JPS63160053A - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JPS63160053A
JPS63160053A JP62202956A JP20295687A JPS63160053A JP S63160053 A JPS63160053 A JP S63160053A JP 62202956 A JP62202956 A JP 62202956A JP 20295687 A JP20295687 A JP 20295687A JP S63160053 A JPS63160053 A JP S63160053A
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insertion hole
cassette
regulating pin
disk
pin
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Tadashi Takahashi
廉 高橋
Nobuhiko Tsukahara
信彦 塚原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ほぼ中心部に回転軸の挿入孔を有し、この
回転軸挿入孔から偏倚させた位置に位置規制ピンの挿入
孔を有するディスク状回転体と、前記回転軸および偏倚
可能な状態でこの回転軸から離れた位置に配された前記
位置規制ピンを有する回転駆動機構とから成り、位置決
め面と駆動面とを備える前記位置規制ピン挿入孔に挿入
された前記位置規制ピンは前記位置決め面を前記回転体
の外周方向に付勢すると共に前記駆動面に前記回転駆動
機構の回転駆動力を伝達し、位置決め面を備える前記回
転軸挿入孔に挿入された前記回転軸は位置規制ピンの前
記付勢力によって前記位置決め面を押圧し、これによっ
て前記回転体の位置決めを前記回転軸に対して行なわせ
るようにした回転駆動装置に関し、特に可撓性のあるシ
ート状磁気ディスクが収納されたディスクカセットを装
着し、記録、再生を行なうディスクレコーダに適用して
最適なものである。
〔発明の概要〕
この発明は、回転軸の挿入孔と位置規制ピンの挿入孔と
を有する回転体と、前記回転軸と偏倚可能な前記位置規
制ピンとを有する回転駆動a構とから成り、位置決め面
を備える前記位置規制ピン挿入孔に挿入された前記位置
規制ピンは前記位置決め面を前記回転体の外周方向に付
勢し、位置決め面を備える前記回転軸挿入孔に挿入され
た前記回転軸は位置規制ピンの前記付勢力によって前記
位置決め面を押圧し、これによって前記回転体の位置決
めを前記回転軸に対して行なわせるようにした回転駆動
装置において、前記位置規制ピンが位置規制ピン挿入孔
の前記位置決め面と当接する部分にベアリングを配し、
前記位置規制ピンの位置決めを前記回転体に対して確実
に行なわせることにより、同一の回転体では常に同じ偏
心量で位置決めがなさるようにしたものである。
〔従来の技術〕
同心円状或いは螺旋(渦巻き)状の記録トラックを有す
る磁気ディスクの位置決め(センタリング)手段として
は、第32図に示すようなものが従来より知られている
此種の従来の位置決め手段を第32図を参照して説明す
ると、先ずディスクカセット201は上下ハーフ202
.203とから成りかつ非常に薄い直方体状のカセット
筺体204と、このカセット筺体204の円形中空部2
04a内に回転可能な状態で収納された可撓性を有する
シート状磁気ディスク (磁気シート)205とから構
成されている。
そしてこの磁気ディスク205は例えば上下両面に磁性
面が形成されており、その中心部にディスク取付用穴2
06が形成されている。一方、ディスクカセット201
の上面板202a及び下面板203aには、前記ディス
ク取付用穴206に対応するように上下一対の空気流入
穴207.208が、また前記円形中空部204aの周
辺部の例えば4箇所に空気流出穴209.210が、ま
た円形中空部4の半径方向に延びる長孔にて構成された
上下一対のヘッド挿入穴211.212がそれぞれ形成
されている。
そしてこのカセット201は磁気記録再生装置の所定位
置にカセットガイド214により装着されて、磁気ディ
スク205がそのディスク取付用穴206部分で回転駆
動軸215及び押え部材216によって上下から挟着(
チャッキング)されてディスク回転軸217に取り付け
られる。これによって、磁気ディスク205が回転駆動
軸215に対し位置決めされるようになっている。
一方、ディスクカセット201の下側のヘッド挿入穴2
12に磁気ヘッド218が挿入されて、この磁気ヘッド
218が磁気ディスク205の下部の磁性面に接触され
る。
そして上記カセット装着状態で、ディスク回転軸217
がモータ219等の駆動源により回転されることによっ
てディスクカセット201内の磁気ディスク205が回
転され、これに関連して磁気ヘッド218が磁気ディス
ク2050半径方向に移動されて、所望の記録又は再生
が行なわれるように構成されている。
しかしながら、磁気ディスク205がフレキシブルなシ
ート状体である場合、この磁気ディスク205を回転駆
動軸215に装着する際、第33図に示すように磁気デ
ィスク205のディスク取付用穴206の一部がめくれ
上がって変形してしまったり、この穴206の周縁部が
回転駆動軸215によって損傷を受けてしまうおそれが
ある。
このように前記穴206が変形成いは損傷してしまうと
、回転駆動軸215に対する磁気ディスク205の位置
決めすなわちセンター出しを精度良く行なうことができ
なくなる。その結果、装着する度に回転駆動軸215に
対する磁気ディスク205の位置が変動することになり
、このために高精度の再生を行なうことができない不都
合があった。
また図示省略したが磁気ディスクの中心孔に金属或いは
合成樹脂等の補強リングを取付けたものもある。しかし
この場合にも、磁気ディスクを装着した際の磁気ディス
クの位置ずれすなわち回転駆動軸の軸心に対する磁気デ
ィスクの中心の偏倚量を回転駆動軸の直径及び前記中心
孔の直径の公差以下に抑えることは非常に困難である。
従って上述の如き位置決め方式では、磁気ディスクを装
着する度にその装着位置にバラツキが生じるため、磁気
ディスクを回転駆動軸に対し常に同じ状態で装着するこ
とができず、しかもこの回転駆動軸に対する磁気ディス
ク上の記録トラックの位1ずれが大きすぎてトラッキン
グエラーが顕著に生じてしまい、記録トラックの高密度
化を図ることができない不都合があった。
そこで本発明の出願人は、ほぼ中心部に回転駆動軸を挿
入させる第1挿入孔を有し、この第1挿入孔から偏倚さ
せた位置に位置規制ピンを挿入させる第2挿入孔を有す
る磁気ディスクと、前記回転駆動軸および偏倚可能な状
態でこの回転駆動軸から刈れた位置に配された前記位置
規制ピンを有する回転駆動機構とから成り、第1の位置
決め面を備える前記第2挿入孔に挿入の前記位置規制ピ
ンは前記第1位置決め面を前記磁気ディスクの外周方向
に付勢し、第2の位置決め面を備える前記第1挿入孔に
挿入の前記回転駆動軸は位置規制ピンの前記付勢力によ
って前記第2位置決め面を押圧し、これによって前記磁
気ディスクの位置決めを前記回転駆動軸に対して行なわ
せる位置決め手段を提案した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記位置規制ピンは、磁気ディスクの回転
駆動につれ、第1位置決め面と摺接しながら所定の位置
に収まる構成であったから、摺接面に生じる摩擦力に妨
げられて、上記位置規制ピンは上記所定の位置に到達し
ないおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑み、位置規制ピンが必ず所定の位
置で第1位置決め面と接し、この位置決め面を磁気ディ
スクの外周方向に確実に付勢できる位置決め手段を備え
た回転駆動装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ほぼ中心部に回転軸の挿入孔を有し、この回
転軸挿入孔から偏倚させた位置に位置規制ピンの挿入孔
を有するディスク状回転体と、前記回転軸および偏倚可
能な状態でこの回転軸から離れた位置に配された前記位
置規制ピンを有する回転駆動機構とから成り、位置決め
面と駆動面とを備える前記位置規制ピン挿入孔に挿入さ
れた前記位置規制ピンは前記位置決め面を前記回転体の
外周方向に付勢すると共に前記駆動面に前記回転駆動機
構の回転駆動力を伝達し、位置決め面を備える前記回転
軸挿入孔に挿入された前記回転軸は位置規制ピンの前記
付勢力によって前記位置決め面を押圧し、これによって
前記回転体の位置決めを前記回転軸に対して行なわせる
ようにした回転駆動装置において前記位置規制ピンが位
置規制ピン挿入孔の前記位置決め面と当接する部分にヘ
アリングを配し、前記位置規制ピンの位置決めを前記回
転体に対して確実に行なわせるように回転駆動装置を構
成した。
〔作用〕
したがって位置規制ピンと、位置規制ピン挿入孔に設け
られた位置決め面との間の摩擦力はベアリングによって
軽減される。このため位置規制ピンによる位置決めは回
転体に対して確実に行なわれることになる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例に付き第1図〜第26図を参照し
て説明する。
本実施例においては、可撓性を有するシート状の磁気デ
ィスクが収納されたディスクカセ・7トをディスクレコ
ーダ本体に装着して記録再生を行なうように構成されて
いる。ここで先ず、磁気記録媒体を構成する磁気ディス
ク1と、この磁気ディスク1を収納しているカセット筐
体2とから成るディスクカセット6について説明すると
、第1図に示すように、磁気ディスク1は例えば0.0
4n+厚の薄い円板状の高分子フィルムから成り、記録
再生用磁気ヘッドが摺接される下面には磁性層が均一に
形成されて磁気記録媒体が構成されている。
また磁気ディスク1の中央には円形の中央開口1aが設
けられ(第5図参照)、この中央開口1aには鉄等の磁
性体から成る芯金3が取付けられている。即ち、この芯
金3は一枚の円板をプレス加工したものであって、第1
図及び第5図に示すように一方側には円板状凹部3aが
そして他方側には円板状凸部3bが設けられ、また芯金
3の周縁部にはリング状フランジ3Cが設けられ、いわ
ゆる皿型形状に構成されている。そして第5図に示すよ
うに、芯金3のフランジ3Cには凸部3bの側にリング
状を成す両面接着シート7が接着され、この両面接着シ
ート7に磁気ディスク1の中央間口1aの周縁部が接着
されている。これによって芯金3と磁気ディスクlとが
一体的に結合されている。
この芯金3のほぼ中央部にはほぼ正方形を成すモーター
軸挿入孔4が形成され、この挿入孔4から所定距離だけ
偏倚した位置に長方形状の位置規制ピン挿入孔5が形成
されている。なお第3図に明示するように、上述のモー
ター軸挿入孔4の中心O1は芯金3ひいては磁気ディス
ク1の中心0゜から外れて位置規制ピン挿入孔5側に僅
かに所定距離だけ偏倚して°いる。またモーター軸挿入
孔4の一対の対角線d、及びd2が位置規制ピン挿入孔
5の互いに対向する一対の辺部とそれぞれ平行になるよ
うに構成されている。さらに、前記挿入孔4の一辺の長
さはこの挿入孔4に挿入されるべきモーター軸の直径よ
り長(構成されているため、モーター軸は挿入孔4内に
おいて多少のガタッキがある状態で挿入されるようにな
っている。なおこのように挿入孔4の中心を芯金3の中
心から偏倚させている理由は、後に詳述するが、ディス
クカセット6を装着本体に装着した際に芯金3の挿入孔
4内に挿入されるモーター軸の軸心と磁気ディスク1の
中心とをなるべく一致させるためである。
一方、磁気ディスク1を収納するためのカセット筺体2
は、第1図に示すように、例えば静電防止剤を含むAB
S樹脂製射出成形品から成る上ハーフ2aと下ハーフ2
bとから構成され、これらの上下ハーフ2a、2bはそ
の外周部が互いに溶着されて全体として偏平な直方体状
の形状を成している。また下ハーフ2bのほぼ中央に円
形の中央開口8が設けられると共に、この中央開口8の
周縁部であってかつ下ハーフ2bの内面にはリング状突
部9が一体成形されており、第4図に示すようにこの中
央開口8に芯金3の凸部3bが、多少のガタッキを有す
る状態で嵌合配置されている。
また内ハーフ2aの中央部の内面には、第2図に明示す
るようにリング状突出部10が一体成形され、この突出
部10の周囲にはこの突出部10の同心状を成すリング
状突部11が一体成形されている。なお上述の突出部1
0の突出長さは突部11よりも長く、従って突出部10
は第5図に示すように突部11を越えて下ハーフ2bの
内面側に突出している。そしてこのリング状突出部10
は前記芯金3の凹部3a内に多少のガタッキを有する状
態で挿入配置されている。
ここで、カセット筺体2、上下ハーフ2a12b、芯金
3及び上ハーフ2aのリング状突出部10の寸法関係の
一興体例を述べると、カセット筺体2の厚さLlは3.
4鰭、上下ハーフ2a、2bの上面板2C及び下面板2
dの板厚L2はそれぞれ0 、8 am、突出部lOに
よって囲まれている部分の上ハーフ2aの上面板2Cの
板厚し3は1.0鶴、突出部10の突出長さL4は1.
5鰭、芯金3の板厚り、は0.3鶴、下ハーフ2bの下
面板2dの中央開口8部分の板厚L6は1.3籠、芯金
3の高さL7は1.8鶴である(第5図参照)。
そして後述の如くカセット筺体2がディスクレコーダ本
体に装着されると、第5図において実線で示すように磁
気ディスク1はカセット筺体2の肉厚方向のほぼ中央に
配置されて回転駆動されるようになっている。この際、
芯金3のフランジ3Cと上ハーフ2aの内面との間隔L
8及び磁気ディスク1と下ハーフ2bの突部9との間隔
り、はそれぞれ0.4N、上ハーフ2aの突出部10の
先端と芯金3の底面3dとの間隔L+oは0.4m+*
、下ハーフ2bの外面と芯金3の底面3dとの間隔L1
1は0.21■である(第5図参照)。一方、カセット
筺体2の不使用時には、芯金3及び磁気ディスク1はそ
の自重により例えば第5図において仮想線で示すように
下ハーフ2b上に置かれる。この際、上ハーフ2aの突
出部10の先端部と下ハーフ2bの突部9との間には0
.4++n (Llりだけオーバーラツプしているため
、芯金3が移動してもこの芯金3の凹部3aの一部が突
出部10に必ず係合する。これにより、芯金3ひいては
磁気ディスク1の面方向へのガタッキ量が一定範囲内に
抑えられ、この芯金3の変動に伴なって突出部10と芯
金3の凹部3aとの嵌合が外れることはない。またディ
スクカセット6が第5図に示す状態から上下が逆にされ
て芯金3が自重により上ハーフ2a側に匝かれた場合に
は突出部10が芯金3の凹部3a内に完全に入り込んだ
状態となるので、上述の場合と同様に芯金3ひいては磁
気ディスク1の変動量が所定範囲内に抑えられることに
なる。
なお上述の如き構成のディスクカセット6では、上下ハ
ーフ2a、2bが第5図に示す状態から外方すなわち下
面板2C及び下面板2dが互いに遠ざかる方向へそれぞ
れ変形して、上及び下面板2C12d間の空隙が2.2
mm (オーバーランプ長さ0.4鶴と芯金の高さ1.
3mmの和)だけさらに広くなるまで突出部10による
芯金3及び磁気ディスク1の変動量規割を確実に行なう
ことができる。
また上下ハーフ2a、2bの内側面には中央開口8に対
して同心円上に沿って延びる例えば4つの円弧状リブ1
3.14が互いに等間隔でそれぞれ一体成形されており
、上下ハーフ2a、2bを互いに重ね合わせてカセット
筺体2を組立てた場合には、上ハーフ2aのリブ13と
下ハーフ2bのリブ14とが同一の円周上に配置される
と共に、カセット筺体2の4つの隅部においてリブ13
及び14が互いに隣接状態で配置され、これによって各
隅部において実質的に一つのリブがそれぞれ構成される
。そして磁気ディスク1は、これらのリブ13.14に
よって囲まれるように配置されている。またリブ13は
下ハーフ2bの下面板2dの内面にそしてリブ14は上
ハーフ2aの上面板2cの内面に当接しており、これに
よって偏平でかつ小さな外力によっても変形し易いカセ
ット筺体2が機械的に補強されている。さらに、磁気デ
ィスク1が損傷を受けたり摩耗してしまうことのないよ
うに、上下ハーフ2a、2bには突部11とリブ13、
及び突部9とリブ14との間には磁気ディスク保護用の
不織布15がそれぞれ熱溶着等により取付けられている
。なお不織布15に薄い合成樹脂製シートを裏打ちして
この不織布の剛性を高めて、この部材を上下ハーフ2a
12bに固定しないようにしてもよい。この場合には、
ディスクカセット6の組立て時に不織布を熱溶着する必
要がないので組立ての作業性が良くなる。
また下ハーフ2bの中央開口8の中央から前記リブ13
.14までの距離は磁気ディスク1の半径より多少長く
形成されているので、中央開口8内における芯金3のガ
タッキに伴なって磁気ディスク1がカセット筺体2内に
おいて変動してもこの磁気ディスク1の周縁部がこれら
のリブ13.14に当接することがないようになってい
る。
またカセット筐体2の上下ハーフ2a、2b及び不織布
15には、磁気ディスク1の半径方向に延びかつ互いに
同形状を成す長孔16.17及び18がそれぞれ形成さ
れ、これらの長孔16.17.18は互いにそれぞれ対
向配置されて重ね合わされている。そして後述の如く、
下ハーフ2bの長孔17からは下側の不織布15の長孔
18を介して磁気ヘッドが挿入され、上ハーフ2aの長
孔16からは上側の不織布15の長孔18を介してディ
スク押え用パッドが挿入され得るようになっている。な
お第1図において、19a、19bは上下ハーフ2a、
2bを組合わせる際に互い嵌合される位置決め用の突起
である。
また第1図に示すようにパッド挿入用長孔16及びヘッ
ド挿入用長孔17が形成されている部分の上下ハーフ’
la、2bの外面には凹部20がそれぞれ設けられ、こ
の凹部20内にはアルミニウム、ステンレス、合成樹脂
等から成る断面コ字状のシャッター21が所定方向に摺
動移動自在に取付けられている。即ち、下ハーフ2bの
凹部20には第4図に示すようにカセット筺体2の側縁
部に沿って延びる直線状のガイド溝22が形成され、こ
れに対応してシャッター21にはプレス等により第6図
に示すようにその一部を内側へ折曲げ加工して成る爪状
突起23が例えば3ケ所に形成されている。そしてシャ
ッター21の爪状突起23が下ハーフ2bのガイド溝2
2内に挿入配置されており、従ってこのシャッター21
は前記ガイド溝22によって案内されて第4図において
矢印A及びB方向に摺動自在になっている。なお上述の
ようなスライド手段に限らず、第7図に示すようにシャ
ッター21の一部をプレス等により半抜き加工(ハーフ
・ブランキング)し、これによってシャッター21の内
側に突出させた突起24aをガイド溝22内に摺動自在
に嵌め込んでもよく、また第8図に示すようにシャッタ
ー21の内側に突出するV字状突起24bを形成し、こ
の突起24bをガイド溝22内に摺動自在に嵌め込んで
もよい。
なお第4図に示すように、ガイド?s22が設けられて
いる下ハーフ2bの側縁部には、前記ガイド溝22に連
なるシャッター着脱用凹部36が例えば3ケ所に形成さ
れている。そしてシャッター21を例えば第4図におい
て矢印B方向に摺動移動させて仮想線で示す位置に配置
したときに、前記凹部36とシャッター21の爪状突起
片23とが互いに対応し、この状態でシャッター21を
カセット筐体2から引き抜く方向に力を加えればこのシ
ャッター21をカセット筺体2から容易に取外すことが
できる。
また上述のシャッター21には、互いに対向する板部2
1a、21bに既述のパッド及びヘッド挿入用長孔16
及び17とほぼ同様の形状を存する開口25がそれぞれ
設けられており、シャッター21を前記ガイド溝22に
沿って摺動移動させることにより、カセット筐体2のパ
ッド及びヘッド挿入用孔16及び17を選択的に開放或
いは閉塞し得るようになっている。即ち、第4図におい
て実線で示すような位置にシャッター21を配置した場
合には、シャッター21の開口25とカセット筐体2の
長孔16.17とがそれぞれ#いに重なり合うためこの
長孔16.17は開放される。
一方、第4図において仮想線で示すような位置にシャッ
ター21を摺動移動させた場合には、前記長孔16.1
7はシャッター21によって覆われて閉塞されることに
なる。
上述のシャッター21が取付けられている側のカセット
筺体2の辺部には第1図及び第4図に示すようにコ字状
切欠き33が設けられており、シャッター21の上述の
如き摺動移動に伴なってこの切欠き33が開放又は閉塞
されるようになっている。即ち、シャッター21の開口
25とカセット筺体2の長孔16.17とが互いに重な
り合っている場合には前記切欠き33が開放され、一方
シャッター21により前記長孔16.17が覆われた場
合には前記切欠き33が閉塞される。これによって、前
記切欠き33が開放されているときには後述の如くカセ
ット筺体2がディスクレコーダ本体に装着されて記録再
生が行なわれるが、この切欠き33がシャッター21に
よって閉塞されたときには後述の如くカセット筺体2が
ディスクレコーダ本体の正規の装着位置に装着されず従
って記録再生が行なわれないようになっている。またカ
セット筺体2の誤方向への装着を防止するためにカセッ
ト筐体2の4つの角部のうち所定の1つの角部に三角形
状切欠き32が形成されている。
さらに本実施例では、カセット筐体2の一つの隅部には
磁気ディスク1に記録されている情報を誤って消去して
しまうことがないように、誤消去防止機構が設けられて
いる。即ち、第1図及び第9図に明示するように、カセ
ットi体2の下ハーフ2bの所定の隅部に設けられたコ
字状切欠き26内には、7字状溝28によって形成され
た肉薄部29を介して誤消去防止爪27が下ハーフ2b
に一体に連結されている。この爪27の先端側(自由端
側)の内面には、上ハーフ2aの上面板2C側に向かっ
て延びる突当て部30が一体成形されており、この突当
て部30の先端が前記上面板2Cの内面に当接している
。従って、後述のディスクレコーダ本体の誤消去防止手
段から第9図において矢印C方向の押圧力を受けても誤
消去防止爪27は下ハーフ2bから分離されることはな
い。
なお誤消去防止のためにこの爪27を下ハーフ2bから
分離したい場合には、第9図において矢印り方向の回動
力を爪27の先端に加えれば肉薄部29を容易に切断で
き、この爪27を折取ることができるようになっている
。このように構成した理由は、厚みの薄いカセット筐体
2では特に、前記風27を内側に押して折り取るように
構成することはその厚みの関係で制約を受けるからであ
る。
なお本実施例のように構成すれば前記風27の折り取り
操作を確実にしかも容易に行なうことができる。
また下ハーフ2bには、長孔17側の2つの隅部であっ
てかつリブ14から外方へ外れた位置にはカセット筺体
2をディスクレコーダ本体に装着する際の位置決めのた
めに設けられた一対の位置決め用孔31が設けられてい
る。さらに本実施例においては、カセット筺体2の両側
部に断面半円状のオートロード用切欠き34.35が形
成されており、この切欠き34.35内に所定の移動操
作機構の一対の支持棒(図示せず)を挿入してこれらの
支持棒によりカセット筺体2を保持すると共に、カセッ
ト筺体2を必要に応じて所定場所に自動的に移動し得る
ようになっている。従って、このオートロード用切欠き
34.35を利用することにより、ディスクカセット6
の自動交換(オートチェンジ)及び品質検査時のカセッ
ト取出し操作等を自動的に行ない得るように装置本体を
構成することが可能である。
次に上述の如きディスクカセット6が装着されるディス
クレコーダ本体の構造に付き第10図〜第26図を参照
して説明する。
第10図〜第12図に示すように、ディスクレコーダ本
体(以下において装置本体と記載する)40のシャーシ
41上にはディスクカセット6を受けるための4本のカ
セット受は用ピン43.44.45.46が植設されて
いる。またこれらのうちの2本のピン43.44の上端
には、カセット筐体2の一対の位置決め用孔31にそれ
ぞれ嵌合するカセ−/ )位置決め用突起47.48が
一体成形されている。なお上述のカセット受は用ピン4
3.44.45.46の上端の受面43a、44 a、
 45 a、 46 aのシャーシ41に対する高さは
互いに等しく構成されている。
またシャーシ41にはL字状を成す一対の支持部材49
.50が固着され、これら一対の支持部材49.50に
はカセット押え部材52が支軸53.54によって回動
可能に取付けられている。
このカセット押え部材52は板状体52aを具備し、こ
の板状体52aの下面には4本のカセット押え用ピン5
5.56.57.58が取付けられている。即ち、これ
らのカセット押え用ピン55.56.57.58は第1
3図〜第15図に示すように板状体52aに設けられた
スリーブ59によって上下方向に摺動可能に支軸される
と共に、スリーブ59とばね受け60との間に介装され
た圧縮コイルばね61によって弾性的に下方へ常時付勢
されている。従ってディスクカセット6はカセット受は
用ピン43.44.45.46とカセット押え用ピン5
5.56.57.58とによって上下から弾性的に挾持
されて保持されるようになっている。
なお本実施例においては、第12図から明らかなように
、ディスクカセット6は4つの隅部がカセット受は用ピ
ン43.44.45.46によって受けられ、一方、前
記押え部材52のカセット押え用ピン55.56.57
.58がディスクカセット6を抑える位置は上述のピン
43.44.45.46の位置からディスクカセット6
の中央部側にそれぞれ所定長さだけ偏倚している。即ち
、カセット押え用ピン55及び57はカセット受は用ピ
ン43と45とを結ぶ線分上付近であってかつこれらの
ピン43.45間に配置され、第13図及び第25図に
示すようにディスクカセット6のリブ13.14に対応
するように構成されている。またカセット押え用ピン5
6.58とカセット受は用ピン44.46との配置関係
も上述と同様に構成されている。
またシャーシ41にはディスフカセント6内の磁気ディ
スク1を回転駆動する回転駆動機構62が設けられてい
る。即ち、カセット受は用ピン43.44.45.46
によって囲まれた部分のほぼ中央位置に、カセット筐体
2内の磁気ディスク1を回転駆動するための偏平型ブラ
シレスモーター63が固着されている。そして第16図
に示すように、このモーター63の回転子63aの上面
にはリング状円板の一部を欠落して成るスペーサ64と
、カセット筐体2内の磁気ディスク1の位置規制(セン
ター出し)を行なうための位置規制ピン65が固着され
た仮ばね部材66と、リング状凹部68を上面に有する
円板状ヨーク70とが一対の止ねじ71により共締めさ
れている。上述の仮ばね部材66はスペーサ64とヨー
ク70との間に介在され、スペーサ64、板ばね部材6
6及びヨーク70はさらに一本の止ねじ72によって共
締めされている。従ってこれらはモーター63のモータ
ー軸63bと一緒に回転駆動されるようになっている。
この仮ばね部材66は、第16図に示すように、そのほ
ぼ中央部にほぼ馬蹄形を成す開ロア4が設けられている
。そしてこの板ばね部材66には中挟に形成された一対
のL字状アーム部75を介してピン取付部76が一体成
形されており、このピン取付部76は上述の一対のアー
ム部75によって両持ち支持されている。そしてこのピ
ン取付部76には既述の位置規制ピン65が固着されて
いる。即ち、第17図〜第19図に示すように位置規制
ピン65はほぼ中央部にフランジ78aを有する軸部7
8と、この軸部78の上端部に嵌合固着された軸受部7
9と、この軸受部79との間に配設されたボールベアリ
ング80によって軸部78に対して回転自在に取付けら
れた円筒部81とから構成されている。前記軸部78は
ピン取付部76を貫通しており、その貫通している下端
部に筒状取付部材82が嵌合固着されている。そして軸
部78のフランジ78aと取付部材82とにより板ばね
部材66のピン取付部76が挟持され、これによって位
置規制ピン65がピン取付部76に固定されている。そ
してこのピン65の円筒部81がヨーク70の凹部68
に設けられた開口69を貫通した状態で配置されている
。従ってこのピン65は前記間口69内において、仮ば
ね部材66の弾性により第17図において矢印E方向に
偏倚可能であると共に、特に板ばね部66のアーム部7
5の弾性により第17図においてこのアーム部75を中
心として矢印F及びG方向に回動可能(換言すれば、位
置規制ピン65の頭部はヨーク70の半径方向に偏倚可
能)である。なお前記ピン65は、第17図において示
す距離S、が第26図において示す距離S2よりも僅か
に長くなるような位置に取付けられている。
また前記モーター63のモーター軸63bの頂部63c
はほぼ半球状に構成されており、後に詳述するが、装置
本体40へのディスクカセット6の装着時においてカセ
ット筺体2の上面板2Cが下面板2d側に反っている場
合には、この上面板2Cの内面に頂部63cが係合して
上面板2Cの内側への反りを矯正し得るように、前記モ
ーター軸63bの頂部63cの高さ位置は所定位置に定
められている。
一方、ヨーク70の凹部68内には円周方向にほぼ等間
隔となるように4対のマグネット84が接着剤等により
接着固定されている。そしてヨーク70の内及び外側の
フランジ70a、70bの上面にはカーボンが混入され
たテフロン製シート等から成る滑性シート85.86が
それぞれ貼付されている。なおこの滑性シート85.8
6の上面(すなわち芯金3の受面)は第17図〜第19
図に示すように互いに同一平面上に配置されると共に前
記マグネット84の上面よりも上方に配され、前記ピッ
650円筒部81がこれらの滑性シート85.86の上
面から上方へ突出した状態になっている。
なお第10図及び第11図において、87はモーターカ
バーであって、このモーターカバー87の上面に設けら
れた開口87a内にはヨーク70が回転自在の状態で配
置されると共に、ヨーク70に貼付された滑性シート8
5.86がモーターカバー87の上面から上方に突出し
ている。
次に装置本体40のヘッド移動装置に付き説明する。
このヘッド移動装置は、磁気ヘッド88が取付機89を
介して固着されているヘッド支持基体90と、ステップ
モーター91によって軸心を中心として回転駆動される
送りねじ92とをそれぞれ具備している。第10図〜第
12図に示すように、シャーシ41の垂直片部93には
ステップモーター91がねじ止めされ、このステップモ
ーター91のモーター軸91aは送りねじ92に直結さ
れている。そして送りねじ92の他端部はシャーシ41
の切起し片97に回転自在に取付けられ、かつ送りねじ
92はシャーシ41に対して水平に配置されている。
また本実施例においては、前記ヘッド支持基体90が前
記送りねじ92の軸心方向に反って移動され得るように
構成されている。即ち1、シャーシ41には一対のガイ
ド軸取付部94.95が設けられ、これらの取付部94
.95には断面円形のガイド軸96の両端部が固定され
ている。なおこのガイド軸96は前記送りねじ92に平
行に配置されている。そしてガイド軸96は前記ヘッド
支持基体90を貫通した状態で、このヘッド支持基体9
0に取付ぼられたスリーブ98によっ軸受けされている
。従ってヘッド支持基体90はガイド軸96によって案
内されて第10図及び第22図において矢印S及びT方
向に摺動移動するように構成されている。
一方、第10図及び第20図に明示するように、ヘッド
支持基体90には互いに間隔を隔てて対向している一対
の針状部材取付部100が一体成形されている。そして
送りねじ92がヘッド支持基体90の垂直片部93に設
けられた開口101を貫通しており、かつこれら一対の
針状部材取付部100の間に配置されている。一対の取
付部100の上面には、送りねじ92の軸心と直交する
方向に対して送りねじ92のねじ部のピッチ角に相当す
る傾きを有しかつ同一の直線上に沿って延びるV字溝1
02a、102bがそれぞれ設けられている。そしてこ
れらのV字?n 102 a、102b内に両端部が挿
入配置された状態で針状部材104が一対の取付部10
0間に掛は渡されると共に、第22図に示すように送り
ねじ92のねし山とねじ山の間(すなわちねじ谷)にガ
タッキなくこのねじ山に沿って挿入配置されている。な
おこの針状部材104はこれの上部に押え板105を一
対の止ねじ106によって取付部100の上面側に締め
付けることにより、上述の如き配置状態で取付部100
に固着されている。さらに、第23図に示すように、一
方側の取付部100の下面には前記上ねじ106により
板ばね107が共線めされており、この板ばね107の
自由端の弾性復元力によって送りねじ92は針状部材1
04及び押え板105側に常時付勢されている。このた
め、針状部材104と送りねじ92のねじ部との保合が
外れてしまうことがなく、しかも針状部材104が互い
に隣接するねじ山間にガタッキなく常に係合している。
また第10図及び第22図に示すようにヘッド支持基体
90には、フェルト等から成るパッド108が設けられ
たパッド支持部材109が回動可能に取付けられている
。即ち、このヘッド支持基体90には、シャーシ41に
対して垂直方向に延びかつ互いに対向する一対の垂直片
110が設けられ、これらの垂直片110に軸受111
がそれぞれ設けられている(第10図及び第11図参照
)。そしてバンド支持部材109に固着された軸112
が上述の軸受111によって軸受されると共に、一方側
の垂直片110とヘッド支持基体90との間に架設され
た圧縮コイルばね113によってヘッド支持基体90は
軸112を中心とじて第10図及び第22図において矢
印H方向すなわちパッド108が磁気ヘッド88に圧着
する方向に常時付勢されている。なおディスクカセット
6が装置本体40に装着されていない場合には、所定の
付勢機構(図示せず)によりヘッド支持基体90は前記
圧縮コイルばね113の付勢力に抗して第10図におい
て矢印1方向に付勢されるため、バンド108は磁気ヘ
ッド88から離されている。
従って第10図はディスクカセット6の非装着時におけ
る装置本体40の状態を示すものである。
そしてディスクカセット6を装着した場合にはヘッド支
持基体90は圧縮コイルばね113の付勢力によって矢
印H方向に回動され、この結果、第22図に示すように
カセット筐体2の長孔16.17に露呈されている磁気
ディスク1がパッド108と磁気ヘッド88とにより挾
持されるように構成されている。
また第21図に示すように、ステップモーター91のモ
ーター軸91aの他端には例えば合成樹脂製の円板11
5が同軸状に固着され、この円板115の外周面の一部
に反射体116が取付けられている。一方、発光素子及
び受光素子から成る検出手段117が前記円板115の
外周面に対応するように配置されている。そしてこの検
出手段と前記反射体116とによって、ステップモータ
ー91のモーター軸91aの回転位置が検出されるよう
になっている。また図示省略したが、既述の送りねじ9
2に対するヘッド支持基体90の移動位置を検出するた
めの検出機構が送りねじ92の両端付近に設けられてい
る。そしてこの検出機構と前記検出手段117とからの
検出信号に基いて後述の如くモーター軸91aの回転開
始及び回転停止位置が定められ、換言すれば磁気ヘンド
88による磁気ディスク1の記録再生に必要な移動量(
即ち所定範囲内)だけこの磁気ヘッド88が移動され得
るようになっている。なお第10図において118は偏
平型ブラシレスモーター63の回転位相を検出するため
の光学式パルス発生器である。
またカセツト受は用ピン45には、第10図及び第24
図に示すように、上方に突出している検出部123を一
端部に有する誤消去防止爪検出部材120がこのピン4
5の軸心−に沿って移動可能に取付けられ、圧縮コイル
ばね121によって上方へ常時付勢されている。なおこ
の検出部材120はピン45の上端部に装着されたスト
ッパ122によって係止されている。一方、シャーシ4
1には、発光素子と受光素子(何れも図示せず)とが互
いに対向するように組込まれた検出手段124が取付け
られ、上述の検出部材120の他端部がこの検出部材1
20の下方への移動に伴なって前記発光及び受光素子の
間に入り込み得るように構成されている。即ち、検出部
材120が圧縮コイルばね121によってストッパ12
2により係止されている場合には発光及び受光素子の間
から上方側に外れており、検出部材120の検出部12
3がカセット筐体2の誤消去防止爪27によって下方へ
押圧された場合には、検出部材120の他端部が圧縮コ
イルばね121の付勢力に抗して発光及び受光素子の間
に入り込むことになる。これによって前述の場合には記
録動作が行なわれないようになっている。
なお本実施例においては、装置本体40へのディスクカ
セット6の誤装着を防止するために、ディスクカセット
6のコ字状切欠き33及び三角状切欠き32に対応する
誤装着防止用突起126.127がシャーシ41に設け
られている。
次に以上の如く構成したディスクレコーダの動作を説明
する。
先ず装置本体40に装着すべきディスクカセット6のシ
ャッター21を第4図において矢印入方向へ摺動移動さ
、せて、ディスクカセット6の長孔16.17とシャッ
ター21の開口25とを互いに重ね合わせ、これによっ
て前記長孔16、I7をそれぞれ開放状態にする。なお
これに伴ないディスクカセット6のコ字状切欠き33が
開放されることになる。しかる後、図外のカセット装着
放構によってディスクカセット6を装置本体40に装着
する。この際、第12図に示すように、シャーシ41の
誤装着防止用突起126.127がディスクカセソト6
のコ字状切欠き33及び三角形状切欠き32に入り込み
得るので、このカセット筺体2は正規の装着位置に配置
される。これによ−′イスフカセット6は前記カセント
装着機構により       ピン43.44.45.
46上に載置されることになる   二の際カセット筐
体2の位置決め用孔31内にカセット受は用ピン43.
44の突起47.48がそれぞれ嵌合し、ディスクカセ
ット6の面方向すなわち縦方向及び横方向の位置規制が
成される。これと同時に、カセット押え部材52が前記
カセント装着機構に連動して支軸53.54を中心に回
動し、これによってカセット押え部材52のピン55.
56.57.58が圧縮コイルばね61の付勢力により
ディスクカセット6を弾性的に下方へ押圧するため、こ
のディスクカセット6がピン43.44.45.46と
押え部材52のピン55.56.57.58とによって
これらの間に弾性的に挾持されて高さ方向の位置規制が
成される。
なおディスクカセット6を装着する際に、前記コ字状切
欠き33がシャッター21により覆われている場合、或
いは前記三角形状切欠き32が正規の位置に配置されて
いない場合、すなわちディスクカセット6の装着方向が
正しくない場合には、前記突起126.127にシャッ
ター21及びディスフカセント60角部が当たるためデ
ィスクカセット6は上述の如き正規の装着位置に配置さ
れない。このために上述の如き装着動作が行われずひい
ては記録再生が行われない。従ってディスクカセット6
の長孔17を覆っているシャッター21に磁気ヘッド8
8が当接して、この磁気ヘッド88が破損してしまうお
それは全くない。
一方、長孔16.17が設けられた側のディスクカセッ
ト60部分は磁気ヘッド88とバッド108との間に挿
入配置される。そして図外の装着機構によりディスクカ
セット6の装着動作に連動して、パッド支持部材109
が圧縮コイルばね113の付勢力によって第10図及び
第22図において矢印H方向に回動され、この結果、シ
ャッター21の開口25、カセット筺体2の長孔16.
17及び滑性シート85.86の長孔18.19をそれ
ぞれ介して露呈されている磁気ディスク1の一部が磁気
ヘッド88とパッド108とによりこれらの間に挾持さ
れる。
またこの際、ディスクカセット6の誤消去防止爪27が
折取られていない場合には、検出部材、120の検出部
123が、第24図において仮想線で示すように、この
爪27によって圧縮コイルばね121の付勢力に抗して
下方へ押圧移動されるため、検出手段124の発光素子
と受光素子との間隙が遮られる。その結果、装置本体4
0はこの検出手段124からの所定の信号に基いて記録
再生を行ない得る状態に置かれる。一方、前記爪27が
予め折取られている場合には、検出部材120の検出部
123の先端部はカセット筐体2の切欠き26内に入り
込み得るので、この検出部材120は圧縮コイルばね1
21によって上方位置に配置されたままである。従って
、検出手段124の発光素子と受光素子との間隙は遮ら
れないため、この検出手段124からの所定の信号に基
いて装置本体40は再生動作が行われない状態が継続さ
れることになる。
このようにしてディスクカセット6が装着されるのに伴
なって、ディスクカセット6の下ハーフ2bの中央開口
8内に嵌合された芯金3のモーター軸挿入孔5内にはモ
ーター軸63bが挿入される。この際、装着されたディ
スクカセット6の上面板2Cが第25図において仮想線
で示すように下面板2d側に反って(撓んで)いる場合
には、このモーター軸の半球状頂部63cが前記下面板
2cの内面のほぼ中央部に当接することになる。
このために上面板2Cはピン55.56.57.58と
モーター軸63bとにより第25図において矢印J及び
に方向への回動力を受けることになる。従ってディスク
カセット6の装着完了時には前記上面板2aの変形(内
側への反り)が矯正されて、第25図において実線で示
すように平坦となる。
一方、ディスクカセット6が装着された場合には、押え
部材52のピン55.56.57.58の押圧位置は既
述の如くピン43.44.45.46の対角線上であっ
てかつディスクカセット6のリブ13.14に対応する
位置である。このため、装着されるべきディスクカセッ
ト6の下面板2dが第25図において仮想線で示すよう
に内側すなわち上面板2c側へ向かって変形している場
合、この下面板2dは上ハーフ2aのリブI3及び下ハ
ーフ2bのリブ14を介して矢印り及びMで示す方向へ
の回動力を受けることになる。従ってこの場合、下面板
2dの変形が矯正されて、第25図において実線で示す
ように平坦となる。
このように、本実施例では上及び下面板2c、2dが共
に内側に反って(変形して)いても、この反り(変形)
を充分に矯正することができる。
この結果、カセット筐体2内の空隙を装着時においては
常に一定に保つことができ、このため磁気ディスク1の
回転に支障を来すおそれが全くなく、比較的小さい駆動
トルクで磁気ディスクlを回転駆動することができるこ
とになる。
上述の如きディスクカセット6の装着に伴ない、芯金3
はヨーク70のマグネット84により吸引されて、ヨー
ク70のフランジ70a、70bの上面に貼付された滑
性シート85.86上に吸着される。このため、芯金3
のピン挿入孔5と位置規制ピン65との位置が互いにず
れている場合には、このピン65は芯金3とマグネット
84との間に作用する吸引力によりこの芯金3にて下方
へ押圧される。この結果、第18図において実線で示す
ように前記ピン65は仮ばね66、特にアーム部75の
弾性復元力に抗して下方へ押圧移動されることになる。
このような状態の下で装置本体40が記録又は再生モー
ドに切換えられてモーター63のモーター軸63bが回
転駆動されると、芯金3に対して板ばね66及びヨーク
7oと一諸にピン65が回動する。即ち、磁気ディスク
1は既述の如く磁気ヘッド88とパッド108とによっ
て挾持されて、これによりこの磁気ディスク1には負荷
トルクが作用しているので、ヨーク70に貼付された滑
性シート85.86と芯金3、及び芯金3とピン65と
の間に摩擦力が作用してもこの芯金3は回転駆動されず
、このピン65は静止状態にある芯金3に対して相対的
に回動する。
しかる後、芯金3が回動して第26図において仮想線で
示すよう芯金3の位置規制ピン挿入孔5に達すると、ピ
ン65の円筒部81が板ばね66の弾性復元力によって
前記挿入孔5内に入り込むことになる。そしてモーター
軸63bの矢印N方向への回転に伴なってピン65がさ
らに回動し、ピン65の円筒部81が前記挿入孔5の一
対の長辺のうちモーター軸63bから遠い方の長辺、す
なわち位置規制ピン挿入孔5の位置決め面5aに先ず係
合する。次いでピン65はさらに回動されるが、この際
磁気ディスク1には磁気ヘッド88とパッド108とに
よる挾持力及びヨーク70と芯金3との回転数による慣
性力が磁気ディスク1及び芯金3に負荷トルクとして働
いているため、ピン65の円筒部81がボールベアリン
グ80によって回転されつつ挿通孔5の短辺、すなわち
位置規制ピン挿入孔5の駆動面5bに係合することにな
る。この際、既述の如く第17図に示す距m s +が
第26図に示す距’4szより僅かに長く構成されてい
るので、第19図に示すように、ピン65は板ばね66
のアーム部75の捩れ変形によって傾斜された状態に置
かれる。即ち、ピン65の軸心は第19図において垂直
方向に対し僅かな傾きを存することになり、このため芯
金3には板ばね66のアーム部の弾性復元力によりピン
65の円筒部8工を介して第19図及び第26図におい
て矢印P方向、すなわち磁気ディスク1の外周方向に向
う付勢力が常時作用することなる。
なおこの際、磁気ヘッド88とパッド108とによって
磁気ディスク1に与えられる負荷トルクは小さいもので
あるが、本実施例においては軸部78と円筒部81との
間にボールベアリング80を設けたので芯金3の挿通孔
4及び5の成形精度があまり良くなくてもピン65は第
26図において実線で示す所定位置まで確実に移動する
ことになる。
このように芯金3は矢印P方向に移動されるため、モー
ター軸挿入孔4の4辺のうち位置規制ピン挿入孔5から
遠い方の2辺、すなわちモーター軸挿入孔4の位置決め
面4a、4bがモーター軸63bに圧着係合し、芯金3
が位置決めされる。
これによって、芯金3に貼付されている磁気ディスク1
の中心がモーター軸63bのほぼ軸心上に配置されるこ
とになる。そしてこの状態で、モーター軸63bが回動
してピン65が第26図において矢印N方向に回動する
のに伴ない、ピン65の円筒部81が前記挿入孔5の駆
動面5bを押圧するため、芯金3ひいては磁気ディスク
1が矢印N方向に回転する。この際、上述の如く磁気デ
ィスク1はモーター軸63bに同心状に配置されている
ので、磁気ディスク1はほぼセンター出しが成された状
態で回転駆動されることになる。
次にヘッド移動装置の動作に付き述べる。先ず、上述の
如くディスクカセット6を装着した状態の下で、装着本
体40が例えば再生モードに切換えられると、磁気ディ
スク1が既述の如く回転する。
これに伴ない、磁気ディスク1の記録面に摺接している
磁気ヘッド88により記録情報が読み出され、この読み
出された情報に含まれる垂直同期信号がステップモータ
ー駆動回路(図示せず)に供給される。そしてこの垂直
同期信号が供給される毎に前記駆動回路からステップモ
ーター91に所定の駆動電流が供給され、モーター軸9
1aが所定の回転角度(例えば15°)ずつ第1O図及
び第22図において矢印Q方向へ回転駆動される。
このモーター軸91aの回転に伴なって、送りねじ92
のねし山間にガタッキなく挿入配置された針状部材10
4がこの送りねじ92により矢印S方向に送られる。こ
れによって、針状部材104と共にヘッド支持基体90
がガイド軸96によって案内されて矢印S方向に間欠的
にすなわち磁気ディスクlの1回転毎に次の円環状記録
トラックへ移動(ステップ移動)する。従って、ヘッド
支持基体90に取付けられた磁気ヘッド88とパッド支
持部材109が一体になってかつ磁気ディスク1を挾持
した状態で摺動し、ディスクカセット6のヘッド及びパ
ッド挿入用長孔16.17内をその長手方向すなわち磁
気ディスク1の生≦8方向に沿って間欠的に移動するこ
とになる。
この場合、既述の如く送りねじ92のピンチを比較的小
さくすると共に、1ステツプの回転角度が比較的大きい
(例えば15°程度)ステップモーター91を用いてい
るので、磁気ディスク1上の記録トラックのピンチが小
さくでも、再生すべき記録トラックに対する磁気ヘッド
88の位置決めを高精度で行なうことができる。即ち、
ステップモーターの1ステツプ回転における機械的精度
が同じであっても、この機械的精度と1ステツプの回転
角度との比はいわゆる広回転角度のステップモーターの
方が小さいため、磁気ヘッド88を精度良く移動させる
ことができるからである。
なおこの際、送りねじ92は針状部材104を介して第
22図及び第23図において下方へ向かう力を受けるが
、この送りねじ92は板ばね107によって針状部材1
04側へ向かう方向の付勢力を常時受けているため、送
りねじ92のねし山と針状部材104との係合が外れて
しまうことはない。
このようにして、磁気ヘッド88が磁気ディスク1に摺
接しつつ、モーター軸63bの一回転毎すなわち各円環
状記録トラックに記録されている垂直同期信号毎に磁気
ディスク1の外周側から中心側に向かってその半径方向
にステップ移動する。
そしてヘッド支持基体90が所定位置まで移動されて、
磁気ディスク1の磁性面の内側路縁部付近に磁気ヘッド
88が達すると、図外の検出機構によりヘッド支持基体
90の位置が検出される。次いで、ステップモーター9
1のモーター軸9iaの回転に伴ない検出手段117と
反射体116とが互いに対向したときに、前記検出機構
及び検出手段117からの検出信号に基いてモーター軸
91aの矢印N方向への回転が停止されるようになって
いる。またこれとは逆に、送りねじ92がステップモー
ター91により第10図及び第22図において矢印R方
向に回転駆動された場合には磁気ヘッド88が磁気ディ
スク1の半径方向の中心側から外周面(第10図及び第
22図において矢印T方向)へ移動されて磁性面の外側
終縁部に達した時点で、モーター軸9’l aの前記矢
印N方向とは反対方向の回転が停止されるようになって
いる。
以上の如き動作に伴なって、磁気ディスク1の記録面に
記録されている情報が再生されることになる。なお記録
時においても既述の場合と同様の動作が行われる。
以上のように構成した回転駆動機構62とディスクカセ
ット6とから成る回転駆動装置によれば、位置規制ピン
65を芯金3の挿入孔5の位置決め面5aに押し当てて
この芯金3を半径方向の外方(第26図において矢印P
方向)に付勢して偏倚させ、これによって芯金3の挿入
孔4の位置決め面4a、4bにモーター軸63bを圧着
係合させて芯金3ひいては磁気ディスク1の位置決め(
すなわちセンター出し)を行うようにしたので、磁気デ
ィスク1の装着時にはモーター軸63bと芯金3との位
置関係は常に一定の状態に置かれることになる。従って
、挿通孔4の位置精度が悪くても各々の芯金3がそれぞ
れ固有の偏心量をもっことになり、モーター軸63bの
直径さえ精度良く仕上げておけば、成る一つの芯金3で
はディスクカセットを装着し直しても常に同じ偏心量で
位置決めすることができる。この結果、磁気ディスク1
を記録時及び再生時に全く同じ位置にセンター出しする
ことができるので、トラッキングエラーを大巾に抑える
ことができる。例えばモーター軸63bの直径の精度を
±0.002mmで加工すれば、トラッキングエラーも
±0.002mmで抑えられることになる。従ってこの
ような回転駆動装置をディスクレコーダに適用すれば、
高精度の記録再生を行なうことが可能になる。
また従来のディスクカセットでは、カセット筐体の上面
板にインデックスホールを設けると共にこのインデック
スホールに対応させて検出器を配直し、この検出器によ
って磁気ディスクlの回転位置を検出するようにしてい
たが、本実施例ではモーター軸63bと磁気ディスク1
の位置関係(回転位相)は磁気ディスクを装着し直して
も常に一対一の関係にあるため、モーター軸63bの回
転位置を検出するパルス発生器等を設ければ゛上述の如
きインデックスホールを設ける必要がなくなる。従って
、上述の如き検出器も不用になる。これに加えて、本実
施例の場合には磁気ディスク1の装着は、従来のように
カセット筐体の上下方向から41を気ディスクをチャッ
キングするのではなくカセット筺体2の下ハーフ2b側
において芯金3をヨーク70上に吸着固定しているため
、装置本体40を薄型に構成することが可能となる。ま
た比較的小型のカセット筐体であっても、この表面に比
較的大きなラベルを貼付することも可能になる。
また磁気ディスク1及び芯金3はピン65の回動力によ
り回転駆動されるので、吸引用のマグネット84の磁力
は比較的弱くてよく、このため7この磁力によって磁気
ディスク1上の記録信号が消磁されてしまうおそれがな
い。
以上本発明を一実施例に付き説明したが、本発明はこの
実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想
に基づいて各種の変更が可能である。
例えば、芯金3の挿入孔4.5の形状及び位置は各種に
変更可能であって、モーター軸63bとピン65とによ
る芯金3の回転トルクを有効に伝達させるために、芯金
3のモーター軸挿入孔4を第26図に示す位置からモー
ター軸63bの回転方向(矢印N方向)に多少回転させ
た位置(第27図参照)に形成するようにしてもよい。
また第28図に示すように、位置規制ピン挿入孔5の位
置決め面5aを傾斜辺に構成し、位置規制ピン65の回
動に伴なってこのピン65を傾斜状位置決め面5aに当
接させつつ図示の位置に配置させるようにしてもよい。
この場合には、前記ピン65は仮ばね部材66のアーム
部75の弾性により第19図に示すよりも更に大きく傾
斜されるため、芯金3はより強い付勢力で矢印P方向に
偏倚されることになる。
また本実施例ではピン65によって芯金3を半径方向の
外側(矢印P方向)へ向かって付勢するように構成した
が、これとは逆に第29図に示すようにピン65によっ
て芯金3を半径方向の内側へ向かつて付勢するようにし
てもよい。更に前記挿入孔4.5の形状は四角形に限ら
ず五角形、六角形等の多角形であってもよく、また円形
であってもよい。
また本実施例ではピン65が挿入孔5内に入り込み得る
位置まで回動させるために、磁気ヘッド88とパッド1
08とによる挟持力によって必要な負荷トルクを得るよ
うにしているが、磁気ディスク1のセンタリング時だけ
モーター軸63の回転数を上昇させ、その際の慣性力を
積極的に利用するようにしてもよい。またこのような負
荷トルクを利用しないで芯金3を偏倚させることも可能
である。例えば、第30図に示すように、先端部に錘2
21が固着されかつ中間部に位置規制ピン65が固着さ
れた板ばね222を、ヨーク70の裏面であってかつそ
の軸心から偏倚した位置に植設された支軸223に回動
自在に取付けて、モーター軸63bの回転に伴なって生
ずる錘221及び板ばね222の遠心力によって前記ピ
ン65を芯金3の半径方向の外方(矢印P方向)へ向け
て付勢し、これによって芯金3を偏倚させるようにして
もよい。更に、第31図に示すように、モーター軸63
の回転子63aにスプリング224を介して取付けられ
かつ先端側にテーパ一部225aを有する位置規制ピン
225を設けると共に、このテーパ一部225aが芯金
3の挿入孔5内に入り込み得るように構成し、前記テー
パ一部225aを介して前記挿入孔5の位置決め面5a
に伝達されるスプリング224のばね力によって芯金3
を矢印P方向に付勢するようにしてもよい。
また本実施例では芯金3をヨーク70上に装着するため
にマグネット84を用いたが、別の機械的装着機構を設
けてもよく、この場合には芯金3として磁性体を使用す
る必要はない。
〔発明の効果〕
本発明は上述のような構成であるから、本発明の回転駆
動装置によれば、ディスク状回転体の中心を回転軸の軸
心と一致させて位置決め(センター出し)するのではな
く、この回転体をその半径方向の一方向へ積極的に偏倚
させて位置決めを行ない、その結果回転体を回転軸に対
して常に固有の装着状態で位置決め(センタリング)す
ることが可能になる。即ち、回転体の回転挿入孔及び位
置規制ピン挿入孔の成形精度が多少悪くても、各々の回
転体は固有の偏心量を有しているため、同一の回転体で
は常に同じ偏倚量で位置決めされることになるからであ
る。
従って本発明をディスクレコーダ等の如き記録再生装置
に用いれば、ディスク状記録媒体の回転軸に対する装着
位置の変動に基づくトラッキングエラーを大巾に抑える
ことができ、高密度の記録再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第29図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図はディスクカセットの分解斜視図、第2図は
カセット筐体の上ハーフを下方側から見た斜視図、第3
図は芯金をその凹部側から見た平面図、第4図はディス
クカセットを下方側から見た斜視図、第5図はディスク
カセットの中央部分を一部省略して示すディスクカセッ
トの要部の縦断面図、第6図はカセット筐体のガイド溝
とシャッターの突起とから成るガイド手段を示すディス
クカセットの要部の縦断面図、第7図及び第8図は上述
のガイド手段の変形例をそれぞれ示すディスクカセット
の要部の縦断面図、第9図は、カセット筐体に設けられ
た誤消去防止爪を示すディスクカセットの要部の縦断面
図、第10図は上述のディスクカセット及びこのディス
クカセットが装着されるディスクレコーダ本体の要部の
分解斜視図、第11図はカセット押え部材を取除いた状
態でのディスクレコーダ本体の平面図、第12図はカセ
ット押え部材が取付けられた状態でのディスクレコーダ
の平面図、第13図は第12図における■−■線断面図
、第14図は第12図におけるXIV−XIV線断面図
、第15図は第12図におけるxv−xv線断面図、第
16図はモーターの回転子、スペーサ、位置規制ピンが
取付けられている仮ばね部材、ヨーク及びモーターカバ
ーの取付は状態を示す分解斜視図、第17図は第11図
におけるX■−X′lIH線断面図、第18図及び第1
9図は上述の位置規制ピンの動作を説明するためのもの
であって、第17図と同様の断面図、第20図はヘッド
移動装置の要部の分解斜視図、第21図はステップモー
ターのモーター軸の回転位置検出機構を示す斜視図、第
22図は第20図におけるxxn−xxn線断面図、第
23図は第22図におけるX X m  X X m 
′gA断面図、第24図はディスクカセットの誤消去防
止爪と誤消去防止爪検出部材との関連動作を説明するた
めの要部の縦断面図、第25図はカセット筐体の上面板
及び下面板の内側への反りに対する矯正動作の原理を説
明するための概略側面図、第26図は芯金のモーター軸
挿入孔及び位置規制ピン挿入孔内にモーター軸及び位置
規制ピンが挿入されてこの芯金が位置規制された状態を
示す平面図、第27図及び第28図は芯金の変形例をそ
れぞれ示す第26図と同様の平面図、第29図は芯金の
位置規制手段の変形例を説明するための第26図と同様
の平面図、第30図は芯金の位置規制手段の別の変形例
を説明するためのヨークの平面図、第31図は芯金の位
置規制手段の更に別の変形例を説明するための回転駆動
機構の一部の縦断面図である。 また第32図及び第33図は磁気記録再生装置における
従来の回転駆動装置を示すものであって、第32図はデ
ィスクカセットが磁気記録再生装置に装着された状態を
概略的に示す縦断面図、第33図は磁気ディスク、回転
駆動軸及び押え部材との関係を示す要部拡大縦断面図で
ある。 なお図面に用いた符号において、 1・−・−・−・−・−磁気ディスク (回転体)4・
−・・・−・・−・−モーター軸挿入孔(回転軸挿入孔
)4a、 4b、 5a−位置決め面 5〜−−−−−−−−−−−・−・位置規制ピン挿入孔
5b−・−・−・−・・・・−駆動面 62−・・−−一−−−−−・回転駆動機構63b−・
−・・−・・−モーター軸(回転軸)65・−・・・−
・・・・−位置規制ピン79−・−・−・−・−・・軸
受部(ベアリング)80−・・−−−一−−−・−・ボ
ールベアリング(ベアリング)8工・・・・−・−・−
・−円筒部(ベアリング)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ほぼ中心部に回転軸の挿入孔を有し、この回転軸挿入孔
    から偏倚させた位置に位置規制ピンの挿入孔を有するデ
    ィスク状回転体と、 前記回転軸および偏倚可能な状態でこの回転軸から離れ
    た位置に配された前記位置規制ピンを有する回転駆動機
    構とから成り、 位置決め面と駆動面とを備える前記位置規制ピン挿入孔
    に挿入された前記位置規制ピンは前記位置決め面を前記
    回転体の外周方向に付勢すると共に前記駆動面に前記回
    転駆動機構の回転駆動力を伝達し、 位置決め面を備える前記回転軸挿入孔に挿入された前記
    回転軸は位置規制ピンの前記付勢力によって前記位置決
    め面を押圧し、 これによって前記回転体の位置決めを前記回転軸に対し
    て行なわせるようにした回転駆動装置において、 前記位置規制ピンが位置規制ピン挿入孔の前記位置決め
    面と当接する部分にベアリングを配し、前記位置規制ピ
    ンの位置決めを前記回転体に対して確実に行なわせるよ
    うにした回転駆動装置。
JP62202956A 1987-08-14 1987-08-14 回転駆動装置 Granted JPS63160053A (ja)

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JP62202956A JPS63160053A (ja) 1987-08-14 1987-08-14 回転駆動装置

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JP11196980A Division JPS5736473A (en) 1980-08-14 1980-08-14 Rotating driving device

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JPH0248988B2 JPH0248988B2 (ja) 1990-10-26

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