JPS63163032A

JPS63163032A - 摩擦クラツチ

Info

Publication number: JPS63163032A
Application number: JP62315451A
Authority: JP
Inventors: リチアド、エイ、フロトウ
Original assignee: Dana Inc
Current assignee: Dana Inc
Priority date: 1986-12-17
Filing date: 1987-12-15
Publication date: 1988-07-06
Also published as: GB8729343D0; DE3740555A1; FR2608707A1; GB2200697B; BR8706738A; US4715484A; GB2200697A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、とくに種種のクラッチ部材に摩耗を生じたと
きに、２枚板摩擦クラッチの前後部の円板の間に中間板
の改良された位置決めを行なうことにより、２枚板摩擦
クラッチの中間板の確実な解放を行う改良された構造に
関する。

従来の技術米国特許第３５６１　、５７７　　号明１ｆＪＵｉｉｔ
’には、はずみ車に形成した係合部とクラッチ・カバー
とに係合する中間板に係合部材の形の自動摩耗調整器を
持つ多板クラッチについて記載しである。しかしこの装
置には回転防止タブを持っ鎖錠板を設けてないし、又鎖
錠板にゆるみ止めねじの不注意に基づく回転を防止する
手段を設けてない。

その他の特許明細書では各クラッチ部材の相対位置の調
整を行なうようにしている。しかしこれ等はどれも本発
明とは異なっている。

発明の要約本発明は、とくに摩擦フェーシングに摩耗の生じたとき
に、多板摩擦クラッチの中間板を係合離脱位置に位置決
めする改良した位置決め手段に関する。この位置決め手
段は、各中間板駆動突出部の外周面に隣接して配置した
台板及びフェーシン１”−７セ７プリ（ｆａｃｉｎｇ　
ａｓ３ｅｍｂｌｙ）を備えている。

各７エーシ／グ・アセンブリは、駆動突出部のなめらか
な外面に摩擦を伴って係合するのに適する李擦材料から
成る１を備えている。

各フェーシング・アセンブリの外側に鎖錠板を配置しで
ある。各鎖錠板及びフェーシング・アセンブリは、駆動
突出部に形成した各穴を貫いて延びるボルトにより駆動
突出部に締付けである。ボルトの頭部と鎖錠板との間に
ばね座金を配置して、台板及び摩擦フェーシング・アセ
ンブリの摩擦材料と駆動突出部との間に所定の摩擦力を
前もって加えるようにしである。鎖錠板は、半径方向外
向きに曲げられボルトの頭部の各側部に接触し使用中に
ボルトが回らないようにした第１の１対の舌状片と、半
径方向外向きに曲げられクラッチのカバーに形成した普
通の、駆動みぞ穴内にはまり又回転を妨げるようにした
第２の１対の舌状片とを備えている。

摩擦材料と駆動突出部との間の摩擦力は、クラッチの主
係合ばねにより加わる力より弱いが、クラッチの中間板
の戻しばねにより加えられクラッチの係合を離脱する力
より強くなるように前もって定める。主ばねは摩擦材料
に打勝ち、位置決め手段をはずみ車及び中間板に対して
位置決めするが、戻しばねは、中間板をその係合離脱位
置に戻す際に、位置決め手段の摩擦材料に打勝つのに十
分なだけ強くない。この位置決め手段は、係合離脱中に
クラッチが７エーシング・アセンブリに係合する際に中
間板を従動板に対して位置決めする。

好適な実施例の詳細な説明以下本発明摩擦クラッチの実施例を添付図面について詳
ｓｍに説明する。

第１図及び第２図に示すように自動車用２枚板クラツチ
（以下単にクラッチと呼ぶ）（１０）は、自動摩耗調整
処理機構（ａｕｔｏｍａｔｉｃ　ｗｅａｒ　ａｄｊｕｓ
ｔｅｒｔａｋｅ−ｕｐ　ｍｅｃｈａｎｉｓｍ　）　（１
２）を持つよく知られている形式のプル・タイプ・ツー
・リリース・クラッチ（ｐｕｌｌ−ｔｙｐｅ−ｔｏ−ｒ
ｅｌｅａｓｅ　ｃｌｕｔｃｈ　）である。

自動摩耗調整処理１幾構（１２）は、クラッチ（１０）
の係合時に、クラッチ（１０）のカバー・アセンプ！Ｊ
（１４）にねじ込んだ調整！　（１３）に作用する。

カバー・アセンブリ（１４）は、内部クラッチ部品を覆
い、はずみ車（１５）に−緒に回転するように固定され
る。はずみ車（１５）は、複数本のボルト（図示してな
い）によりカバー・アセンブリ（１４）に−緒に回転す
るように適宜に締付けである。こし等のボルトは、カバ
ー・アセンブリ（１４）の互いに間隔を置いた複数個の
穴（１６）を貫通し、はずみ車（１５）の整合穴（図示
してない）内に適宜に締付けである。カバー・アセンブ
リ（１４）は軸線方向に延びる中心穴（１７）を形成し
である。中心穴（１７）Ｆｉ、普通の結合解放用軸受（
ｔｈｒｏｗ　−ｏｕｔ　ｂｅａｒｉｎｇ　）　［第２図
には示してない〕を右端部に取付けたクラッチ・カラー
・アセンブリ（１８）が貫通している。クラッチ・カラ
ー・アセンブリ（１８）の左端部には、円周方向に互い
に間隔を隔てた複数向のクラッチ・レバー（２０）の半
径方向内端部を受入れる環状のみぞ（１９）を形成しで
ある。

クラッチ・レバー（２０）の外端部に隣接して、各クラ
ッチ・レバー（２０）は穴（２１）を形成しである。各
穴（２１）はそれぞれピボット指状片（２２）に枢動自
在にはめて保持しである。クラッチ・カラー・アセンブ
リ（１８）は、みぞ（１９）を形成した集合３３　（２
３）を備えている。複数個のクラッチ係合用圧縮コイル
ばね（２６Ｂ）は、集合環（２３）のボタン（２４）と
カバー・アセンブリ（１４）に取付けたボタン（２５）
との間に適宜に配置され、集合環（２３）と各クラッチ
・レバー（２ｏ）の半径方向内端部とを左方に付勢する
ようにしである。

各ピボット指状片（２２）と各クラッチ・レバー　“（
２０）の内端部との間には〔そして各ピボット指状片（
２２）に極めて近接して〕各クラッチ・レバー　（２０
）の左側に左方に延びる突起（２６Ａ）を形成［７であ
る。各突起（２６Ａ）は、普通の右側の従動板（２８）
の右側面の摩擦面に押圧される環状の圧力板（２７）の
右側面に係合する。右側の従動板（２８）の左０ＩＩＩ
摩擦面は、中間板（３０）の右側摩擦面（２９）に押圧
される。中間板（３０）の左側摩擦面（３１）は通常左
従拗板（３２）の右側摩擦面に押圧されるが、従動板（
３２）の左側摩擦面ははずみ車（１５）の摩擦面（３３
）に適宜に押圧される。

６個の圧縮ばね（２６Ｂ）により集合環（２３＞を左方
に付勢するが、この場合集合１１３１　（２３）は各ク
ラッチ・レバー（２０）の半径方向内端部を左方しこ付
勢する。又各クラッチ・レバー（２ｏ）は圧力板（２７
）を左方に付勢して、各従動板（２８）、（３２）及び
中間板（３０）を左方に押圧し、これ等の全部を摩擦を
介して係合させ、従動板（３２）をはずみ車（１５）に
係合させ、クラッチ（１０）をはずみ車（１５）により
駆動されるように係合させる。

第１図に示した結合解放用軸受（３４）　Ｋよるクラッ
チ・カラー・アセンブリ（１８）の右方への移動疋より
、各ばね（２６Ｂ）を圧縮し集合環（２３）を各クラッ
チ・レバー（２ｏ）の内端部と共に右方に動かし、よく
知られているようにしてクラッチ（１ｏ）の係合を離脱
する。複数個の引張コイルばね（３５）は、クラッチ・
カバー・アセンブリ（１４）のまわりに円周方向に互い
て間隔を置いて、第２図に明らかなよってそれぞれ外端
部すなわち右端部はクラッチ・カバー・アセ／プリ（１
４）の各穴（３７）内に受入れられ、又それぞれ内端部
すなわち左端部（３８）に圧力板（２７）の右側面のリ
ブ（４０）に形成した穴（３９）内に受入れられる。前
記したようにクラッチ（１０）の係合離脱時に、各引張
コイルばね（３５）は、圧力板（２７）を右方に動かし
、その各従動板（２８）、（３２）及び中間板（３０）
Ｋ及ぼす係合荷重２解放する。自動摩耗調整処理機構（
１２）の操作により集合環（２３）を駆動するときは、
調整環（１３）をカバー・アセンブリ（１４）内で左方
に押圧し、圧力板（２７）を左方に位置を変え、種種の
摩擦部品の摩耗を処理する。

中間板（３０）も又戻しばねを持つ。これ等のばねは帯
状ばね（４２）から成っている。第１図に示すように帯
状ばね（４２）は４個を設けである。各帯状ばね（４２
）の逆時計回りの端部（４３）は、ポ。

ルト（図示してない）によりカバー・アセンブリ（１４
）に適宜にボルト締めしであるが、各帯状ばね（４２）
の時計回りの端部（４４）はそれぞれポル）（４５）に
より互いに間隔を置いた４個の突出部（４６）［各突出
部（４６）は互いに９０°の間隔を隔てている〕の１個
にボルト締めしである。各帯状はね（＝１２　）　Ｆｉ
適宜に戻しばねとして作用する。

中間板（３０）は又４個の駆動突出部を備え、そのうち
の１個の駆動突出部（４７）を第２図、第３図及び第３
Ａ図に示しである。４個の駆動突出部（４７）　Ｆｉ隣
接する耳片に対し９０°７）間隔を隔て、１個の駆動突
出部（４７）を１対の駆動突出部（４６）（４６）の中
間に配置しである。各駆動突出部（４７）は、カバー・
アセンブリ（１４）に形成した普通の駆動みぞ穴（４８
）内に受入れである。

第２図、第３図及び第３Ａ図に明らかなように位置決め
手段は、各駆動突出部（４７）の平らな外端部に取付け
られ駆動みぞ穴（４８）内（Ｃ配置しである。各駆動突
出部（４７）の平らな半径方向外端部に台板及びフェー
シング・アセンブリ（４９）　ヲ直接当てがっである。

台板及びフェーシング・アセンプ’Ｊ　（４９）は、台
板（５１）の半径方向内面に固着した摩擦フェーシング
（５ｏ）を備えている。

フェーシング・アセンブリ（４９）には一般に軸線方向
に細長いみそ穴（５２）を形成しである。みぞ穴（５２
）ハ、クラッチ（１０）とフェーシング・アセンブリ（
４９）を支える駆動突出部（４７）との前後方向に細長
くしである。台板（５１）のそれぞれ前後の縁部（５３
）、（５４）は、半径方向内向きに折曲げられ、摩擦フ
ェーシング（５ｏ）の前後の端部に重なる。第３図に示
すようにクラッチ（１ｏ）及び駆動突出部（４７）の横
方向では台板及びフェーシング・アセンブリ（４９）は
駆動突出部（４７）の円周方向幅と同じ幅を持つが、第
２図及び第３Ａ図に示すようにフ二一７７ダ・アセンブ
リ（４９）は、クラッチ（１０）の軸線方向ではフこ−
シンダ・アセングＩＪ　（４９）を取付けた駆動突出部
（４７）より長い。

フェーシング・アセンブリ（４９）の頂部には鎖錠板（
５５）を配置しである。鎖錠板（５５）は、クラッチ（
１０）及び駆動突出部（４７）の軸線に対し横力向て細
長い。第３図及び第４図に示すように細長い各端部は、
それぞれ左右の半径方向外向きに折曲げた舌状片（５６
）、（５７）に終っている。

各舌状片（５６）、（５７）は、それぞれ駆動突出部（
４７）の円周方向（すなわち横方向）の幅と同じ寸法で
あり又台板及びフェーシング・アセンブリ（４９）と同
じ寸法である。

第３図に示すように駆動突出部（４７）とフェーシング
・アセンブリ（４９）と鎖錠板（５５）の各舌状片（５
６）、（５７）との各横方向縁部はすべて、これ等を受
入れる駆動みぞ穴（４８）の横方向に互いに間隔を置い
た左右の面（５８）、（５９）Ｋ駆動作用を伴う関係に
係合するが、みぞ穴（４８）内軸線方向には可動であり
、カバー・アセンブリ（１４）に対する中間板（３０）
の軸線方向の適宜の移動は許容する。

第３Ａ図、第５図及び第６図に示すように鎖錠板（５５
）は、フェーシング・アセンブリ（４９）のみぞ穴（５
２）　Ｋ重なる中心配置のボルト穴（６θ）を持ち）又
各舌状片（５６）、（５７）から９０°を隔てて配置し
た１対の一層短い舌状片（６１）、（６１）を備えてい
る。

鎖錠板（５５）の頂部には皿形ばね座金（ｂｅｌ　ｌｅ
ｖｉｌ１６ｓｐｒｉｎｇ　ｗａｓｈｅｒ　）　（６２）
を配置しである。ボルト（６３）は、皿形ばね座金（６
２）の穴と鎖錠板（５５）の穴（６θ）とフェーシング
・アセンプ！Ｊ　（４９）のみそ穴（５２）とを貫通し
、駆動突出部（４７）の中央に形成した穴（６４）にね
じ込んである。台板及びフェーシングのアセンブリ（４
９）の摩擦フェーシング（５０）と駆動突出部（４７）
の平らな外面との間の摩擦の童は、ポル１−（６３）を
締付ける程度により制御する。ボルト（６３）をこのよ
うに締付けると、鎖錠板（５５）の舌状片（６１）ｔ−
ｊ、第５図に示した位置から第３Ａ図に示した直立位瀝
に折曲げられることにより、ボルト（６３）の側部に係
合しボルト（６３）が回らないようにする。さらて鎖錠
板（５５）の舌状片（５６）、（５７）は駆動のみそ穴
（４８）の各面（５８）、（５９）に係合し、鎖錠板（
５５）が回らないようにする。すなわちボルト（：１３
　）は調整するとその状態に留まる。しかし舌状片（６
１）はポル）（６３）の再調整ができるように平らに折
返してフェーシング・アセンブリ（４９）と駆動突出部
（４７）の端部との間の摩擦を再調整することができる
。４個の駆動突出部はすべて同様に調整して荷重が実質
的に等しくなるようにする。

第１図に示すようにクラッチ（１０）が係合位置にある
ときは、フェーシング・アセンブリ（４９）の前縁部（
５３）！Ｉ′ｉ、はずみ車（１５）の隣接面に係合する
が、７エーシンダ・アセンプ＋）　（４９）の後縁部（
５４）は駆動みぞ穴（４８）の後面（６４Ａ）かられず
かに間隔を置いている。この場合的０．０２５ないし０
．０３０インチの間隔で満足の得られることが分った。

クラッチ（１０）の係合を離脱するときは、帯状ばね（
４２）　４でより中間板（３０）を右方に動かし、後縁
部（５４）が駆動みぞ穴（４８）の後面（６４Ａ）に係
合するよってする。しかし４個の帯状ばね（４２）の力
は摩擦フェーシング（５０）と駆動突出部（４７）との
間の調整された摩擦より弱いから、位置決め装置（６５
）と各駆動突出部の端部との間に相対運動が生じないで
中間板（（資））は位、１決め装置（６５）により位置
決めされる。

従動板（２８）、（３２）の種種の摩擦面に摩耗が生じ
た場合シで、たとえばクラッチ（１０）を６個の圧縮コ
イルばね（２６Ｂ）により係合位置に動かし、位置決め
装置（６５）の前縁部（５３）がはずみ車（１５）（・
ζ係合するときは、位置決め装置（６５）と駆動突出部
（４７）との間の摩擦荷重よりはるかに大きい各圧縮ば
ね（２６Ｂ）の荷重により、各駆動突出部を位置決め装
置（６５）に対し左方に強制的に動かし、みぞ穴（５２
）がボルト（６３）に沿い軸線方向に滑動する。従って
クラッチの係合が離脱すると、位置決め装ｆｉｔ　（６
５）の後縁部（５４）と駆動みぞ穴（４８）の後面（６
４Ａ）との間に約０．０２５ないし０．０３０インチの
空間が保持されることにより、中間板（３０）を各従動
板（２８）、（３２）間に位置させる。

以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図′ｌ′ｉすすみ車を省いて示す本発明クラッチの
１実施例の後面図、第２図ははずみ車に取付は結合解放
用軸受は省いて示す第１図の２−２線尾沿う拡大断面図
、第３図は第２図の矢印３の向きに見た本発明クラッチ
の位置決め手段付き中間板の突出部の拡大端面図、第３
Ａ図は第２図に示した位置決め手段付き中間板の突出部
の外端部の拡大軸断面図、第４図は第３図の平面図、第
５図は第３図、第２図及び第４図で使った鎖錠板をその
ボルト保持舌状片を折曲げてない位置で示す平面図、第
６図は肩５図の鎖錠板の６−６ａに沿う断面図、第７図
は本発明クラッチの台板及びフェーシング・アセンブリ
の側面図、第８図は第７図の装置の平面図である。ｌＯ・・・クラッチ、１４・・・カバー・アセンブリ、
１５・・・はずみ車、２６Ｂ・・・クラッチ係合ばね、
２７・・・圧力板、２８．３２・・・従動板、園・・・
中間板、Ｕ・・・結合解放用軸受、語・・・弾性戻し手
段（引張コーｆルばね）、４２・・・弾性戻し手段（帯
状ばね）、４６．４７・・・駆動突出部、４８・・・駆
動みぞ穴、５０・・・摩擦部材（摩擦フェーシング）、
５２・・・みぞ穴、５５・・・鎖錠帯状部材、５６．５
７・・・舌状片、５８．５９・・・駆動面、６０・・・
中心穴、６２・・・位置決め手段ばね、６３・・・ボル
ト、６４・・・ボルト穴、６４Ａ・・・みぞ人後面、６
５・・・位置決め装置。Ｉｎ”ＬＧ−１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）（イ）はずみ車に固定されるのに適すると共に、
このはずみ車が固定され、軸線方向に互いに間隔を置い
た１対の圧力部材を囲み、これ等の圧力部材のうち前記
はずみ車から遠い方の圧力部材は圧力板であり、前記は
ずみ車に最も近い圧力部材は中間板である、クラッチ・
カバー・アセンブリと、（ロ）一方は前記１対の圧力部
材の間に配置され、他方は前記中間板と前記はずみ車と
の間に配置された１対の従動板と、（ハ）前記圧力板を
前記はずみ車に向かい付勢すると共に前記各圧力板と前
記従動板と前記はずみ車とを駆動関係に係合させるよう
に、前記クラッチ・カバー・アセンブリと前記圧力板と
の間で作用するクラッチ係合ばね手段と、（ニ）このク
ラッチ係合ばね手段の荷重を取り上げる結合解放用軸受
と、（ホ）前記クラッチ係合ばね手段よりはるかに低い
荷重を加えて、前記圧力板をその係合離脱位置に戻す第
１のばね戻し手段と、（ヘ）前記他方の従動板に対し間
隔を置いた関係にあると共に、係合位置にあるときの前
記中間板の前記はずみ車に対する位置よりもこのはずみ
車から一層離れた係合はずれ位置に、前記中間板を戻す
ようにし、前記中間板に、前記クラッチ係合ばね手段よ
りはるかに低い荷重を加える第２のばね戻し手段と、（
ト）前記中間板に設けられ、この中間板から半径方向外
向きに延び、周辺にボルト穴を持つ複数個の駆動突出部
と、（チ）前記クラッチ・カバー・アセンブリに形成さ
れ、クラッチ回転軸線のまわりで前記駆動突出部に回転
荷重を加えるように、駆動関係にそれぞれこの駆動突出
部を受入れ、それぞれ前記はずみ車に面する方向に開口
し、それぞれ前記はずみ車に対抗し、かつこのはずみ車
に面し、それぞれ円周方向に互いに対向する１対の駆動
面を持つ、複数個の駆動みぞ穴と、（リ）前記各駆動突
出部の半径方向外側表面に取付けられ、摩擦部材を備え
た位置決め手段において、前記摩擦部材が、軸線方向で
はこの摩擦部材を取付ける前記駆動突出部より一層長い
が、円周方向では同じ寸法を持つようにし、前記摩擦部
材に、軸線方向に細長いみぞ穴を形成し、クラッチ係合
時には前記摩擦部材の前端部が、前記はずみ車に係合し
て前記摩擦部材を前記駆動突出部上に位置させるが、ク
ラッチ係合離脱時には前記摩擦部材の前端部が前記駆動
みぞ穴の後面に係合して前記中間板を位置決めし、又前
記摩擦部材の前記細長いみぞ穴に重なる中心穴と、前記
駆動みぞ穴の駆動面に係合できる１対の円周方向に р■髓[部と、１対の折曲げできる軸線方向に延びる舌
状片とを持つ鎖錠帯状部材を備えた位置決め手段と、（
ヌ）前記鎖錠帯状部材上に配置され、この鎖錠帯状部材
の穴に整合する穴を形成した位置決め手段ばねと、（ル
）この位置決め手段ばねと、前記鎖錠帯状部材と、前記
摩擦部材とを貫通し、前記各駆動突出部の周辺のボルト
穴内にねじ込まれ、前記位置決め手段の前記摩擦部材と
、この摩擦部材を支える前記駆動突出部との摩擦を調整
するように調整可能なボルトとを備え、前記各鎖錠帯状
部材の前記軸線方向に延びる舌状片を、半径方向外向き
に折曲げ可能にして前記位置決め手段に受入れた前記ボ
ルトに係合させ、このボルトの回転を防止し、全部の前
記位置決め手段の前記ボルトにより、前記摩擦部材と前
記駆動突出部との摩擦を調整することにより、これ等の
駆動突出部に加わる全荷重が、前記第２のばね戻し手段
よりは大きいが、前記クラッチ係合ばね手段により前記
圧力板に加わる荷重よりは小さくなるようにして成り、
回転軸線を持ち、はずみ車に一体的に回転するように固
定されたクラッチ・カバー・アセンブリを備えた摩擦ク
ラッチ。
（２）前記位置決め手段ばねが、前記ボルトを受入れる
中心穴を持つ皿形座金である特許請求の範囲第（１）項
記載の摩擦クラッチ。
（３）前記摩擦部材に、台板と、この台板の内面に固定
された摩擦手段とを設け、前記台板が、前後両方向で軸
線方向に前記摩擦手段の上になるようにした特許請求の
範囲第（１）項記載の摩擦クラッチ。