JPS6316516Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6316516Y2 JPS6316516Y2 JP1980183740U JP18374080U JPS6316516Y2 JP S6316516 Y2 JPS6316516 Y2 JP S6316516Y2 JP 1980183740 U JP1980183740 U JP 1980183740U JP 18374080 U JP18374080 U JP 18374080U JP S6316516 Y2 JPS6316516 Y2 JP S6316516Y2
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- JP
- Japan
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- paper
- synthetic resin
- resin layer
- aluminum foil
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、容器の蓋材、特にヒートシールに
よつて容器を密封する蓋材に関するものである。
よつて容器を密封する蓋材に関するものである。
各種食品類を収納する容器は、ヒートシールに
よつて蓋材を取付けて密封することが多い。これ
らの容器の蓋材として、従来、第１図に示すよう
に、比較的厚みの大きいアルミニウム箔を基材１
とし、その下面にヒートシール用の熱封緘剤層２
を設けたものがある。
よつて蓋材を取付けて密封することが多い。これ
らの容器の蓋材として、従来、第１図に示すよう
に、比較的厚みの大きいアルミニウム箔を基材１
とし、その下面にヒートシール用の熱封緘剤層２
を設けたものがある。
上記のように、比較的厚みの大きいアルミニウ
ム箔を用いるのは、成型性、保型性を良好にする
のが主たる目的である。
ム箔を用いるのは、成型性、保型性を良好にする
のが主たる目的である。
しかるに、近時、アルミニウムの高騰によるコ
ストの上昇が激しく、可能な限り基材のアルミニ
ウム箔を薄くできれば、その経済的効果は大き
い。
ストの上昇が激しく、可能な限り基材のアルミニ
ウム箔を薄くできれば、その経済的効果は大き
い。
このため、アルミニウム箔に他の補強材を積層
することにより、アルミニウム箔の薄箔化をはか
つてコストの削減を行うことが考えられている。
することにより、アルミニウム箔の薄箔化をはか
つてコストの削減を行うことが考えられている。
このアルミニウム箔に積層する補強材として
は、腰の強さや全体の厚み等の諸特性を失わない
という点で紙が有効である。
は、腰の強さや全体の厚み等の諸特性を失わない
という点で紙が有効である。
しかしながら、このようなアルミニウム箔と紙
との複合材によつて容器の蓋材を形成した場合、
紙の層間強度や耐水、耐湿性等の問題を解決しな
ければならない。例えば、紙面へ直接熱封緘剤層
をコートした場合、即ち、アルミニウム箔／紙／
熱封緘剤層の構成にした場合、各構成要素間の層
間剥離強さ及び各構成要素自身の凝集力を比較す
ると、紙の凝集力、特に紙と熱封緘剤層間の繊維
が最も弱いので、アルミニウム箔／紙／熱封緘剤
層の構成の蓋材を、容器にヒートシールした場
合、開封時に、紙層で凝集破壊が起こり、紙と熱
封緘剤層間の剥離面は紙の切れ残りのある紙繊維
がケバ立つたような非常にきたない状態になると
いう問題がある。
との複合材によつて容器の蓋材を形成した場合、
紙の層間強度や耐水、耐湿性等の問題を解決しな
ければならない。例えば、紙面へ直接熱封緘剤層
をコートした場合、即ち、アルミニウム箔／紙／
熱封緘剤層の構成にした場合、各構成要素間の層
間剥離強さ及び各構成要素自身の凝集力を比較す
ると、紙の凝集力、特に紙と熱封緘剤層間の繊維
が最も弱いので、アルミニウム箔／紙／熱封緘剤
層の構成の蓋材を、容器にヒートシールした場
合、開封時に、紙層で凝集破壊が起こり、紙と熱
封緘剤層間の剥離面は紙の切れ残りのある紙繊維
がケバ立つたような非常にきたない状態になると
いう問題がある。
そこで、この考案は、剥離面に紙繊維のケバ立
ちが生じない構造のアルミニウム箔と紙の複合材
からなる蓋材を提供しようとするものである。
ちが生じない構造のアルミニウム箔と紙の複合材
からなる蓋材を提供しようとするものである。
この考案の蓋材は、紙基材の一面にアルミニウ
ム箔を、他面に合成樹脂層を設け、前記合成樹脂
層の上に、この合成樹脂層よりも凝集力の小さい
熱封緘剤層を設けたことを特徴とするものであ
る。
ム箔を、他面に合成樹脂層を設け、前記合成樹脂
層の上に、この合成樹脂層よりも凝集力の小さい
熱封緘剤層を設けたことを特徴とするものであ
る。
かかる構造の蓋材を容器にヒートシールした場
合、紙基材と熱封緘剤層との間に挿入した合成樹
脂層によつて開封時に凝集力の弱い紙の層に力が
かからないので、紙と合成樹脂層間では剥離が起
こらず、合成樹脂層と熱封緘剤層間で起こり、剥
離面には紙繊維のようなケバ立ちが生じないた
め、きれいな剥離面になる。
合、紙基材と熱封緘剤層との間に挿入した合成樹
脂層によつて開封時に凝集力の弱い紙の層に力が
かからないので、紙と合成樹脂層間では剥離が起
こらず、合成樹脂層と熱封緘剤層間で起こり、剥
離面には紙繊維のようなケバ立ちが生じないた
め、きれいな剥離面になる。
以下、この考案の実施例を第２図に基づいて説
明する。
明する。
第２図に示すように、この考案の蓋材は、紙基
材３と、その一面に設けられたアルミニウム箔４
と、紙基材３の他面に設けられた合成樹脂層５
と、この合成樹脂層５の上に設けられた合成樹脂
層５よりも凝集力の小さい熱封緘剤層６より成る
積層体である。なお、通常行われているように、
アルミニウム箔４の上面に適宜の印刷層を設ける
こともできる。
材３と、その一面に設けられたアルミニウム箔４
と、紙基材３の他面に設けられた合成樹脂層５
と、この合成樹脂層５の上に設けられた合成樹脂
層５よりも凝集力の小さい熱封緘剤層６より成る
積層体である。なお、通常行われているように、
アルミニウム箔４の上面に適宜の印刷層を設ける
こともできる。
また、紙基材３とアルミニウム箔４の貼合せ用
接着剤は、耐熱性、耐水性等を考慮すれば、その
貼合せ方法と共に任意のものが採用できる。
接着剤は、耐熱性、耐水性等を考慮すれば、その
貼合せ方法と共に任意のものが採用できる。
上記紙基材３は食品衛生上安全なものを用いる
ものであり、好ましくは13〜50ｇ／m2程度の上質
紙が適している。
ものであり、好ましくは13〜50ｇ／m2程度の上質
紙が適している。
一方、アルミニウム箔４は、紙基材３及び合成
樹脂層５による補強によつて、従来のものより薄
くでき、7μ〜50μの範囲の厚みのものを使用でき
るが、30μ以下がコストと保形性のバランスにお
いて好ましい厚みである。
樹脂層５による補強によつて、従来のものより薄
くでき、7μ〜50μの範囲の厚みのものを使用でき
るが、30μ以下がコストと保形性のバランスにお
いて好ましい厚みである。
前記合成樹脂層５は、ポリエチレンテレフタレ
ートや延伸ポロプロピレンのようなフイルムより
成り、紙基材３と熱封緘剤層６との間にあつて、
蓋材の開封時に紙基材３に力がかからないように
するためのものであり、6μ〜25μ程度に形成され
るのが好ましく、接着剤による貼合せのほか、コ
ーテイングによつて形成してもよい。
ートや延伸ポロプロピレンのようなフイルムより
成り、紙基材３と熱封緘剤層６との間にあつて、
蓋材の開封時に紙基材３に力がかからないように
するためのものであり、6μ〜25μ程度に形成され
るのが好ましく、接着剤による貼合せのほか、コ
ーテイングによつて形成してもよい。
この考案の蓋材は上記のような構成であり、熱
封緘剤層６を容器に重ね、この重なり部分を熱板
シール法や誘導加熱法によりヒートシールして容
器の密封を行うものである。ヒートシールした上
記の蓋材を開封すると、合成樹脂層５とこの合成
樹脂層５よりも凝集力の小さい熱封緘剤層６の部
分から剥離が生じ、紙基材３における層間剥離の
発生はなくなる。
封緘剤層６を容器に重ね、この重なり部分を熱板
シール法や誘導加熱法によりヒートシールして容
器の密封を行うものである。ヒートシールした上
記の蓋材を開封すると、合成樹脂層５とこの合成
樹脂層５よりも凝集力の小さい熱封緘剤層６の部
分から剥離が生じ、紙基材３における層間剥離の
発生はなくなる。
この考案は、以上の如きものであるから、以上
に列挙するような効果を奏する。
に列挙するような効果を奏する。
(1) 紙基材と合成樹脂層の強度により、従来のも
のより薄いアルミニウム箔を用いることがで
き、バリヤー性の良好な蓋材のコストを削減す
ることができる。
のより薄いアルミニウム箔を用いることがで
き、バリヤー性の良好な蓋材のコストを削減す
ることができる。
(2) 複合材の構成材料として紙を有するので、厚
み、腰の強さ、保型性等を満足させることがで
き、従来の印刷機などにそのまま使用できる。
み、腰の強さ、保型性等を満足させることがで
き、従来の印刷機などにそのまま使用できる。
また、クツシヨン性が良く、耐衝撃力が向上
する。
する。
(3) 紙基材に設けた合成樹脂層の上にこの合成樹
脂層よりも凝集力の小さい熱封緘剤層を設けた
ので、ヒートシール後に開封を行うと、合成樹
脂層と熱封緘剤層の間で剥離が生じ、紙基材と
合成樹脂層との層間剥離が発生しないため、剥
離後の外観が美しい。
脂層よりも凝集力の小さい熱封緘剤層を設けた
ので、ヒートシール後に開封を行うと、合成樹
脂層と熱封緘剤層の間で剥離が生じ、紙基材と
合成樹脂層との層間剥離が発生しないため、剥
離後の外観が美しい。
第１図は従来の蓋材を示す縦断面図、第２図は
この考案の蓋材を示す縦断面図である。 図中、３は紙基材、４はアルミニウム箔、５は
合成樹脂層、６は熱封緘剤層である。
この考案の蓋材を示す縦断面図である。 図中、３は紙基材、４はアルミニウム箔、５は
合成樹脂層、６は熱封緘剤層である。
Claims (1)
- 紙基材の一面にアルミニウム箔を、他面に合成
樹脂層を設け、前記合成樹脂層の上に、この合成
樹脂層よりも凝集力の小さい熱封緘剤層を設けた
ことを特徴とする蓋材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980183740U JPS6316516Y2 (ja) | 1980-12-15 | 1980-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980183740U JPS6316516Y2 (ja) | 1980-12-15 | 1980-12-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57101028U JPS57101028U (ja) | 1982-06-22 |
| JPS6316516Y2 true JPS6316516Y2 (ja) | 1988-05-11 |
Family
ID=29983278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980183740U Expired JPS6316516Y2 (ja) | 1980-12-15 | 1980-12-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6316516Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54157978U (ja) * | 1978-04-26 | 1979-11-02 |
-
1980
- 1980-12-15 JP JP1980183740U patent/JPS6316516Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57101028U (ja) | 1982-06-22 |
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