JPS63154974A - ケ−ブルの絶縁劣化自動測定システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電カケープルの絶縁劣化を監視するための自動
測定システムに係り、特にマイクロコンピュータを用い
たこの種の自動測定システムに関する。

［従来技術の説明コ 従来、ケーブルの絶縁劣化測定として多く行なわれてい
る方法に、漏れ電流の測定および部分放電の測定がある
。これらの測定は例えば第３図に示す測定回路によって
行なわれる。すなわち、ケーブル１０に直流電源２０に
よって電圧を印加することにより生じる部分放電パルス
を部分放電検出用インピーダンスＲｄで検出し、増幅後
カウンタ３０で発生数をカウントすると共に、漏れ電流
検出用インピーダンス４０で漏れ電流を検出し、記録＃
１５０に記録する。

そして、これら部分放電パルス数と漏れ電流とに基づき
、ケーブルの絶縁劣化を判定する。

［発明が解決しようとする問題点コ ところで、このような従来のケーブル絶縁劣化測定はオ
ペレータか印加電圧を昇圧しながら漏れ電流及び部分放
電パルスを測定するため測定に熟練を要し、しかも印加
電圧の昇圧速度によって各測定値が影響を受け、誤差を
生じろという欠点があった。更に部分放電の測定はパル
スの大きさによってアッテネータを変えなからカウンタ
により発生数を数えているため、測定時刻のずれが生じ
、規定時間での正確な発生数のカウントができないとい
う問題もある。

本発明はこのような従来の問題点を解決し、オペレータ
の違いやその習熟度に影響されることのないケーブル絶
縁劣化自動測定システムを提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ このような目的を達成するために本発明の絶縁劣化自動
測定システムは、ケーブルの被測定相に直流電圧を印加
する直流電源部、該直流電圧の印加により生じる漏れ電
流を検出する漏れ電流検出部、前記直流電圧の印加によ
り生じる部分放電パルスを検出する部分放電検出部及び
前記部分放電パルスの伝達時間により部分放電位置を標
定する位置標定部をマイクロコンピュータによって制御
し、該マイクロコンピュータによって印加電圧の昇圧、
測定、測定データの解析及び表示を行うように構成され
る。

以下、本発明の実施例を図面に基き説明する。

第１図において被測定ケーブル１ａは遠方端である一端
を結合コンデンサＣｋ、増幅器Ａｍｐを介してパルス返
し用ケーブル１ｂの一端と接続され、且つノイズ比較用
のガード返し用ケーブル１ｃの一端と接続されている。

また、被測定ケーブル１ａの測定端は保護抵抗Ｒｂを介
して直流型′ｇ２に接続される。直流電源２は安定化電
源２１及び直流発生器２２から成り、直流発生器２２は
漏れ電流検出部３の漏れ電流検出器３１に接続される。

漏れ電流検出器３１は直流電源２からの電圧印加時の被
測定相の漏れ電流を検出して記録計３２に表示する。又
、被測定ケーブル１ａ及びパルス返し用ケーブル１ｂは
各々結合コンデンサＣＫ、正弦波ノイズ除去回路ＤＬ及
び増幅器Ａｍｐを介して部分放電位置標定部４のデジタ
ルメモリ４１に接続される。Ｒはパルス検出用の抵抗で
ある。部分放電位置標定部４は被測定ケーブル１ａで発
生する部分放電パルスが被測定ケーブル１ａを伝達する
時間とパルス返し用ケーブル１ｂを経て伝達する時間と
を比較することによって被測定ケーブル１ａにおける部
分放電位置を標定する。

更に被測定ケーブル１ａ及びガード返し用ケーブル１ｃ
は各々結合コンデンサＣＫを介して部分放電検出部５に
接続される。部分放電検出部５は被測定ケーブル１ａと
ガード返し用ケーブルｌｃ１　のパルス信号の差をとる
バランサーＢＬ−１、ノイズ除去回路ＮＤ−２及び増幅
器ＣＤ−５によって被測定ケーブル１ａの部分放電パル
スからノイズを除去し、真の部分放電パルスを増幅して
オシロスコープ５１に出力すると共にパルスハイドアナ
ライザーＰＨＡでパルスをカウントすると共にＡ／Ｄ交
換する。

直流な源２、漏れ電流検出部３、部分放電位置標定部４
及び部分放電検出部５はマイクロコンピュータ（以下、
マイコンと略す）６１を含む制御部６に接続されており
、マイコン６１によって直流型ｇ２による印加電圧の昇
圧速度、漏れ電流検出部３、部分放電位置標定部４及び
部分放電検出部５の作動制御が行なわれると共に、漏れ
電流検出部βの記録計３２のデータ、部分放電位置標定
部４のマイコン４′２の標定データ及び部分放電検出部
５のパルスハイドアナライザーＰＨＡでＡ／Ｄ変換され
たデータがマイコン６１に入力され、マイコン６１はこ
れらデータに基き、ケーブルｌの絶縁劣化の度合を判定
し速報を作成してプリンタ６２等の表示手段で速報を出
力する。

［実施例］ 次に、このような構成におけるマイコン６１による測定
制御の一実施例を第２図のフローチャートを参照して説
明する。

第２図に示すフローチャートのＳｊａｇｅ　［では、測
定開始に際して行う測定準備ステップすなわちセットリ
ーク測定、メガ測定及びパルス校正等のステップを順次
マイコン６１のＣＲＴに表示する。

これに従って所定の被測定相の準備ステップが終了する
と、Ｓｔａｇｅ　ＩＩに進む。Ｓｔ、ａｇｅ　ＩＩでは
マイコン６１により電源２を駆動制御して自動的に昇圧
を行う。印加電圧が所定値に達した後、ＳＬａｇｅ　Ｉ
ｎで自動測定を行う。すなわち昇圧直後、位置標定、部
分放電測定を行ない、続けて１分後及び３分後の位置標
定、漏れ電流測定１部分放電測定を行ない、更に、５分
、７分、１０分後の漏れ電流測定を行う。測定終了後、
ＳｊａｇｅｌＶで印加電圧を自動降下し、今、測定した
相以外の相を測定する場合は、Ｓｔａｇｅ　ｌの（Ｄに
戻って同様の測定を行ない。

すべての測定が終了した後、測定結果を解析し速報を作
成し、プリンタ６２に出力する。オペレータはこの速報
に基き、ケーブルの復旧を行う。

［発明の効果］ 以上の実施例からも明らかなように１本発明のケーブル
の絶縁劣化自動測定システムにおいては。

電圧の印加、各測定部の測定、測定結果の解析等をす入
でマイコンにより制御しているので、従来のようにオペ
レータの熟練を必要とせず、しかもオペレータの違いに
よる誤差を生じることがなく正確に絶縁劣化の測定がで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシステム概略図、第２図は本発明によ
るフローチャートの一実施例を示す図、第３図は従来の
ケーブル絶縁劣化測定装置である。 １・・・・・・・ケーブル １ａ・・・・・被測定ケーブル ２・・・・・・・直流電源部 ３・・・・・・・漏れ電流検出部 ４・・・・・・・部分放電位置標定部 ５・・・・・・・部分放電検出部 ６・・・・・・・制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケーブルの被測定相に直流電圧を印加する直流電源部、
   該直流電圧の印加時に生じる漏れ電流を検出する漏れ電
   流検出部、前記直流電圧の印加により前記被測定相に生
   じた部分放電パルスを検出する部分放電検出部、前記部
   分放電パルスの伝達時間より部分放電位置を標定する位
   置標定部及び前記直流電源部と前記漏れ電流検出部と前
   記部分放電検出部と前記位置標定部とを制御し、印加電
   圧の昇圧、測定、測定データの解析及び表示を行うマイ
   クロコンピュータを備えたことを特徴とするケーブルの
   絶縁劣化自動測定システム。