JPS63159011A - 繊維セメント板の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｃ技術分野） 繊維成分とセメント成分を主成分とする繊維セメント板
の製造法に係るものである。

（背景技術］ 従来よシ、繊維セメント板の製造は、石綿、シリカ粉、
少量の濾過助剤（パ〃プ）、少量の補強繊維（ガラス繊
維、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維等）、セメント
と水よシスレリーを形成し、このスラリーを抄造して切
断、乾燥、加工し繊維セメント板を製造していた。

しかしながら、石綿を減少（５％以下）成はゼロにする
場合、強度低下が大きいものであり、繊維セメント板と
して実用に耐えないものであった。

このために、バμプや有ｍ繊維、ガラス繊維等を石綿の
代替に使用することが検討されているが、石綿に比較し
て他の繊維は保水能力が小さくセメントを保持能力も小
さい為、多層化してシート状にし九場合、単層マット間
の接着力が不足し、居間剥離が生じ、強度、耐凍害性に
問題があった。

（発明の目的〕 本発明は石綿を少量（５％以以下酸は全く用いなくても
強度低下が少く、単層マット間の接着性を充分なものと
して実用に耐える繊維セメント板を製造することを目的
としたものである。

（発明の開示］ 本発明は、単層マット間の接着性を向上させるために、
単層マット上に複鎖構造型の粘土鉱物粉を含むセメント
スラリーを単層マット上に散布してセメントスラリー層
を形成し、しかる後、メーキングロー〃にて巻き取り多
層化してｙ　−）と−該シートを切断し、乾燥して繊維
セメント板とするものである。

本発明において、複鎖構造型の粘土鉱物とはアタパルジ
ヤイト、七ビオライト、パリゴμスカイト等であシ、こ
れらの複鎖構造型の粘土鉱物粉は１〜５％（重量％）セ
メントスラリーに含まれているのが望ましく、又、七メ
ントスラリ−の濃度はり〜４０％（重量９６）が望まし
い。

以下、本発明を図面と共に説明する。

第１図は本発明の繊維質セメント板の製造法の工程を示
す概略図である。第１図にかいて、ｌは抄造液、２は抄
造りリンダ−１３は移送フェμト、４は単層マット、５
は散布用ブラシ、６はセメントスラリー層、７はセメン
トスラリー、８はメーキングロー〃である。抄造液１よ
〕抄造シリンダー２により単層マット４を抄造しフェμ
ト３に転写し、フェμト３の移動によって動いている単
層マット４上にセメントスラリー７を回転するブラシ５
で散布する。散布されたセメントスラリー７は単層マッ
ト４上にセメントスラリー層６を形成する。単層マット
４上に七メントスラリ一層６を形成した状頓でメーキン
グロー／Ｉ／８に巻き取り多層化してシートｌを形成す
る。第２図はシートｌを示すもので、シートＬは単層マ
ット４とセメントスラリー層６が交互に形成され複層化
されている。このシート！は厚さが厚いものであっても
、単層マット４間にセメントスラリー層６が介在して、
いるために単層マット４間の層間剥離が生じ難く強度が
保持できるものである。

次に実施例、比較例を示す。

上記の実施例、比較例でわかるように、単層マ、ト上に
セメントスラリー層を形成し、これを多層化してシート
を形成する場合、セメントスラリー層として複鎖型粘土
鉱物粉を加えることによ多層間剥離が生じ矯〈強度低下
が少いものである。

（発明の効果］ 本発明の繊維セメント板の製造法は湿式抄造法により抄
造される湿潤状態の繊維セメント単層マット上に複鎖構
造型の粘土鉱物粉を含むセメントスラリー層を形成した
後、メーキングロールにて巻き取り多層化してシートを
形成し、しかる後、切断、乾燥することを特徴とするた
めに層間の剥離が生じ難く、厚さが厚い繊維セメント板
で強度を保持したものが製造できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の製造工程を示す概略図、第２図はシー
トの断面図である。 １・・・抄造液、２・・・抄造シリンダー、３・・・フ
ェμト、４・・・単層マット、５・・・回転ブラシ、６
・・・セメントスラリー層、７・・・セメントスラリー
、８・・・メ−キングローμ、ユ・・・シート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）湿式抄造法により抄造される湿潤状態の繊維セメン
   ト単層マット上に複鎖構造型の粘土鉱物粉を含むセメン
   トスラリー層を形成した後、メーキングロールにて巻き
   取り多層化してシートを形成し、しかる後、切断、乾燥
   することを特徴とする繊維セメント板の製造法。