JPS63156191A - パネルシャッターにおけるパネルの誘導案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パネルシャッターにおけるパネルの誘導案内
装置に係り、詳しくはシャッターの開閉動作中、シャッ
ターの開放過程においてはパネルの上昇移動から水平移
動への方向転換時に、またシャッターの閉鎖過程におい
てはパネルの水平移動から下降移動への方向転換時に発
生するパネルの前後方向の振れを確実に防止して、パネ
ルの下端部を上端部の水平および下降移動に強制的に追
従させ、常にシャッターの開閉動作を支障なく円滑に行
わせることができるパネルシャッターにおけるパネルの
誘導案内装置に関するものである。

従来、この種パネルシャッターにおいては、パネルの上
框両端部に嵌挿したローラ軸にローラチェーンを取着し
て各パネルを上下方向に連結すると共に、ローラチェー
ンに噛合する誘導スプロケットを回転させてシャッター
を開閉するようにしているので、シャッターの開放時に
はパネルが上昇移動から水平移動に方向転換される際、
パネルの下端部が上端部の水平移動に追従できず、この
ため、後続するパネルの上昇経路を塞いでパネル相互の
衝突を招き、円滑な開放動作ができない欠点があり、ま
たシャッターの閉鎖時にも、水平移動から下降移動に方
向転換されるパネルの下端部が上端部の下降移動に追従
できず、案内レール上端部の誘導ガイド内に下降しない
場合がしばしばあり、閉鎖動作に支障を来たしていた。

特にシャッターを高速で開閉した場合は、上記の障害は
一層顕著であった。

本発明は、上記のような実状に鑑み、従来の欠点を一掃
すべく創案されたものであって、その目的とするところ
は、建物開口部の左右両側に縦設された案内レールの案
内終端部上方に外側ガイド板と内側ガイド板とからなる
延長レールを延設し、該延長レールの内側ガイド板を誘
導スプロケットの下方位置で該誘導スプロケットの回転
軌跡に沿って上方へ向けて湾曲形成し、かつその余長部
を収納レールの下方に該収納レールと平行して延出する
と共に、シャッターカーテンを構成する各パネルの下端
部には、・各パネルが延長レールを上昇および下降する
過程で内側ガイド板の裏面に当接する案内体を突設した
ことにより、シャッターを開閉するにあたって、その開
放過程、すなわちパネルの上昇過程においては、案内レ
ールの上端部から誘導スプロケットの軸芯直上に至る間
の上昇移動から水平移動への方向転換時、およびシャッ
ターの閉鎖過程、すなわち下降過程においては。

誘導スプロケットの軸芯直上から案内レールの上端部に
至る間の水平移動から下降移動への方向転換時に生じる
パネルの前後方向の振れを確実に防止して、パネルの下
端部を上端部の水平および下降移動に強制的に追従させ
ることができ、もって、シャッターの開閉動作を常に円
滑かつ確実に、しかも軽快に行うことができるパネルシ
ャッターにおけるパネルの誘導案内装置を提供しようと
するにある。

本発明の上記目的は、図面に示された実施例を説明する
ことによって一暦明らかとなる。

すなわち、第１図および第３図において１．１はパネル
シャッターであって、該パネルシャッター１は、上下方
向に所定間隔を存して配設した複数の長尺状パネル２の
上框２ａ両端部に軸受部材２ｂを介して嵌挿したローラ
軸３に取着したローラチェーン４により一連状に枢支連
結して構成されている。５はローラ軸３に回転自在に軸
承されたローラである。

６は建物開口部の左右両側に縦設された案内レール、７
は案内レール６の上端部に形成された誘導ガイド、８は
シャッター収納ケースであって、該シャッター収納ケー
ス８の左右側板９には、その内側に位置して図示しない
駆動スプロケットと同軸上に誘導スプロケット１０が軸
支されており、Ｊ亥誘導スプロケット１０にはローラチ
ェーン４の余長部が噛合されている。１１はシャッター
収納ケース８の左右側板９の内側に水平状に配設された
収納レールであって、該収納レール１１は誘導スプロケ
ット１０の回転に連動して上昇移動してきた各パネル２
のローラ軸３に軸承したローラ３を転動させることによ
り、各パネル２を順次平行して立て並べた状態で水平方
向に移動案内するものである。

１２は案内レール６の案内終端部上方に延設された延長
レールであって、該延長レール１２は外側ガイド板１２
ａと内側ガイド板１２ｂとから構成されている。そして
、内側ガイド板１２ｂは誘導スプロケット１０の下方位
置で、該誘導スプロケット１０の回転軌跡に沿って上方
へ向けて湾曲形成されており、その余長部は収納レール
１１の下方で、該収納レール１１と平行して延出されて
いる。

１３はシャッターカーテンを構成する各パネル２の下端
部に突設された案内体（ガイドピン）であって、該ガイ
ドピン１３はシャッター１を開閉する際、各パネル２が
延長レール１２を上昇および下降する過程で、内側ガイ
ド板１２ｂの裏面に当接して各パネル２の前後方向の振
れを防止するものである。なお、案内体１３はガイドピ
ンに限定されるものではなく、ガイドローラであっても
よい。

次に斜上の如く構成した本発明の作用について説明する
。いま、建物の開口部を閉鎖しているパネルシャッター
１に開放信号が出されると、図示しない開閉機に連動連
結されている駆動スプロケットの回転に連動して誘導ス
プロケット１ｏが回転され、ローラチェーン４により連
結されている各パネル２が案内レール６に沿って上昇移
動し、さらに案内レール６の案内終端から延長レール１
２を上昇移動する過程で、パネル２の下端部に突設した
案内体１３が第２図に示すイの位置で内側ガイド板１２
ｂの裏面に当接すると共に、誘導スプロケット１ｏの回
転軌跡に沿って上昇移動される過程で移動方向が上昇移
動から水平方向に徐々に転換され、さらに誘導スプロケ
ット１ｏの軸芯直上を通る時点で案内体１３は内側ガイ
ド板１２ｂに誘導案内されてイの位置から口の位置に移
動するので、パネル２の下端部は方向転換時に上端部の
移動に強制的に追従し、適正姿勢を保持しなからローラ
軸３に軸承されているローラ５がシャッター収納ケース
８の収納レール１１上に継送され、該ローラ５の転勤に
伴って各パネル２は相互に平行して立て並べた状態で水
平方向に移動案内されて収納される。したがって、シャ
ッター１の開放時には、上位のパネル２が後続するパネ
ル２の上昇経路を塞いで衝突を招く惧れは全くなく、確
実かつ軽快に開放動作を行うことができる。

また、シャッター１を閉鎖する場合も、収納レール１１
上を水平移動したパネル２のローラ軸３が誘導スプロケ
ット１０の軸芯直上を通る時点で、案内体１３が第２図
に示す口の位置で内側ガイド板１２ｂの裏面に当接し、
さらに誘導スプロケット１０の回転に伴って移動方向が
水平方向から下降方向に転換されて延長レール１２を通
過する過程で、案内体１３は内側ガイド板１２ｂに誘導
案内されて口の位置からイの位置に移動するので、パネ
ル２の下端部は方向転換時に上端部の移動に強制的に追
従し、適正姿勢を保持しながら下降し、順次案内レール
６に支持された状態で同一平面上に配置され、建物の開
口部は閉鎖される。したがって、従来のように、水平移
動から下降移動への方向転換時に、パネル・２の下端部
が上端部の移動に遅れて案内レール６の上端部に位置す
る誘導ガイド７内に下降しないような不都合は全くなく
、常に確実かつ軽快に閉鎖動作を行うことができる。

これを要するに本発明は、建物開口部の左右両側に縦設
した案内レールの案内終端部上方に外側ガイド板と内側
ガイド板とからなる延長レールを延設し、該延長レール
の内側ガイド板を誘導スプロケットの下方位置で該誘導
スプロケットの回転軌跡に沿って上方へ向けて湾曲形成
し、かつその余長部を収納レールの下方に該収納レール
と平行して延出すると共に、シャッターカーテンを構成
する各パネルの下端部には、各パネルが延長レールを上
昇および下降する過程で内側ガイド板の裏面に当接する
案内体を突設したから、シャッターを開閉するにあたっ
て、その開放過程では案内レールの上端部から誘導スプ
ロケットの軸芯直上に至る間の上昇移動から水平移動へ
の方向転換時、およびシャッターの閉鎖過程では、誘導
スプロケットの軸芯直上から案内レールの上端部に至る
間の水平移動から下降移動への方向転換時に生じるパネ
ルの前後方向の振れおよび上端部の移動に対する下端部
の遅れを確実に防止して、パネルの下端部を上端部の水
平および下降移動に強制的に追従させることができ、常
にシャッターの開閉動作を円滑かつ確実に、しかも軽快
に行うことができる極めて有用な実用的効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るパネルシャッターにおけるパネルの
誘導案内装置の一実施例を示すものであって、第１図は
パネルシャッターの概略斜視図。 第２図は作用を説明するための要部の概略側面図、第３
図は第１図の一部詳細図である。 １・・・パネルシャッター　　２・・・パネル３・・・
ローラ軸　　　　　　４・・・ローラチェーン５・・・
ローラ　　　　　　　　６・・・案内レール７・・・誘
導ガイド　　　　　８・・シャッター収納ケース９・・
・左右側板　　　　　１０・・・誘導スプロケット１１
・・・収納レール　　　　１２・・・延長レール１２ａ
・・・外側ガイド板　　１２ｂ・・・内側ガイド板１３
・・・案内体（ガイドピン・ガイドローラ）特許出願人
　三和シャッター工業株式会社代理人　弁理士　稲　　
　葉　　　昭　　　治・　７　、；。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各パネルの上框両端部に嵌挿したローラ軸にローラチェ
   ーンを取着し、該ローラチェーンにより各パネルを上下
   方向に連結してシャッターカーテンを構成し、該シャッ
   ターカーテンを構成した各パネルを同一平面状態で昇降
   案内する案内レールの上端部に、各パネルを順次平行し
   て立て並べた状態で横方向に収納案内する収納レールを
   構えたシャッター収納ケースを連設すると共に、上記シ
   ャッター収納ケースにはローラチェーンに噛合する誘導
   スプロケットを回転自在に配設し、該誘導スプロケット
   の回転に連動して建物の開口部を開閉するように構成し
   たパネルシャッターにおいて、上記案内レールの案内終
   端部上方に外側ガイド板と内側ガイド板とからなる延長
   レールを延設し、該延長レールの内側ガイド板を誘導ス
   プロケットの下方位置で該誘導スプロケットの回転軌跡
   に沿って上方へ向けて湾曲形成し、かつその余長部を収
   納レールの下方に該収納レールと平行して延出すると共
   に、シャッターカーテンを構成する各パネルの下端部に
   は、各パネルが延長レールを上昇および下降する過程で
   内側ガイド板の裏面に当接する案内体を突設したことを
   特徴とするパネルシャッターにおけるパネルの誘導案内
   装置。