JPS63154885A - 直流駆動回転型圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は直流型電動部の回転子内部に圧縮部を配設した
直流駆動アウタロータ型圧縮機に関するものである。

従来の技術 従来、電動機の回転子内部に圧縮部を配設したアウタロ
ータ型圧縮機は第３図に示すように、電動機の回転子（
図示省略）と一体に回転すると同時に、かつ直接回転動
力を受けるシリンダ部１と、回転不動型で吐出口２、吸
入口３を有するピストン４とブレード５によってシリン
ダ内の高低圧室を形成し、前記グレード５がピストン４
に常に接触するように、前記ブレード５と一体成形し、
かつ反対側に重錘を設けたグレード固定部６をスプリン
グ７を介して前記シリンダ１と連動して圧縮機部を構成
している。（例えば特公昭３８−１２０３５号公報） 発明が解決しようとする問題点 この構成によると、ブレード５がピストン４を接触しな
がらシリンダ１がピストン４のまわりを回転するために
はブレード固定部６はピストンの偏心量と相等の揺動が
起シ、これに対応して本体の振動も大きくなる。またブ
レード固定部６は回転方向に対してもまわろうとする運
動に加えて、ブレード固定部６の揺動に伴う運動がシリ
ンダ部を基点にブレード２１に曲げ応力として作用し摩
擦力増大の原因となる。さらに回転子が１要素で構成さ
れているため、交流型電動機の回転子の場合であれば鉄
損分が増大し、直流型電動機の回転子の場合は仮シにロ
ータ部が永久磁石を利用すると磁心材がないため、シリ
ンダ部が磁心要素を代用することにな！Ｉｎ損がさらに
増大するという問題を有していた。

本発明はかかる従来の問題を解消するもので、シリンダ
部や本体の振動を少なく、さらに効率をあげることを目
的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の圧縮機は、ブレー
ドとブレード固定部を切りはなし、かつ左記ブレード固
定部とシリンダを同心円上に共用一体化し、前記グレー
ドをスプリングを介してシリンダに指動自在に配設し、
電動部の回転子を永久磁石と動バランス用の重錘部を形
成した磁心とで構成し、加えてこの磁心と一体に回転す
る前記シリンダを構成して直流駆動アラフロータ型圧縮
機を備えたものである。

作　　　用 本発明は上記構成によってブレード固定部が同心円上に
シリンダと共用一体化しているためシリンダまわりの偏
心振動はなく、ブレード自身の動きから生じるわずかな
運動量だけが残る。ブレード溝まわりの空洞部から生じ
るシリンダ部のアンバランス量は、回転位置に対しては
ｙ一定で安定しているために、動バランス用の重錘を有
する磁心を有しているため、動バランスの効果は極めて
高く、シリンダ山野の半径方向の振動が小さいと同時に
、ブレード自身に作用する力は、シリンダ−（グレード
固定部と共用一体）、から受ける問題はないため、摺動
摩擦は極めて小さくできるという特長を有する。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１図、第２図において、密閉型ハウジング８に固定さ
れた電機子コイルを有するステーク部９と、これに対向
して、かつ背面に磁心部１ｏを配設した永久磁石１１を
有する回転子部を形成して直流型電動部を構成し、前記
回転子部と一体に回転する第一軸受部１２と吐出弁１３
を有する第二軸受部１４間に回転型シリンダ部１５と前
記第一、第二軸受部１２．１４、および前記シリンダ部
１５内に配設し、かつ前記密閉型ハウジング１に支持軸
受１６を介して固定し、吸入通路１７を有する不動型ピ
ストン軸１８、前記ピストン軸１８と連動して回転する
ピストン１９の外壁面と接触しかつスプリング２０を介
してシリンダ部１４の外周壁との間を摺動して出没自在
に装着したブレード２１とで構成する圧縮部を備え、前
記磁心部の一部に動バランス用の重錘部２３を設けて直
流駆動回転型圧縮機を構成されている。

上記構成において、一定の偏心量を有するピストン１９
のまわシを同心円上に回転するためシリンダ部１５の偏
心は少ない、また回転体の不釣合いによる本体振動に関
しては、ブレード溝２３の空洞部のアンバランス振動と
、ブレード２１の摺動振動、及び吐出弁１３まわシのア
ンバランス振動等の要因があげられるが、これらのアン
バランス成分のうち、グレード溝２３の空洞部と吐出弁
１３まわシのアンバランス成分は最も大きく、か　　□
つ大きさが一定で安定しているためアンバランス振動を
相殺する動バランス用の重錘２３をシリンダ部１５の半
径方向領域に設けることが高精度に動的バランスが取れ
る。これには第一軸受部１２、第二軸受部１４あるいは
シリンダ部１５、磁心１０の領域で動バランス用の重錘
を附加するか、部分削除するか等の方法が考えられる。

本発明の効果の１つに、磁心１０の一部に動バランス用
の重錘を設けることが極めて高精度に動的にバランスさ
せるのに有効な手段である。またシリンダ部１５の回転
によって機械的にグレードに作用する力成分はなくブレ
ード２１の表面に加わる摩擦力も小さくなる。また、電
動部には直流型電動機を採用し、永久磁石と磁心以外に
コイル等を使用していないためコイル部の銅損分が削減
できる。また磁心１０は磁気特性の良い磁心材を独立し
て利用できる構成になっているため磁心部分の鉄損が少
なくできる。

発明の効果 以上のように本発明の直流駆動回転型圧縮機によれば次
の効果が得られる。

（１）磁心部に動バランス用重錘を設ける構成としてい
るため重的バランス精度が高く、本体振動を少なくでき
る効果がある。

（２）半径方向の振動がブレードだけの構成としている
ため動的アンバランス成分は少なく、かつブレードの曲
げ応力に相当する成分がないため動的アンバランスによ
る振動や、プレートの摩擦力が少ない効果を有する。

（３）圧縮機の駆動方式には直流型電動機を採用し、か
つ回転子を永久磁石と磁心材で独立に構成されているた
め鉄損が小さくでき、効率があがる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における圧縮機の断面図、第
２図は第１図のＡ　−Ａ’線断面図、第３図は従来の圧
縮機の横断面図である。 ８・・・・・・密閉ハウジング、９・・印・ステータ部
、１０・・・・・・磁心部、１１・・・・・・永久磁石
、１２・・印・第１軸受部、１３・・・・・・吐出弁、
１４・・・・・・第２軸受、７５・・・・・・シリンダ
、１６・・印・支持軸受、１７・・・・・・吸入通路、
１８・・・・・・不動型ピストン軸、１９・・・・・・
ピストン、２０・・・・・・スプリング、２１・・・・
・・グレード、２２・・・・・・グレード溝、２３・・
・・・・重錘。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　歌　男　ほか１名δ−
・−２閉バツジ゛ング １１−ｍ−永久砥石 １３−　　吐出弁 第３図 、ダ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）密閉型ハウジングに固定された電機子コイルを有
   するステータ部と、これに対向してかつ背面に磁心を配
   設した永久磁石を有する回転子部を形成して成る直流型
   電動部と、前記回転子部と一体に回転する第一軸受部と
   第二軸受部間に装着した回転型シリンダ部と前記第１、
   第２軸受部、および前記シリンダ部内に配設し、かつ前
   記密閉型ハウジングに支持軸受を介して固定した不動型
   ピストン軸とで構成する圧縮部を備え、前記磁心部、第
   １軸受部あるいは第２軸受部の一部に動バランス用の錘
   部を設けた直流駆動回転型圧縮機。
2. （２）シリンダ部を通る径方向上で、かつ磁心部と一体
   成形した動バランス用錘部を設けて構成された特許請求
   の範囲第１項記載の直流駆動回転型圧縮機。