JPS6316306Y2 - - Google Patents

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JPS6316306Y2
JPS6316306Y2 JP1981127097U JP12709781U JPS6316306Y2 JP S6316306 Y2 JPS6316306 Y2 JP S6316306Y2 JP 1981127097 U JP1981127097 U JP 1981127097U JP 12709781 U JP12709781 U JP 12709781U JP S6316306 Y2 JPS6316306 Y2 JP S6316306Y2
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coil
rotor
commutator
riser
lead wires
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JP1981127097U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコアレスモータに係り、整流子ライザ
及びロータコイルを接続するリード線の引回し方
法を工夫して、小型化、性能の向上、工数の低減
をはかりうるコアレスモータを提供することを目
的とする。
従来のコアレスモータとしては、第1図に示す
ものがある。1は偏平ケースで、ケース半体2,
3よりなり、ケース半体2に永久磁石製ステータ
4を固着される。5はロータで、大略ロータ軸6
に整流子7、リング抵抗8、ロータコイル9を嵌
合固着してなり、ケース半体2,3の一対の軸受
10,11間に支承される。尚、整流子7は筒状
絶縁体12及び五分割の整流子片13を後述する
如く一体成型したもので、整流子片13の各分割
片にはライザ13aを折曲形成される。ロータコ
イル9は、第2図A,Bに示す如く、孔14aを
有する偏平楕円リング形状のコイル14を例えば
5個分、第3図B中二点鎖線で示す如く、順次一
のコイル14の略半分を他のコイル14の略半分
に積層配置して全体が円形状をなすよう組付固着
した後、同図A,B中実線で示す如く上下方向に
圧縮して所定厚さの平板状に加工したものであ
る。
従つて、ロータ5を得るには、第3図Aに示す
如く上記ロータコイル9に整流子7、リング抵抗
8を固着したロータ軸6を挿通固定した後、隣接
コイル14の各一端リード部14bの一対分をよ
じつて引出し線とし、この引出し線を第4図に示
す如く所定のライザ13aまで引上げて半田ごて
15による半田16により半田付けする。
しかるに上記従来例によれば第1、第4図に示
す如く引出し線がロータコイル9表面よりライザ
13a外周近傍部まで浮上つてステータ4に干渉
し易いため、ステータ4の内径は大となり、ロー
タコイル9に対する対向面積が小となりロータ5
の回転トルクが小さくなるという欠点があり、又
これを防止するべく引出し線をロータコイル9面
に接着テープにより押付けているものもあるが、
その分組付工数が高くなるという欠点があり、又
ライザ13aの上で半田付けを行なつているとこ
れに接したロータコイル9のコイル14が半田熱
により軟化して変形するという欠点があり、又こ
れを防止するべく半田付作業を迅速に行なうと作
業が不確実になるという欠点があり、又第4図中
半田16にラジアル方向のバリ16aが突出形成
されてステータ4に干渉し易いという欠点があつ
た。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその1実施例につき説明する。
第5図は本考案になるコアレスモータの1実施
例の縦断面図であり、同図中、第1図と同一部分
には同一符号を付してその説明を省略する。図
中、ロータ21は、ロータコイル22に整流子
7、リング抵抗8を固着したロータ軸6を挿通組
付けてなる。ロータコイル22は例えば5個のコ
イル23を組付固着したものであり、以下その製
法につき説明する。
単体のコイル23は、まず所定のリード線をア
ルコールの中を通して一旦第2図A,Bの従来例
コイル14と同様に第6図A,Bの如く偏平楕円
形のコイルに巻回した後(孔23aが形成され
る)、アルコールが乾燥する前にコイル23の中
央にプレスにより大略直線状の段部23bを設け
て高段部23c及び低段部23dを形成される。
次いで、所定の治具を使用して5個のコイル23
を第7図A,B、第11図A,Bに示す如く順次
一のコイル23の高段部23cを次のコイル23
の低段部23d上に積層載置して全体円形状に組
付け、コイル23を熱融着させるために160〜200
℃の温度に加熱する。続いてこのコイル23組付
体をプレスにより圧縮して平板状に形成し第7図
A,Bに示すロータコイル22を得る。尚、上記
熱融着は必ずしも必要ではなく、コイル23組付
体をもう1回アルコールに浸漬した後アルコール
乾燥前にプレスにより圧縮して平板状に形成する
こともできる。このとき第7図に示す如く各コイ
ル23の低段部23d上面にその中央段部23b
及び次のコイル23の高段部23c端部間に凹部
24を形成される。又各隣接コイル23の合計5
対のコイルリード部23e(巻き始め)、23f
(巻き終り)は夫々上記凹部24内よりロータコ
イル22の外周より外方へ突出している。尚コイ
ル23どうしの組付けは高段部23c及び低段部
23dを積層載置すればよく、位置決め、組付が
容易となる。又ロータコイル22の圧縮形成時に
おいてもコイル23どうしは予め高段部23c及
び低段部23dによる積層載置構成であるため、
コイル23は無理な変形力を受けることなくレア
ーシヨートに依る不良発生率を極めて低減され
る。
整流子7は第8図A〜Cに示す如く従来例と大
略同一構成で、その製法としては筒状絶縁体12
及び5個のライザ13aを有する整流子片13を
一体モールド成型した後、中央に孔12aを又例
えば円周五等分位置に夫々軸方向全長にわたり所
定深さの断面半径方向スリツト25を刻入形成し
た後、絶縁体12後端にリング抵抗8を嵌合固着
される。次いで各ライザ13aに夫々リード線2
6の一端リード部26aが半田ごてによる半田2
7により半田付固着され、他端リード部26bが
夫々この近傍のスリツト25を介してリング抵抗
8の内周を貫通して後方へ導出される。
上記整流子7は、第5図、第9図に示す如く、
ロータ軸6に上記ロータコイル22と共に嵌合固
定される。尚ロータコイル22の凹部24は整流
子7とは反対側に面する。このとき整流子7側の
5本のリード線26の他端リード線26bは、
夫々第9図に示す如く、ロータコイル22の所定
のコイル23の左側壁に沿つて半径方向外周側へ
延在され、孔23aを挿通して右側壁側に案内さ
れた後所定の凹部24を介してロータコイル22
の外周より外方へ上記1対のコイルリード部23
e,23fと共に突出され3本共通によじられ
る。
次いで、第9図中突出した5組の共通リード部
23e,23f,26bはロータ軸6を支持する
ことにより順次半田デイツプ層に漬けられて夫々
半田28を付着されて互いに確実に導通された
後、更に夫々半径方向内周側へ折返されて凹部2
4内へ収納される。かくしてロータ21が完成す
るが第12図にその回路図を示す。尚同図中符号
s,fは夫々コイル23の巻始め、巻終りを示
す。このロータ21によればバランス測定時に
は、ロータ21の凹部24に修正重り用の接着剤
を塗布すればよく、凹部24はロータコイル22
の外周近傍にあるため重りのききが良く少しの接
着剤で修正を効率的に行ないうる上に、凹部24
自体の大なるスペースを有し多量の接着剤塗布が
可能であり、バランス修正作業は容易となる。
ロータ21は第5図に示す如く、ケース1の軸
受10,11間に支承されブラシ32が整流子7
の整流子片13に摺接し、且つロータコイル22
がステータ4の同図中右側面に近接対向する。こ
の場合整流子7のライザ13aからロータコイル
22に至るリード線26は整流子7本体の外周か
らスリツト25内を隣接ライザ13a間及びリン
グ抵抗8内周を順次通して導出されており、上記
組付時にステータ4の内径とは何ら干渉しないた
め、ステータ4内径は極力小に設定してロータコ
イル22との対向面積を増大しロータ21の回転
トルクを増大させることができ、モータの小型化
及び性能向上を行ないうる。又従来例の如くリー
ド線26の浮上りをテープで押付ける等の作業は
何ら必要ない。
又ライザ13a及びリード線26の半田付けは
整流子7単体時に行なうことができるため、半田
付け作業は確実にしかも容易に行ないえライザ部
13aより半径方向にバリが不要に突出してステ
ータ4内径に干渉する等の支障をきたさず精度を
向上しうる。しかもロータコイル22の共通リー
ド部23e,23f,26bは形成時にロータコ
イル22の外周より突出する構成のため、上記半
田28付け作業を半田デイツプ層に漬けるのみで
行なうことができ、半田付け作業は迅速且つ確実
に行ないえ工数の低減及び精度の向上を行ないう
る。又ロータコイル22は整流子7のライザ13
a及びリード線26のリード部26aどうしの半
田付け時は別体であるため、従来例の如くその熱
影響により不要に変形する等の不都合を生じるこ
となく精度を向上される。
第13図A,Bは本考案コアレスモータの他の
実施例に使用する一のコイル29を示す。このコ
イル29は一旦孔29aを有する偏平楕円形状コ
イルを形成し、その中央部にプレスにより段部2
9b,29B1,29b2を設けて高段部29c及
び低段部29dを形成したものであり、段部29
bのうち段部半体29b1は直線状に且つ段部半体
29b2は彎曲して形成されている。
上記コイル29を5個分組付けたものが、第1
4図A,Bに示すロータコイル30である。この
とき一のコイル29の低段部29d上にその彎曲
状段部半体29b2及び次のコイル29の高段部2
9c端部間に凹部31が合計5個分形成される。
これによれば凹部31は段部半体29b2が彎曲状
であるため、上記実施例の凹部24に比してスペ
ースが大であり、コイルリード部及びライザより
のリード線を結線した共通リードを容易に収納す
ることができると共に、バランス修正用接着剤を
一層多量に付着することができバランス修正作業
が容易となる。
上述の如く、本考案になるコアレスモータによ
れば、従来の如く該リード線がライザ部に半田付
されて整流子外方部に浮き上つていたものに比し
て、該リード線は該ライザ部の付根部近傍、及び
該リング体の内周、コイル要素の孔を通過して該
ロータコイル側に導出されるため、該リード線は
該コイル面より該ライザ部の外周近傍部まで浮き
上つてステータ内径に干渉する等の不都合がな
く、ステータ内径を極力小に設定でき、従つてそ
の分ステータのロータコイルとの対向面積を増大
して大なる回転トルクを得ることができ、モータ
の小型化及び性能の向上を行ないえ、しかも該リ
ード線の浮上り防止用の工数を低減しえ、又該リ
ード線の該ライザ部側半田付け作業は整流子単体
時に確実に行ないうるため、整流子部分に不要に
半田バリが突出してステータ内径に干渉すること
なく、この面でもモータの小型化及び性能の向上
を行ないえ、しかもその際の半田熱はロータコイ
ルに及ぶことなく該コイルの品質を保持し得、更
にコイル要素のリード線とライザ部に接続された
リード線の接続導通はロータコイルの外周部で行
なわれ、かつこの接続導通された各リード線は各
コイル要素が形成する凹部内に収納されるため、
各リード線の接続導通作業を迅速かつ確実に行な
うことができ、また作業終了後は凹部に収納され
るためロータコイルの外周に突出することはな
く、更にバランス測定時にはこの凹部に修正重り
用の接着剤を塗布することにより修正を行なうこ
とができ、バランス修正作業の容易化を図りうる
等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はコアレスモータの従来例の縦断面部分
図、第2図A,Bは夫々上記コアレスモータのロ
ータコイルの一のコイルの正面図及び側面図、第
3図A,Bは夫々上記コアレスモータのロータの
斜視図及びそのロータコイルの側面展開図、第4
図は上記コアレスモータのロータの整流子リード
線の半田付作業状態を示す図、第5図は本考案に
なるコアレスモータの1実施例の縦断面図、第6
図A〜Cは上記コアレスモータのロータコイルの
一のコイルの正面図、側面図及び斜視図、第7図
A,Bは夫々上記ロータコイルの正面図及び側面
図、第8図A〜Cは夫々上記コアレスモータの整
流子の正面図、縦断面図及び斜視図、第9図は上
記コアレスモータのロータの製造工程途中の主要
部の縦断面図、第10図A〜Cは夫々上記ロータ
の完成状態の正面図、縦断面図、背面図、第11
図A,Bは夫々上記ロータの斜視図及びそのロー
タコイルの側面展開図、第12図は上記コアレス
モータのロータの概略回路構成図、第13図A,
Bは夫々コアレスモータの他の実施例の一のコイ
ルの正面図及び斜視図、第14図A,Bは夫々上
記他の実施例コアレスモータのロータコイルの斜
視図及び正面図である。 1……ケース、4……ステータ、5,21……
ロータ、6……ロータ軸、7……整流子、8……
リング抵抗、9,22,30……ロータコイル、
13……整流子片、13a……ライザ、14,2
3,29……コイル、14b,23e,23f…
…リード部、16,27,28……半田、16a
……バリ、23b,29b……段部、23c,2
9c……高段部、23d,29d……低段部、2
4,31……凹部、25……スリツト、29b1
29b2……段部半体、32……ブラシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 整流子の複数のライザ部に関し整流子セグメン
    トとは反対側にリング体を同軸的に固着し更に略
    中央に孔を有すると共に高段部及び低段部が形成
    された複数のコイル要素を隣接する該コイル要素
    の高段部と低段部が重畳するよう全体円板形に、
    かつ上記重畳部分の一部に凹部を有するよう成形
    してなる一のロータコイルを同軸的に配設してな
    るロータを有してなり、一端が該各ライザ部に接
    続導通されるリード線の他端を夫々該整流子セグ
    メントと該リング体の内周との間隙を挿通させる
    と共に該コイル要素の孔を貫通させて該ロータコ
    イル側に突出させた上で該ロータの外周に向け引
    き出し、かつ、該リード線と同じく該ロータの外
    周に引き出してなる該各コイル要素のリード線に
    接続導通させ、該各リード線の接続導通部分を上
    記凹部内に収納してなる構成のコアレスモータ。
JP1981127097U 1981-08-27 1981-08-27 Expired JPS6316306Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5751085U JPS5751085U (ja) 1982-03-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS443422Y1 (ja) * 1966-07-15 1969-02-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS443422Y1 (ja) * 1966-07-15 1969-02-07

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JPS5751085U (ja) 1982-03-24

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