JPH07293467A - ベーン形真空ポンプ - Google Patents
ベーン形真空ポンプInfo
- Publication number
- JPH07293467A JPH07293467A JP9104994A JP9104994A JPH07293467A JP H07293467 A JPH07293467 A JP H07293467A JP 9104994 A JP9104994 A JP 9104994A JP 9104994 A JP9104994 A JP 9104994A JP H07293467 A JPH07293467 A JP H07293467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- casing
- vacuum pump
- lubricating oil
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/008—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids for other than working fluid, i.e. the sealing arrangements are not between working chambers of the machine
- F04C27/009—Shaft sealings specially adapted for pumps
Abstract
(57)【要約】
【目的】シャフトの位置ずれを防止し、潤滑油洩れのな
い信頼性の高い真空ポンプを提供することにある。 【構成】転がり軸受9,メタル10により支承されるシ
ャフト8,ケーシング6内に収納されるロータ11,ベ
ーン12,オイルシール15を保持するハウジング7等
から構成されるベーン形真空ポンプにおいて、シャフト
端部8aとケーシング6の間に球面状のばね16を配設
し、そのばねの反力によってシャフトを一方向に押し付
け、エンジン振動による加振力に対しオイルシールの位
置に対するシャフトの位置ずれを防ぐことにより、オイ
ルシール部からの潤滑油洩れを防止する。
い信頼性の高い真空ポンプを提供することにある。 【構成】転がり軸受9,メタル10により支承されるシ
ャフト8,ケーシング6内に収納されるロータ11,ベ
ーン12,オイルシール15を保持するハウジング7等
から構成されるベーン形真空ポンプにおいて、シャフト
端部8aとケーシング6の間に球面状のばね16を配設
し、そのばねの反力によってシャフトを一方向に押し付
け、エンジン振動による加振力に対しオイルシールの位
置に対するシャフトの位置ずれを防ぐことにより、オイ
ルシール部からの潤滑油洩れを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベーン形真空ポンプに
係り、特に自動車用に好適なベーン形真空ポンプに関す
る。
係り、特に自動車用に好適なベーン形真空ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のベーン形真空ポンプの潤滑油洩れ
の防止としては、特開昭61−145390号公報で真空ポンプ
内部の圧力(オイルシール部の圧力)の低減方法が提案
されている。
の防止としては、特開昭61−145390号公報で真空ポンプ
内部の圧力(オイルシール部の圧力)の低減方法が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、真空
ポンプが回転作用による真空ポンプ内部の圧力(オイル
シール部の圧力)の低減の方法であり、エンジンから受
ける振動によってオイルシール位置に対するシャフト位
置ずれによる潤滑油洩れ防止までは考慮されていない。
ポンプが回転作用による真空ポンプ内部の圧力(オイル
シール部の圧力)の低減の方法であり、エンジンから受
ける振動によってオイルシール位置に対するシャフト位
置ずれによる潤滑油洩れ防止までは考慮されていない。
【0004】本発明の目的は、かかる振動によって引き
起こされるシャフトの位置ずれによる潤滑油洩れを発生
しない信頼性の高い真空ポンプを提供することにある。
起こされるシャフトの位置ずれによる潤滑油洩れを発生
しない信頼性の高い真空ポンプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、シャフトの先端と、該ケーシングの間に球面状のば
ねを配設し、そのばねの反力によってシャフトを一方向
に押し付け、エンジン振動による加振力に対しオイルシ
ールの位置に対するシャフトの位置ずれを防ぐことによ
り、オイルシール部からの潤滑油洩れを防止する。
に、シャフトの先端と、該ケーシングの間に球面状のば
ねを配設し、そのばねの反力によってシャフトを一方向
に押し付け、エンジン振動による加振力に対しオイルシ
ールの位置に対するシャフトの位置ずれを防ぐことによ
り、オイルシール部からの潤滑油洩れを防止する。
【0006】
【作用】エンジンから受ける加振力に見合った球面状ば
ねのばね力を決定することによりシャフトの位置ずれを
防止する。
ねのばね力を決定することによりシャフトの位置ずれを
防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3により
詳細に説明する。実施例は、自動車用のベーン形真空ポ
ンプに適用したものである。
詳細に説明する。実施例は、自動車用のベーン形真空ポ
ンプに適用したものである。
【0008】吸入口1と排出口2及び給油口3,給油穴
4を有し、筒状5に形成されたケーシング6,該ケーシ
ング6の開口端を塞ぐハウジング7,該ケーシング6内
の筒状内周中心に対し、偏心した位置にシャフト8が転
がり軸受9,メタル10により、該ケーシング6,該ハ
ウジング7に回転可能に支承される。
4を有し、筒状5に形成されたケーシング6,該ケーシ
ング6の開口端を塞ぐハウジング7,該ケーシング6内
の筒状内周中心に対し、偏心した位置にシャフト8が転
がり軸受9,メタル10により、該ケーシング6,該ハ
ウジング7に回転可能に支承される。
【0009】該シャフト8には該ロータ11が嵌合され
る。このロータ11には複数個のベーン12が径方向に
摺動可能に保持される。
る。このロータ11には複数個のベーン12が径方向に
摺動可能に保持される。
【0010】該ロータ11,該ベーン12は該ケーシン
グ6内に収納し、また該ハウジング7には転がり軸受9
を収納し、抜け止めとしてC形止め輪13をはめ込む。
グ6内に収納し、また該ハウジング7には転がり軸受9
を収納し、抜け止めとしてC形止め輪13をはめ込む。
【0011】該ケーシング6と該ハウジング7間はOリ
ング14により密封される。
ング14により密封される。
【0012】該ハウジング7の一端にはオイルシール1
5を圧入保持し、オイルシールリップ15aと該シャフ
ト8間で回転密封される。
5を圧入保持し、オイルシールリップ15aと該シャフ
ト8間で回転密封される。
【0013】16はシャフト端部8aとケーシング6と
の間に設けた球面状のばねで、圧縮した状態で組み付け
られる。即ちばねの圧縮による反力でシャフト8は一方
向に押し付けられた状態となる。
の間に設けた球面状のばねで、圧縮した状態で組み付け
られる。即ちばねの圧縮による反力でシャフト8は一方
向に押し付けられた状態となる。
【0014】以上の構成に対し回転によって吸入口1か
ら排出口2に流体を圧送させ、吸入口1側に負圧を発生
させると共に外部から給油口3を経由して、潤滑油をケ
ーシング6内に圧送し、ロータ11,ベーン12及び球
面状のばね16などの摺動部の潤滑を行わせる。
ら排出口2に流体を圧送させ、吸入口1側に負圧を発生
させると共に外部から給油口3を経由して、潤滑油をケ
ーシング6内に圧送し、ロータ11,ベーン12及び球
面状のばね16などの摺動部の潤滑を行わせる。
【0015】次にシャフト8の位置ずれについて説明す
ると、真空ポンプを駆動するためのギヤ17を保持した
シャフト8はメタル10と転がり軸受9の内輪9aに圧
入保持されるが、外輪9bはケーシング6内にすきまば
めで保持されるため、転がり軸受9は抜け止めとしてC
形止め輪13によって軸方向に位置決めされるが、図3
において転がり軸受9とC形止め輪13の間のすきま
(g)は0が望ましいが、部品の製作精度および組立性
から若干のすきまが必要となる。
ると、真空ポンプを駆動するためのギヤ17を保持した
シャフト8はメタル10と転がり軸受9の内輪9aに圧
入保持されるが、外輪9bはケーシング6内にすきまば
めで保持されるため、転がり軸受9は抜け止めとしてC
形止め輪13によって軸方向に位置決めされるが、図3
において転がり軸受9とC形止め輪13の間のすきま
(g)は0が望ましいが、部品の製作精度および組立性
から若干のすきまが必要となる。
【0016】エンジンからギヤ17を介して駆動された
真空ポンプは、エンジンの振動も受ける。それによって
シャフト8は上記の隙間分往復移動する。
真空ポンプは、エンジンの振動も受ける。それによって
シャフト8は上記の隙間分往復移動する。
【0017】すなわち、オイルシールリップ15aに対
するシャフト8の位置ずれが生じ、潤滑油洩れに至る場
合がある。そこで本実施例のようにシャフト端部8aと
ケーシング6の間に球面状のばね16を入れて、そのば
ね反力でシャフト8を一方向に押し付け、すきまを0に
すればオイルシールリップ15aに対するシャフト8の
位置ずれは起こらず潤滑油洩れに至らない。
するシャフト8の位置ずれが生じ、潤滑油洩れに至る場
合がある。そこで本実施例のようにシャフト端部8aと
ケーシング6の間に球面状のばね16を入れて、そのば
ね反力でシャフト8を一方向に押し付け、すきまを0に
すればオイルシールリップ15aに対するシャフト8の
位置ずれは起こらず潤滑油洩れに至らない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、C形止め輪と転がり軸
受とのすきま管理に工数を費やされることなくシャフト
の位置ずれに伴い発生する潤滑油洩れの防止を図れ、安
価で信頼性の高い真空ポンプを提供出来る効果がある。
受とのすきま管理に工数を費やされることなくシャフト
の位置ずれに伴い発生する潤滑油洩れの防止を図れ、安
価で信頼性の高い真空ポンプを提供出来る効果がある。
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す横断面図である。
【図3】本発明の実施例要部を示す拡大横断面図であ
る。
る。
1…吸入口、2…排出口、3…給油口、4…給油穴、5
…筒状、6…ケーシング、7…ハウジング、8…シャフ
ト、8a…シャフト端部、9…転がり軸受、10…メタ
ル、11…ロータ、12…ベーン、13…C形止め輪、
14…Oリング、15…オイルシール、15a…オイル
シールリップ、16…球面状のばね、17…ギヤ。
…筒状、6…ケーシング、7…ハウジング、8…シャフ
ト、8a…シャフト端部、9…転がり軸受、10…メタ
ル、11…ロータ、12…ベーン、13…C形止め輪、
14…Oリング、15…オイルシール、15a…オイル
シールリップ、16…球面状のばね、17…ギヤ。
Claims (1)
- 【請求項1】吸入口と排出口及び給油口を有し内周面が
筒状に形成されたケーシング、該ケーシング内に偏心し
て設けられたシャフト、このシャフトを該ケーシングに
回転可能に支承する転がり軸受,メタル、該シャフトに
嵌合され該ケーシング内を偏心して回転するロータ、こ
のロータに径方向に摺動可能に保持される複数個のベー
ンを備え、回転によって該吸入口から該排出口に流体を
圧送させ、該吸入口側に負圧を発生させると共に外部か
ら前記給油口を経由して該ケーシング内に圧送される潤
滑油によって、該ロータ,該ベーンの摺動部の潤滑を行
わせ、更に該シャフトには前記潤滑油の流出を防止すべ
く、オイルシールを設けたベーン形真空ポンプにおい
て、 前記シャフトの先端と、該ケーシングの間に球面状のば
ねを配設し、そのばねの反力によってシャフトを一方向
に押し付け、オイルシールの位置に対するシャフトの位
置ずれをなくし、潤滑油洩れを防止する手段を備えた事
を特徴とするベーン形真空ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104994A JPH07293467A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ベーン形真空ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104994A JPH07293467A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ベーン形真空ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293467A true JPH07293467A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14015656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9104994A Pending JPH07293467A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ベーン形真空ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07293467A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6629829B1 (en) | 1998-09-08 | 2003-10-07 | Ebara Corporation | Vane type rotary machine |
WO2011018293A3 (de) * | 2009-08-10 | 2011-12-15 | Joma-Polytec Gmbh | Vakuumpumpe |
CN107100886A (zh) * | 2017-03-24 | 2017-08-29 | 江苏大学 | 一种可测量Alford效应下混流泵叶片轮缘激振力的叶轮结构 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9104994A patent/JPH07293467A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6629829B1 (en) | 1998-09-08 | 2003-10-07 | Ebara Corporation | Vane type rotary machine |
WO2011018293A3 (de) * | 2009-08-10 | 2011-12-15 | Joma-Polytec Gmbh | Vakuumpumpe |
CN107100886A (zh) * | 2017-03-24 | 2017-08-29 | 江苏大学 | 一种可测量Alford效应下混流泵叶片轮缘激振力的叶轮结构 |
CN107100886B (zh) * | 2017-03-24 | 2018-11-09 | 江苏大学 | 一种可测量Alford效应下混流泵叶片轮缘激振力的叶轮结构 |
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