JPS63162190A - パン等の切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食パンや、カステラ、ケーキなどの小麦粉製
品、チーズ、ハム等のねり製品、或は野菜等（以下、パ
ン等という）を切断する切断装置に関する。

〔従来の技術〕

ケーキの切断装置として、複数の切断刃を互いに平行に
備えた刃物台を、クランク機構により、上記切断刃の長
さ方向に水平に往復移動させてケーキを切断する切断装
置が知られている（特公昭５６−２８６７８号公報）。

〔発明が解決しようとする間麗点〕

上記切断装置の切断刃は、その折返し点付近（クランク
の上死点、及び下死点付近）においては、そのｆ多動速
度が低下するとともに、折返し点において一瞬停止する
ため、その切断形態が、切れ味の良い引き切りから、押
し切り、或はそれに近い状態となり、切れ味が損なわれ
る上、切断面が平滑にならず、凹凸が生じて商品価値が
低下する、といった問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、駆動装置により切断刃を長さ方向に往復移動
させてパン等の被切断物を切断するパン等の切断装置に
おいて、上記切断刃に、該切断刃をその刃先方向に凸の
往復円弧運動させろ案内機構を付設することにより、上
記従来の問題点を解決したしのである。

〔作用〕

駆動装置を作動させると、切断刃は、その長さ方向に往
復移動するが、この際、案内機構が働いて、切断刃をそ
の刃先方向に凸の往復円弧運動させる。上記の作動状態
において、パン等の被切断物を切断刃の刃先に向けて相
対的に移動さＵ−ると、切断刃は、一方の折返し点にお
いて移動方向を変え、その折返し点又は折返し点から少
し移動したところで、波切断物に触れて被切断物の一部
分を切断した後、被切断物の相対的移動方向に波切断物
と同−又は波切断物よりも早い速度で後退し、波切断物
の切断個所に刃先を接し又は切断個所から刃先を離して
他方の折返し点に至る。そして、再び移動方向を転じ、
上記同様に移動して被切断物を切断する。

〔実施例〕

第１図ないし第８図は、本発明の一実施例を示すもので
、このパン等の切断装置は、複数の切断刃！と、それら
の切断刃ｌを互いに平行に支持ずろ刃物台２と、この刃
物台２を切断刃ｌの長さ方向に往復移動させる駆動装置
３と、刃物台２を案内する案内機構４と、上記切断刃！
に向けてパン等の被切断物Ｗを移動させる移送装置５と
を主体とする。

切断刃１は、第３図に示すように、両端に止着突起６，
７を備え、刃物台２の一方の支持部材８に形成されたス
リット８ａにその一端を嵌め込まれて止着突起６を止着
金具９の溝９ａに嵌着するとと６に、刃物台２の他方の
支持部材１０に形成されたスリットＩＯａに他端を嵌め
込まれて止着突起７をバネ板１１の＞Ｍ　１１　ａに嵌
着して刃物台２に着脱口（Ｅに取り付けられている。上
記支持部材８は、枠体■２に固定ボルト！３で固定され
、また他の支持部材ＩＯは、調節ボルト１４により第３
図で左右方向に調節自在にされて枠体１２に固定ボルト
１５で固定されている。上記枠体１２は、側部に前後二
対のカムフォロア１６（第４図）を備えた可動部材１７
に一体に取り付けられ、その可動部材１７と上記支持部
材８．１０と一緒に刃物台２を構成している。

案内機構４は、円弧状のカムからなり、上記切断刃！の
刃先１ａ方向、つまり下方に凸にされて（第５図参照）
上部フレーム１８の内側の前後左右に取り付けられ、上
下一対のカムフォロア１６゜１６を上面と下面に触れさ
せて刃物台２を案内し、切断刃ｌを往復円弧運動ぎせる
構成とされている。

また、駆動装置３は、下部フレーム１９に設けられた無
段変速モータ２０と、このモータ２０に、プーリ２１と
、伝動ベルト２２、及びプーリ２３を介して連絡された
クランク軸２４（第７図）と、このクランク軸２４に一
端を取り付けられたクランクロッド２５とからなる。そ
して、上記クランクロッド２５の他端は、水平ピン２６
（第６図）と、接手２７、及び垂直ピン２８を介して刃
物台２の可動部材１７に連結され、モータ２０によるク
ランク軸２４の回転で、刃物台２を介して切断刃１をそ
の長さ方向に移動させるようになっている。

さらにまた、移送装置５は、上部フレーム１８と下部フ
レーム１９に設けられた隅ガイド２９に沿ってシリンダ
３０により上下させられる昇降台３１に波切断物Ｗの受
は部材３２と、受は部材３２上の波切断物Ｗを押える押
え部材３３とを取り付けて成り、被切断物Ｗを切断刃ｌ
に向けて上昇させることができるようになっている。上
記受は部材３２と押え部材３３は、針金状、或は帯板状
のもので、切断刃Ｉの移動間隙をあけて複数並設され（
第１図では省略されている。）、前者の受は部材３２は
、昇降台３１に固定されるとともに、後者の押え部材３
３は、昇降台３１に回動軸３４を介して起倒自在に軸支
され、バネ等を使用した付勢機もｖｔ３５により第１図
で時計方向に回動するように付勢されている。また上記
回動軸３４には、操作レバー３Ｇが取り付けられており
、下部フレーム１９に設けられた押し棒３７を戻しバネ
３８の弾力に抗して第１図で右に押すと、操作レバー３
６が押されて押え部材３３が回動軸３４を支点に第１図
で左方に倒れ、上部フレーム１８と下部フレーム１９と
の間に形成された挿入口３９か↓波切断物Ｗを受は部材
３２の上に載せることができる構成とされている。

この切断装置には、上記以外に、刃物台２の上下方向の
動きに対する慣性を吸収するバランス台４０（第４図）
と、刃物台２の左右方向の慣性を吸収し、またクランク
ロッド２５の質ｍの釣り合いを保つために、バランス機
構４１（第７図）が設けられている。

バランス台４０は、各カム４の下に、それらのカム４と
同形状で、かつ上に凸に設けられたバランス用カム４２
の上面と下面に、上下一対のカムフォロア４３．．１３
を触れさせるとともに、前記垂直ビン２８に連結されて
設けられており、刃物台２と上下逆に動いて刃物台２の
と下方向の慣性を吸収する。

他方、バランス機＋＋１４１は、クランク軸２４に取り
付けられた歯車４４と同径に形成されるとともにバラン
スウェイト４５を備え、上記歯車４４に噛み合わされた
バランス歯車４６と、このバランス歯車４６と同径に形
成されるとともにバランスウェイト４７を備え、上記バ
ランス歯車４Ｇに噛み合わされたバランス歯車４８と、
バランス歯車４６の１／２　　の径に形成されるとと、
乙にバランスウェイト４９を備え、上記バランス歯車４
６に噛み合イフされたバランス歯車５０と、該バランス
歯車５０と同径に形成されるとともにバランスウェイト
５１を備え、バランス歯車４８に噛み合わされたバラン
ス歯車５２とから成り、クランク軸２４に同期して回転
して刃物台２の左右方向の慣性を吸収し、またクランク
ロッド２５の質ｍの釣り合いを保つようになっている。

バランス機構４１は、クランクロッド２５を中心に対称
に設けられているので、偶力を発生しない。

なお、第６図の符号５３は、刃物台２とバランス台４０
の上下動を円滑にしているバネ、第１図と第２図の５４
は、昇降台３１の側板５５に設けられ、被切断物Ｗの側
端面を押さえる押えバネ、第１図の符号６１は防振ゴム
である。

次に上記のように構成された本発明に係るパン等の切断
装置の作用を説明する。

第１図の状態から、押し棒３７を右に押して押え部材３
３を左方に倒して挿入口３９から被切断物Ｗを入れ、押
し棒３７を元に戻すと、押え部材３３は付勢ａｔＭ３５
により起立させられて被切断物Ｗを受は部材３２上に押
え安定させる。

上記の操作が済んだら、駆動装置３を作動させて切断刃
ｌを案内機構４に沿って下に凸の往復円弧運動させなが
ら、シリンダ３０を伸長させて被切断物Ｗを切断刃１に
向けてゆっくりと上昇させる。切断刃ｌは、折返し点を
過ぎると、直ちに下降を開始し、被切断物Ｗに接してそ
の一部を切断した後、被切断物Ｗの上昇より早く上昇し
、被切断物Ｗの切断部位から離れて他方の折返し点に到
達し、再び下降して被切断物Ｗを切断する。このため、
切断刃１は、移動速度がゼロ、若しくはこれに近い遅い
速度のときは上方に後退し、被切断物Ｗの切断部位から
離れて切断に直接関与ｄ°ず、早い移動速度の時だけ、
被切断物Ｗの切断部位に接してこれを切断することにな
り、被切断物Ｗの全体を引き切りで切断することになる
。切断された被切断物Ｗは、切断刃ｌの上から取り出す
が、切断刃１の刃先１ａが下向きとなっているため、危
険はなく、安全である。

第９図は、３個のカムフォロア１６をカム４に案内させ
た例を示すもので、この場合は、カムフォロア１６が設
けられた部材５６が移動に１１くい姿勢を変化させるた
め、刃物台２は、前後の部材５６゜５６に枢軸５７で架
設されている。

また第１θ図は、揺動リンク５８を用いた案内機構を示
すもので、刃物台２は、揺動リンク５８の下端に支えら
れ、クランクロッド２５にリンク５９．１３０を介して
連結されている。

なお、図のものは、切断刃ｌを水平方向に往復移動させ
ながら、被切断物Ｗを上イさせる構成とされているが、
切断刃ｌと被切断物Ｗの移動方向は、これに限られるも
のではなく、また被切断物Ｗを所定位置に固定し、その
被切断物に対し切断刃ｌをその長さ方向に往復移動させ
ながら、刃先１１方向に動かして被切断物を切断するよ
うにすることらできる。また、図の案内機構（カム）は
、１点を中心とする正確な円弧に形成されているが、２
点以上を中心とする円弧であってもよい。切断刃には、
通常、ヒータが付設される。また、上記では、折返し点
付近における切断刃１の後退（上昇）速度が、被切断物
Ｗの移送（上昇）速度よりも早くされている例について
説明したが、切断刃■の後退速度が、被切断物Ｗの移送
速度と同一の場合で乙、押しきりを回避できるので、そ
のようにして被切断物Ｗを切断することもできる。更に
また、移送装置５のシリンダ３０に代えて、モータによ
り回転さＵ・られるボールネジやヂエーンを用いて昇降
台３！を動かすこともでき、移送装置は図のものに限定
されるものではない。被切断物Ｗの押え機構や、切断刃
の固定機構等も図のむのに限られる乙のではなく任意で
あることは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のパン等の切断装置は、駆
動装置により切断刃を長さ方向に往復移動させてパン等
の被切断物を切断するパン等の切断装置において、上記
切断刃に、該切断刃をその刃先方向に凸の往復円弧運動
させる案内機構が付設され、切断刃の刃先に対する被切
断物の相対移送速度を適当にして、切断刃が、往復移動
の折返内機槽の他の実施例を示す正面図である。

し点の近くにおいては、後退して被切断物の切断部位か
ら離れ、また折返し点を通過して移動速度が十分に高ま
ったところで、被切断物の切断部位に再び接してこれを
引き切りするようにできるので、切断刃に鋭い切れ味を
発揮させ、切断面を奇麗にして、商品価値を高めること
ができる。また、切り屑が出ることも少ない上、最良の
切れ味が長期間に亙って保たれるので、切断刃を頻繁に
研磨する必要がなく、能率的に切断作業を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るパン等の切断装置の概略断面図、
第２図は平面図、第３図は切断刃の取付は状態を示す断
面図、第４図は刃物台とバランス台の案内゛構造を示す
断面図、第５図はカムとカムフォロアの関係を示す正面
図、第６図は刃物台とバランス台の接手に対する連結状
態を示す断面図、第７図はクランク軸と歯車等の関係を
示す断面図、第８図はバランスＪａ＋Ｆｔの概略図、第
９図はカムフォロアの他の実施例を示す正面図、第１Ｏ
図は案■・・・切断刃、３・・・駆動装置、４・・・案
内機構、Ｗ・・・被切断物。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動装置により切断刃を長さ方向に往復移動させてパン
   等の被切断物を切断するパン等の切断装置において、上
   記切断刃に、該切断刃をその刃先方向に凸の往復円弧運
   動させる案内機構が付設されたことを特徴とするパン等
   の切断装置。