JPS5816817B2 - 自動車電話不在時着信方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車電話方式に於いて、移動加入者の不在時
に着呼があった場合、移動加入者に着呼があったことを
通知する自動車電話不在時着信方式に関するものである
。

従来の自動車電話不在時着信方式としては、例えば、移
動加入者が車から離れる場合は、ポケットベル等の無線
呼出し装置を携帯させ、この無線呼出し装置によって着
呼があった旨を通知すると言う方式が知られている。

しかし、この場合、無線呼出し装置と自動車電話無線装
置とは別々の加入者番号が割当てられていると共に、異
なる無線周波数帯を使用しているので、番号計画上、及
び無線行政上無駄があると言う欠点があった。

本発明は前述の如き欠点を改善したものであり、移動加
入者力墳動車を離れた場合に於いても、無線周波数、加
入者番号を増加させることなく着信を表示させ、且つそ
の後発呼加入者の識別を可能とすることを目的とするも
のである。

以下実施例について詳細に説明する。

第１図は本発明の実施例のブロック線図であり、１は一
般加入者、２は自動車電話交換局、３は自動車電話交換
局の共通制御装置、４は加入者ファイル、５は基地局無
線装置、６は基地局アンテナ、７は自動車用アンテナ、
８は自動車電話無線装置、９は無線呼出し切替器、１０
は電話機等の自動車電話用端末機、１１は自動車電話無
線装置に着脱可能な無線呼出し装置、１２は無線呼出し
受付用加入者であり、基地局と自動車電話無線装置とは
、着信用制御チャネルＰ−ＣＩ（、発信用制御チャネル
Ａ−ＣＨ及び通話用チャネル５−ＣＨにより相互通話が
行なわれる。

又移動加入者は自動車から離れる場合、無線呼出し装置
１１を自動車電話無線装置８から取外して携帯し、着信
表示のみ行なわせ（以下無線呼出しモードと称す。

）、自動車に戻った場合は、自動車電話無線装置８に取
付けて自動車電話として使用する（以下自動車電話モー
ドと称す。

）ものである。

又、無線呼出し受付用加入者１２は移動加入者が指定す
るものであり、移動加入者が無線呼出しモードであると
きの着呼は、無線呼出し受付用加入者１２に転送される
ものである。

加入者ファイル４には、各移動加入者対応に、各移動加
入者の使用モードが自動車電話モードであるのか、無線
呼出しモードであるのかを登録する領域、及び無線呼出
し受付用加入者番号を登録する領域が設けられている。

移動加入者が自動車から離れる場合は、自動車電話端末
機１０より無線呼出し受付用加入者１２の加入者番号を
自動車電話無線装置８にプリセットし、次に無線呼出し
装置１１を自動車電話無線装置８から取外す。

無線呼出し切替器９は無線呼出し装置１１を取外すとき
、自動車電話無線装置８を制御してプリセットされてい
る無線呼出し受付用加入者１２の加入者番号と、無線呼
出しモー。

ドに切替える旨を表わすモード情報と、自己の加入者番
号とを送出させた後、自動車電話無線装置８の電源をオ
フにする。

この場合、無線呼出し受付用加入者１２の加入者番号が
プリセットされていなければ、自動車電話端末機１０の
ブザーを鳴・す等して、無線呼出し受付加入者番号がプ
リセットされていないことを警告する。

基地局無線装置５は、無線呼出し受付用加入者１２の加
入者番号と、モード情報と、移動加入者の加入者番号と
を基地局アンテナ６を介して受信し、これを自動車電話
交換局２の共通制御装置３へ転送し、共通制御装置３は
、無線呼出し受付用加入者１２の加入者番号と使用モー
ドが無線呼出しモードであることを加入者ファイル４の
移動加入者対応に設けられている領域に登録する。

今、無線呼出しモードであることを加入者ファイル４に
登録した移動加入者に対して、例えば一般加入者１から
発信があった場合、自動車電話交換局２の共通制御装置
３は、一般加入者１からの被呼移動加入者番号を識別し
、この被呼移動加入者番号に対応した加入者ファイル４
の領域を参照する。

加入者ファイルを参照して移動加入者の現在の使用モー
ドが無線呼出しモードであると判断すると、登録されて
いる無線呼出し受付用加入者１２に自動車電話交換局２
から呼出し信号を送出させる。

無線呼出し受付用加入者１２が応答すると、自動車電話
交換局２の共通制御装置３はこの通話は、移動加入者の
不在時の着呼である旨を通知し、一般加入者１との間の
通話路を設定すると共に、基地局無線装置５、基地局ア
ンテナ６を介して着信用制御チャネルＰ−ＣＨにより、
無線呼出し装置１１に呼出し信号を送出し、着呼があっ
た旨を通知するものである。

無線呼出し装置１１は着信用制御チャネルＰ −ＣＨに
よる呼出し情報を受信識別する手段、及び着呼があった
場合、これを移動加入者に通知する例えばブザー等の呼
出し音送出手段を備えているものであるので、基地局無
線装置５から着信用制御チャネルＰ−ＣＨによる呼出し
を表示することができる。

移動加入者は着信があったことを知ったならば、その後
自動車に戻ったとき等に於いて、無線呼出し受付用加入
者１２を呼出すことにより、一般加入者１からの着呼で
あったこと、或はどのような内容の通話であったか等を
知ることができる。

移動加入者は自動車に戻った場合、無線呼出し装置１１
を自動車電話無線装置８に取付ける。

無線呼出し切替器９は無線呼出し装置１１が取付けられ
たことを検出すると自動車電話無線装置８を制御して、
自動車電話無線装置８の電源をオンにした後、無線呼出
しモードから自動車電話モードに切替える旨のモード情
報と自己の移動加入者番号とを自動車用アンテナ７を介
して送出させる。

基地局無線装置５に於いては、モード情報と移動加入者
番号とを受信し、これらを自動車電話交換局２の共通制
御装置３へ転送する。

共通制御装置３は使用モードが自動車電話モードである
ことをこの移動加入者対応に設けられている領域に登録
する。

今、使用モードは自動車電話モードであると登録した移
動加入者に例えば一般加入者１からの発信があったとす
ると、共通制御装置３は、一般加入者１からの被呼移動
加入者番号を識別し、この被呼移動加入者番号に対応し
た加入者ファイル４の領域を参照することにより、移動
加入者の現在の使用モードが自動車電話モードであるこ
とが判るので、通常の自動車電話と同様な動作を行なう
。

第２図は自動車電話無線装置８の構成を示すブロック線
図であり、１３は送受共用器、１４は送信部、１５は変
調器、１６はアンテナ接続スイッチ、１７は受信部、１
８は復調器、１９はチャネル指定部、２０は主制御回路
、２１は無線呼出し装置制御回路、２２はブザー等の呼
出し音送出装置、２３は自動車電話無線装置８全体の電
源、２４は無線呼出し装置１１のみに対する電源、２５
は無線呼出し装置１１のアンテナであり、他の第１図と
同一符号は同一部分を表わしている。

無線呼出し装置１１は、自動車電話無線装置８に着脱可
能となっており、無線呼出し装置１１を取外す場合、移
動加入者は、自動車電話端末機１０より主制御回路２０
に無線呼出し受付用加入者番号をプリセットした後例え
ばロックを外す。

このロックを外すことにより、無線呼出し切替器９はこ
れを検出して、主制御回路２０にロックが外された旨を
通知し、主制御回路２０はチャネル指定部１９を制御し
てチャネル番号を指定し、プリセットされている無線呼
出し受付用加入者番号と、自己の移動加入者番号と、無
線呼出しモードであることを表わすモード情報を変調器
１５、送信部１４、送受共用器１３、アンテナγを介し
て送出し、加入者ファイル４にこれらの情報を登録する
。

移動加入者がロックを外した後に、無線呼出し装置１１
を取外すと、無線呼出し切替器９はこれを検出して主制
御回路２０に無線呼出し装置１１が取外されたことを通
知し、電源２３をオフとすると共に、アンテナ接続スイ
ッチ１６を制御してアンテナ２５を受信部１７に接続す
る。

又、この場合、主制御回路２０はチャネル指定部１９を
制御して現在待受中の着信用制御チャネルＰ−ＣＨ番号
によって基地局無線装置５からの呼出しが受信できるよ
うにする。

無線呼出し装置１１を取外した場合に基地局無線装置５
から着信用制御チャネルＰ −ＣＨによる一斉呼出しが
あると、無線呼出し装置制御回路２１はこの一斉呼出し
をアンテナ２５、アンテナ接続スイッチ１６、受信部１
７、復調器１８を介して受信し、着信用制御チャネルＰ
−ＣＨによる被呼移動加入者番号と自己の加入者番号と
を照合して照合一致により自己の呼出しが行なわれたこ
とを識別し、呼出音送出装置２２を制御してブザー等を
鳴らし、移動加入者に着呼があった旨を通知する。

移動加入者が自動車に戻って、無線呼出し装置１１を取
付けると、自動的にロックされるものであり、無線呼出
し切替器９は無線呼出し装置１１が取付けられたことを
検出して主制御回路２０に通知する。

主制御回路２０は無線呼出し切替部９からの通知を受け
ると、電源２３をオンとすると共にアンテナ接続スイッ
チ１６をオフにしてアンテナ２５を受信部１７から切離
す。

次に主制御回路２０はチャネル指定部１９を制御してチ
ャネル番号を指定し、このチャネル番号によって使用モ
ードが自動車電話モードであることを表わすモード情報
及び自己の加入者番号をアンテナ７より送出し、自動車
電話交換局の加入者ファイル４に自動車電話モードであ
ることを登録する。

無線呼出し装置１１の装着時に着呼があった場合は、通
常の自動車電話と同様な動作を行なう。

以上説明したように、本発明は、応答付無線呼出し装置
を自動車電話無線装置から自由に取外せるようにし、こ
の応答付無線呼出し装置は、着信用制御チャネルによる
呼出し情報を受信識別する受信識別手段と、該受信識別
手段により自己の自動車電話番号を受信識別して呼出し
音を送出する呼出し音送出手段とを備えているものであ
るから、移動加入者が車を離れた場合に於いても、無線
周波数、加入者番号を増加することなく、着呼があった
旨を表示できる利点がある。

又、不在時に着呼があった場合は、その着呼を無線呼出
し受付用加入者へ転送するようにしているものであるか
ら、自動車に戻った後、無線呼出し受付用加入者を呼出
すことにより、不在時の着呼が倒れの加入者からのもの
であるのか、通話の内容がどのようなものであったのか
を知ることができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のブロック線図、第２図は自動
車無線装置の構成を示すブロック線図である。 １は一般加入者、２は自動車電話交換局、３は共通制御
装置、５は基地局無線装置、６は基地局アンテナ、７は
自動車用アンテナ、８は自動車電話無線装置、９は無線
呼出し切替器、１０は自動車電話用端末機、１１は無線
呼出し装置、１２は無線呼出し受付用加入者、１３は送
受共用器、１４は送信部、１５は変調器、１６はアンテ
ナ接続スイッチ、１７は受信部、１８は復調器、１９は
チャネル指定部、２０は主制御回路、２１は無線呼出し
制御回路、２２は呼出し音送出装置、２３．２４は電源
、２５はアンテナである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 基地局と自動車電話との間に、発信用制御チャネル
   、着信用制御チャネル及び通話用チャネルを設けて相互
   通話を行なう自動車電話方式に於いて、前記基地局の加
   入者ファイルに移動加入者の使用モードが無線呼出しモ
   ードであるか自動車電話モードであるかを示す情報、及
   び無線呼出し受付用加入者番号を登録する登録領域を移
   動加入者対応に設け、前記基地局から着信用制御チャネ
   ルによる呼出し情報を受信識別する受信識別手段と、該
   受信識別手段により自己の加入者番号を受信識別して、
   呼出し音を送出する呼出し音送出手段とを備えた無線呼
   出し装置を自動車電話無線装置に着脱自在に設け、前記
   無線呼出し装置を前記自動車電話無線装置に装着した場
   合は前記自動車電話無線装置から自動車電話モードであ
   ることを送出して前記加入者ファイルに登録し、取外す
   ｉ合は、前記自動車電話無線装置から無線呼出しモード
   であること及び予めセットした無線呼出し受付用加入者
   番号を送出して前記加入者ファイルに登録し、基地局は
   移動加入者に対する発呼を検出した場合は前記加入者フ
   ァイルを参照して被呼移動加入者の使用モードが自動車
   電話モードであるか無線呼出モードであるかを判断し、
   自動車電話モードであると判断した時は通常の自動車電
   話と同様に前記着信用制御チャネルによって呼出し信号
   を送出し、無線呼出しモードであると判断した時は通常
   の自動車電話と同様に前記着信用制御チャネルによって
   呼出し信号を送出すると共に、前記無線呼出し受付用加
   入者に呼出し信号を送出し、前記無線呼出し装置は前記
   受信識別手段により着呼を検出して前記呼出し音送出手
   段により着呼表示させることを特徴とする自動車電話不
   在時着信方式。