JPS63163239A - 光温度センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温度変化を検出する光ファイバを使用した温度
センサに関するものである。

従来の技術 従来、この種の光温度センサは、第３図に示すような構
成であった。第３図において、１ａ、１ｂは光フフイバ
、２ａ、２ｂはレンズ、３はバイメタル、形状記憶合金
等の温度により変形する感温部材、４は上記感温部材に
固定された遮蔽板である。同図において、光ファイバ１
ａから出射した光はロッドレンズ２ａで平行光線に変換
され、ロッドレンズ２ｂで再び集光され、光ファイバ１
ｂに入射する。温度が変化すると感温部材３が変形し、
遮蔽板４を押し上げるため、遮蔽板４が平行光線を遮断
し光ファイバ１ｂに光が入射しなくなる０ 発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、ロッドレンズを２個使用す
るので、組立ての際の複雑な光軸調整を必要とする問題
点があった。

本発明は、このような問題点を解決するもので、レンズ
を使用せず、無調整の組立てを可能とすることの出来る
光温度センサを提供せんとすることを目的とするもので
ある。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、円筒形の中空穴
を有するアダプタの中央部付近に狭い溝を設け、上記溝
に、薄板に切込みを設けたスペーサを挿入・固定した上
、光ファイバ先端をそれぞれ固定した２個の７エルール
を上記アダプタの中空穴の両側から挿入することにより
、２本のファイバの軸合せを行なうと共に、画先端間に
薄板の厚さと等しい間隙を設け、温度により変形する感
温部材に取付けた薄板を用いた遮蔽板を挿入したもので
ある。

作用 この構成により、レンズを使用しなくても大きな結合損
失を生じることなく２本のファイバの先端間に小さな間
隙を設けることができ、この間隙に挿入した遮蔽板を感
温部材により動かすことによりレンズを使用しない簡単
な構造の光温度センサが実現される。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図および第２図はそれぞれ本発明の一実施例による
温度センサの断面図、および斜視図を示すものである。

第１図および第２図に於て、１６は中空穴を有するアダ
プタであり、中央部付近に０．１２ｍｍ程度の狭い溝が
上記中空穴を横切るように設けられている。１６はＵ字
形にアダプタ１５の中空穴の内径より細い切込みを設け
た厚さ０．１　咽程度の薄板を用いたスペーサであり、
一部が上記アダプタ１５の中空穴にかかり、アダプタ１
５の溝の開口部にＵ字の開口部が向くように上記アダプ
タ１５の溝に挿入・固定されている。１１ａ、１１１）
は光ファイバ、１７２Ｌ　、　１７ｂはフェルールであ
り、光ファイバ１１ａ、１１ｔ＋の先端はフェルール１
７２Ｌ　、　１７ｂの外径と同軸にファイバ外径よりわ
ずかに大きい内径で設けられた微小穴に固定されている
と共に、上記フェルール１７＋Ｌ　、　１７ｂの外径は
上記アダプタ１５の中空穴と精度よくはめ合わされ両側
から上記スペーサ１６に当るまで挿入される。１３はバ
イメタル・形状記憶合金など温度により変形する感温部
材、１４は上記感温部材に固定された厚さ０．０６ｍｍ
程度の遮蔽板であり、上記アダプタ１６の溝と上記スペ
ーサ１６のＵ字形開口部とにより形成される間隙に挿入
されている。

以上の構成により本実施例では、従来のようにレンズの
軸合せ等の複雑で精度を必要とする組立をすることなく
、大きな結合損失を生じずに２本のファイバ１１ｆＬ、
１１ｂ間にスペーサ１６の厚さ程度の間隙を設けること
ができ、この間隙に挿入された遮蔽板１４を感温部材１
３を用いて温度により動かすことにより、一方のファイ
バ１１ａから出射した光が、他方のファイバ１１ｂに入
射したり、遮断されたりし、光温度センサとして動作す
ることとなる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、円筒形の中空穴と上記中
空穴を横切る溝を有するアダプタと、切込みを有する薄
板で形成され、上記アダプタの溝に挿入・固定されたス
ペーサと、２本の光ファイバを外径と同軸にそれぞれ固
定した上、上記アダプタの中空穴の両側から挿入した２
個のフェルールと、感温部材に固定されたうえ、上記ア
ダプタの溝と上記スペーサの切込みにより形成された間
隙に挿入された遮蔽板を設けることにより、レンズの光
軸合わせ等の精度を要する複雑な組立作業を行なうこと
なく光温度センサを構成することができるという効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ本発明の一実施例による
光温度センサを示す断面図および斜視図、第３図は従来
の光温度センサを示す構成図である。 １１！Ｌ、１１ｔ）・・・・・・光ファイバ、１３・・
・・・・感温部材、１４・・・・・・遮蔽板、１６・・
・・・・アダプタ、１６・・・・・・スペーサ、１７＆
　、　１７ｂ・・・・・・フェルール。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名；ｍ
ｔｂ−−−ラ乙ファイバ ／３−−−：感偏、郭４ｆ 、ｉ４−一一汽」し罠 ／、５−−−アダプタ ／６−−−スベーサ ／７１１／７ｂ　−−−フエ）レリレ 第１図 第２図　　　　　／／ｂ 第３図 ｆ久２久　２ｂ　　／ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒形の中空穴を有し、中央部付近に上記中空穴を横切
   るような溝を設けたアダプタと、上記アダプタの中空穴
   の内径より細い切り込みを有し、上記アダプタの溝に挿
   入・固定された薄板で形成されるスペーサと、２本の光
   ファイバと上記アダプタの中空穴内径と係合する外径を
   持ち、上記外径と同軸に上記２本の光ファイバ先端をそ
   れぞれ固定し、上記アダプタの中空穴の両側から上記ス
   ペーサに当接するまで挿入された２個のフェルールと、
   温度により変形する感温部材と、上記感温部材に一端を
   固定し他端を上記アダプタの溝と上記スペーサの切込み
   により形成される間隙に挿入された遮蔽板とを備えた光
   温度センサ。