JPS63157577A - 光電撮像装置の焦点調節方法 - Google Patents
光電撮像装置の焦点調節方法Info
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- JPS63157577A JPS63157577A JP61305631A JP30563186A JPS63157577A JP S63157577 A JPS63157577 A JP S63157577A JP 61305631 A JP61305631 A JP 61305631A JP 30563186 A JP30563186 A JP 30563186A JP S63157577 A JPS63157577 A JP S63157577A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
- H04N23/67—Focus control based on electronic image sensor signals
- H04N23/673—Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、光電撮像装置の焦点位置をアクチュエータ
により対物レンズと撮像部との相対位置を変化させるこ
とによって自動的に調節させる方法に関し、とくに撮像
環境からの光量が少ない場合でも、また、被写体自体の
輝度や明暗差が小さい場合でも、確実に、かつその場合
の最適な焦点調節がおこなわれるものである。
により対物レンズと撮像部との相対位置を変化させるこ
とによって自動的に調節させる方法に関し、とくに撮像
環境からの光量が少ない場合でも、また、被写体自体の
輝度や明暗差が小さい場合でも、確実に、かつその場合
の最適な焦点調節がおこなわれるものである。
従来、光電撮像装置、例えばTVカメラからの映像信号
を処理してコントラスト信号を得、これに基づいて焦点
調節をおこなってきた。また、既に、低周波成分だけを
微分処理して得られた低コントラスト信号と、高周波成
分だけを微分処理して得られた高コントラスト信号とを
求める;まず低コントラスト信号が選択されて、この信
号が増大する方向に焦点調節用アクチュエータを駆動さ
せ、ついで高コントラスト信号が選択されて、この信号
が極大値をとるように前記の方向にアクチュエータを駆
動させる;その結果、焦点ずれの大きい状態からでも確
実に焦点調節動作が始動され、素早い調節ができる□と
いう方法が提案されている。
を処理してコントラスト信号を得、これに基づいて焦点
調節をおこなってきた。また、既に、低周波成分だけを
微分処理して得られた低コントラスト信号と、高周波成
分だけを微分処理して得られた高コントラスト信号とを
求める;まず低コントラスト信号が選択されて、この信
号が増大する方向に焦点調節用アクチュエータを駆動さ
せ、ついで高コントラスト信号が選択されて、この信号
が極大値をとるように前記の方向にアクチュエータを駆
動させる;その結果、焦点ずれの大きい状態からでも確
実に焦点調節動作が始動され、素早い調節ができる□と
いう方法が提案されている。
以上説明したような従来の技術や提案では、撮像環境の
光量が少ない場合や、被写体自体の輝度や明暗差が小さ
い場合に次のような問題点がある。 すなわち、焦点位置全域でのコントラスト信号の変化量
が比較的小さいため、低周波成分だけを微分処理して得
られた低コントラスト信号と、高周波成分だけを微分処
理して得られた高コントラスト信号とを入力させても、
これらの低・高コントラスト信号では明確な極大値を求
めることができず、焦点調節が非常に困難になる。 この発明の目的は、従来の技術や提案がもつ以上の問題
点を解消し、撮像環境からの光量が少ない場合でも、ま
た、被写体自体の輝度や明暗差が小さい場合でも、確実
に、かつその場合の最適な焦点調節がおこなわれうる自
動焦点調節方法を提供することにある。
光量が少ない場合や、被写体自体の輝度や明暗差が小さ
い場合に次のような問題点がある。 すなわち、焦点位置全域でのコントラスト信号の変化量
が比較的小さいため、低周波成分だけを微分処理して得
られた低コントラスト信号と、高周波成分だけを微分処
理して得られた高コントラスト信号とを入力させても、
これらの低・高コントラスト信号では明確な極大値を求
めることができず、焦点調節が非常に困難になる。 この発明の目的は、従来の技術や提案がもつ以上の問題
点を解消し、撮像環境からの光量が少ない場合でも、ま
た、被写体自体の輝度や明暗差が小さい場合でも、確実
に、かつその場合の最適な焦点調節がおこなわれうる自
動焦点調節方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために、この発明は次の構成をと
る。すなわち、 (1)被写体を光電的に撮像する装置をアクチュエータ
により対物レンズと撮像部との相対位置を変えることに
よって焦点調節させる方法において、(2)前記光電撮
像装置からの映像信号の低周波成分、この低周波成分だ
けを微分処理して得られる低コントラスト信号、および
前記映像信号の高周波成分だけを微分処理して得られる
高コントラスト信号をそれぞれ求め、 (3)前記映像信号の低周波成分だけの信号の一垂直走
査についての積分値がこれに対応する所定値を超えると
きには、まず、前記低コントラスト信号が選択され、こ
の信号が増大する方向に前記アクチュエータを駆動させ
、 (4)ついで、前記高コントラスト信号が選択され、こ
の信号が極大値をとるように前記の方向に前記アクチュ
エータを駆動させるとともに、この極大値で前記被写体
に少なくとも所定の輝度と明暗差とがあれば、前記極大
値に基づいて焦点位置を決め、 (5)前記積分値がこれに対応する前記所定値以下のと
き、または前記極大値では前記被写体に所定の輝度と明
暗差とが不足するときには、前記低コントラスト信号ま
たは前記高コントラスト信号が焦点位置全域に関して最
大値をとるように前記アクチュエータを駆動させて焦点
位置を調節する。 なお、高コントラスト信号の極大値に対応する焦点位置
を得るために、順次焦点位置を変化させてこの各々に対
応する高コントラスト信号のそれまでの最大値を逐次求
め、高コントラスト信号がこの最大値より少なくとも所
定値だけ小さい値になってから焦点位置を逆方向に戻し
、高コントラスト信号を前記最大値に等しくさせる□と
いう方法にすることができる。 なおまた、被写体が所定の輝度と明暗差とをもつことを
、高コントラスト信号の極大値がこれに対応する所定値
に等しく、かつ前記高コントラスト信号の前記積分値に
対する比率がこれに対応する所定値に、等しいことによ
って判定させる□という方法にすることができる。 さらにまた、低コントラスト信号または高コントラスト
信号が、可変静電容量を具備する1個の微分処理手段に
よって得られる、という方法にすることができる。 なおまた、低コントラスト信号または高コントラスト信
号として、その一垂直走査におけるピーク値をとるよう
にすることができる。
る。すなわち、 (1)被写体を光電的に撮像する装置をアクチュエータ
により対物レンズと撮像部との相対位置を変えることに
よって焦点調節させる方法において、(2)前記光電撮
像装置からの映像信号の低周波成分、この低周波成分だ
けを微分処理して得られる低コントラスト信号、および
前記映像信号の高周波成分だけを微分処理して得られる
高コントラスト信号をそれぞれ求め、 (3)前記映像信号の低周波成分だけの信号の一垂直走
査についての積分値がこれに対応する所定値を超えると
きには、まず、前記低コントラスト信号が選択され、こ
の信号が増大する方向に前記アクチュエータを駆動させ
、 (4)ついで、前記高コントラスト信号が選択され、こ
の信号が極大値をとるように前記の方向に前記アクチュ
エータを駆動させるとともに、この極大値で前記被写体
に少なくとも所定の輝度と明暗差とがあれば、前記極大
値に基づいて焦点位置を決め、 (5)前記積分値がこれに対応する前記所定値以下のと
き、または前記極大値では前記被写体に所定の輝度と明
暗差とが不足するときには、前記低コントラスト信号ま
たは前記高コントラスト信号が焦点位置全域に関して最
大値をとるように前記アクチュエータを駆動させて焦点
位置を調節する。 なお、高コントラスト信号の極大値に対応する焦点位置
を得るために、順次焦点位置を変化させてこの各々に対
応する高コントラスト信号のそれまでの最大値を逐次求
め、高コントラスト信号がこの最大値より少なくとも所
定値だけ小さい値になってから焦点位置を逆方向に戻し
、高コントラスト信号を前記最大値に等しくさせる□と
いう方法にすることができる。 なおまた、被写体が所定の輝度と明暗差とをもつことを
、高コントラスト信号の極大値がこれに対応する所定値
に等しく、かつ前記高コントラスト信号の前記積分値に
対する比率がこれに対応する所定値に、等しいことによ
って判定させる□という方法にすることができる。 さらにまた、低コントラスト信号または高コントラスト
信号が、可変静電容量を具備する1個の微分処理手段に
よって得られる、という方法にすることができる。 なおまた、低コントラスト信号または高コントラスト信
号として、その一垂直走査におけるピーク値をとるよう
にすることができる。
以上説明したような構成であるから、この発明の作用は
次のようになる。すなわち、 ■被写体からの映像信号の低周波成分の一垂直走査につ
いての積分値がこれに対応する所定値を超えるときには
、光量が一応の水準にあると判断する。 ■また、撮像時の映像信号に応じて、低周波成分だけの
信号、および、高周波成分をそれぞれ微分処理して低コ
ントラスト信号、高コントラスト信号が求められる。 ■そして、焦点調節の初期段階で、焦点ずれが大きいと
きでもよいように、まず、低コントラスト信号が選択さ
れる。 ■そこで、この低コントラスト信号が増大する方向、つ
まり一合焦状態により近づく方向にアクチュエータが駆
動される。 ■ついで、高コントラスト信号が選択される。 0次に今度は、高コントラスト信号が極大値をとるよう
に前記の方向にアクチュエータが駆動されるから、合焦
状態に接近し、ついに極大値になったとき、この極大値
で被写体に所定の輝度と明暗差□この所定の輝度と明暗
差とにあることは、例えば、高コントラスト信号の極大
値がこれに対応する所定値に等しく、かつ前記高コント
ラスト信号の前記積分値に対する比率がこれに対応する
所定値に等しいことによって判定させる□があれば、そ
の極大値に基づいて焦点位置を確定する。 ■また、前0項で、積分値がこれに対応する所定値以下
、つまり撮像環境からの光量が少ないとき、または、前
0項で前記の極大値では被写体に所定の輝度と明暗差が
ないときには、そのままでは明確な焦点調節ができない
。したがって、そのとき入力された低コントラスト信号
または高コントラスト信号が焦点位置全域に関して最大
値をとるようにアクチュエータを駆動させ、その最大値
をとる位置で焦点調節を完了する。 なお、高コントラスト信号の極大値に対応する焦点位置
を得るために、順次焦点位置を変化させてこの各々に対
応する高コントラスト信号のそれまでの最大値を逐次求
め、高コントラスト信号がこの最大値より少なくとも所
定値だけ小さい値になってから焦点位置を逆方向に戻し
、高コントラスト信号を前記最大値に等しくさせる−と
いうような方法がとられると、高コントラスト信号が細
かい凹凸をもつ□実際にはほとんどこのようになる−と
きでも、誤りなく実際上の極大値を得ることができる。 なおまた、低コントラスト信号または高コントラスト信
号が、可変静電容量を具備する1個の微分処理手段によ
って得られる。 なおまた、低コントラスト信号または高コントラスト信
号として、それぞれのピーク値がとられると、制御部に
おける信号処理がさらに容易になる。
次のようになる。すなわち、 ■被写体からの映像信号の低周波成分の一垂直走査につ
いての積分値がこれに対応する所定値を超えるときには
、光量が一応の水準にあると判断する。 ■また、撮像時の映像信号に応じて、低周波成分だけの
信号、および、高周波成分をそれぞれ微分処理して低コ
ントラスト信号、高コントラスト信号が求められる。 ■そして、焦点調節の初期段階で、焦点ずれが大きいと
きでもよいように、まず、低コントラスト信号が選択さ
れる。 ■そこで、この低コントラスト信号が増大する方向、つ
まり一合焦状態により近づく方向にアクチュエータが駆
動される。 ■ついで、高コントラスト信号が選択される。 0次に今度は、高コントラスト信号が極大値をとるよう
に前記の方向にアクチュエータが駆動されるから、合焦
状態に接近し、ついに極大値になったとき、この極大値
で被写体に所定の輝度と明暗差□この所定の輝度と明暗
差とにあることは、例えば、高コントラスト信号の極大
値がこれに対応する所定値に等しく、かつ前記高コント
ラスト信号の前記積分値に対する比率がこれに対応する
所定値に等しいことによって判定させる□があれば、そ
の極大値に基づいて焦点位置を確定する。 ■また、前0項で、積分値がこれに対応する所定値以下
、つまり撮像環境からの光量が少ないとき、または、前
0項で前記の極大値では被写体に所定の輝度と明暗差が
ないときには、そのままでは明確な焦点調節ができない
。したがって、そのとき入力された低コントラスト信号
または高コントラスト信号が焦点位置全域に関して最大
値をとるようにアクチュエータを駆動させ、その最大値
をとる位置で焦点調節を完了する。 なお、高コントラスト信号の極大値に対応する焦点位置
を得るために、順次焦点位置を変化させてこの各々に対
応する高コントラスト信号のそれまでの最大値を逐次求
め、高コントラスト信号がこの最大値より少なくとも所
定値だけ小さい値になってから焦点位置を逆方向に戻し
、高コントラスト信号を前記最大値に等しくさせる−と
いうような方法がとられると、高コントラスト信号が細
かい凹凸をもつ□実際にはほとんどこのようになる−と
きでも、誤りなく実際上の極大値を得ることができる。 なおまた、低コントラスト信号または高コントラスト信
号が、可変静電容量を具備する1個の微分処理手段によ
って得られる。 なおまた、低コントラスト信号または高コントラスト信
号として、それぞれのピーク値がとられると、制御部に
おける信号処理がさらに容易になる。
この発明の一実施例を、以下に図を参照しながら説明す
る。なお、第・1図はこの発明に係る一実施例を適用し
た装置の構成を示すブロック図、第2図は、焦点位置に
対するコントラスト信号の特性図、第3図は同じくその
極大値近傍の詳細図、第4図は同じくその作用を示すフ
ローチャートである。 この実施例を適用した装置は大別すると、光電撮像装置
、これからの映像信号を前処理する入力部、この入力部
からの信号に基づいて作動する制御部、および、これか
らの信号に基づいて駆動信号を出力する駆動部からなっ
ている。 第1図において、光電撮像装置10は、レンズ部1と、
撮像部2と、モータ3とから構成されている。なお、レ
ンズ部1の対物レンズ(破線表示)の焦点位置は、モー
タ3によって歯車3a、 laを介して調節される。 入力部は、低域フィルタ11、低周波微分器12とピー
クホールド回路13とを直列に接続したもの、および高
周波微分器22とピークホールド回路23とを直列に接
続したものからなる。 制御部であるマイクロコンピュータ1つは、基本的には
入カポ−)14. CPU15. ROM16.
RAM17.出力ポート18から構成されている。 駆動部としての駆動回路20は、出カポー目8とモータ
3との間に設置され、出力ポート18からの信号に基づ
いて、モータ3を駆動するための信号を出力する機能を
もつ。なお、入力側のA/Dコンバータ、出力側のD/
Aコンバータの図示は省略した。 さて、撮像部2からの映像信号は、第1に、低域フィル
タ11を経て低周波信号となり、第2に、低周波成分だ
けが低周波微分器12によってコントラストの強さに対
応した大きさの信号、つまり低コントラスト信号になる
。そして、次のピークホールド回路13によって、低コ
ントラスト信号のピーク値が得られる。 同様に映像信号は、第3に、高周波成分だけが高周波微
分器22によってコントラストの強さに対応した大きさ
の信号、つまり高コントラスト信号になる。そして、次
のピークホールド回路13によって、高コントラスト信
号のピーク値が得られる。 そして、前記の低周波信号と、低コントラスト信号と、
高コントラスト信号とがマイクロコンピュータ19に入
力される。なお、焦点位置が合焦状態から大きく隔たっ
ているとき−ひどい焦点ぼけ状態のとき−には、低コン
トラスト信号の方が焦点調節の大づかみな方向を決める
手掛りにするには適し、逆に焦点位置が合焦状態に近く
なったときには、高コントラスト信号の方が、より明確
な焦点調整のための手掛りとして有効である。 したがって、低コントラスト信号と高コントラスト信号
との使い分けが重要である。 、 以上説明したような構成であるから、この実施例の
作用は、第4図のフローチャートで示されたようになる
。 このフローチャートで示される作用は、大別すると、■
被写体からの光量が所定水準にあるかどうかを判断する
こと、■所定水準にあれば、焦点位置が合焦状態から大
きく離れているときに、まず合焦状態に近づける方向に
対物レンズを駆動させること、■ついで、コントラスト
信号が極大値をとるように細かく焦点調節すること、■
被写体が所定の輝度と明暗差をもつかどうかを判断する
こと、■被写体が所定の輝度と明暗差をもたないとき、
その場合の最適の焦点調節をすること□からなっている
。 第4図では、まずステップS1で初期設定−メモリクリ
ア、定数の設定など□がなされ、つづいてステップS2
で、焦点位置に関するカウンタnの初期化、n=k
がおこなわれる。 次のステップS3で、低域フィルタ11(第1図参照)
からの出力を1垂直走査時間について積分した値、光量
値Qが所定の水準値Kを超えるかどうかが判断される。 つまり、光量がある水率以上あるかどうかによって処理
方法を選択するためである。これは、前記の■被写体か
らの光量が所定水準にあるかどうかを判断するーという
作用に当たる。YESならステップs4へ、Noなら結
合子1にしたがってステップS21へ移る。 ステップS4でモータ3 (第1図参照)が正転される
。この正転とは、対物レンズを対象物に近接させる方向
の回転で、あらかじめ定めておく。したがって、ステッ
プS5で、カウンタnがインクリメントされる。 ステップS6で、まず、低コントラスト信号Vlnが人
力され、この信号Vlnが増加傾向にあるがどうかが判
断され、YESならステップs9に、N。 ならステップS7のモータ3の逆転、したがって、次の
ステップS8の、カウンタnのデクリメントを経てステ
ップS9にそれぞれ移る。 −ここで、ステップ
34〜S8の動作を、第2図のコントラスト信号の特性
図を参照しながら補足説明尤ると次のようになる。第2
図で、横軸に焦点位置Xを、縦軸にコントラスト信号■
をとる。焦点位置Xは、例えばある基準点から測った距
離で表される。 最初に、焦点位置Xrに対応する特性図上のR点(低コ
ントラスト信号Vrとする)を考えると、モータ3を正
転させ、焦点位置をXrから右方に移動させると、低コ
ントラスト信号Tは、R点から右上方にそって動き増加
傾向にある。これは、ステップS6からYESの選択を
することに相当する。また、最初に焦点位置Xsから出
発すると、モータ3を正転させ右方に移動させると、低
コントラスト信号■は、対応する8点(低コントラスト
信号■sとする)から右下方にそって動くから、減少傾
向にある。したがって、これはステップS6からNoの
選択をすることに当たる。 さて、ここまでのステップが、前記の■焦点位置が合焦
状態から大きく離れているときに、まず合焦状態に近づ
ける方向に対物レンズを移動させる、ないしはその方向
をつかむ□という作用に当たる。 以下は、前記の■コントラスト信号が極大値をとるよう
に細かく焦点調節する−という作用に相当する。 ステップS9で、あるカウンタnに対応する、高コント
ラスト信号V2nが入力され、その前のカウンタ(n−
1)に対応するコントラスト信号V2(n−1)より大
きいかどうかが判断され、YESならステップS9で、
高コントラ、スト信号V2n、 V2(n−1)のV2
nの方を大きい値V2mとする。同様に、NOならステ
ップSllで、コントラスト信号V2(n−1)の方を
大きい値V2mとする。次のステップS12で、これま
でのV2mの中での最大値Vmaxを求める。 ステップS13で、(Vmax −V2n) > Cで
あるかどうかを判断し、YESならステップS14に移
り、NOならステップS5の前段に戻る。 次にステップS14で、最大値V 2maxが所定値A
を超えるかどうか、かつ、この最大値V 2maxの前
記光量値Qに対する比率が所定値Bを超えるかどうか、
が判断される。この意味は、前者が被写体の輝度と明暗
差がある水準を超えるか、後者は被写体の特に明暗差が
ある水準を超えるか、をそれぞれ点検することである。 これが、前記の■被写体が所定の輝度と明暗差をもつか
どうかを判定する□という作用に当たる。 そして、YESつまりこれら両方の条件が満足されると
、これまでの高コントラスト信号の最大値V2maxを
極大値として考え、これに基づいて焦点位置を決めてよ
い。また、NOなら被写体の輝度と明暗差の少な(とも
いずれかが不足であるとして、これでは極大値に基づい
て焦点位置を決めることが困難である、ないしはあまり
意味がない、と考える。したがって、結合子2を経てス
テップS23に移り、別の処理手続きをとる。 まず、前者の場合について説明する。つまり、ステップ
S15〜S17を経てステップS18でモータを停止さ
せ、この位置を、求めるべき高コントラスト信号が極大
値の点と確定する。 さてS13は、ある高コントラスト信号V2nがそれま
での最大値V 2maxより所定値Cを超える程度に小
さい□ということを判断するもので、その意味を第2図
を参照しながら説明すると次のようになる。第2図で、
特性図上の24点(極大点)をV 2maxとすると、
26点がV 2maxより所定値Cを超える程度に小さ
くなる点である。そして、ステップ515.S16でモ
ータ3を逆転し、ステップS17でコントラスト信号V
2nがV2maxに等しくなるとき、ステップ518で
モータ3を停止させる。 この意味は、第2図で前記の26点から、モータ3を逆
転させて25点を経て24点、(極大点)まで戻す□と
いうことである。 ここで重要なことは、なぜ極大点P4を求めるために、
その左側から登り、点PI〜P3を経て到達する方法を
とらないか、また、極大点P4を通過した後、わずかで
も降下したら直ぐモータ3を逆転させて戻さないのか□
ということである。 その理由は、コントラスト信号の特性曲線が、実際には
細かく凹凸していることによる。すなわち、特性曲線の
極大点の近傍を詳細に示すと、第3図のようになり、第
2図に示した特性曲線は説明用に滑らかに理想化したも
のに過ぎない。 なお第3図で、合焦状態近傍の焦点位置X1〜X6に対
応する特性曲線上の点はそれぞれQ1〜Q6で、そのと
きの高コントラスト信号を■1〜■6とする。 次に、この第3図を参照しながら、再び第4図のフロー
チャートの意味を説明する。ステップS9は、第4図の
QlとQ2とに対応する高コントラスト信号Vl、V2
を比較することで、その結果、この場合にはステップS
llに移り、大きい値V2mとして■1をとる。そして
、これまでの最大値V2maxを求めると、ここまでの
段階では■1になる。 ステップS13は、V2とVlとの差値H12が所定値
Cより大きいかどうかを判断することである。 この場合には明らかにNOであるから、ステップS4の
前段に戻りX3に進み、ステップ35〜513を経て、
同様にしてX4まで進む。なお、この場合は、ステップ
5の後に人力されるのは高コントラスト信号V2nであ
るから、ステップ36〜S8は省略され直接ステップS
9から始まる。 つまり、Ql、Q2点に相当するVLV2の大小関係か
らだけで01点を極大点と判断しては間違いである。前
記したように、特性曲線のもつ細かい凹凸を考慮に入れ
ると、ある程度以上の大きさの差値でないと極大点と判
断してはならないわけである。また、焦点位置X2〜x
4に進む過程でその増分が少なくなることに基づいて極
大点を求めることも、特性曲線の凹凸を考慮にいれると
、同様に誤りをおかす危険がある。 さて、このX4に対応する04点が極大値に近いわけで
あるが、これを極大値であるとする判断は、次の05点
の時点ではできない。特性曲線の細かい凹凸のためであ
る。つまり、04点と05点との落差H45程度では、
04点を極大点であると判断するには不十分である。そ
の次の06点で、落差H46(cを超える値)になって
はじめて、Q4が極大値であったと判断する。 後は、焦点位置X6(06点)から逆転して04点(高
コントラスト信号V4)になるような焦点位置X4を得
るだけである。このことは第4図のステップS15〜S
18に相当する。 さて次に、結合子Iをへてステップ521に移る場合に
ついて説明する。なお、このステップS21以降が、前
記の■被写体が所定の輝度と明暗差をもたないとき、そ
の場合の最適の焦点調節をする□に当たる。ステップS
21 、522でモータを正転させ、ステップS23で
、選択された低コントラスト信号−選択されるのは高コ
ントラスト信号。 低コントラスト信号のいずれであってもよいが、この実
施例では低コントラスト信号とする□の中での最大値V
1maxを求める。 次にステップS27で、焦点位置全域を移動したかどう
かが判断され、YESなら、ステップS28〜S30を
へ、モータを逆転させ、低コントラスト信号が以前に求
めてあった低コントラスト信号の最大値V1maxに等
しくなった点でモータを停止させる(ステップ818)
。 また、ステップS27で、Noなら、ステップ524〜
S26をへてステップS23に戻る。これらの手続きは
、焦点位置全域にわたって低コントラスト信号の最大値
を求めるためで、前記のステップ39〜S11に′$し
るものである。 すなわち、以上説明したステップS21以後の手続きは
、被写体の註度と明暗差のいずれかが、所定の水準に対
して不足している場合にとられる最善ないし最適な処置
である。
る。なお、第・1図はこの発明に係る一実施例を適用し
た装置の構成を示すブロック図、第2図は、焦点位置に
対するコントラスト信号の特性図、第3図は同じくその
極大値近傍の詳細図、第4図は同じくその作用を示すフ
ローチャートである。 この実施例を適用した装置は大別すると、光電撮像装置
、これからの映像信号を前処理する入力部、この入力部
からの信号に基づいて作動する制御部、および、これか
らの信号に基づいて駆動信号を出力する駆動部からなっ
ている。 第1図において、光電撮像装置10は、レンズ部1と、
撮像部2と、モータ3とから構成されている。なお、レ
ンズ部1の対物レンズ(破線表示)の焦点位置は、モー
タ3によって歯車3a、 laを介して調節される。 入力部は、低域フィルタ11、低周波微分器12とピー
クホールド回路13とを直列に接続したもの、および高
周波微分器22とピークホールド回路23とを直列に接
続したものからなる。 制御部であるマイクロコンピュータ1つは、基本的には
入カポ−)14. CPU15. ROM16.
RAM17.出力ポート18から構成されている。 駆動部としての駆動回路20は、出カポー目8とモータ
3との間に設置され、出力ポート18からの信号に基づ
いて、モータ3を駆動するための信号を出力する機能を
もつ。なお、入力側のA/Dコンバータ、出力側のD/
Aコンバータの図示は省略した。 さて、撮像部2からの映像信号は、第1に、低域フィル
タ11を経て低周波信号となり、第2に、低周波成分だ
けが低周波微分器12によってコントラストの強さに対
応した大きさの信号、つまり低コントラスト信号になる
。そして、次のピークホールド回路13によって、低コ
ントラスト信号のピーク値が得られる。 同様に映像信号は、第3に、高周波成分だけが高周波微
分器22によってコントラストの強さに対応した大きさ
の信号、つまり高コントラスト信号になる。そして、次
のピークホールド回路13によって、高コントラスト信
号のピーク値が得られる。 そして、前記の低周波信号と、低コントラスト信号と、
高コントラスト信号とがマイクロコンピュータ19に入
力される。なお、焦点位置が合焦状態から大きく隔たっ
ているとき−ひどい焦点ぼけ状態のとき−には、低コン
トラスト信号の方が焦点調節の大づかみな方向を決める
手掛りにするには適し、逆に焦点位置が合焦状態に近く
なったときには、高コントラスト信号の方が、より明確
な焦点調整のための手掛りとして有効である。 したがって、低コントラスト信号と高コントラスト信号
との使い分けが重要である。 、 以上説明したような構成であるから、この実施例の
作用は、第4図のフローチャートで示されたようになる
。 このフローチャートで示される作用は、大別すると、■
被写体からの光量が所定水準にあるかどうかを判断する
こと、■所定水準にあれば、焦点位置が合焦状態から大
きく離れているときに、まず合焦状態に近づける方向に
対物レンズを駆動させること、■ついで、コントラスト
信号が極大値をとるように細かく焦点調節すること、■
被写体が所定の輝度と明暗差をもつかどうかを判断する
こと、■被写体が所定の輝度と明暗差をもたないとき、
その場合の最適の焦点調節をすること□からなっている
。 第4図では、まずステップS1で初期設定−メモリクリ
ア、定数の設定など□がなされ、つづいてステップS2
で、焦点位置に関するカウンタnの初期化、n=k
がおこなわれる。 次のステップS3で、低域フィルタ11(第1図参照)
からの出力を1垂直走査時間について積分した値、光量
値Qが所定の水準値Kを超えるかどうかが判断される。 つまり、光量がある水率以上あるかどうかによって処理
方法を選択するためである。これは、前記の■被写体か
らの光量が所定水準にあるかどうかを判断するーという
作用に当たる。YESならステップs4へ、Noなら結
合子1にしたがってステップS21へ移る。 ステップS4でモータ3 (第1図参照)が正転される
。この正転とは、対物レンズを対象物に近接させる方向
の回転で、あらかじめ定めておく。したがって、ステッ
プS5で、カウンタnがインクリメントされる。 ステップS6で、まず、低コントラスト信号Vlnが人
力され、この信号Vlnが増加傾向にあるがどうかが判
断され、YESならステップs9に、N。 ならステップS7のモータ3の逆転、したがって、次の
ステップS8の、カウンタnのデクリメントを経てステ
ップS9にそれぞれ移る。 −ここで、ステップ
34〜S8の動作を、第2図のコントラスト信号の特性
図を参照しながら補足説明尤ると次のようになる。第2
図で、横軸に焦点位置Xを、縦軸にコントラスト信号■
をとる。焦点位置Xは、例えばある基準点から測った距
離で表される。 最初に、焦点位置Xrに対応する特性図上のR点(低コ
ントラスト信号Vrとする)を考えると、モータ3を正
転させ、焦点位置をXrから右方に移動させると、低コ
ントラスト信号Tは、R点から右上方にそって動き増加
傾向にある。これは、ステップS6からYESの選択を
することに相当する。また、最初に焦点位置Xsから出
発すると、モータ3を正転させ右方に移動させると、低
コントラスト信号■は、対応する8点(低コントラスト
信号■sとする)から右下方にそって動くから、減少傾
向にある。したがって、これはステップS6からNoの
選択をすることに当たる。 さて、ここまでのステップが、前記の■焦点位置が合焦
状態から大きく離れているときに、まず合焦状態に近づ
ける方向に対物レンズを移動させる、ないしはその方向
をつかむ□という作用に当たる。 以下は、前記の■コントラスト信号が極大値をとるよう
に細かく焦点調節する−という作用に相当する。 ステップS9で、あるカウンタnに対応する、高コント
ラスト信号V2nが入力され、その前のカウンタ(n−
1)に対応するコントラスト信号V2(n−1)より大
きいかどうかが判断され、YESならステップS9で、
高コントラ、スト信号V2n、 V2(n−1)のV2
nの方を大きい値V2mとする。同様に、NOならステ
ップSllで、コントラスト信号V2(n−1)の方を
大きい値V2mとする。次のステップS12で、これま
でのV2mの中での最大値Vmaxを求める。 ステップS13で、(Vmax −V2n) > Cで
あるかどうかを判断し、YESならステップS14に移
り、NOならステップS5の前段に戻る。 次にステップS14で、最大値V 2maxが所定値A
を超えるかどうか、かつ、この最大値V 2maxの前
記光量値Qに対する比率が所定値Bを超えるかどうか、
が判断される。この意味は、前者が被写体の輝度と明暗
差がある水準を超えるか、後者は被写体の特に明暗差が
ある水準を超えるか、をそれぞれ点検することである。 これが、前記の■被写体が所定の輝度と明暗差をもつか
どうかを判定する□という作用に当たる。 そして、YESつまりこれら両方の条件が満足されると
、これまでの高コントラスト信号の最大値V2maxを
極大値として考え、これに基づいて焦点位置を決めてよ
い。また、NOなら被写体の輝度と明暗差の少な(とも
いずれかが不足であるとして、これでは極大値に基づい
て焦点位置を決めることが困難である、ないしはあまり
意味がない、と考える。したがって、結合子2を経てス
テップS23に移り、別の処理手続きをとる。 まず、前者の場合について説明する。つまり、ステップ
S15〜S17を経てステップS18でモータを停止さ
せ、この位置を、求めるべき高コントラスト信号が極大
値の点と確定する。 さてS13は、ある高コントラスト信号V2nがそれま
での最大値V 2maxより所定値Cを超える程度に小
さい□ということを判断するもので、その意味を第2図
を参照しながら説明すると次のようになる。第2図で、
特性図上の24点(極大点)をV 2maxとすると、
26点がV 2maxより所定値Cを超える程度に小さ
くなる点である。そして、ステップ515.S16でモ
ータ3を逆転し、ステップS17でコントラスト信号V
2nがV2maxに等しくなるとき、ステップ518で
モータ3を停止させる。 この意味は、第2図で前記の26点から、モータ3を逆
転させて25点を経て24点、(極大点)まで戻す□と
いうことである。 ここで重要なことは、なぜ極大点P4を求めるために、
その左側から登り、点PI〜P3を経て到達する方法を
とらないか、また、極大点P4を通過した後、わずかで
も降下したら直ぐモータ3を逆転させて戻さないのか□
ということである。 その理由は、コントラスト信号の特性曲線が、実際には
細かく凹凸していることによる。すなわち、特性曲線の
極大点の近傍を詳細に示すと、第3図のようになり、第
2図に示した特性曲線は説明用に滑らかに理想化したも
のに過ぎない。 なお第3図で、合焦状態近傍の焦点位置X1〜X6に対
応する特性曲線上の点はそれぞれQ1〜Q6で、そのと
きの高コントラスト信号を■1〜■6とする。 次に、この第3図を参照しながら、再び第4図のフロー
チャートの意味を説明する。ステップS9は、第4図の
QlとQ2とに対応する高コントラスト信号Vl、V2
を比較することで、その結果、この場合にはステップS
llに移り、大きい値V2mとして■1をとる。そして
、これまでの最大値V2maxを求めると、ここまでの
段階では■1になる。 ステップS13は、V2とVlとの差値H12が所定値
Cより大きいかどうかを判断することである。 この場合には明らかにNOであるから、ステップS4の
前段に戻りX3に進み、ステップ35〜513を経て、
同様にしてX4まで進む。なお、この場合は、ステップ
5の後に人力されるのは高コントラスト信号V2nであ
るから、ステップ36〜S8は省略され直接ステップS
9から始まる。 つまり、Ql、Q2点に相当するVLV2の大小関係か
らだけで01点を極大点と判断しては間違いである。前
記したように、特性曲線のもつ細かい凹凸を考慮に入れ
ると、ある程度以上の大きさの差値でないと極大点と判
断してはならないわけである。また、焦点位置X2〜x
4に進む過程でその増分が少なくなることに基づいて極
大点を求めることも、特性曲線の凹凸を考慮にいれると
、同様に誤りをおかす危険がある。 さて、このX4に対応する04点が極大値に近いわけで
あるが、これを極大値であるとする判断は、次の05点
の時点ではできない。特性曲線の細かい凹凸のためであ
る。つまり、04点と05点との落差H45程度では、
04点を極大点であると判断するには不十分である。そ
の次の06点で、落差H46(cを超える値)になって
はじめて、Q4が極大値であったと判断する。 後は、焦点位置X6(06点)から逆転して04点(高
コントラスト信号V4)になるような焦点位置X4を得
るだけである。このことは第4図のステップS15〜S
18に相当する。 さて次に、結合子Iをへてステップ521に移る場合に
ついて説明する。なお、このステップS21以降が、前
記の■被写体が所定の輝度と明暗差をもたないとき、そ
の場合の最適の焦点調節をする□に当たる。ステップS
21 、522でモータを正転させ、ステップS23で
、選択された低コントラスト信号−選択されるのは高コ
ントラスト信号。 低コントラスト信号のいずれであってもよいが、この実
施例では低コントラスト信号とする□の中での最大値V
1maxを求める。 次にステップS27で、焦点位置全域を移動したかどう
かが判断され、YESなら、ステップS28〜S30を
へ、モータを逆転させ、低コントラスト信号が以前に求
めてあった低コントラスト信号の最大値V1maxに等
しくなった点でモータを停止させる(ステップ818)
。 また、ステップS27で、Noなら、ステップ524〜
S26をへてステップS23に戻る。これらの手続きは
、焦点位置全域にわたって低コントラスト信号の最大値
を求めるためで、前記のステップ39〜S11に′$し
るものである。 すなわち、以上説明したステップS21以後の手続きは
、被写体の註度と明暗差のいずれかが、所定の水準に対
して不足している場合にとられる最善ないし最適な処置
である。
以上説明したように、この発明においては、光電撮像装
置からの映像信号の低周波成分だけの信号、この低周波
成分だけを微分処理して得られる低コントラスト信号、
および同じくその高周波成分だけを微分処理して得られ
る高コントラスト信号をそれぞれ求め:映像信号の低周
波成分の一垂直走査についての積分値がこれに対応する
所定値を超えるときには、まず低コントラスト信号が選
択され、この低コントラスト信号が増大する方向にアク
チュエータを駆動させ、ついで高コントラスト信号が選
択されたらこの高コントラスト信号が極大値をとるよう
にアクチュエータを駆動させる;かつ、この極大値で被
写体に少なくとも所定の輝度と明暗差があれば、前記の
極大値に基づいて焦点位置を決める;前記の積分値がこ
れに対応する所定値以下のとき、または前記の極大値で
は被写体に所定の輝度と明暗差が不足なときには、低コ
ントラスト信号または高コントラスト信号が焦点位置全
域に関して最大値をとるようにアクチュエータを駆動さ
せて焦点位置調節する。 したがって、この発明によれば、従来の技術に比べ次の
ようなすぐれた効果がある。 (1) たとえ、描像環境からの光量が少ない場合で
も、また、被写体自体の輝度と明暗差が小さい場合でも
、確実に、かつその場合の最適な焦点調節がおこなわれ
る。 (2)比較的簡単な構成によって実施できるから、コス
ト的に有利である。 (3)実施態様によれば、高コントラスト信号の極大値
に対応する焦点位置を得るために、順次焦点位置を変化
させてこの各々に対応する高コントラスト信号のそれま
での最大値を逐次求め、高コントラスク信号がこの最大
値より少なくとも所定値だけ小さい値になってから焦点
位置を逆方向に戻し、高コントラスト信号を前記最大値
に等しくさせるm−というよう方法をとるので、高コン
トラスト信号が細かい凹凸をもつときでも、誤りなく極
大値を得ることができる。 ” (4)別の実施態様によれば、低コントラスト信号また
は高コントラスト信号を、可変静電容量を具備する1個
の微分器によって得ることができるから、さらにコスト
的に有利となる。 (5) さらに別の実施態様によれば、コントラスト
信号のピーク値が入力されるから、制御部における信号
処理がさらに容易になり、処理時間を短縮することがで
きる。
置からの映像信号の低周波成分だけの信号、この低周波
成分だけを微分処理して得られる低コントラスト信号、
および同じくその高周波成分だけを微分処理して得られ
る高コントラスト信号をそれぞれ求め:映像信号の低周
波成分の一垂直走査についての積分値がこれに対応する
所定値を超えるときには、まず低コントラスト信号が選
択され、この低コントラスト信号が増大する方向にアク
チュエータを駆動させ、ついで高コントラスト信号が選
択されたらこの高コントラスト信号が極大値をとるよう
にアクチュエータを駆動させる;かつ、この極大値で被
写体に少なくとも所定の輝度と明暗差があれば、前記の
極大値に基づいて焦点位置を決める;前記の積分値がこ
れに対応する所定値以下のとき、または前記の極大値で
は被写体に所定の輝度と明暗差が不足なときには、低コ
ントラスト信号または高コントラスト信号が焦点位置全
域に関して最大値をとるようにアクチュエータを駆動さ
せて焦点位置調節する。 したがって、この発明によれば、従来の技術に比べ次の
ようなすぐれた効果がある。 (1) たとえ、描像環境からの光量が少ない場合で
も、また、被写体自体の輝度と明暗差が小さい場合でも
、確実に、かつその場合の最適な焦点調節がおこなわれ
る。 (2)比較的簡単な構成によって実施できるから、コス
ト的に有利である。 (3)実施態様によれば、高コントラスト信号の極大値
に対応する焦点位置を得るために、順次焦点位置を変化
させてこの各々に対応する高コントラスト信号のそれま
での最大値を逐次求め、高コントラスク信号がこの最大
値より少なくとも所定値だけ小さい値になってから焦点
位置を逆方向に戻し、高コントラスト信号を前記最大値
に等しくさせるm−というよう方法をとるので、高コン
トラスト信号が細かい凹凸をもつときでも、誤りなく極
大値を得ることができる。 ” (4)別の実施態様によれば、低コントラスト信号また
は高コントラスト信号を、可変静電容量を具備する1個
の微分器によって得ることができるから、さらにコスト
的に有利となる。 (5) さらに別の実施態様によれば、コントラスト
信号のピーク値が入力されるから、制御部における信号
処理がさらに容易になり、処理時間を短縮することがで
きる。
第1図はこの発明に係る一実施例を適用した装置の構成
を示すブロック図、 第2図は、焦点位置に対するコントラスト信号の特性図
、 第3図は同じくその極大値近傍の詳細図、第4図は同じ
くその作用を示すフローチャートである。 符号説明 1:レンズ部、2:撮像部、3:モータ、10:光電撮
像装置、11:低域フィルタ、12:低周波微分器、1
3,23 :ピークホールド回路、19:マイクロコ
ンピュータ、20:駆動回路、22:高周波微分器。 〕)トラス艷跨 % 2 B 晃 3 z
を示すブロック図、 第2図は、焦点位置に対するコントラスト信号の特性図
、 第3図は同じくその極大値近傍の詳細図、第4図は同じ
くその作用を示すフローチャートである。 符号説明 1:レンズ部、2:撮像部、3:モータ、10:光電撮
像装置、11:低域フィルタ、12:低周波微分器、1
3,23 :ピークホールド回路、19:マイクロコ
ンピュータ、20:駆動回路、22:高周波微分器。 〕)トラス艷跨 % 2 B 晃 3 z
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)被写体を光電的に撮像する装置をアクチュエータに
より対物レンズと撮像部の相対位置を変えることによっ
て焦点調節させる方法において、(a)前記光電撮像装
置からの映像信号の低周波成分、この低周波成分だけを
微分処理して得られる低コントラスト信号、および前記
映像信号の高周波成分だけを微分処理して得られる高コ
ントラスト信号をそれぞれ求め、 (b)前記映像信号の低周波成分だけの信号の一垂直走
査についての積分値がこれに対応する所定値を超えると
きには、まず前記低コントラスト信号が選択され、この
信号が増大する方向に前記アクチュエータを駆動させ、 (c)ついで、前記高コントラスト信号が選択され、こ
の信号が極大値をとるように前記の方向に前記アクチュ
エータを駆動させるとともに、この極大値で前記被写体
に少なくとも所定の輝度と明暗差とがあれば、前記極大
値に基づいて焦点位置を決め、 (d)前記積分値がこれに対応する前記所定値以下のと
き、または前記極大値では前記被写体に所定の輝度と明
暗差とが不足するときには、前記低コントラスト信号ま
たは前記高コントラスト信号が焦点位置全域に関して最
大値をとるように前記アクチュエータを駆動させて焦点
位置を調節するようにしたことを特徴とする光電撮像装
置の焦点調節方法。 2)特許請求の範囲第1項記載の方法において、高コン
トラスト信号の極大値に対応する焦点位置が、順次焦点
位置を変化させてこの各々に対応する高コントラスト信
号のそれまでの最大値を逐次求め、前記高コントラスト
信号がこの最大値より少なくとも所定値だけ小さい値に
なってから焦点位置を逆方向に戻し、前記高コントラス
ト信号を前記最大値に等しくさせて得られることを特徴
とする光電撮像装置の焦点調節方法。 3)特許請求の範囲第1項または第2項記載の方法にお
いて、被写体が所定の輝度と明暗差とをもつことが、高
コントラスト信号の極大値がこれに対応する所定値に等
しく、かつ前記高コントラスト信号の前記積分値に対す
る比率がこれに対応する所定値に等しいことによって判
定されることを特徴とする光電撮像装置の焦点調節方法
。 4)特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかの項
に記載の方法において、低コントラスト信号または高コ
ントラスト信号が、可変静電容量を具備する1個の微分
処理手段によって得られることを特徴とする光電撮像装
置の焦点調節方法。 5)特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかの項
に記載の方法において、低コントラスト信号または高コ
ントラスト信号が、それぞれの一垂直走査におけるピー
ク値であることを特徴とする光電撮像装置の焦点調節方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61305631A JPS63157577A (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 光電撮像装置の焦点調節方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61305631A JPS63157577A (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 光電撮像装置の焦点調節方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63157577A true JPS63157577A (ja) | 1988-06-30 |
Family
ID=17947453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61305631A Pending JPS63157577A (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | 光電撮像装置の焦点調節方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63157577A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4689051B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2011-05-25 | キヤノン株式会社 | 焦点調節装置 |
-
1986
- 1986-12-22 JP JP61305631A patent/JPS63157577A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4689051B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2011-05-25 | キヤノン株式会社 | 焦点調節装置 |
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