JPS63165453A - 重合体組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビニル芳香族化合物と無水マレイン酸との共
電量体、ビニル芳香族化合物とアクリロニトリルとを生
体とするグラフト共重合法ポリアミドおよび側鎖中に酸
基または無水物基を有するエチレン重合体を主体とする
新規熱可塑性重合体組成物に関する。

従来の技術 ブタジェンゴムにビニル芳香族化合物とアクリロニトリ
ルがグラフトされたグラフト共重合体（ＡＢＳ　）は、
耐衝撃性のような特性が極めて重要である多くのプラス
チック用途に対して使用される。ＡＢＳは、たとえば種
々の電気機器用のケーシングを製造するために、また特
定の自動車部品を製造するために使用される。

特別なアクリルアミドの付加によって相溶性にされたポ
リアミｒの混合されたスチレングラフト共重合体組成物
は、米国特許第４４９６６９０号明細書から公知である
。このような組成物は、過剰量のグラフト共重合体を含
有する場合に適度に耐衝撃性であるにすぎない。

ポリアミＶ樹脂、ポリスチレン樹脂および５重量％まで
のスチレン・無水マレイン酸共重合体の重合体組成物は
、米国特許第５９６６８５９号明細書に記載されている
。しかしながらこのような組成物の耐衝撃性は不十分で
ある。

ＡＢＳ　、スチレン・無水マレイン酸共重合体およびポ
リアミドを主体とする重合体組成物は、西ドイツ国特許
出願公開第３１２０８０３号明細書に記載されている。

低分子スチレン・無水マレイン酸共重合体（８ＭＡ　）
を使用することにより、それ自体十分な耐衝撃性を示す
重合体組成物が得られるが、しかしこのような組成物の
熱安定性は不十分である。耐衝撃性、熱安定性〔ビカー
（Ｖｉｃａｔ　）、ＨＤＴ　）、耐湿性、分解安定性、
加工性等のような特性の最適なバランスを有する重合体
組成物に対する必要性が存在する。

発明を達成するための手段 本発明の目的は、このような最適のバランスを有する重
合体組成物を提供することである。

本発明番こよる重合体組成物は、該組成物が：ａ）テム
にスチレンおよび／またはα−メチルスチレンがアクリ
ロニトリル〆／と共にグラフトされた、ゴム含量１０〜
９０重ｆｔ１ｂを有するグラフト共重合体２０〜７５重
量％；ｂ）無水マレイン酸１５〜４０重ｔｑ／ｂを含有
する、分子量５ｏｏｏｏ〜５ｏｏｏｏｏｏの、ビニル芳
香族化合物の共重合体６〜５０重量％； ｃ）　　ｇリアミド５ルフ０重量％ ｄ）側鎖中に酸基または無水物基を有する可撓性エチレ
ン重合体０．１〜５０重量％；ｅ）ビニル芳香族化合物
とアクリロニトリルとの共重合体０〜６０重量％を含有
することを特徴とする。

ところで意外番こも、重合体組成物中のこれらの成分の
組合わせにより良好な熱安定性が、良械 好な耐衝撃性、すぐれた機碧−および加工特性および、
特に改善された耐候性および耐ＵＶ性と共に得られるこ
とが見い出された。

本発明による重合体組成物は、有利には：ａ）ブタジェ
ンゴムにスチレンおよび／またはα−メチルスチレンが
アクリロニトリルと共にグラフトされた、好ましくは２
０〜８０重量−のゴム含量を有するグラフト共重合体２
５〜６０重量ｆｂ： ｂ）好ましくは２０〜３２重量％の無水マレイン酸含量
を有する、好ましくは分子量が１０００００〜３０００
００のスチレン・無水マレイン酸共重合体７．５〜４０
重量ｔｓ：Ｃ）ポリアミＩ’２０〜５５重量％； ｄ）側鎖中に酸基または無水物基を有する可焼性エチレ
ン重合体０．１〜３０重貴チ；ｅ）スチレンとアクリロ
ニトリルとの共重合体０〜５０重量％を含有する。

本発明による重合体組成物中で使用されるグラフト共重
合体は、ゴムにスチレンおよび／またはα−メチルスチ
レンおよびアクリロニトリルがグラフトされたグラフト
共重合体からなる。

ゴムは好ましくは、ポリブタジェン、ブタジェン・スチ
レンゴム、ブタジェン・アクリレートゴム、ブタジェン
・アクリロニトリルダム、ｆ！ｉＰＴおよびＥＰＤＭの
グループまたはこれらゴムの少なくとも２つからの混合
物から選択される。

全組成物のゴム含量は、好ましくは２０〜４０重量％で
ある。

グラフト共重合体は、慣用法で、たとえば塊状重合、溶
液重合またはＷＡｌ１１１重合により製造することがで
きる。また、これらの重合法の少なくとも２つを組合わ
せて、たとえば塊状溶液重合、塊状懸濁重合または乳化
Ｓ濁重合にすることも可能である。重合は、好ましくは
慣用の物質、たとえば場合によってはしＰツクス系と結
合された遊離基供与体、鎖長調整剤、安定剤、懸濁剤、
乳化剤等の存在で行われる。

本発明により使用されるスチレンと無水マレイン酸との
共重合体は、５００００〜 ５００００００、好ましくは１０００００〜３００００
０の高い分子量を有する。無水マレイン酸含量は、１５
〜４０重量−１好ましくは２０〜６２重量−である。無
水マレイン酸含量の上限値は共重合体の加工性により決
定され、下限値より下では実際ｌこ高分子８ＭＡの利点
は存在しない。共重合体は、スチレンと無水マレイン酸
とのランダム非交互共重合体を製造するために常用され
る方法で製造することができる。

実施できる方法は、ハンソン（Ｈａｎｓｏｎ　）および
ツインマーマン（Ｚｉｍｍｅｒｍａｎ　）著、インダス
トリアル・アンド・エンジニアリング・ケミストリー（
Ｉｎｄ、Ｃｈｅｍ、ｆｅｎｇ、　）　、第４９巻、第１
１号、１９５７年１１月、第１８０６〜１８０７頁番こ
記載されている。いずれにせよ、重合を十分に混合され
た状態で連続的に実施するのが有利である。それという
のもさもなければスチレンと無水マレイン酸との交互共
重合体が時折スチレンホモポリマーと共に得られるから
である。

スチレンと無水マレイン酸との共重合体は、その他の単
量体、たとえばアクリロニトリルまたはメタクリル酸メ
チルおよびイミド、たとえばＮ−フェニルマレインイミ
ｒＯ０１〜５重量％を含有することができる。しかしな
がら、このことは必要でない。欧州特許出願公開 第２０２７０６号明細書には、高分子８ＭＡの製造が詳
説されている。

本発明による組成物中で使用されるポリアミＶは、自体
公知であり、特に、脂肪族ポリラクタム、たとえばポリ
カプロラクタム、ナイロン６、ナイロン４，６、ナイロ
ン６．６、ナイロン６．１０、ナイロン１１およびナイ
ロン１２を包含するナイロンの名称で知られている慣用
のポリアミｒ樹脂を使用することもできる。さら５こ、
コポリアミド、芳香族ナイロンおよび半エチレン重合体
とは、（Ｉ）α−オレフィン、たとえばプロぎレンとの
エチレン共重合体を意味する。第三および／または第四
級単量体、たとえばエチリデンノル〆ルネン、ジシクロ
ペンタジェンおよび１，４−へキサジエンが使用されて
いてもよい。これらはＢＰ　（ＤＭ　）　ｉムとして知
られている。酸無水物基または酸基は、無水マレイン酸
をグラフトさせることにより適用される。（厘）無水マ
レイン酸がグラフトされた、）ｆＤＰｇ　（高密度ポリ
エチレン（ｈｉｇｈ−ｄｅｎｓｉｔｙｐｏｌｙｅｚｈｙ
ｌｅｎｅ　）　）、ＬＤＰｇ　（低密度ポリエチレン（
ｌｏｗ−ｄｅｎｓｉｔｙ　ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅ　
）　）およびＬＬＤＰＥ　（線状低密度ポリエチレン（
ｌｉｎｅａｒｌｏｗ−ｄｅｎｓｉｔｙ　ｐｏｌｙｅｔｈ
ｙｌｅｎｅ　）　）として公知の、必要とあれば少量の
α−オレフィンを有するホモポリマーとしてのポリエチ
レン、＜１）　（１）および（ＩＩ）に記載されたと同
様であるかスチレン無水マレイン酸錯体がグラフトされ
たエチレン重合体、（ＩＶ）　（１）および（ＩＩ）に
記載されたと同様であるが、しかし酸基または無水物基
を含有するオレフィンからなり、必要とあればコモノマ
ーを有する重合体鎖（グラフト成分）、たとえばスチレ
ン−アクリル酸共重合体のグラフト成分がグラフトされ
ているエチレン共重合体および（Ｖ）場合により部分的
に金属イオンで中和された酸基を含有するα−オレフィ
ンとのエチレン共重合体、たとえばエチレンアクリル酸
共重合体である。

上記のグラフト重合体は、公知技術による過酸化物を添
加するかまたはせずに重合体溶融液（ロールミル、押出
機）または溶液で製造することができる。製造中かまた
は製造後に、これらの重合体はポリオレフィンで希釈す
ることができる。これらの剛性は、公知の８ＡＮ共重合
体の剛性の半分よりも低い。主鎖は飽和されており、し
たがってこれらの生成物は極めて耐酸化性および耐−′
性である。耐衝撃性にされた組成物は、空気中で高い温
度ですぐれた耐老化性を示し、かつ耐候性である。

使用することのできるスチレンおよび／またはα−メチ
ルスチレンとアクリロニトリルとの共重合体は、公知の
スチレン−アクリロニトリル（８ＡＮ　）および／また
はα−メチルスチレン−アクリロ上トリル（α−Ｍ８Ａ
Ｎ　）共重合体である。共重合体は、常法で、たとえば
乳化重合、塊状重合および懸濁重合、塊状重合および懸
濁重合またはこれらの組合わせにより製造することがで
きる。これらの共重合体は高分子で、かつアクリロニト
リル２０〜４０重量係を含有する。これらの共重合体は
、少量のその他のコモノマー、たとえばアクリレートを
含有することができる。

さらに本発明による重合体組成物は、常用の添加剤、た
とえば着色剤、顔料、難燃剤、安定剤、滑剤、充填剤、
無機充填剤環条くとも４０重量−を含有する。

重合体組成物は、種々の成分を溶融液で混合することに
より製造することができる。この目的のためには、公知
の混合装置、たとえばロールミル、バッチ混練機および
押出機を使用することができる。混合物の組成は、専門
家により、意図される用途に応じて適合させることがで
きる。スチレン・無水マレイン酸共重合体含量が増加す
れば、高い温度での剛性が改善される。

グラフト共重合体含量の増加は、高い耐衝撃性を生じる
。この場合に生成物は流動性が小さくなり、これは特別
なスチレン・アクリロニトリル共重合体を添加すること
により補償することができる。両方の共重合体とも、組
成物の耐湿性および成形収縮を改善する。−リアミドは
、耐有機溶剤性および耐摩耗性を改善する。当業界の専
門家は、配合物の組成を適合させることにより、他の特
性を改善することもできる。

本発明による重合体組成物は、一方では適度な剛性を必
要とし、他方では高い耐曹性または耐候性を必要とする
種々の物体、たとえば電気機器の部品、また庭園備品ま
たはスポーツ用品を製造するために好適である。

さらに本発明を次の実施例を用いて詳説するが、しかし
本発明はこれらに制限されるものではない。

実施例 方法 次のものをバッチ混線機〔デラベンダー（Ｂｒａｂｅｎ
ｄｅｒ　）　ＰＩＪ　３５０、容量５０　Ｉｌｌ　）に
供給した： ｔ　ポリアミド；ナイロン６カノルトラアミｒ（Ｕｌｔ
ｒａｍｌ　）　Ｂ　５＠　ＢＡＳＦ社。

２、ＡＢ８；ブタジェンがム４０％を含有スル８ＡＮ相
（アクリロニトリル２７重量Ｓ）を主体とするＡＢ８グ
ラフト共重合体。

５、　８ＭＡ−１：　５５１１１ｋｆｋｍ、　分子１に
１７００８ＭＡ　−２：　１４重量％ＭＡ、分子量２０
００００８ＭＡ　−５；　２２重量ｔｓＭＡＮ分子量２
００００４、可ｉ性エチレン共重合体、ケルタフレック
ス（Ｋａｌｔａｆｌｅｚ　）　５５’、０８Ｍ（ＫＩＦ
）社。

５．　アクリロニトリル２７重ｔチを貧有するスチレン
−アクリロニトリル共重合体（ＢＡＮ　）。

６、安定剤詔よび滑剤、たとえば 安定剤ジーステアリルチオジゾロビオネート０．４５重
量％ 安定剤１．１−ビス−（５−第三ブチル−４−ヒｒロキ
シー２−メチルフエニル）ブタン０．４５重量％ チ。

これを温度２３０℃および回転数３　Ｏｒ、ｐ、ｍで１
０分間混合した。次に混合物を２３０℃で１２分間圧縮
成形して３趨の厚さの板を得た。

こうして得られた板について、次のことを測定した： １、６０℃で２４時間真空乾燥した後のｌ８０１８０に
よる２３℃でのアイゾツト（ＫＪ／ｍ”入２、　　Ａ８
ＴＭ　Ｄ　６．４８　ｊζよる１、９ＭＰａでのＨＤ’
ｌ’　（焼鈍）（℃） 表１には製造された成分が記載されており、また測定し
た特性の測定値が示されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ビニル芳香族化合物と無水マレイン酸との共重合体
   、ビニル芳香族化合物とアクリロニトリルとを主体とす
   るグラフト共重合体、ポリアミドおよび側鎖中に酸基ま
   たは無水物基を有する可撓性エチレン重合体を主体とす
   る重合体組成物において、該重合体組成物が；ａ）ゴム
   にスチレンおよび／またはα−メチルスチレンがアクリ
   ロリトリルと共に グラフトされたゴム含量１０〜９０重量％ を有するグラフト共重合体２０〜７５重量 ％； ｂ）無水マレイン酸Ｒ１５〜４０重量％を含有する、分
   子量５００００〜５００００００ の、ビニル芳香族化合物の共重合体６〜 ５０重量％； ｃ）ポリアミド５〜７０重量％； ｄ）側鎖中に酸基または無水物基を有する可撓性エチレ
   ン重合体０．１〜５０重量％； ｅ）ビニル芳香族化合物とアクリロニトリルとの共重合
   体０〜６０重量％を含有するこ とを特徴とする重合体組成物。 ２、ａ）ゴムにスチレンおよび／またはα−メチルスチ
   レンがアクリロニトリルと共にグラフトされた、ゴム含
   量２０〜８０重量％を有するグラフト共重合体２５〜６
   ０重量％； ｂ）スチレン無水マレイン酸共重合体７．５〜４０重量
   ％； ｃ）ポリアミド２０〜５５重量％； ｄ）側鎖中に酸基または無水物基を有する可撓性エチレ
   ン重合体１〜４０重量％； ｅ）スチレンとアクリロニトリルとの共重合体０〜３０
   重量％を有する特許請求の範囲 第１項記載の重合体組成物。 ３、スチレン・無水マレイン酸共重合体が、無水マレイ
   ン酸２０〜３２重量％を含有する特許請求の範囲第１項
   または第２項記載の重合体組成物。 ４、スチレン・無水マレイン酸共重量体の分子量が１０
   ００００〜３０００００である特許請求の範囲第１項か
   ら第３項までのいずれか１項記載の重合体組成物。 ５、全組成物に対してゴム２０〜４０重量％を含有する
   特許請求の範囲第１項から第４項までのいずれか１項記
   載の重合体組成物。