JPS6315566Y2 - - Google Patents

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JPS6315566Y2
JPS6315566Y2 JP15984082U JP15984082U JPS6315566Y2 JP S6315566 Y2 JPS6315566 Y2 JP S6315566Y2 JP 15984082 U JP15984082 U JP 15984082U JP 15984082 U JP15984082 U JP 15984082U JP S6315566 Y2 JPS6315566 Y2 JP S6315566Y2
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JP
Japan
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heater
cooler
heat shield
shield plate
expansion cylinder
Prior art date
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JP15984082U
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JPS5964454U (ja
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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として教材等に利用される熱ガス機
関の構造に関するもので、その目的とするところ
は小出力ながら効率のよい機関を提供することに
ある。
以下、本考案の実施例を図面により説明するが
第1図は正面図、第2図は平面図、第3図は右側
面図、第4図は第1図のA−A線断面図、第5図
は第1図のB−B線断面図、第6図は遮熱板の底
面図である。
主に第3図、第4図を参照して102は2枚の
板材1,2をシール部材8を介して重合形成した
加熱器であり、506は加熱器102同様の冷却
器であり、これは冷却筒6の底板と板材5をOリ
ング13を介して重ね合わせて形成したものであ
る。このため加熱器102,冷却器506ともそ
の合わせ目からの作動ガスの洩れはない。また加
熱器102と冷却器506の作動ガス伝熱側壁に
は環状の溝42,44が刻設され、これらの溝4
2,44は作動ガス空間の一部を形成していて加
熱器102の加熱壁側の周囲にはフランジ26を
設けている。さらに加熱器102と冷却器506
は間隔を介して互いに対向し、両者間に高温膨張
シリンダー3と再生器4とが並列に配置される。
ところで高温膨張シリンダー3の加熱器102と
冷却器506に接する部分はシール部材9,11
でシールされており、同様に再生器4の端面もシ
ール部材10,12でシールされている。
また再生器4はその両開口が加熱器102およ
び冷却器506の溝42,44を通じて高温膨張
シリンダー3および低温圧縮シリンダー7の内部
に連通され、内部には図示しないが細かいメツシ
ユの金網が多数枚充填されている。そして冷却筒
6は冷却水槽50を含んで水冷されるようになつ
ていて、冷却筒6の底板上にシール部材59を介
して低温圧縮シリンダー7を配置してある。さら
に低温圧縮シリンダー7と前記した高温膨張シリ
ンダー3とは同一軸上にあり、該低温圧縮シリン
ダー7の上面にはアームサポート14とクランク
サポート15,15が設けられている。
またアームサポート14にはデイスプレーサー
ピストンアーム24とパワーピストンアーム25
の一端がそれぞれ連結ピン29,30で支持さ
れ、クランクサポート15,15にはクランク1
7のクランク軸18,18が回転自在に固定さ
れ、該クランク軸18,18にフライホイール1
6,16が固定されている。
さて高温膨張シリンダー3と低温圧縮シリンダ
ー7内にはデイスプレーサーピストン19とパワ
ーピストン20が配置され、両ピストン19,2
0は両シリンダー3,7内を往復動し得るように
なつている。勿論デイスプレーサーピストン19
の上部に一体成型されたデイスプレーサーガイド
21はパワーピストン20のピストンボデイ40
内を往復動し得る。
第5図をも参照するとそれぞれのピストン1
9,20は連結板22,23の下端に固定され、
またそれぞれの連結板22,23の上端は連結ピ
ン27,28を介してデイスプレーサーピストン
アーム24およびパワーピストンアーム25に連
結されている。このためデイスプレーサーピスト
ン19とパワーピストン20の往復運動により両
ピストンアーム24,25は揺動運動する。
一方デイスプレーサーピストンアーム24およ
びパワーピストンアーム25の他端は連結ピン3
1,32を介して連接棒52,53に連結され、
また該連接棒52,53の他端はそれぞれベアリ
ング35,35を介してクランク17のクランク
ピン34に連結されている。このためクランクピ
ン34を固定したクランク車60,61,62,
63は回転運動をし、同様にクランク車60,6
3に固定したクランク軸18,18を介してフラ
イホイール16,16が回転運動する。
ここでデイスプレーサーピストン19には前記
したようにデイスプレーサーガイド21が一体的
に取付けられその内部は中空になつており前記し
た連結板22が貫通している。
また該連結板22の下端は連結ピン等でデイス
プレーサーガイド21に連結固定されている。さ
らにデイスプレーサーピストン19の内部は中空
になつており内部に断熱材(図示せず)が充填さ
れている。
冷却器506の冷却筒6の上部には冷却器カバ
ー46が被せてあり、該冷却器カバー46と冷却
筒6にはそれぞれ継手47,48が設けられてい
る。なお、継手48にはメクラキヤツプ49が組
付けられている。
一方、加熱器102と冷却器506の間におけ
る高温膨張シリンダー3と再生器4には取付筒5
7,58を介して遮熱板56が貫装支持されてい
る。遮熱板56は上下2枚のいわゆる上遮熱板3
6と下遮熱板38の間に断熱材33を介在させて
形成した傘状のものであり、その外径は加熱器1
02の外径より大きくなつている。具体的には上
下の遮熱板36,38の周囲には、加熱器102
側に傾斜する傾斜部37,39が形成され、上遮
熱板36の傾斜部37下端のフランジ径φD1は加
熱器102の外径φD2より大きい。
以上のような構成からなる実施例の作用につい
て以下に説明する。
まず冷却器カバー46に設けてある継手47か
ら冷却水を注いで冷却水槽50に冷却水を充満さ
せる一方、適当な燃焼装置例えばガスバーナ51
で加熱器102の底面を加熱すると高温膨張シリ
ンダー3、加熱器102、再生器4、冷却器50
6、低温圧縮シリンダー7の内部空間45に密封
された空気は加熱器側で加熱され、冷却器側で冷
却される。このときフライホイール16,16を
手動回転するとクランク17のクランクピン34
に連結されている連接棒52,53が作動し、連
結ピン31,32によつてそれぞれ連結されてい
るデイスプレーサーピストンアーム24とパワー
ピストンアーム25が揺動する。この結果、各々
のアーム24,25に連結されている連結板2
2,23が上下動し起動力が与えられ、最終的に
はデイスプレーサーピストン19とパワーピスト
ン20は温度と圧力の周期的な変化に同期して往
復運動を継続する。というのは起動後はデイスプ
レーサーピストンアーム24とパワーピストンア
ーム25とがある位相差(例えば90゜)をもつて
揺動することで、連結板22,23に連結されて
いるデイスプレーサーピストン19およびパワー
ピストン20がそれぞれ高温膨張シリンダー3お
よび低温圧縮シリンダー7内を前記の位相差で往
復動するため、内部空間に密封された作動ガスが
加熱器側と冷却器側を移動するからである。
換言すれば起動後は密封された作動ガスが加熱
空間41、加熱器102の溝42、再生器4の空
間43、冷却器506の溝44および冷却空間4
5からなる作動ガス空間を往復動し、周期的にそ
の温度と圧力が変化し、このことからパワーピス
トン20の往復動が継続される。
なお、上記したパワーピストン20の動作原理
は通常のスターリング機関の動作原理と全く同様
である。
勿論デイスプレーサーピストン19とパワーピ
ストン20の往復動の継続により連結板22,2
3を介してアーム24,25が揺動し、連接棒5
2,53を通じてクランク車60,61,62,
63およびフライホイール16,16は回転を継
続する。
さてここでこの機関の出力、効率を向上させる
ためには、ガスバーナ51の燃焼加熱による熱入
力が機関内部の作動ガスに効率よく伝えられるこ
とが極めて重要である。そのためには、ガスバー
ナ51の高温の燃焼ガスが冷却器506側へ逃げ
てしまういわゆる熱損失をできるだけ抑え、加熱
器102の有効加熱面積を増加させることが有効
な方法となる。
然るに実施例では上下2枚の遮熱板36,38
を一体的に組合わせ、加熱器102と冷却器50
6間の高温膨張シリンダー3と再生器7に貫装さ
せしかも遮熱板56は加熱器102側に向かつて
下方に傾斜し、その端面のフランジ径φD1を加熱
器102の外径φD2より大きく設定しているた
め、ガスバーナ51の燃焼ガスが加熱器102側
から冷却器506側へ素通りして逃げてしまうこ
とがなく、したがつて熱損失の大幅な減少が達成
される。
しかも実施例によれば上下遮熱板36,38間
に断熱材33を充填しているので、輻射熱による
冷却器506側の温度上昇も防止できると同時に
遮熱板56の遮熱空間54に集められた高温の燃
焼ガスは逆に加熱器102の上面55を加熱する
ため、この面も加熱器の加熱面となり、加熱空間
41と加熱器の溝42に存する作動ガスを有効に
加熱できる効果もある。
また、長時間ガスバーナ51で加熱していると
冷却水槽50の冷却水は初期温度より上昇してき
て、加熱器側と冷却器側の温度差が初期より小さ
くなり効率の低下をきたすが冷却筒6に取付けて
あるメクラキヤツプ49を取り外し冷却水を排出
すると同時に冷却器カバー46上に設けてある継
手47から新しい冷却水を補給すれば、加熱器側
と冷却器側の温度差は増大し、効率、出力とも初
期の性能を確保することができる。
以上のように本考案によれば、ガスバーナの高
温の燃焼ガスが冷却器側へ逃げてしまう熱損失を
減少でき、あわせて加熱器の有効加熱面積を増大
させることができるので、小出力ながら高効率の
熱ガス機関を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による一実施例の正面図、第2
図は同様の平面図、第3図は同様の右側面図、第
4図は第1図のA−A線断面図、第5図は第1図
のB−B線断面図、第6図は同様の遮熱板の底面
図である。 1……板材、2……板材、3……高温膨張シリ
ンダー、4……再生器、5……板材、6……冷却
筒、7……低温圧縮シリンダー、8……シール部
材、9……シール部材、10……シール部材、1
1……シール部材、12……シール部材、13…
…Oリング、14……アームサポート、15……
クランクサポート、16……フライホイール、1
7……クランク、18……クランク軸、19……
デイスプレーサーピストン、20……パワーピス
トン、21……デイスプレーサーガイド、22…
…連結板、23……連結板、24……デイスプレ
ーサーピストンアーム、25……パワーピストン
アーム、26……フランジ、27……連結ピン、
28……連結ピン、29……連結ピン、30……
連結ピン、31……連結ピン、32……連結ピ
ン、33……断熱材、34……クランクピン、3
5……ベアリング、36……上遮熱板、37……
傾斜部、38……下遮熱板、39……傾斜部、4
0……ピストンボデイ、41……加熱空間、42
……加熱器の溝、43……再生器空間、44……
冷却器の溝、45……冷却空間、46……冷却器
カバー、47……継手、48……継手、49……
メクラキヤツプ、50……冷却水槽、51……ガ
スバーナ、52……連接棒、53……連接棒、5
4……遮熱空間、55……加熱器の上面、56…
…遮熱板、57……取付筒、58……取付筒、5
9……シール部材、60……クランク車、61…
…クランク車、62……クランク車、63……ク
ランク車、102……加熱器、506……冷却
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加熱器および冷却器を互いに対向させ、かつ
    該加熱器および冷却器間に高温膨張シリンダー
    と再生器を並列に配置する一方、該冷却器上部
    には高温膨張シリンダーと同軸上に低温圧縮シ
    リンダーを配置し、しかも該高温膨張シリンダ
    ーおよび低温圧縮シリンダー内にそれぞれデイ
    スプレーサーピストンおよびパワーピストンを
    往復動自在に配置した熱ガス機関において、前
    記加熱器および冷却器間の高温膨張シリンダー
    と再生器に遮熱板を貫装したことを特徴とする
    熱ガス機関。 (2) 前記遮熱板は上下2枚の板の間に断熱材を介
    在させた傘状のものであり、その外径は加熱器
    の外径より大きくなつていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱ガス機
    関。 (3) 前記遮熱板は高温膨張シリンダーおよび再生
    器に支持されている実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項記載の熱ガス機関。
JP15984082U 1982-10-21 1982-10-21 熱ガス機関 Granted JPS5964454U (ja)

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JP15984082U JPS5964454U (ja) 1982-10-21 1982-10-21 熱ガス機関

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JP15984082U JPS5964454U (ja) 1982-10-21 1982-10-21 熱ガス機関

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JPS5964454U JPS5964454U (ja) 1984-04-27
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