JPS63161125A - 連続焼鈍方法及び連続焼鈍炉 - Google Patents
連続焼鈍方法及び連続焼鈍炉Info
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- JPS63161125A JPS63161125A JP31428786A JP31428786A JPS63161125A JP S63161125 A JPS63161125 A JP S63161125A JP 31428786 A JP31428786 A JP 31428786A JP 31428786 A JP31428786 A JP 31428786A JP S63161125 A JPS63161125 A JP S63161125A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/562—Details
- C21D9/563—Rolls; Drums; Roll arrangements
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は鋼帯等の帯状金属材を所定温度に加熱保持し、
冷却したのち前記温度よりも低い所定温度範囲に加熱保
持して過時効処理を施す連続焼鈍方法及び連続焼鈍炉に
関する。
冷却したのち前記温度よりも低い所定温度範囲に加熱保
持して過時効処理を施す連続焼鈍方法及び連続焼鈍炉に
関する。
鋼帯の機械的性質を調整すべく焼鈍が行われる。
この焼鈍は、一般に連続焼鈍炉内において、820℃程
度の温度に鋼帯を加熱保持し、この鋼、帯・を冷却した
のち350℃程度の所定温度範囲内に加熱保持すること
を連続的に行っており、冷却後の加熱保持により鋼帯は
過時効処理が施される。
度の温度に鋼帯を加熱保持し、この鋼、帯・を冷却した
のち350℃程度の所定温度範囲内に加熱保持すること
を連続的に行っており、冷却後の加熱保持により鋼帯は
過時効処理が施される。
連続焼鈍炉内には上、下部夫々に多数のハースロールが
設けられており、鋼帯はハースロールに掛は回されて上
下方向に移動方向を変えながら炉入側から炉出側に向け
て移送される間に、前記冷却前の加熱保持、冷却、その
後の加熱保持等の各処理が行われる。
設けられており、鋼帯はハースロールに掛は回されて上
下方向に移動方向を変えながら炉入側から炉出側に向け
て移送される間に、前記冷却前の加熱保持、冷却、その
後の加熱保持等の各処理が行われる。
この各処理に要する時間は定まっており、このため連続
焼鈍炉はその長さを短かくするのが困難であった。また
、鋼帯が薄肉の場合には、冷却途中や冷却後の加熱保持
時に平坦不良を起こしやすいという問題があった。
焼鈍炉はその長さを短かくするのが困難であった。また
、鋼帯が薄肉の場合には、冷却途中や冷却後の加熱保持
時に平坦不良を起こしやすいという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、連続
焼鈍炉長を短くでき、また帯状金属材が薄肉の場合であ
っても平坦不良を防止できる連続焼鈍方法及び連続焼鈍
炉を提供することを目的とする。
焼鈍炉長を短くでき、また帯状金属材が薄肉の場合であ
っても平坦不良を防止できる連続焼鈍方法及び連続焼鈍
炉を提供することを目的とする。
本発明は、冷却と過時効のための加熱の際に同一の熱交
換ロールに帯状金属材を接触させ、この熱交換ロールに
より一方で帯状金属材を冷却し、このとき奪った熱を利
用して他方で帯状金属材を加熱する。また、帯状金属材
が薄肉の場合には、これに加えて冷却後再び加熱保持す
るまでの間に帯状金属材を幅方向の均熱処理を施す。
換ロールに帯状金属材を接触させ、この熱交換ロールに
より一方で帯状金属材を冷却し、このとき奪った熱を利
用して他方で帯状金属材を加熱する。また、帯状金属材
が薄肉の場合には、これに加えて冷却後再び加熱保持す
るまでの間に帯状金属材を幅方向の均熱処理を施す。
即ち、本発明に係る連続焼鈍方法は、帯状金属材を所定
温度に加熱保持した後冷却し、その後前記温度よりも低
い所定温度筒゛囲に加熱保持して過時効処理を行う連続
焼鈍方法において、前記帯状金属材を所定温度に加熱保
持した後、それよりも低温の熱交換ロールに接触させて
徐冷し、次いで他の手段にて急冷し、その後帯状金属材
を前記熱交換ロールに接触させて前記徐冷の際にこれに
蓄えられた熱を利用して前記所定温度範囲に加熱するこ
とを特徴とし、更に、前記帯状金属材が薄肉の場合には
平坦不良を防止すべく、冷却後加熱するまでの間に均熱
ロールにより帯状金属材幅方向の均熱処理を施すことを
特徴とする。
温度に加熱保持した後冷却し、その後前記温度よりも低
い所定温度筒゛囲に加熱保持して過時効処理を行う連続
焼鈍方法において、前記帯状金属材を所定温度に加熱保
持した後、それよりも低温の熱交換ロールに接触させて
徐冷し、次いで他の手段にて急冷し、その後帯状金属材
を前記熱交換ロールに接触させて前記徐冷の際にこれに
蓄えられた熱を利用して前記所定温度範囲に加熱するこ
とを特徴とし、更に、前記帯状金属材が薄肉の場合には
平坦不良を防止すべく、冷却後加熱するまでの間に均熱
ロールにより帯状金属材幅方向の均熱処理を施すことを
特徴とする。
本発明にあっては、帯状金属材が熱交換ロールとの接触
にて冷却され、このとき熱交換ロールには熱が暫えられ
、その後、冷却された帯状金属材が前記熱交換ロールと
の接触にて過時効処理のための加熱を施される。この冷
却、昇温操作により過時効処理時間が短縮される。また
、帯状金属材が薄肉の場合には平坦不良を防止すべく、
前記冷却後加熱されるまでの間に均熱ロールにより帯状
金属材が幅方向の均熱処理を施される。
にて冷却され、このとき熱交換ロールには熱が暫えられ
、その後、冷却された帯状金属材が前記熱交換ロールと
の接触にて過時効処理のための加熱を施される。この冷
却、昇温操作により過時効処理時間が短縮される。また
、帯状金属材が薄肉の場合には平坦不良を防止すべく、
前記冷却後加熱されるまでの間に均熱ロールにより帯状
金属材が幅方向の均熱処理を施される。
以下本発明方法を図面に基づき具体的に説明する。第1
図は本発明に係る連続焼鈍炉の加熱部。
図は本発明に係る連続焼鈍炉の加熱部。
均熱部、惣冷部を省略して示す模式的斜面図であり、図
中1は連続焼鈍される鋼帯を示す、鋼帯1は連続焼鈍炉
内に入って図示しない加熱部、均熱部にて所定温度に所
要時間加熱保持されて再結晶処理を受けたのち、図示し
ないレベラにて平坦矯正されて水平方向に移送され、移
送方向に一列に並んだ41mの熱交換ロール2. 3.
4. 5の下側の約1/4〜1/2の周面と夫々接触
するようになっている。熱交換ロール2. 3. 4.
5はこれ自身の温度よりも高い温度の鋼帯1と接触す
る場合には鋼帯1から熱を奪い、奪った熱を蓄え、逆に
低い温度の鋼帯1と接触する場合には鋼帯1へ熱を与え
る。斯かる熱交換ロールと鋼帯との接触面積は熱交換ロ
ール2の入側と、熱交換ロール2,3゜4.5の各ロー
ル間と熱交換ロール5の出側との下側帯りに高さ調整可
能に設けた4個のガイドロール10,11,12.13
及び冷却ロール14の高さを調整することにより変化せ
しめられる。
中1は連続焼鈍される鋼帯を示す、鋼帯1は連続焼鈍炉
内に入って図示しない加熱部、均熱部にて所定温度に所
要時間加熱保持されて再結晶処理を受けたのち、図示し
ないレベラにて平坦矯正されて水平方向に移送され、移
送方向に一列に並んだ41mの熱交換ロール2. 3.
4. 5の下側の約1/4〜1/2の周面と夫々接触
するようになっている。熱交換ロール2. 3. 4.
5はこれ自身の温度よりも高い温度の鋼帯1と接触す
る場合には鋼帯1から熱を奪い、奪った熱を蓄え、逆に
低い温度の鋼帯1と接触する場合には鋼帯1へ熱を与え
る。斯かる熱交換ロールと鋼帯との接触面積は熱交換ロ
ール2の入側と、熱交換ロール2,3゜4.5の各ロー
ル間と熱交換ロール5の出側との下側帯りに高さ調整可
能に設けた4個のガイドロール10,11,12.13
及び冷却ロール14の高さを調整することにより変化せ
しめられる。
熱交換ロール5を経た鋼帯1は冷却ロール14の下側周
面と接触し、またこれと水平方間に一列に設けられた高
さ調整可能な冷却ロール16.18の各上側周面と夫々
接触し、更に冷却ロール14.16.18の間の上側寄
りに設けられた高さ調整可能な冷却ロール15.17の
各下側周面と夫々接触するようになっている。
面と接触し、またこれと水平方間に一列に設けられた高
さ調整可能な冷却ロール16.18の各上側周面と夫々
接触し、更に冷却ロール14.16.18の間の上側寄
りに設けられた高さ調整可能な冷却ロール15.17の
各下側周面と夫々接触するようになっている。
各冷却ロール14・・・18夫々の内部には水等の冷却
液が通流せしめられており、冷却ロールは上記接触によ
り鋼帯lを急冷する。各冷却ロールと鋼帯との接触面積
は冷却ロールの高さを調整することにより変化せしめら
れる。
液が通流せしめられており、冷却ロールは上記接触によ
り鋼帯lを急冷する。各冷却ロールと鋼帯との接触面積
は冷却ロールの高さを調整することにより変化せしめら
れる。
綱帯1の移送方向には、内部に設けた誘導加熱装置(図
示せず)にて全周面が均一温度に加熱される均熱ロール
19、例えばトクデン■製のジャケットローラが設けら
れており、鋼帯」は均熱1−ル19の周面下側から移送
方向側の約半周面と接触するように均熱ロール19に巻
掛けられ、移送方向を逆にされて上側を移送され、その
後熱交換ロール5. 4. 3. 2の上側の約1/4
〜1/2の周面と順次接触せしめられる。その接触・面
積は前記ガイドロール10.11 、12.13の各上
方に高さ調整可能に設けたガイドロール6.7,8.9
の高さを調整することにより変化せしめられる。
示せず)にて全周面が均一温度に加熱される均熱ロール
19、例えばトクデン■製のジャケットローラが設けら
れており、鋼帯」は均熱1−ル19の周面下側から移送
方向側の約半周面と接触するように均熱ロール19に巻
掛けられ、移送方向を逆にされて上側を移送され、その
後熱交換ロール5. 4. 3. 2の上側の約1/4
〜1/2の周面と順次接触せしめられる。その接触・面
積は前記ガイドロール10.11 、12.13の各上
方に高さ調整可能に設けたガイドロール6.7,8.9
の高さを調整することにより変化せしめられる。
ガイドロール6を経た鋼帯lは上方に移送されて過時効
処理に送られる。
処理に送られる。
本発明に係る連続焼鈍方法はこのように構成された本発
明の連続焼鈍炉により実施され、次の作用がある。即ち
加熱保持後、平坦矯正された高温の鋼帯(第2図のA−
B間にて示す)は、熱交換ロール2,3.4.5の下側
周面と接触することにより第2図のB−C間にて示す如
く徐冷される。
明の連続焼鈍炉により実施され、次の作用がある。即ち
加熱保持後、平坦矯正された高温の鋼帯(第2図のA−
B間にて示す)は、熱交換ロール2,3.4.5の下側
周面と接触することにより第2図のB−C間にて示す如
く徐冷される。
このとき、熱交換ロール2,3,4.5は鋼帯1から熱
を奪い、蓄熱する。この奪熱量、つまり鋼帯1の冷却速
痩及び熱交換ロールの蓄熱量は鋼帯と熱交換ロールとの
接触面積の大きさにて定まる。
を奪い、蓄熱する。この奪熱量、つまり鋼帯1の冷却速
痩及び熱交換ロールの蓄熱量は鋼帯と熱交換ロールとの
接触面積の大きさにて定まる。
徐冷された鋼帯1は内部が冷却されている冷却t:l−
ル14・・・18と接触することにより第2図の0〜0
間にて示す如く急冷される。この急冷速度は鋼帯と冷却
ロールとの接触面積の大きさに基づき定まる。その後、
鋼帯1は均熱ロール19と接触して幅方向温度を均一に
調整されて前記熱交換ロール2.3,4.5の上側周面
と接触する。
ル14・・・18と接触することにより第2図の0〜0
間にて示す如く急冷される。この急冷速度は鋼帯と冷却
ロールとの接触面積の大きさに基づき定まる。その後、
鋼帯1は均熱ロール19と接触して幅方向温度を均一に
調整されて前記熱交換ロール2.3,4.5の上側周面
と接触する。
この際、鋼帯1を冷却するときに奪った熱により熱交換
ロール2・・・5は加熱されているため、鋼帯1は熱交
換ロール2・・・5と接触することにより第2図D−E
間に示す如く迅速に昇温される。なと昇温不足となる場
合には他の加熱手段を例えば熱交換ロール2にて加熱さ
れた後の鋼帯1の移送域に設けてもよい。また鋼帯1は
均熱ロール19により幅方向温度を均一に調整されてい
るため平坦不良が少ない、熱交換ロール2・・・5は鋼
帯1を加熱することにより奪熱され、この奪熱と後続す
る鋼帯部分での蓄熱とが同時に行われる。この冷却。
ロール2・・・5は加熱されているため、鋼帯1は熱交
換ロール2・・・5と接触することにより第2図D−E
間に示す如く迅速に昇温される。なと昇温不足となる場
合には他の加熱手段を例えば熱交換ロール2にて加熱さ
れた後の鋼帯1の移送域に設けてもよい。また鋼帯1は
均熱ロール19により幅方向温度を均一に調整されてい
るため平坦不良が少ない、熱交換ロール2・・・5は鋼
帯1を加熱することにより奪熱され、この奪熱と後続す
る鋼帯部分での蓄熱とが同時に行われる。この冷却。
再昇温の処理によってE点以降の過時効時間が短縮され
、ライン長を短くできるし設備費が少なくて済む。
、ライン長を短くできるし設備費が少なくて済む。
なお、上記実施例では均熱ロールを設けているが、これ
は従来では肉厚が0.4 fi以下で平坦不良が発生し
ていた薄肉の鋼帯を安定して処理できるようにしたもの
である。厚肉の鋼帯を連続焼鈍する場合にはこの均熱ロ
ールによる幅方向の均熱化は省略できる。
は従来では肉厚が0.4 fi以下で平坦不良が発生し
ていた薄肉の鋼帯を安定して処理できるようにしたもの
である。厚肉の鋼帯を連続焼鈍する場合にはこの均熱ロ
ールによる幅方向の均熱化は省略できる。
第3図fa)及び(′b)は、本発明により肉厚:0.
6fiの低炭素鋼帯を連続焼鈍して得た過時効処理鋼帯
の時効指数(縦軸:呟・f/ws2)と常温時効後伸び
(縦軸二%)を、急冷終点温度(横軸:℃)が異なる場
合についてまとめたグラフであり、図中の白丸印、黒丸
印は、夫々急冷された鋼帯の加熱開始から過時効処理終
了までの時間が1分の場合と2分の場合の結果である。
6fiの低炭素鋼帯を連続焼鈍して得た過時効処理鋼帯
の時効指数(縦軸:呟・f/ws2)と常温時効後伸び
(縦軸二%)を、急冷終点温度(横軸:℃)が異なる場
合についてまとめたグラフであり、図中の白丸印、黒丸
印は、夫々急冷された鋼帯の加熱開始から過時効処理終
了までの時間が1分の場合と2分の場合の結果である。
なお、従来方法による時間が4分の場合の結果を四角印
にて併せて示している。その処理条件は、第4図に示す
如く、鋼帯を速度:10℃/秒で室温から820℃にま
で加熱してその温度に約30秒保持し、その後熱交換口
−ルにより速度:10℃/秒で650℃まで徐冷し、更
に冷却ロールとの接触面積を変えることにより終点温度
を450.400,350,300,250,200℃
の6レベルとして急冷し、その後、鋼帯を350℃〜4
00℃に加熱して過時効処理を行った。
にて併せて示している。その処理条件は、第4図に示す
如く、鋼帯を速度:10℃/秒で室温から820℃にま
で加熱してその温度に約30秒保持し、その後熱交換口
−ルにより速度:10℃/秒で650℃まで徐冷し、更
に冷却ロールとの接触面積を変えることにより終点温度
を450.400,350,300,250,200℃
の6レベルとして急冷し、その後、鋼帯を350℃〜4
00℃に加熱して過時効処理を行った。
上記第3図より理解される如く本発明による場合は、時
効指数については、従来よりも良好な結果が得られ、一
方、常温時効後伸びについては従来と同程度であった。
効指数については、従来よりも良好な結果が得られ、一
方、常温時効後伸びについては従来と同程度であった。
また、このようなレベルの時効指数と常温時効後伸びを
確保するためには、急冷終点温度に到達した時点から過
時効処理終了までの期間が従来では4分程度必要であっ
たが、本発明による場合にはその期間が1〜2分となり
、大幅な時間短縮を図れ、これにより連続焼鈍炉長を短
寸化でき、炉をコンパクトに、また安価にて建設できる
。
確保するためには、急冷終点温度に到達した時点から過
時効処理終了までの期間が従来では4分程度必要であっ
たが、本発明による場合にはその期間が1〜2分となり
、大幅な時間短縮を図れ、これにより連続焼鈍炉長を短
寸化でき、炉をコンパクトに、また安価にて建設できる
。
以上詳述した如(、本発明による場合には、冷却後に熱
交換ロールと接触させて加熱するため迅速な加熱が可能
であり、これにより冷却終了から過時効処理終了までの
時間を短縮でき、また熱交換ロールを徐冷と過時効のた
めの加熱に用いるため、これにより過時効処理温度まで
の昇温のために加熱する装置が不要となると共に連続焼
鈍炉長を短くでき、またロール使用数の大幅な減少が可
能となり、ロールとの接触を原因とする縦じわ専の表面
疵の発生が抑制される。
交換ロールと接触させて加熱するため迅速な加熱が可能
であり、これにより冷却終了から過時効処理終了までの
時間を短縮でき、また熱交換ロールを徐冷と過時効のた
めの加熱に用いるため、これにより過時効処理温度まで
の昇温のために加熱する装置が不要となると共に連続焼
鈍炉長を短くでき、またロール使用数の大幅な減少が可
能となり、ロールとの接触を原因とする縦じわ専の表面
疵の発生が抑制される。
更に、均熱ロールを使用して帯状金属材の幅方向温度を
均一とする場合には、従来では平坦不良が発生していた
薄肉のものの安定した処理を可能とし得る等、本発明は
優れた効果を奏する。
均一とする場合には、従来では平坦不良が発生していた
薄肉のものの安定した処理を可能とし得る等、本発明は
優れた効果を奏する。
第1図は本発明に係る連続焼鈍炉の入側部を省略して示
す模式的側面図、第2図は本発明の焼鈍内容の説明図、
第3図は本発明の詳細な説明図、第4図は第3図を得た
ときの処理条件の説明図である。 l・・・鋼帯 2. 3. 4. 5・・・熱交換ロー
ル19・・・均熱ロール 特 許 出願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理
士 河 野 登 夫% +tZl 吟藺 12図 −聞 憾 4 図
す模式的側面図、第2図は本発明の焼鈍内容の説明図、
第3図は本発明の詳細な説明図、第4図は第3図を得た
ときの処理条件の説明図である。 l・・・鋼帯 2. 3. 4. 5・・・熱交換ロー
ル19・・・均熱ロール 特 許 出願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理
士 河 野 登 夫% +tZl 吟藺 12図 −聞 憾 4 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、帯状金属材を所定温度に加熱保持した後冷却し、そ
の後前記温度よりも低い所定温度範囲に加熱保持して過
時効処理を行う連続焼鈍方法において、 前記帯状金属材を所定温度に加熱保持した 後、それよりも低温の熱交換ロールに接触させて徐冷し
、次いで他の手段にて急冷し、その後帯状金属材を前記
熱交換ロールに接触させて前記徐冷の際にこれに蓄えら
れた熱を利用して前記所定温度範囲に加熱することを特
徴とする連続焼鈍方法。 2、帯状金属材を所定温度に加熱保持した後冷却し、そ
の後前記温度よりも低い所定温度範囲に加熱保持して過
時効処理を行う連続焼鈍方法において、 前記帯状金属材を所定温度に加熱保持した 後、それよりも低温の熱交換ロールに接触させて徐冷し
、次いで他の手段にて急冷し、その後、平坦不良を防止
すべく全周面が均一温度に加熱された均熱ロールに接触
させて帯状金属材の幅方向温度を均一とした後、前記熱
交換ロールに接触させ、前記徐冷の際にこれに蓄えられ
た熱を利用して前記所定温度範囲に加熱することを特徴
とする連続焼純方法。 3、帯状金属材を所定温度に加熱保持した後冷却し、そ
の後前記温度よりも低い所定温度範囲に加熱保持して過
時効処理を行う連続焼鈍炉において、 前記所定温度に加熱保持された帯状金属材 と接触させてこれを徐冷すると共に、帯状金属材から奪
った熱を蓄熱し、また冷却後の帯状金属材と別の位置に
て接触させて蓄熱した熱を利用して帯状金属材を前記所
定温度範囲に加熱する熱交換ロールと、 該熱交換ロールにて徐冷された帯状金属材 と接触させてこれを急冷する水冷ロールと を具備し、水冷ロールにて冷却された帯状 金属材を熱交換ロールへ導くように構成してあることを
特徴とする連続焼鈍炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31428786A JPS63161125A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 連続焼鈍方法及び連続焼鈍炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31428786A JPS63161125A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 連続焼鈍方法及び連続焼鈍炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63161125A true JPS63161125A (ja) | 1988-07-04 |
Family
ID=18051547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31428786A Pending JPS63161125A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 連続焼鈍方法及び連続焼鈍炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63161125A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015038234A (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | Jfeスチール株式会社 | 鋼帯の製造方法および製造設備 |
JP2015038233A (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | Jfeスチール株式会社 | 鋼帯の製造方法および製造設備 |
AT524062B1 (de) * | 2021-05-27 | 2022-02-15 | Andritz Tech & Asset Man Gmbh | Vorrichtung und verfahren zur waermebehandlung eines metallbandes |
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1986
- 1986-12-23 JP JP31428786A patent/JPS63161125A/ja active Pending
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JP2015038234A (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | Jfeスチール株式会社 | 鋼帯の製造方法および製造設備 |
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