JPS63154867A - モ−タ駆動ラジアルプランジヤポンプ - Google Patents

モ−タ駆動ラジアルプランジヤポンプ

Info

Publication number
JPS63154867A
JPS63154867A JP31304086A JP31304086A JPS63154867A JP S63154867 A JPS63154867 A JP S63154867A JP 31304086 A JP31304086 A JP 31304086A JP 31304086 A JP31304086 A JP 31304086A JP S63154867 A JPS63154867 A JP S63154867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
motor
housing
shaft
seal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31304086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0452872B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Ito
伊藤 義昭
Koji Nagai
永井 幸次
Akihiko Sawada
澤田 明彦
Hideyuki Koike
秀幸 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to DE8787111051T priority Critical patent/DE3780231T2/de
Priority to EP87111051A priority patent/EP0256389B1/en
Priority to US07/080,764 priority patent/US4776768A/en
Publication of JPS63154867A publication Critical patent/JPS63154867A/ja
Publication of JPH0452872B2 publication Critical patent/JPH0452872B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモータ駆動によるラジアルプランジャポンプに
関し、例えば、自動車ブレーキオイル用(以下余白) のオイルポンプとして用いて有効である。
〔従来の技術〕
従来、モータハウジング内にモータを配設し、このモー
タによって回転駆動されるシャフトをポンプハウジング
内に回転自在に配設し、このポンプハウジング内に形成
されたポンプ部により流体の吸入圧縮吐出を行なう旨は
知られていた、米国特許第4201521号明細書にも
記載されている。
しかしながら、この種のモータ駆動ポンプでは、ポンプ
部で圧縮吐出される流体がシャフトに沿って、モータ側
に漏洩することが問題となる。
そこで、通常はポンプ部を形成するポンプハウジングと
、モータを収納するモータハウジングとの間にシールを
行なうシール部材を配設する。
本発明者らがこの種のモータ駆動ラジアルプランジャポ
ンプにおいて、シール部材をモータハウジングと、ポン
プハウジングとの間に配設したところ、シール部材のみ
では充分なシール効果が達成できない状態があることが
確かめられた。すなわち、シール部材を設けておいたに
もかかわらず、ポンプハウジング側から流体が、シャフ
トに沿ってモータハウジング側にも漏洩する状態が生じ
ることが認められる。
本発明者らがこのシール不良が生じる状態について種々
検討を行ったところ、シール部材の両側面の圧力が常に
一定ではなく、大きく変動することが原因であることが
確かめられた。すなわち、シール部材のポンプハウジン
グ側ではポンプ室内に吸入される流体が直接シール部材
に当接することになる。そして、このシール部材に当接
する流体の圧力はポンプ非作動時と、ポンプ作動時とで
は大きく変動することが確かめられた。
すなわち、ポンプの非作動時においては、流体の重量を
受けて、シール部材のポンプハウジング側圧力は大気圧
以上となる。逆にポンプの作動時では、ポンプの吸入作
動を受けて、シール部材のポンプハウジング側圧力は大
気圧以下となる。
一方、シール部材のうちモータハウジング側圧力も変動
が生ずることが認められる。すなわち、モータの非作動
時ではモータは回転せず、従ってシール部材のうちモー
タハウジング側の圧力は大気圧となる。しかし、モータ
が回転した状態では、モータの回転に伴う動圧が発生し
、この動圧を受けて、シール部材のうちモータハウジン
グ側の圧力は大気圧以上となったり、もしくは大気圧以
下となったりして変動を生ずることが認められる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記本発明者らの検討結果に基づいて案出さ
れたものである。すなわち、本発明は、シール部材より
モータハウジング側に漏洩する流体の量を減少させるこ
とを口約とする。そのため、本発明ではシール部材の両
面に生ずる圧力差を減少させるようにすることを目的と
する。
〔構成〕
上記課題達成のため、本発明ではポンプ部とモータハウ
ジングとの間に定圧室を形成する。すなわち、ポンプ部
とモータ部とを結ぶシャフトの外周面上に第1シール部
と、第2シール部とを配設し、この第1シール部と第2
シール部との間に定圧室を形成するものである。
従って、定圧室はポンプハウジング内面・シャフト外面
・第1シール部材側面及び第2シール部材側面によって
区画形成される。そして、ポンプハウジングに形成され
た定圧孔を介して常に大気圧が定圧室に導入されるよう
に構成する。
〔作用〕
ポンプハウジング内の流体の圧力変動は、ポンプハウジ
ングの作動・非作動に応じて必然的に変動するものであ
る。これは、ポンプの作用を行なう限り、ポンプハウジ
ング内の圧力変動をなくすことはできないことを意味す
る。
同様に、モータハウジング内の圧力変動もモータの回転
に応じて必然的に生ずるものである。すなわち、モータ
が回転する限り、その回転に応じた動圧がモータハウジ
ング内に発生するものである。
そこで、本発明では、このモータハウジングとポンプハ
ウジングとの中間部に定圧室を形成した。
従って、たとえモータハウジング内の圧力及びポンプハ
ウジング内の圧力が変動したとしても、その両者の変動
が重なり合ってシール部材の両面の差圧が過大となるこ
とがない。
換言すれば、中間に定圧室が形成されているため、第1
シール部材の両面に発生する差圧は、もっばらポンプ部
材内の流体の圧力変動のみとなる。
同様に第2シール部材の両面に発生する差圧も、もっば
らモータハウジング内の圧力変動のみとなる。
本発明の第2発明はさらに前記定圧室にプレートを配設
している。すなわち、プレートはシャフトの回転と共に
、前記定圧室内を回転する。従って、プレート先端には
プレートの回転によって生ずる圧力が発生する。この圧
力により、前記定圧室内のうち特に定圧孔開口部の圧力
を所定値高圧とする。その結果、本発明の第2発明では
、定圧孔を介して外部の粉塵等が定圧室内に流入するこ
とかない。
この本発明の第2発明の作用を最も効果的に行なうため
には、定圧孔は、前記プレートの半径方向延長上に開口
させるようにすることが望ましい。
本発明の第3発明は、さらに第1シール部材の結合固定
方向を大幅に改善したものである。すなわち本発明の第
3発明によれば、第1シール部材として弾性材料製のも
のを採用する。そしてこの弾性材料製の第1シール部材
は、ポンプハウジングに形成された第1保持溝に圧入固
定されるようにする。しかもポンプハウジングの第1保
持溝内面には係止溝が形成されており、第1シール部材
が第1保持溝に圧入された状態では、第1シール部材が
、その自身の弾性力に基づき係止溝内に嵌入するように
なっている。
従って、本発明の第3発明によれば、第1シール部材は
、単に第1保持溝に圧入するのみで容易にポンプハウジ
ングに固着することが可能である。
しかも、係止溝が形成しであることにより、一端圧入固
着された第1シール部材は、第1保持溝より容易に脱落
することはない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では定圧室を形成したため
、シャフトに沿ってポンプハウジング側より漏洩する流
体の量を大幅に減少させることができる。
さらに、本発明の第2発明では、定圧室にプレートを形
成したため、定圧室内に外部より粉塵等が流入すること
が効率的に防止される。
さらに、本発明の第3発明では、第1シール部材の圧入
固定が極めて容易に行われる。
〔実施例] 以下本発明ポンプの一実施例を図に基づいて説明する。
第1回は本発明ポンプの一実施例の断面図を示し、ポン
プハウジング131はアルミニウム合金より出来ており
、内部に吸入室空間133を形成(以下余白) する。この吸入室空間133には偏心リング151が配
設されている。すなわち、偏心リング15ウジング13
1の開口端には0リングを介してビントルハウジング1
11が配設されている。このビントルハウジング111
とポンプハウジング131とはポルト211により固定
される。
ビントルハウジング111はビントル部が吸入室空間1
33側に突出形成されており、このビントル部に吸入連
通通路123及び吐出連通通路115が形成されている
。吸入連通通路123はその開口端が吸入室空間133
に連通している。また、吐出連通通路115はビントル
ハウジング111に形成された吐出ポート113と連通
している。
ビントル部には第2図に示すように吸入溝125及び吐
出溝121が形成されている。ピントル部外用にはロー
タ135が回転自在に支持されている。
ロータ135には半径方向にシリンダ孔141が形成さ
れている。図では、シリンダ孔141は3ケ所形成され
、従って、各シリンダ孔141は120°ずつ離れてい
る。
シリンダ孔141内には、ピストン143が摺動自在に
配設されている。ピストン143の先端にはシュー14
5が配設され、さらにこのシュー145の先端は、偏心
リング151内面に当接している。すなわち、シュー1
45先端は、偏心リング151のインナ−レース154
内面に当接している。なお、インナーレース154とア
ウターレース153とはボール155を介し、回転自在
となっている。なお、シリンダ孔141内にはスプリン
グ170が配設されており、ピストン143はこのスプ
リング170によりシュー145側に押圧されている。
なおシュー145は第4図および第5図に示すように、
インナーレース154と係合する軸方向ガイド149が
形成されている。従って、このシュー145の軸方向ガ
イド149およびピストン143を介してロータ135
がビントルハウジング111のビントルに沿って、第1
図中左方向に変位するのが規制される。
もっとも、通常はシュー145の軸方向ガイド149は
、インナーレース154とは摺接しないように配設され
る。すなわち軸方向ガイド149とインナーレース15
4との間には、O,l mm程度の微少間隙が介在する
シュー145の中央部には、ピストン143先端が嵌入
する保持孔148が形成されている。そしてこの保持孔
148の円筒状部の孔深さpは、ロータ135の偏心量
εの2倍以上となっている。
また保持孔148の中央孔径りは保持孔148内でピス
トン143先端が良好に揺動できるような大きさとなっ
ている。すなわち ここでり、・・・ピストン143外径、r・・・ピスト
ン143先端の曲率半径、R・・・インナーレース15
4内径、S・・・シュー154最小厚さ。
ロータ135は回転駆動部材215(第7.8゜9図図
示)を介してシャフト213の回転力が伝達される。す
なわち、シャフト213の先端部には断面矩形状の連結
部2131が形成され、この連結部に回転駆動部材21
5の連結溝219が連結する。従って、回転駆動部材2
15はシャフト214と同時回転する。回転駆動部材2
15の連結爪218先端は、ロータ135に連結してい
る。
そのため回転駆動部材215の回転はロータ135に伝
達される。さらに、回転駆動部材215には、ストッパ
ー爪217が屈曲成形されており、このストッパー爪2
17先端が、ロータ135に対向する。従って、ロータ
135が、ビントルハウジング111の軸線に沿って、
第1図中右方向に変位した場合には、このストッパー爪
217によりその変位が規制される。なお回転駆動部材
215はストッパー爪217および連結爪218と共に
設計金属材料より一体的にプレス成形される。
また、回転連結部材215の側面には傾斜壁216が形
成されており、回転駆動部材215の回転時に、この傾
斜壁216により吸入空間133内の流体を拡販できる
ようになっている。
吸入室空間133はポンプハウジング131に形成され
た吸入ボート221に連通している。従って、吸入ポー
ト221を介し、リザーバ415より作動流体が供給さ
れる。
モータハウジング315はポンプハウジング131にリ
ベット171又はネジにより連結固定される。このモー
タハウジング3.15内にはモータ411が配設される
。シャフト213はモータ411より突出している。そ
して、シャフト213の一端はモータハウジング315
に配設された軸受255により回転自在に支持されてい
る。また、シャフト213はポンプハウジング131に
配設された軸受255によっても回転自在に支持されて
いる。モータハウジング315の開口端部にはベークラ
イトFi172が配設されている。そして、このべ  
           (以下余白)−クライト板17
2には、ブラシ311が固定されている。ブラシ311
にはリード線を介し、電圧が供給されるものである。ま
たブラシ311はコンミテータ313に対向するもので
ある。
コンミテータ313の下方には大気孔321が開口して
いる。そしてこの大気孔321を覆うように水抜きバイ
ブ323が配設されている。水抜きパイプ323はゴム
製材料により形成される。
また、ブラシ311のリード線は、ゴム製材料のブラケ
ット173によりモータハウジング315とポンプハウ
ジング131との間に挟持される。
ポンプハウジング131のうちモータ411側開口端に
は、第2シール部材241が配設されている。この第2
シール部材241はポンプハウジング131に形成され
た第2保持部225によって保持されている。なお、第
2シール部材241は弾力性を有する樹脂もしくはゴム
材料よりなり、内部には鋼材性の固定片243が埋め込
み形成されている。この固定片243により第2シール
部材241はその強度が十分確保され、第2保持部22
5に圧着している。
この第2保持部225よりポンプ413側のポンプハウ
ジング131内面には第1保持部223が形成されてい
る。この第1保持部223に第1シール部材233が保
持されている。第1シール部材233は第2シール部材
241と同様弾力性を有する樹脂もしくはゴム製材料よ
りなり、内部に固定片235が埋め込み形成されている
。さらに、第1シール部材233はスプリング231を
備えており、スプリング231により第1シール部材2
33のシール面がシャフト213側に圧着される。
なお第1保持部223および第2保持部225は、第1
図に示すように、第2保持部225の径の方が小さくな
っている。これは、第1シール部材223および第2シ
ール部材241は、それぞれポンプハウジング131に
ポンプ部側より圧入固定できるようにするためである。
すなわち、まず第2保持部225に第2シール部材24
1が圧入固定され、次いで第1保持部223に第1シー
ル部材233が圧入されることになる。
またポンプハウジング131のうち、第1保持部223
開口端には傾斜壁291が形成されており、シール部材
233の挿入を容易に行なえるようにしている。さらに
、第1保持部223には第1、第2の係止溝293,2
94が形成されている。この係止溝293,294はそ
の斜面が保持部223に対し約45°程度傾斜するよう
になっている。従って、シール部材233の挿入時には
係止溝293.294は挿入の妨げとはならない。
そして挿入後には、弾性材料よりなるシール部材233
が第1.第2の係止溝293,294側に膨出する。こ
の膨出により、シール部材233の抜は止めがさらに良
好に発揮される(第10図図示)。第11図は、この係
止溝293,294の効果を示す説明図である。図中横
軸は、第1シール部材233の変形量を示し、縦軸は第
1シールク部材233前後の圧力差を示す。
図中実線(イ)は係止溝を有さない保持部で、かつシー
ル部材233と保持部223との間に作動オイルが浸入
した状態を示す。また実線(ロ)は同じく係止溝を有さ
ないものにおいて、かつ第1シール部材233と第1保
持部223との間に″作動流体が浸入しない状態を示す
。実線(ハ)および(ニ)はそれぞれ係止溝293.2
94を備える保持部についての特性を示す、実線(ハ)
は第1シール部材233と第1保持部223との間に作
動流体が浸入した状態、実線(ニ)は作動流体が浸入し
ない状態を示す。
この第11図より明らかなように、保持部223に係止
溝293および294を形成すれば、第1シール部材2
33の抜は止め効果が大幅に向上することが認められる
第2シール部材241と第1シール部材233とは所定
間隔、例えば5mm程度離れて配設されており、従って
、第1シール部材233の図中左側面・第2シール部材
241の図中右側面・ポンプハウジング131の内面お
よびシャフト213の外面の間に定圧室245が形成さ
れる。この定圧室245はポンプハウジング131に形
成された定圧穴253を介して大気と導通している。従
っ(以下余白) て、定圧室245は常に大気圧下におかれることになる
定圧室245内にはさらにリング状をしたリングプレー
ト251が配設されている。このリングプレート251
は弾力性を有するゴム材料もしくは樹脂材料よりなる。
もっともリングプレート251は他の材料例えばステン
レス板等によって形成されてもよい。リングプレート2
51はシャフト213の外面に嵌着している。従って、
リングプレート251は定圧室245内をシャフト21
3と一体に回転することになる。なお、定圧室245は
ポンプハウジング131のうちリングプレー)251の
半径方向先端と対向する部位に形成されている。また、
この定圧穴253の径は約2鶴程度となっている。さら
に、定圧穴253はポンプハウジング131のうち最下
方部に開口してシール部材241に比べて大型となって
いる。これは第1シール部材233の両面に生ずる圧力
差の方が第2シール部材241の両面に生じる圧力差よ
り大きいことに起因する。
次に上記構成よりなるポンプの作動を説明する。
上記構成よりなるポンプは第3図に示すように、自動車
用ブレーキオイルの供給ポンプとして使用される。すな
わち、リザーバ415内のブレーキオイルが吸入通路4
21を介してポンプ413に供給される。すなわち、吸
入通路421はポンプハウジング131の吸入ポート2
21に連通している。
ポンプ413はモータ411により回転されるものであ
る。このモータ411の回転は図示しない制御装置によ
り制御される。ポンプ413より吐出されたブレーキオ
イルは吐出通路423に流出する。
吐出通路423は第1図中ビントルハウジング111に
形成された吐出ボート113と連通している。吐出通路
423の高圧オイルは次いでマスターシリンダ425に
供給される。ここで、ブレーキペダル433の移動に応
じ、マスターシリンダ425から高圧のオイルが各ホイ
ールシリンダ431に供給される。使用されなかったオ
イルは還流通路435を介して再びリザーバ415に循
環される。
モータ411は上述のように図示しない制御装置により
その回転が制御される。モータ411が回転すると、シ
ャフト213はポンプハウジング131内で同時に回転
をすることになる。このシャフト213の回転は、回転
駆動部材215を介してロータ135に伝達される。そ
のため、ロータ135が吸入室空間133内を回転する
ことになる。
第1図に示すようにシャフト213の回転中心とビント
ルハウジング111のピントル部軸中心とは一致してい
る。しかし、ビントルハウジング111のピントル部中
心軸と偏心リング151のε 中心軸とは、第2図に示すように所定量♂心している。
従って、ロータ135の回転に伴い、ピストン143は
シリンダ孔141内を往復移動することになる。このピ
ストン143の往復移動に伴い、ピストン143とシリ
ンダ孔141との間に形成されたポンプ室178が容積
変動することになる。
このロータ135回転時には、インナーレース154の
ロータと一体回転することになる。すなわちロータ13
5の回転はピストン143およびシュー145を介しイ
ンナーレース154に伝えられる。しかしながら、ロー
タ135がインナーレース154の回転中心から偏心し
ていることに起因し、シリンダ143先端とシュー14
5との間ではロータ135の回転に応じた揺動運動が行
われることになる(第6図図示)。この際のピストン1
43.シュー145間の揺動運動は、シューの保持孔1
48に十分な内径を形成しておくことにより良好に逃が
すことが可能となる。
また通常の回転作動時にはスプリング170の付勢力お
よびピストン143に加わる遠心力によりピストン14
3先端は常にシュー145に当接することになる。しか
しながらブレーキオイルの温度が低くその粘性が高い状
態で、ポンプが起動した場合には、ポンプ室178の容
積が増大不良となり、ピストン143がロータ135よ
り飛び出ない状態が生ずる恐れがある(第12図図示)
しかしながらこのような状態であっても、本例のシュー
145はその保持孔の最小深さpを偏心量εの倍以上し
ているため、シュー145がピストン143先端より抜
は出るという恐れはない。
なお第12図図示の状態は低温始動時に例外的に生ずる
可能性があるのみで、またい(ら低温時であっても定常
回転域に達すれば、第6図に示すようにピストン143
は良好にロータ135から飛び出ることとなる。ポンプ
室178の容積が増大する位置では吸入室空間133内
のブレーキオイルが吸入連通通路123及び吸入溝12
5を介してポンプ室IT8に供給される。
ポンプ室17Bの容積が減少する吐出行程ではポンプ室
178内のオイルは吐出溝121より吐出連通通路11
5へ流入し、次いで、吐出ポート113より吐出通路4
23側に吐出される。
吸入室空間133内のブレーキオイルの圧力は、ポンプ
413の作動・非作動により大きく変動することになる
ポンプ413が作動していない状態では、吸入室空間1
33内の圧力はすなわち、ブレーキオイルの重量圧力と
なる。このブレーキオイルはリザーバ415から供給さ
れるものであり、リザーバ415はポンプ413の上方
に配設されているため、吸入室空間133内では所定量
の圧力、例えば10〜20mm)Ig程度となっている
しかし、ポンプ413が駆動している状態では吸入室空
間133内のブレーキオイル圧力は大気圧以下となる。
すなわち吸入室空間133内のブレーキオイルは吸入連
通通路123よりポンプ室178に吸入されるためミボ
ンプ室178の吸入行程の圧力の影響を受けることにな
る。特に、作動流体温度が低温で、作動流体の粘性が高
い時に、ポンプが始動した場合にあっては、この吸入室
空間133内圧力は−300から一400mHg程度ま
で負圧となることがある。
さらに、ポンプの作動時ではないが、ポンプを使用開始
する前に、ポンプ内に作動流体を封入すべく、一端ポン
プ内を真空引きする。すなわち、ポンプ内に作動流体の
み封入し空気が残らないようにする。特にこのような場
合にあっては、吸入室空間133内の圧力は高真空とな
る。
このように吸入室空間133内の圧力は変動するもので
あるが、本発明では第1シール部材233によりそのブ
レーキオイルの漏洩が良好に防止される。すなわち、第
1シール部材233の一方面側は定圧室245となって
いるため、第1シール部材233の両面に生ずる圧力差
はもっばら吸入室空間133の圧力変動のみとなる。し
かも、本例のポンプでは、第1シール部材233が第1
保持部223に形成された第1.第2の係止溝293.
294内に嵌まり込んでいるため、第1シール部材23
3の保持は極めて強固なものとなっている。
モータハウジング315内にはモータ411が配設され
ており、このモータ411及びポンプ413は電圧が印
加された状態では回転することとなる。このモータ41
1及びコンミテータ313の回転により発生する風の圧
力が第2シール部材241の一方面に影響することとな
る。
(以下余白) しかし、モータ411及びコンミテータ313の回転に
より生ずる動圧はこの第2シール部材241及び定圧室
245により止められることになる。従って、第1シー
ル部材233側にモータ411及びコンミテータ313
の回転により生ずる圧力が加わることはない。
従って、第1シール部材233の両側に生ずる圧力差は
緩和されることとなる。
もっとも、モータ411及びコンミテータ313の回転
により生ずる圧力は、吸入室空間133内の圧力変動に
比べれば、かなり小さなものである。従って、第2シー
ル部材241は第1シール部材233に比べ簡便なもの
でよい。そのため、本例では第2シール部材241には
スプリング231を設けていない。
定圧室245は定圧穴253を介して大気に連通してい
るため、逆に大気中の粉塵等が定圧室245内に流入す
ると、その粉塵等によりかえって第1シール部材233
及び第2シール部材241のシール性が損なわれること
になる。しかしながら、本例では定圧室245内にはリ
ングプレート251を配設しているため、定圧穴253
より粉塵等が定圧室245内に流入することはない。
リングプレート251はシャフト213と一体に回転す
るため、その半径方向外周側にはリングプレート251
の回転によって生じる圧力が発生する。そのため、この
圧力を受ける部位においては、大気圧以上となる。本例
では、定圧穴253がこのリングプレート251の回転
により生ずる圧力を受ける位置に開口しているため、定
圧穴253の定圧室245側圧力の方が定圧穴253の
大気側圧力より高くなる。そのため、大気中の粉塵が定
圧室245内に流入する恐れはない。
さらに、定圧穴253はポンプノ\ウジング131の下
方部に開口しているため、シャフト213が回転してい
ない状態であっても定圧穴253より定圧室245内に
粉塵等が流入する恐れは極めて少ない。
また 与番、上述の例では、リングプレート251を定圧穴2
53と対向する面に形成したが、所定量であればずらし
て配設してもよい。すなわち、定圧穴253はリングプ
レート2510回転により生ずる圧力を受ける位置に開
口しておればよい。
なお上述したのは、本発明ポンプの望ましい例ではある
が、本発明ポンプは上記例以外に他に種々の態様がある
例えば第13図および第14図に示すように、シュー1
45の回転方向前端に切欠き部147を形成するように
してもよい。すなわち上述したように、このシューのポ
ンプではロータ135の回転中心とインナーレース15
4の中心とが偏心しているため、ロータ135の回転に
伴いシュー145とインナーカム154との間の相対位
置が揺動変動する。換言すれば、ロータ135の回転に
伴い、インナーレース154も一体回転するにもかかわ
らず、シュー145はインナ−レース154内面を微少
量摺動することになる。この摺動に伴うシュー145と
インナーレース154との間の摩擦により、ピストン1
43およびロータ135が振動を発生すれば、そのこと
が起因してポンプ騒音の発生原因となる。
それに対し、第13図図示例のように、シュー145先
端に切欠き部147を形成すれば、この切欠き部147
の作用により吸入室空間133内に充満しているブレー
キオイルをシュー145とインナーレース154との間
の接触面に良好に導入することができる。すなわちこの
切欠き部147によりシュー145およびピストン14
3さらにはロータ135の振動を低減することができる
なお第15図は上記切欠き部の効果例を示すもので、図
中実線(ト)は切欠き部147を有さないシュー145
を用いた場合のポンプ騒音を示し、また実線(ニ)はシ
ュー145に切欠き部147を形成した場合におけるポ
ンプ騒音を示す。この第15図より明らかなように、切
欠き部147のブレーキオイル導入効果により、ポンプ
の騒音は大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ポンプの一例を示す断面図、第2図は第
1図の■−■矢視断面図、第3図は第1図図示のポンプ
の使用例を示す構成図、第4図および第5図はそれぞれ
第1図図示シューを示す断面図、第6図は第1図図示ポ
ンプの要部を示す説明図、第7図は第1図図示回転駆動
部材を示す正面図、第8図は第7図の■視測面図、第9
図は第7図の■視測面図、第10図は第1図図示ポンプ
の第1シール部材部分を示す拡大断面図、第11図はシ
ール部材の打込化と抜は圧力との関係を示す説明図、第
12図は第1図図示ポンプの作動状態を示す説明図、第
13図は本発明の他の実施例に係わるシール部分を示す
断面図、第14図は第1図図示シューを示す正面図、第
15図はシューの切欠き部と騒音との関係を示す説明図
である。 111・・・ビントルハウジング、131・・・ポンプ
ハウジング、223・・・第1保持部、225・・・第
2保持部、233・・・第1シール部材、241・・・
第2シール部材、245・・・定圧室、251・・・リ
ングプレート、253・・・定圧穴、255・・・軸受
、315・・・モータハウジング、411・・・モータ
、413・・・ポンプ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モータハウジングと、このモータハウジング内に
    収納され、電力を受けて回転するモータと、前記モータ
    ハウジングの一端に配設されたポンプハウジングと、こ
    のポンプハウジング内に回転自在に収納され前記モータ
    の回転力を受けて回転するシャフトと、このシャフトを
    回転支持する軸受と、前記ポンプハウジング内に配設さ
    れ、前記シャフトの回転を受けて流体の吸入吐出を行な
    うポンプ部と、前記ポンプハウジングのうち前記モータ
    ハウジング側に配設され、前記ポンプ部より前記シャフ
    トに沿って前記モータハウジング側へ漏洩する流体をシ
    ールする第1シール部材と、前記ポンプハウジングのう
    ち第1シール部材より前記モータハウジング側に配設さ
    れ、シャフトに沿って前記モータハウジング側に漏洩す
    る流体をシールする第2シール部材とを備え、前記第1
    シール部材と前記第2シール部材との間に定圧室を形成
    し、この定圧室に大気圧を導入する定圧孔を前記ポンプ
    ハウジングに形成したことを特徴とするモータ駆動ラジ
    アルプランジャポンプ。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のモータ駆動ラジアル
    プランジャポンプにおいて、前記第1シール部材は前記
    第2シール部材より前記シャフトとのシール面が大きい
    ことを特徴とする。
  3. (3)モータハウジングと、このモータハウジング内に
    収納され、電力を受けて回転するモータと、前記モータ
    ハウジングの一端に配設されたポンプハウジングと、こ
    のポンプハウジング内に回転自在に収納され前記モータ
    の回転力を受けて回転するシャフトと、このシャフトを
    回転支持する軸受と、前記ポンプハウジング内に配設さ
    れ、前記シャフトの回転を受けて流体の吸入吐出を行な
    うポンプ部と、前記ポンプハウジングのうち前記モータ
    ハウジング側に配設され、前記ポンプ部より前記シャフ
    トに沿って前記モータハウジング側へ漏洩する流体をシ
    ールする第1シール部材と、前記ポンプハウジングのう
    ち第1シール部材より前記セータハウジング側に配設さ
    れ、シャフトに沿って前記モータハウジング側に漏洩す
    る流体をシールする第2シール部材とを備え、前記第1
    シール部材と前記第2シール部材との間に定圧室を形成
    すると共に、前記シャフト外周のうちこの定圧室内の定
    圧部材に対向する面にプレートを形成し、かつ前記定圧
    室に大気圧を導入する定圧孔を前記ポンプハウジングに
    形成したことを特徴とするモータ駆動ラジアルプランジ
    ャポンプ。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載のモータ駆動ラジアル
    プランジャポンプにおいて、前記定圧孔は前記プレート
    の放射方向延長上に開口することを特徴とする。
  5. (5)モータハウジングと、このモータハウジング内に
    収納され、電力を受けて回転するモータと、前記モータ
    ハウジングの一端に配設されたポンプハウジングと、こ
    のポンプハウジング内に回転自在に収納され、前記モー
    タの回転力を受けて回転するシャフトと、このシャフト
    を回転支持する軸受と、前記ポンプハウジング内に配設
    され、前記シャフトの回転を受けて流体の吸入吐出を行
    なうポンプ室と、前記ポンプハウジングのうち前記モー
    タハウジング側に形成された第1保持溝と、この第1保
    持溝に圧入固定され、前記ポンプ部より前記シャフトに
    沿って前記モータハウジング側へ漏洩する流体をシール
    する弾性材製の第1シール部材と、前記ポンプハウジン
    グのうち第1シール部材より前記モータハウジング側に
    形成された第2保持溝と、この第2保持溝内に圧入固定
    され、シャフトに沿って前記モータハウジング側に漏洩
    する流体をシールする弾性材製の第2シール部材とを備
    え、前記第1シール部材と前記第2シール部材との間に
    定圧室を形成すると共に、前記第1保持溝内面に前記弾
    性材製第1シール部材が嵌り込む係止溝を形成し、更に
    前記定圧室に大気圧を導入する定圧孔を前記ポンプハウ
    ジングに形成したことを特徴とするモータ駆動ラジアル
    プランジャポンプ。
  6. (6)特許請求の範囲第5項記載のモータ駆動ラジアル
    プランジャポンプにおいて、前記第1シール部材は前記
    第2シール部材より前記シャフトとのシール面が大きい
    ことを特徴とする。
JP31304086A 1986-08-09 1986-12-26 モ−タ駆動ラジアルプランジヤポンプ Granted JPS63154867A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE8787111051T DE3780231T2 (de) 1986-08-09 1987-07-30 Motorangetriebene radialkolbenpumpe.
EP87111051A EP0256389B1 (en) 1986-08-09 1987-07-30 Radial plunger pump driven by motor
US07/080,764 US4776768A (en) 1986-08-09 1987-08-03 Radial plunger pump driven by a motor having seal members for protecting the motor from exposure to working fluid

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-187161 1986-08-09
JP18716186 1986-08-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63154867A true JPS63154867A (ja) 1988-06-28
JPH0452872B2 JPH0452872B2 (ja) 1992-08-25

Family

ID=16201190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31304086A Granted JPS63154867A (ja) 1986-08-09 1986-12-26 モ−タ駆動ラジアルプランジヤポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63154867A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201033A (ja) * 1998-01-12 1999-07-27 Sanden Corp 斜板式圧縮機
JP4861315B2 (ja) * 2004-06-30 2012-01-25 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 油供給装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523687U (ja) * 1975-06-24 1977-01-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523687U (ja) * 1975-06-24 1977-01-11

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201033A (ja) * 1998-01-12 1999-07-27 Sanden Corp 斜板式圧縮機
JP4861315B2 (ja) * 2004-06-30 2012-01-25 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 油供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0452872B2 (ja) 1992-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5122039A (en) Electric-motor fuel pump
US7883158B2 (en) Hydraulic unit for a hydraulic vehicle brake system having anti-skid control
US5219277A (en) Electric-motor fuel pump
EP0256389B1 (en) Radial plunger pump driven by motor
US8602756B2 (en) Scroll type compressor having an elastic member to suppress noise and reduce variations
JP4152814B2 (ja) リリーフ弁
JPS63154867A (ja) モ−タ駆動ラジアルプランジヤポンプ
US4445825A (en) Radial piston machine
JPH0311188A (ja) 圧縮機
CN113482932A (zh) 旋转式压缩机及制冷设备
JPH0429116Y2 (ja)
JPH10252654A (ja) スラストころ軸受装置
JP2000345984A (ja) 圧縮機
JPS6021511Y2 (ja) 回転圧縮機
JPH0923613A (ja) 潤滑式ベーンポンプ付発電機
JP4254358B2 (ja) ベーンロータリ型圧縮機
JP2722445B2 (ja) 無潤滑真空ポンプ
JPH07293467A (ja) ベーン形真空ポンプ
JPH08200268A (ja) ベーンポンプ
JPH09144678A (ja) べーン式バキュームポンプ
JPS61205379A (ja) ラジアルプランジヤポンプ
JPH09236079A (ja) ラジアルプランジャポンプ
JPH0972278A (ja) 斜板式圧縮機
JPH10103267A (ja) バキュームポンプ
KR0119614Y1 (ko) 공전로타베인압축기의 부압인가베인