JPS63157550A

JPS63157550A - 構内電話システム

Info

Publication number: JPS63157550A
Application number: JP30367086A
Authority: JP
Inventors: Junzo Murakami; 村上　純造
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-12-22
Filing date: 1986-12-22
Publication date: 1988-06-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は構内電話システムに係り、特に携帯形コード
レス電話機を含んだ構内電話システムに関する。

（従来の技術）従来一般に用いられている構内電話システムにおいては
、机上に置かれた電話機とその電話番号（内線番号）と
は固定的に１対１に対応付けられている。また、各電話
機の電話番号はその電話機を利用する人に対応している
。従って、被呼者が構内に居る場合でも、その被呼者が
該当する電話機の側に居ないときは他の人が電話を取次
ぐことになる。

こうした事情は電話機がコードレス電話機の場合でも同
じである。このため、コードレス電話機の所持者は極め
て限られた場所的範囲内、つまり一個所に固定されたコ
ードレス電話機親機との交信が口■能な距離内でしか発
呼者と通話することができない。すなわち、コードレス
電話機は可動性が最大の特長であるにもかかわらず、可
動範囲が狭いために、比較的広い構内に設置される構内
電話システムにおいてはその特長が十分に活かされない
。

（発明が解決しようとする問題点）このように従来の構内電話システムにおいては、被呼者
は自己に当てられた電話番号の電話機の近くにいないと
電話を受けられないという問題があり、コードレス電話
機を用いた場合においても移動可能な範囲が若干広がる
だけで、本質的な改善は望めなかった。

この発明は携帯形のコードレス電話機を用いるとともに
、その携帯形コードレス電話機の所持者が構内のどこに
居場所を移しても電話を受けることが可能な構内電話シ
ステムを提供することを目的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）この発明は、構内交換機と、この構内交換機の端末とし
て設けられ、それぞれ固有の識別番号が与えられた複数
個の電話コンセントと、これらの電話コンセントに着脱
可能に構成された親機および該親機と無線で交信する子
機からなり、それぞれ固有の電話番号が与えられた複数
個の携帯形コードレス電話機とを含んで構成される構内
電話システムにおいて、携帯形コードレス電話機の親機
に電話コンセントへの装着時に自己の電話番号を構内交
換機に対して通報する電話番号通報回路を内蔵させ、構
内交換機では該電話番号の通報を受けることによって、
この電話番号と電話コンセントの識別番号との対応関係
を記憶し、以後の交換処理をこの対応関係に基づいて行
なうようにしたものである。

（作用）携帯形コードレス電話機の所持者が構内で居場所を変え
る際に、親機を電話コンセントから引抜き、移動後に改
めて最寄りの電話コンセントに親機を差込むと、携帯形
コードレス電話機内の電話番号通報回路が働き、その電
話番号が構内交換機に対して通報される。これによって
携帯形コードレス電話機の電話番号と、電話コンセント
の識別番号との新たな対応関係が構内交換機において記
憶・登録されるので、構内交換機では以後そのコードレ
ス電話機にかかってきた呼は、対応する電話コンセント
への呼として交換処理される。

携帯形コードレス電話機における親機と子機との間は、
交信可能な範囲内でしか離れることはできないが、親機
がどの場所に設置された電話コンセントに対しても着脱
可能であることにより、コードレス電話機としての可動
範囲は実質的に電話コンセントが設置された構内全域に
わたることになる。

（実施例）第１図にこの発明の一実施例に係る構内電話システムを
示す。また、第２図に第１図における携帯形コードレス
電話機の詳細な構成を示す。

第１図に示すように、構内交換機（ＰＢＸ）１を中心に
端末として通常の固定電話機２および電話コンセント３
が多数スター状に配置された構内電話網が構成されてい
る。固定電話機２にはそれぞれ固有の電話番号が割当て
られ、また電話コンセント３にもそれぞれ固有の識別番
号が割当てられている。一方、携帯形コードレス電話機
４が多数用意され、構内の関係者によって適宜所持され
ている。

携帯形コードレス電話機４は親機５と子機６とからなり
、携帯に便利なように小型且つ薄型（例えばカード状）
に作られているとともに、親機５が電話番号を自動的に
通報する機能を備えている点が特徴である。すなわち、
親機５はアンテナ１１、送受信機１２．電話コンセント
３との接続端子１３．電話番号通報回路１４．解除ボタ
ン１５および表示ランプ１６を何する。また、子機５は
アンテナ２１．送受信機２２および電話機回路２３を有
する。

このような構成において、親機５の接続端子１３を電話
コンセント３のいずれかに差込むと、構内交換機１から
電話コンセント３に供給されている直流電圧が接続端子
１３に印加されることを起動信号として、親機５内の電
話番号通報回路１４が作動し、自己の電話番号を構内交
換機１に通報する。なお、この電話番号の通報には通常
のダイヤル信号と同様のダイヤルパルスや、Ｄ　Ｔ　Ｍ
　Ｆ　（Ｄｕａｌ　Ｔｏｎｅ　Ｍｕｌｔｉｐｌｅ　Ｆｒ
ｅｑｕｅｎｃｙ）信号等を使用することができる。

構内交換機１はこの電話番号の通報を受けると、この通
報を出した携帯形コードレス電話機４が接続された電話
コンセント３の識別番号と、こ（７）’１話番号との対
応関係を記憶する。従って、構内交換機１は記憶したこ
の対応関係に基づいて、携帯形コードレス電話機４にか
かってきた呼を、対応する電話コンセント３への呼と見
なして交換処理を行なう。これにより携帯形コードレス
電話機４を所持している被呼者と、発呼者との間で通話
が可能となる。

一方、携帯形コードレス電話機４の所持者が移動する際
には、親機５の解除ボタン１５を押すことによって、構
内交換機１における該電話機４の電話番号と電話コンセ
ント３との対応関係の登録が解除され、同時に表示ラン
プ１６が点灯する。

従って、所持者は表示ランプ１６の点灯により登録が解
除されたことを確認して、親機５の接続端子１３を電話
コンセント３から引抜き、再び必要となったときに所持
している携帯形コードレス電話機４を所望の電話コンセ
ント３に接続する。

なお、親機５と子機６との間の通信は、親機５のアンテ
ナ１１および送受信機１２と、子機６のアンテナ２１お
よび送受信機２２とにより行なわれるが、この点は通常
のコードレス電話機と同じなので、詳細な説明は省略す
る。

第３図はこの発明の他の実施例であり、構内交換機１に
無線呼出送信局７を新たに接続するとともに、携帯形コ
ードレス電話機４の子機６内に第４図に示すごとくアン
テナ２１に接続された無線呼出受信機２４およびブザー
２５を内蔵させた点が先の実施例と異なっている。

この実施例の動作モードは２つに大別され、その一つは
携帯形コードレス電話機４の親機５が電話コンセント３
に接続されている場合であり、その場合の動作は先の実
施例と全く同様である。

他の動作モードは、携帯形コードレス電話機４が電話コ
ンセント３に接続されていない場合である。このように
電話コンセント３に接続されていない携帯形コードレス
電話機４への呼が生じた場合、構内交換機１ではその電
話機４はいずれの電話コンセント３にも接続されていな
いことを認識しているので、この呼を一旦保留するとと
もに、無線呼出送信局７を通じて無線呼出信号を構内全
域に発信させる。

この無線呼出信号が携帯形コードレス電話機４の子機６
に設けられた無線呼出受信機２４で受信される。無線呼
出受信機２４は受信した無線呼出信号が自己宛のものと
判定すると、ブザー２５を鳴らす。このブザー２５の鳴
動により携帯形コードレス電話機４の所持者は呼を受け
たことを知り、それに応答すべく親機５の接続端子１３
を最寄りの電話コンセント３に接続する。この接続によ
り、先の実施例と同様にその携帯形コードレス電話機４
の電話番号が構内交換１１１に通報される。構内交換機
１ではこの通報を受けると、この通報を出した携帯形コ
ードレス電話機４の電話番号と電話コントセント３との
識別番号との対応関係を記憶すると同時に、この通報を
出した携帯形コードレス電話機４の電話番号が、無線呼
出送信局７を通じて呼出中の携帯形コードレス電話機４
の電話番号と一致することにより、その携帯形コードレ
ス電話機４が接続されている電話コンセント３と発呼者
との間の通話回線を形成する。

この実施例においては、携帯形コードレス電話機の所持
者が構内を移動中であっても、呼出を行なうことができ
るので、先の実施例に比較してさらに高い可動性が得ら
れる。

［発明の効果〕この発明によれば、携帯形コードレス電話機の親機に、
電話コンセントへの装着時に自己の電話番号を構内交換
機に対して通報する電話番号通報回路を内蔵させ、構内
交換機ではこの通報を受けて、その電話番号と電話コン
セントの識別番号との対応関係を記憶し、この対応関係
に基づいて以後の交換処理を行なう構成としたことによ
り、携帯形コードレス電話機の可動性が著しく向上し、
その所持者が構内のどこに居場所を移しても電話を受け
ることが可能となる。すなわち、簡易な携帯形コードレ
ス電話機を使用しながら、実質的に携帯無線を利用した
構内携帯電話システムに匹敵する可動性を得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る構内電話システムの
構成図、第２図は同実施例における携帯形コードレス電
話機の詳細な構成を示すブロック図、第３図はこの発明
の他の実施例に係る構内電話システムの構成図、第４図
は同実施例における携帯形コードレス電話機の子機の詳
細な構成を示すブロック図である。１・・・構内交換機、２・・・固定電話機、３・・・電
話コンセント、４・・・携帯形コードレス電話機、５・
・・親機、６・・・子機、７・・・無線呼出送信局、１
１．２１・・・アンテナ、１２．２２・・・送受信機、
１３・・・接続端子、１４・・・電話番号通報回路、２
３・・・電話機回路、２４・・・無線呼出受信機、２５
・・・ブザー。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）構内交換機と、この構内交換機の端末として設け
られ、それぞれ固有の識別番号が与えられた複数個の電
話コンセントと、これらの電話コンセントに着脱可能に
構成された親機および該親機と無線で交信する子機から
なり、それぞれ固有の電話番号が与えられた複数個の携
帯形コードレス電話機とを含んで構成される構内電話シ
ステムにおいて、前記携帯形コードレス電話機の親機は前記電話コンセン
トへの装着時に自己の電話番号を前記構内交換機に通報
する電話番号通報回路を内蔵し、前記構内交換機は該電
話番号の通報を受けることによって、この電話番号と前
記電話コンセントの識別番号との対応関係を記憶し、以
後の交換処理をこの対応関係に基づいて行なうことを特
徴とする構内電話システム。
（２）携帯形コードレス電話機の子機は無線呼出受信機
を備えたものであることを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の構内電話システム。