JPS63164794A - 重低音再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オーディオ及びオーディオビジュアル機器等
の重低音再生装置に関するものである０従来の技術 近年、ＣＤ（コンパクトディスク）で代表されるディジ
タルンースが発売されることにより、低音域特に重低音
域と呼ばれる非常に周波数の低い領域の再生が注目され
ている。またその一方で、世の中のスピードが早くなシ
、それにつれてオーディオ及びオーディオビジュアル機
器２適常よシ高速で再生し、かつ自然な音質で聞取りた
いという需要が高くなっている。

以下、図面によって説明する。

第３図に、重低音領域が再生されない第１の従来例を示
す。ＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）またはテープデツ
キ等の再生装置１の出力信号Ｓ１は増幅器γにより電力
増幅された信号Ｓ２になり、スピーカ８によって電気音
響変換されて音波Ｍが再生される。

第４図に、再生装置１の出力信号Ｓ１の周波数特性を示
している。横軸に周波数を、縦軸に電圧レベルを示し、
その出力信号Ｓ１の周波数特性なド、で、再生装置１の
ヘッドの性能により決定される低域のカットオフ周波数
をｆｌで、低域で再生されない領域をＬｌで各々示す。

この低域で再生されない領域Ｌ１は、値段の安い再生装
置においては広くなり、結果として、スピーカ８はその
領域Ｌ１を再生出来る能力がありながら再生出来ないの
である。また一方で、再生装置１で再生されるソース自
身に含まれる低域成分にも関係がある。すなわち低域を
含んでいないソースで重低音を第３図に示す従来例で再
生することは原理的に無理であった。

そのため、第４図に示した再生されない領域Ｌ１に対し
て、信号処理回路を設けることによりその領域Ｌ１を再
生する機能を有する第２の従来例を第５図に示す。

再生装置１の出力信号Ｓ１は、分岐手段３３により２分
岐され、その第１の出力Ｓ３４は、そのまま加算手段６
の第１人力へ入力される。一方、その第２の出力ＳＳＳ
は、低域のみ通過させるＬＰＦ２により、低域成分のみ
の出力信号ＳＳ＋に変更される。そしてその信号ＳＳ１
は、入力信号の周波数に対し出力信号の周波数を半分に
する音程変換器６により、入力信号Ｓ３１の周波数に対
し、周波数が半分である信号Ｓ５２に変換される。すな
わち信号Ｓ５２は再生装置１の出力信号Ｓ１に含まれる
低域をオクターブだけ低く移動させたものである。言い
換えれば、低域成分の信号をオクターブ低く移動させる
ことにより、重低音成分の信号に変換出来るのである。

第６図に示す電圧レベル周波数特性図で説明する。音程
変換器５により、低域特性曲線がＮ１からＮ２に変化し
、そのカットオフ周波数もｒ、からｆ２にオクターブだ
け移動する。つまり領域Ｌ２の成分が再生出来ることに
なるのである。

音程変換器５の出力信号８５２は、加算器６の第２人力
へ入力され、加算器６により加算された信号Ｓ３Ｓとな
シ、増幅器７により電力増幅されスピーカ８から音波Ｖ
として再生される。

さらに、第７図に通常より高速で再生し、かつ自然な音
質で聞取れる機器（以下早開き装置と略す）の第３の従
来例を示す。入力端子２１に入力された信号Ｓｉ１は、
テープデツキやＶＴＲ等の録音再生装置２２で録音され
る。その信号Ｓ１ｊの周波数ｅＦｓ１＋とする。この場
合録音された信号の周波数も同一のＦＳｌｌである。さ
て、この録音された信号を録音再生装置２２により録音
された時の速度ｖ１よりも早い速度ｖ２で再生し信号８
２２を得る。この信号８２２０周波数を２８２２とする
と、第（１）式を満足する。

すなわち、通常より高速で再生した場合、その音程も上
ってしまい、非常に聞き取りにくくなるのである。そこ
で、まずＬＰＦ３にょシ通常のオーディオ帯域成分を抽
出し、かつ折返し雑音除去した信号Ｓ２３とし、入力信
号８２３の周波数Ｆ５．２３に対して、出力信号Ｓ２４
の周波数Ｆ　Ｓ２４？変換出来る音程変換器６により、
通常より高速で再生した場合でも自然な音質になる様に
音程変換するのである。その原理を第（２式と第（３）
式で説明する。

音程変換器６による音程変換率をＶとするつまり、入力
端子５へ入力信号Ｓ１＋が入力され、録音再生装置２２
で、通常よりも早い速度、すなわち録音された時の速度
よりも比率Ｐだけ早い速度で再生され、音程変換器６に
より音程変換率Ｖだけ入力信号の周波数に対して出力信
号の周波数が変換され出力端子２３へ信号８２４が出力
された時、次の第３式を満たす。

ＦＳｌｌ　・Ｐ−Ｖ　：　ＦＳ２４　””・・（３）こ
の第（３）式においてＰ−■＝１の条件を満たせばＦＳ
、：ＦＳ２４となり、出力端子６へ出力された信号Ｓ２
４は、入力端子５へ入力された信号Ｓ１と全く同一の周
波数となる。例えばＰ＝２、すなわち２倍速再生の場合
にはＶ＝μ、すなわち入力信号の周波数に対して出力信
号の周波数を半分とすれば良い。

以上の第６図に示した第２の従来例及び第７図に示した
第３の従来例は、各々異なる機能を有しているにもかか
わらず、入力信号の周波数に対して出力信号の周波数を
半分にする音程変換器を備えている。この第２の従来例
と第３の従来例とを同−の装置の中に構成した第４の従
来例を第８図に示す。

この第８図に示した第４の従来例は、スイッチ手段４に
より、そのスイッチ手段４をム端子に接続すれば、第６
図に示した第２の従来例になり、一方、スイッチ手段４
をＢ端子に接続すれば、第７図に示した第３の従来例に
切換えることが出来る機能を有している。そして再生装
置１を制御信号りで制御することにより、通常速度再生
あるいは通常より早い速度再生を切換えるのである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような方法では第４の従来例には、
同一の機能を有する音程変換器が２個必要であるという
問題点があった。

本発明は上記問題点に鑑み、１個の音程変換器のみで通
常より高速で信号を再生する場合の自然な音質を有する
早聞き機能を有し、かつ低音再生性能を向上させる機能
を有する重低音再生装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記目的を達するため、本発明は再生装置とその出力信
号の低域成分のみを抽出する第１のＬＰＦと、通常のオ
ーディオ帯域成分を抽出し、かつ折返し雑音除去の機能
を有する第２のＬＰＦと、その第１のＬＰＦと第２のＬ
ＰＦの出力を切換えるスイッチ手段と、そのスイッチ手
段の出力を入力とし、入力信号の周波数に対して出力信
号の周波数を半分とする音程変換器とを備えた構成とな
っている。

作用 本発明は、上記した構成により、例えばＶＴＲやテープ
レコーダ等の再生装置の出力信号に対して、その低域成
分のみを抽出する第１０Ｉ、ＰＦと、オーディオ帯域成
分を抽出し、かつ折返し雑音除去の機能を有する第２の
ＬＰＦを介することにより、再生装置の出力信号を周波
数成分により第１と第２の信号に分離し、スイッチ手段
によりその第１と第２の信号のどちらか一方を選択し、
音程変換器により、入力信号の周波数に対して出力信号
の周波数を半分とするのである。

例えば、スイッチ手段により、第１のＬＰＦの出力信号
を選択して音程変換器に入力し、再生装置を通常の速度
で再生させた場合、その音程変換器の出力信号は、再生
装置の出力信号の低域成分に対して周波数が半分となっ
ている。又一方、スイッチ手段によシ第２のＬＰＦの出
力を選択して音程変換器に入力し、再生装置を通常の２
倍の速度で再生させた場合、その音程変換器の出力信号
は、再生速度が２倍で、音程は通常と同一の自然な音質
とすることができるものである。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は本発明の第１の実施例の重低音再生装置のブロ
ック図を示すものである。

第１図において、ＶＴＲ又はテープデツキ等の再生装置
１の出力信号Ｓ１は、３分岐手段４１によって３分岐さ
れる。その分岐された第１の信号Ｓ４１は、第１のＬＰ
Ｆ２により、低域成分のみ抽出された信号５４５となシ
、第１のスィッチ４０入力端子人へ入力される。一方、
分岐された第２の信号Ｓ４２は、第２のＬＰＦ３により
、オーディオ帯域成分のみ抽出された信号’３４６とな
り、第１のスイッチ４の入力端子Ｂへ入力される。又、
分岐された第３の信号Ｓ４３は、第２のスイッチ９の入
力端子ムへ入力される。第１のスイッチ４及び第２のス
イッチ９は外部制御入力信号りにより入力端子ムかＢか
を選択される。第１のスイッチ４の出力信号Ｓ４７は、
音程変換器６に入力されて、周波数が半分となった信号
８４８に変換される。この信号８４Ｂは、第１のスイッ
チ４の選択により、次の全く異った内容となる。

（１）外部制御入力信号りにより第１のスイッチ４が入
力端子ムを選択した場合、 再生装置１は、外部制御入力信号りにより通常速度で再
生するため、音程変換器６の出力信号８４Ｂは、低音域
の周波数をさらに半分として重低音成分となる。

（２）外部制御入力信号りにより第１のスイッチ４が入
力端子Ｂを選択した場合、 再生装置１は、外部制御入力信号りにより、通常の２倍
速で再生するため、音程変換器６の出力信号５４８は再
生速度が２倍となり通常の音程と同一の自然な音質とな
る。

さて、その出力信号８４８は、加算器６の第１の入力端
子に入力され、−力筒２のスイッチ９の出力信号Ｓ４９
は、加算器６の第２の入力端子に入力されて加算器６で
加算されて出力信号５５０となり増幅器７で電力増幅さ
れ、スピーカ８により電気音響変換されて音波Ｖとして
再生される。第２のスイッチ９の機能は、外部制御入力
信号りにょシ第１のスイッチ４が入力端子ムを選択した
場合のみ音程変換器６の出力信号８４８の内容が重低音
成分のみとなシ、通常のオーディオ帯域成分が全くなく
なり、その成分を第２のスイッチ９の出力信号Ｓ４９と
して加えることである。

この実施例により、第８図に示した第４の従来例と全く
同じ機能を持ち、第１のスイッチ４及び第２のスイッチ
９を設けることにより、音程変換器を２個から１個に減
らすことができるのである。

第２図は、本発明の第２の実施例の重低音再生装置のブ
ロック図を示すものである。

この第２の実施例は、第１図に示した第１の実施例と異
なり、スピーカを２個装備し、そのうちの１方の第２の
スピ°−力１１を重低音再生専用として重低音の音波Ｍ
Ｌを再生しようとする場合である。この場合も、外部制
御入力信号りに基いて、第１のスイッチ４によってＬＰ
Ｆ２の出力信号Ｓ５ａ及びＬＰＦ３の出力信号５ｓｓｅ
切換えて音程変換器５に入力し、その音程変換器６によ
って周波数を半分としているのである。

発明の効果 以上のように、本発明は入力信号の周波数に対する出力
信号の周波数を半分にする音程変換器へ入力する信号を
スイッチ手段で切換えることにより、再生装置を通常速
度で再生した場合には、重低音再生装置であり、再生装
置を通常の２倍速で再生した場合には、再生速度が２倍
であり通常の音程と同一の自然な音程で出力出来るため
、その２つの機能を１個の音程変換器で構成出来ること
になり、構成を簡素化出来るため、安価に製造すること
ができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における重低音再生装置
のブロック図、第２図は本発明の第２の実施例における
重低音再生装置のブロック図、第３図、第５図、第７図
、第８図は従来例を示すブロック図、第４図、第６図は
従来例の効果を示す電圧レベル周波数特性図である。 １・・・・・・再生装置、２，３・川・・ＬＰＦ、４．
９・・・・・・スイッチ、５・・・・・・音程変換器、
６・川・・加算器、７．１ｏ・・・・・・増幅器、８．
１１・・・・・・スピーカ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 第４図 十 ヂ１　　　　　　　　、脣　　ヅオ　　層上　　　　　
　　　　　　　　　→ｌ第６図 會

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アナログ信号を再生する再生装置と、この再生装置の出
   力信号を入力とし、互いにカットオフ周波数の異なる複
   数の低域のみを通過させる第１、第２ローパスフィルタ
   と、第１、第２のローパスフィルタの出力信号のどれか
   １つを選択する選択手段と、この選択手段の出力信号を
   入力とする入力信号の周波数に対して出力信号の周波数
   を半分とする音程変換回路とを具備してなる重低音再生
   装置。