例ではアッパ部材18を変位検出回路Bのプリ
ント基板42と兼用させたので、液面レベル計7の製作
コストを低減させることができるとともに、密巻部11
b端部の配線作業が容易にできる。
(第二実施例) 次に、変位検出回路を第一実施例と異なる部位に設けて
本発明を具体化した第二実施例を第8図、第9図に基づ
いて説明する。
燃料タンク3の下部部材1の中央底面に凹部1yが形成
され、その凹部1yの中央に開口部1xが形成されてい
る。この開口部1Xに液面レベル計7の下端部が挿入さ
れ、両者の間はシール部材32によってシールされてい
る。
該液面レベル計7は第一実施例と同様の要素から構成さ
れているが、第一実施例の液面レベル計7を逆さにした
ような構造になっている。すなわち、液面レベル計7の
ケーシング8の下端部には下方に開口する下部開口部8
yが形成されている。
前記ケーシング8内には第一実施例と同様にコア9、コ
イル1]の疎巻部11a1密巻部11b及びボビン21
が挿入されている。これらの部材はケーシング8をイン
サート成形するとき、そのケーシング8内に固定される
前記コイル11の導線10の端子が変位検出回路Bにハ
ンダ付けされた後、前記変位検出回路Bが前記下部開口
部8yに圧入されている。前記変位検出回路Bに対して
表示部Cからリード線30が固定部材35及びグロメッ
ト33を通して導かれている。前記グロメット33は下
部開口部8y内に圧入された後、締付は部材34をケー
シング8の下部外周に螺合することによって固定されて
いる。
下部部材1の下面側には液面レベル計7の下端部を保護
するプロテクタ29が取着されている。
この実施例においても検出部Aと変位検出回路Bはとも
に燃料タンク3の中に設けられ、両者は実質上同一の環
境温度下に存在する。
そのため、環境温度と変位検出回路Bの出力電圧との関
係は第8図の曲線aのようになり、補正回路も不要にな
る。その結果、燃料タンク3の温度が変化しても表示部
Cには液面レベル6aが正確に表示される。
その他、この実施例の液面レベル計7は燃料タンク3の
上部部vi2にプロテクタ2つを取り付けることができ
ない場合、又は液面レベル6aを下位のフルスケールま
で検出したい場合等において有利に使用される。
(第三実施例) 検出部の取付は方を別の態様で具体化した第三実施例を
第10図及び第11図に基づいて説明する。
第一実施例と同様に種々の電子部品をプリント基板42
に組み付けることによって変位検出回路Bが形成されて
いる。この変位検出回路Bはケイ素鋼製のコア9の中に
垂直状に挿入されている。
樹脂製パイプ15の上端に形成されている切欠き36に
対して変位検出回路Bの上端部において側方に張出し形
成した係止部37が圧入されている。
その他の構成、例えば、樹脂製パイプ15の上部にボビ
ン21を取着し、そのボビン21に密巻部11bを形成
する等の構成については前記第一実施例とほぼ同じであ
る。
この実施例でも前記各実施例と同様の効果が発揮される
が、加えて、変位検出回路Bが容易に、しかも安定した
状態でコア9内に取り付けることができ、また、取り外
しができる等の効果が発揮される。なお、コア9の中に
変位検出回路Bを設置しても同変位検出回路Bに対する
磁界の影響はほとんど問題にならない。
(第四実施例) ざらに、燃料タンクに対する液面レベル計の取付は方と
、ケーシングに対する変位検出回路の取付は方を前記以
外の態様にして具体化した第四実施例を第12図に基づ
いて説明する。
液面レベル計7のケーシング8の中においてコア9の下
方には変位検出回路Bが設けられ、その変位検出回路B
からリード線30が前記コア9の中を通って表示部Cに
導通されている。
前記ケーシング8の拡径部8b外周面において直径方向
に2本のガイド部材38が外方に突出形成されている。
該拡径部8bに冠着されているキャップ部材27上には
、液面レベル計7を下方に付勢するためのコイルスプリ
ング39を介して、キャップ状支持部材40が冠着され
ている。
このキャップ状支持部材40はシール部材32を介して
上部部材2のプロテクタ29に保持されている。前記キ
ャップ状支持部材40の側壁には前記ガイド部材38を
案内する縦長の切欠き41が形成されている。
キャップ状支持部材40のうち前記プロテクタ29から
上方に突出している部位には変位検出回路Bから延びる
リード線10のコネクタ31が取り付けられており、そ
のコネクタ31に対して表示部Cから延びるリード線3
0が接合されている。
その他の構成についてはほぼ第一実施例と同じで、変位
検出回路Bが検出部へと同一環境温度下に存在する。
この実施例において環境温度が変化しても検出される液
面レベル6aは正確に表示部Cに表示される。ざらに、
液面レベル計7がコイルスプリング39により絶えず、
下方に付勢されているので、燃料タンク3が熱膨張して
下部部材1が下方に脹み、液面レベル6aが低下しても
、該下部部材1に追随して液面レベル計7が降下する。
従って、液面レベル6aの測定誤差を抑制できる。
(第五実施例) 燃料タンクに対する液面レベル計下端の支承構造及び該
液面レベル計に対する変位検出回路の支持構造を別の態
様にして具体化した第五実施例を第13図に基づいて説
明づる。
燃料タンク3における下部部材1の底面1aには凹部1
yが形成され、その凹部1yに凹状の支承部材5がスポ
ット溶接により固定されている。
前記支承部材5の内面には雌ねじ5aが螺刻されており
、その雌ねじ5aに液面レベル計7のケーシング8の下
端が螺入されている。該液面レベル計7の上部にはそれ
を燃料タンク3に支持する支持部材が存在しないから、
この実施例では液面レベル計7は前記支承部材5によっ
てのみ支持されている。
変位検出回路Bはキャップ部材27をインサート成形す
るとき、そのキャップ部材27内に固定されており、キ
ャップ部材27は前記ケーシング8の拡径部8bの上方
に溶着されている。
変位検出回路Bのプリント基板42は前記キャップ部材
27のインサート成形に耐えるようにポリイミド樹脂の
ように耐熱性のある樹脂から形成されている。
この実施例においても前記変位検出回路Bは検出部へと
ともに燃料タンク3内において同一環境温度下に存在す
る。その他の構成については、前記第一実施例の構成と
ほぼ同じでおる。
この実施例においても燃料タンク3の温度変化に起因す
る検出部Aの出力分は同じく温度変化に起因する変位検
出回路Bの出力分によって相殺される。ざらに、この実
施例でも第二実施例と同様に液面レベル6aは実質上零
になるまで正確に検出される。
本発明は前記各実施例に限定されることなく、例えば、
次の態様で具体化することもできる。
(1)変位検出回路Bをケーシング8においてその拡径
部8bのキャップ部材27の裏面側に設ける場合、第1
4図に示すように前記裏面側に係止突起43を脚状に又
は円筒状に設けて、その係止突起43に変位検出回路B
のプリント基板42を係止させるようにしてもよい。
(2)ケーシング8の下部に変位検出回路Bを設ける場
合、第15図に示すようにそれをケーシング8に一体成
形することができる。この場合、該変位検出回路Bをイ
ンサートとして前記ケーシング8の案内部8aのうちス
トッパ8Cより下方の部分だけを別個にインサート成形
し、得られた成形体を前記案内部8aとなる円筒部分に
溶着することによりケーシング8に変位検出回路Bを取
り付けることができる。
(3)第16図に示すようにプリント基板A2の内周縁
に切欠き19を形成し、その切欠き19と樹脂製パイプ
15との間に芯管17と別個に形成した嵌合部材20を
挿入することによって、該プリント基板42を樹脂製パ
イプ15に固定することができる。
(4)第17図に示すように芯管17の上下端面又は同
じく上下端外周部にロア部材16及びアッパ部材18を
接着固定することもできる。
(5)′第18図に示すようにアッパ部材18と樹脂製
パイプ15との間に模試の嵌合部材20を打ち込んで、
アッパ部材18を樹脂製パイプ15に固定することもで
きる。
(6)変位検出回路Bとして、第一実施例(第6図)の
オペアンプの代わりにコンパレータを使用することもで
きる。また、第19図に示すように、第一実施例(第6
図)の緩衝用オペアンプ47の代りに緩衝用のトランジ
スタ24を使用し、第一実施例のトランジスタ24の代
りにコンパレータ49を使用して変位検出回路Bを構成
することもできる。この場合、コンパレータ48aの出
力側にリップルを除去するフィルタ用のコンデンサC3
を設ける。このフィルタ機能はコンパレータ48aの負
帰還部で行なってもよい。
この変位検出回路Bにおいては増幅段階のインピーダン
スに気をつければ、第一実施例の変位検出回路Bの場合
、オペアンプの出力飽和レベルを考慮して出力最大電圧
より高い電源電圧を必要するのに対して出力最大電圧と
ほぼ同等の電源電圧でよい。例えば、出力電圧をOボル
トから5ポル1−としたいとき第一実施例の場合、7ボ
ルトの電源電圧を必要とするが、第19図ではほぼ5ボ
ルトでよい。
この変位検出回路Bにおいて発振回路44の全ての抵抗
、L、R直列回路の抵抗R6、比較回路45の反転入力
端子側の抵抗R1、R8、平滑回路46の抵抗R11と
その入力側の抵抗R13、及びフィルタ用のコンデンサ
C3側の入力電源の抵抗R17等にタンタル皮膜固定抵
抗器を、その他の抵抗に炭素皮膜固定抵抗器を、そして
、発振回路44のコンデンサC1にポリエステルフィル
ムコンデンサを、平滑回路46のコンデンサC2にタン
タルコンデンサをそれぞれ使用した場合、第8図の曲線
aのように環境温度が広い範囲に亘って変化しても変位
検出回路Bからの出力電圧vbをほぼ一定にすることが
できる。
(7)第20図に示すように発振回路44として発振用
オペアンプ50の帰還回路にコイル11と抵抗”18と
を接続することによって発振させ、同コイルのインダク
タンス変化に伴う発振回路44の周波数fの変化をマイ
コンで演算させ、液面レベル6aの変化をデジタル表示
させることも可能である。ただし、この回路においては
、電子部品の数が少ないので、環境温度による相殺をで
きない場合もあるが、補正回路を変位検出回路Bととも
に検出部Aが存在する環境に組み込んだり、電子部品を
その温度特性を考慮して組み合わせることにより正確に
液面レベル6aを検出することができる。
(8)変位検出回路Bに使用される電子部品のうち、抵
抗Rとしてニッケル・クロム皮膜固定抵抗器や温度検知
皮膜が着膜された感温抵抗器等を使用することができ、
また、コンデンサとしてはメタライズポリエステルフィ
ルムコンデンサ、ポリプロピレンフィルムコンデンザ、
メタライズポリプロピレンフィルムコンデンサ、TFコ
ンデンサ等、温度特性、周波数特性を考慮して使用する
ことができる。
(9)本発明に係る液面レベル計7は、特に車輌の燃料
タンク3に好適に使用されるが、環境温度の影響を排除
しながら液面レベル6aを測定するのに必要な液面レベ
ル計7として種々の分野に有効に利用することができる
(10)変位検出回路Bは検出部Aと実質上同一環境温
度に設置されれば、ケーシング8以外の部位に設けるこ
とができる。
発明の効果 以上詳述したように、本発明は液体貯留用容器が環境温
度の変化等によりその液体の温度が変化しても、その液
面レベルを誤差なく正確に検出して表示することができ
るという優れた効果を発揮する。
また、本発明は補正回路を変位検出回路に設ける場合で
あっても温度センサを必要としないという効果を発揮す
る。
さらに、変位検出回路を収容するケーシングを特別に設
ける必要がないので、本発明に係る液面レベル計はコン
パクトな形状で、しかも、低コストで製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1〜20図は本発明に係る図面で、第1図は第一実施
例の縦断面図、第2図は第一実施例に使用されるコアの
斜視図、第3図は同じく樹脂パイプの斜視図、第4図は
同じくボビンの分解斜視図、第5図はコアに組み付けら
れたボビンの斜視図、第6図は変位検出回路の回路図、
第7図は第一実施例の概略説明図、第8図は環境温度と
変位検出回路の出力電圧との関係を示す線図、第9図は
第二実施例の縦断面図、第10図は第三実施例の要部縦
断面図、第11図は同じく要部斜視図、第12図は第三
実施例の縦断面図、第13図は第四実施例の縦断面図、
第14図はケーシング上部に対する変位検出回路の別の
取付は態様を示す要部縦断面図、第15図はケーシング
下部に対する変位検出回路の別の取付は態様を示す要部
縦断面図、第16図は変位検出回路が組み付けられたア
ッパ部材の取付は態様を示す斜視図、第17図は同じく
アッパ部材の他の取付は態様を示す斜視図、第18図は
同じくアッパ部材についてさらに他の取付は態様を示す
斜視図、第19図は変位検出回路について別の態様を示
す電気回路図、第20図は同様に他の態様を示す電気回
路図、第21図は従来技術の縦断面図、第22図は同じ
く説明図、第23図は従来技術における環境温度と出力
電圧との関係を示す線図である。 3・・・液体貯留用容器、6・・・液体、6a・・・液
面レベル、8・・・ケーシング、9・・・コア、10・
・・導線、11・・・コイル、12・・・導電体リング
、A・・・検出部、B・・・変位検出回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、筒状のケーシング(8)内に挿入されたコア(9)
    と、該コア(9)の周りに導線(10)を巻回して形成
    したコイル(11)と、該コイル(11)の外側におい
    て前記ケーシング(8)に遊嵌されたまま液体貯留用容
    器(3)内の液体(6)上に浮く導電体リング(12)
    とから、該液体(6)の液面レベル(6a)の変化を前
    記コイル(11)のインダクタンスの変化として検出す
    る検出部(A)を構成するとともに、該検出部(A)に
    変位検出回路(B)を接続した液面レベル計において、 前記変位検出回路(B)を検出部(A)と同一の環境温
    度下に配設したことを特徴とする液面レベル計。 2、前記変位検出回路(B)と検出部(A)はともに前
    記ケーシング(8)内に収容されている特許請求の範囲
    第1項記載の液面レベル計。
JP31359686A 1986-12-26 1986-12-26 液面レベル計 Pending JPS63165721A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9952086B2 (en) 2013-06-05 2018-04-24 Denso Corporation Magnetic float liquid level detector with vertically reversible attachment
JP2018535425A (ja) * 2015-11-30 2018-11-29 ボーンズ・インコーポレーテッドBourns,Inco� フロートを介しての流体の液面の検出

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9952086B2 (en) 2013-06-05 2018-04-24 Denso Corporation Magnetic float liquid level detector with vertically reversible attachment
JP2018535425A (ja) * 2015-11-30 2018-11-29 ボーンズ・インコーポレーテッドBourns,Inco� フロートを介しての流体の液面の検出

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