JPS63154361A - シヤトル型ラインプリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 概要 本発明はハンマバンク駆動用のリニアモータの可動側に
防振用バランサを備えたシャトル型ラインプリンタ装置
において、ハンマバンク等の可動体が揺動中に何らかの
原因よる暴走や突然の停電によって方向転換を行なわな
かった場合、可動体が慣性で移動し固定フレームに！１
１突するのを防止するため、防振用バランサにその一端
を固着され他端をハンマバンクに固着された動作伝達用
ベルトが巻回される回転自在に支承されたプーリを特別
形状に形成し、物理的ブレーキ作用を得ようとするもの
である。

すなわち、ブーりの回転軸に垂直な断面形状を円弧部分
と、この円弧部分を最小半径として円弧部分の両端から
角度の増加に応じて径が連続的に増加する少なくとも一
つの非円弧部分とを有するように形成し、このような形
状のプーリをハンマバンク及び防振用バランサに取付け
られた互いに平行な可動部材で挟み込むように構成する
。可動部が暴走した際、通常揺動ではプーリの円弧部分
のみが接するように設定された可動部材間のスペースに
、円弧部分より外径が大きい非円弧部分が入り込もうと
するため、物理的なブレーキ作用が発揮され可動体が停
止される。

Ｌ皇」Ｊυ１１立！ 本発明は一般的にシャトル型ラインプリンタに関し、特
に突然の電源切断時等に於けるシャトル型ラインプリン
タの制動機構に関する。

シャトル型ラインプリンタの駆動用モータとして、数多
くのモータが検討され製品に取入れられている。これら
のモータは、装置全体の小型化に伴い小型化が要求され
ているほか、コストの低減化、長寿命化が計られ、また
低消費電力の下での高推力化などが要求されている。こ
のため、本来プリンタが必要とする容量内にモータを収
めること、安価な材料を用いたモータを使用すること、
モータに摩擦のないあるいは１１！擦の少ない機構を採
用することが考えられている。これらの駆動装置のなか
で、速度制御が容易で且つモータ自身のａ！擦負負荷小
さいリニアモータを駆動源として使用しているシャトル
型ラインプリンタが提案されている。

このようなリニアモータを採用したシャトル型ラインプ
リンタでは、揺動ストロークを自由に取れる利点がある
反面、停止機構が一つの重要な課題となっている。

（迷ｏｉ亘 従来のシャトル型ラインプリンタは、例えば第５図に示
すように構成されている。１０は印字ハンマを畠密度実
装したハンマバンクであり、１２は印字用紙、１４はイ
ンクリボンである。ハンマバンク１０内の印字ハンマを
電気信号に応じて駆動して、インクリボン１４を印字ハ
ンマにより叩き印字用紙１２上に印字するようになって
いる。

１６はハンマバンク１０を左右に揺動駆動するためのリ
ニアモータであり、ベースプレート１８上に固定された
固定側１６ａと移動側を構成する防振用バランサ１６ｂ
とから構成されている。

ベースプレート１８には左右でそれぞれ一対の支持ブラ
ケット２０が直立して取付けられており、この支持ブラ
ケット２０にプーリ２２がその回転軸２４で回転自在に
支承されている。ハンマバンク１０の左右両端には゛取
付部材２６が固着されており、鋼製のベルト２８の一端
が防振用バランサ１６ｂに固着されており、その他端は
プーリ２２に巻回されてから取付部材２６に固着されて
いる。

また左右一対の支持部材３０に渡り軸３２が支持されて
おり、この軸３２に軸受は部材３４が嵌合されている。

軸受は部材３４はハンマバンク１０に固着されており、
その両側面に衝撃吸収用のゴムプレート３６が固着され
ている。

またハンマバンク１０には窓３８ａを揺する検出部材３
８が取付けられており、ベースプレート１８にはこの検
出部材３８の位置を検出することによりハンマバンク１
０の位置検出を行なう、例えば透過型光センサ等のセン
サ４０が取付けられている。センサ４０の信号は制御回
路に入力され、この制御回路からリニアモータ１６のコ
イルへ信号が送られてハンマバンク１０のｍｖＪ運動制
御されるようになっている。

然してリニアモータ１６を信号に応じて駆動すると、防
振用バランサ１６ｂの動きが鋼製ベルト２８を介してハ
ンマバンク１０に伝達され、ハンマバンク１０が所定ス
トローク内で左右に揺動される。このハンマバンク１０
の揺動と同時に、ハンマバンク１０内の印字ハンマが信
号に応じて駆動され、インクリボン１４を叩き印字用紙
１２上に印字を行なう。センサ４０からの信号は平常揺
動回路４２に入力され、反転・等速制御回路４６、パワ
ー回路４８を介してリニアモータ１６のコイルへ信号が
送られて、ハンマバンク１０が反転及び等速移動を行な
うように制御されている。

ここでハンマバンク１０が何らかの理由で通常の反転を
行なわずオーバーストロークになった場合、センサ４０
がこれを検知してオーバーストローク回路４４に信号を
入力し、停止・反転制＠回路５０、パワー回路４８を介
してリニアモータ１６のコイルへ信号を送り、リニアモ
ータ１６を制御し′Ｃハンマバンク１０の停止を行なう
か、あるいは強制反転を行ない、ハンマバンク１０を含
む可動部が固定部材に衝突するのを電気的に防止しでい
る。またハンマバンク１０に固着された軸受は部材３４
の両端にゴムプレート３６が取付けられているので、ハ
ンマバンク１０が揺動ストロークをオーバーした際に、
ハンマバンク１０の持っている運動エネルギをゴムプレ
ート３６により幾分緩和させて支持部材３０に衝突させ
るようにしている。これらのゴムプレート３６は、ハン
マバンク１０が揺動中に停電等が起こり、センサ４０に
よる電気的停止機構が機能停止した場合に、ハンマバン
ク１ｏを衝突のショックから保護するために設けられて
いる。

発明が解決しようとする問題点 しかし上述したような従来のシャトル型ラインプリンタ
装置では、ハンマバンク１０のオーバーストロークを電
気的に検知して、リニアモータ１６のコイルに停止また
は反転用通電を行ない、衝突前にハンマバンク１０を停
止または反転させるように制御しているので、ハンマバ
ンクが揺動中の停電または不測の事態で電源が全て切断
された場合には、ハンマバンクのオーバーストロークを
検知できず、ハンマバンク よって固定部材に衝突してしまい破壊に至る恐れがある
という問題があった。

また従来装置では、可動部の両端にゴムプレート等の弾
性体を取付け、衝突の際の衝撃をこの弾性体により幾分
緩和するように構成しているが、この構造は連続的なブ
レーキ作用を丞さないことからある程度のＷ＊は避けら
れない。さらに今後プリンタの高速化及び印字ハンマの
高密度化に伴い、可動部の持つ運動エネルギが必然的に
増加し、衝突時にかなりの撮動を生じさせ、場合によっ
てはハンマバンクを含む可動部が破壊に至る場合も考え
られる。

本発明はこのような点に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、停電等により可動部が暴走した際
、Ｉ構内作用のみで可動部に有効な制動作用を与えるシ
ャトル型ラインプリンタ装置を提供することである。

問題点を解決するための手段 本発明のシャトル型ラインプリンタ装置は、印字ハンマ
を複数個搭載したハンマバンク１０と、ハンマバンク１
０を揺動駆動するリニアモータ手段１６と、リニアモー
タ手段１６の可動側に設けられ前記ハンマバンクと逆位
相で揺動する防振用バランサ１６ｂと、防振用バランサ
１６ｂにその一端を固着され他端をハンマバンク１０に
固着されたベルト手段２８と、ベルト手段２８が巻回さ
れる回転自在に支承されたプーリ５０とを具備している
。

さらに本発明の特徴によると、プーリ５０の回転軸に垂
直な断面形状を円弧部分５０ａと、この円弧部分５０ａ
を最小半径として円弧部分５０ａの両端から角度の増加
に応じて径が連続的に増加する少なくとも一つの非円弧
部分５０ｂとを有するように形成し、ハンマバンク１０
がその揺動中心位置に位置するときに、前記少なくとも
一つの非円弧部分５０ｂがハンマバンク１０から遠い側
に位置づるようにプーリ５０を支承すると共に、プーリ
５０の円弧部分５０ａに接する間隔で互いに水平方向平
行に伸長した一対の可動部材５４゜５６を、プーリ５０
を挟み込む如くハンマバンク１０及び防振用バランサ１
６ｂにそれぞれ取付ける。

１−一月 印字動作中におけるハンマバンク１０の通常の揺動運動
では、プーリ５０の円弧部分５０ａのみが可動部材５４
．５６に接触し、プーリ５０の形状がハンマバンク１０
の揺動運動を妨げることはない。ハンマバンク１０が揺
動中に停電等が起こりハンマバンクを含む可動部が暴走
した場合には、プーリ５０の非円弧部分５０ｂが可動部
材５４゜５６に接触するようになるが、可動部材の間の
間隔はブーりの円弧部分５０ａの最小直径に規定されて
いるため、プーリ５０がこの間隔中に無理に人込もうと
して、プーリ５０に機械的に制動作用が掛けられ、この
結果ハンマバンク１０を含む可動部分が強制的に停止さ
せられる。

丸−１−１ 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
ることにする。本実施例の説明において、第５図に示す
従来装置と同一構成部分については同一符号を付し、そ
の説明を一部省略することにする。

第１図は本発明に係るシャトル型ラインプリンタの一実
施例斜視図を示しており、第５図に示す従来ｖＡ茸と相
違する点は、主にリニアモータ１６からハンマバンク１
０への駆動力伝達機構であり、その他の構成部分につい
ては第５図に示す従来装置と同様なため、その説明を省
略することにする。

なお第１図の実施例においては、センサ４０に接続され
た制御回路は図示されていないが、本実施例においても
同様な制御回路が設けられている。

第１図において、プーリ５０がその回転軸５２で支持ブ
ラケット２０に回転自在に支承されている。プーリ５０
の回転軸に垂直な断面形状は第２図に示すように、一対
の円弧部分５０ａと、この円弧部分５０ａを最小半径と
して円弧部分の両端から角度の増加に応じて径が連続的
に増加する一対の非円弧部分５０ｂとから形成されてお
り、その中心点において点対称となっている。慣性のベ
ルト２８の一端は、第５図に示した従来例と同様にリニ
アモータ１６の防振用バランサ１６ｂに固着されており
、その他端はプーリ５０を巻回してからハンマバンク１
０に設けられた取付部材２６に固着されている。取付部
材２６には可動板５４が水平方向に伸長して取付けられ
ており、防振用バランサ１６ｂにも同様に可動板５６が
可動板５４と平行に伸長して取付けられている。可動板
５４．５６は、通常状態においてプーリ５０の円弧部分
５０ａに接触するように配置されており、その結果両部
材の間隔はプーリ５０の円弧部分５０ａの直径に規制さ
れている。

然してハンマバンク１０が所定のストローク内で左右に
揺動運動するときには、第３図（Δ）、（Ｂ）、（Ｃ）
に示すように、プーリ５０の円弧部分５０ａのみがハン
マバンク側の可動板５４と防振用バランサ側の可動板５
６に調性ベルト２８を介して接するように構成されてい
るため、可動板５ｓ、ｓ６によりプ゛−リ５０に制動作
用が働くことはない。

しかしプリンタ装置作動中に停電等が起こり、ハンマバ
ンク１０と防振用バランサ１６ｂがその揺動方向を反転
できずに一方向に継続移動した場合には、プーリ５０は
第３図（Ｄ）に示すように、円弧部分５０ａを外れ円弧
部分より径の大きい非円弧部分５０ｂで可動板５４．５
６に接するようになる。しかし可動板５４と５６との間
の距離は、プーリ５０の円弧部分５０ａの直径によって
決められているため、オーバーストロークの場合、プー
リ５０の回転によって第３図（Ｄ）に示すように、可動
板５４と５６との間の距離が若干広げられるようになる
。ここでプーリ５０の非円弧部分５０ｂは、円弧部分５
０ａを最小半径として円弧部分の両端から角度の増加に
応じて径が連続的に増加しているため、可動部に対して
連続的な制動作用が働き、固定部との衝突前に可動部が
停止する。

上述した実施例においては、プーリ５０の断面形状が一
対の非円弧部分５０ｂを有するように形成されているが
、本発明のプーリはこれに限定されるものではなく、例
えば第４図に示すように一つの円弧部分５０ａと一つの
非円弧部分５０ｂとでプーリ５０の断面形状を形成する
ようにしても良い。この場合にはハンマバンク１０がそ
の揺動中心位置に位置するときに、非円弧部分５０ｂが
ハンマバンク１０から遠い側に位置するようにプーリ５
０を支持ブラケット２０に支承するのが望ましい。

発明の効果 本発明は以上詳述したように構成したので、シャトル型
ラインプリンタ装置の揺動可動部が停電もしくは突然の
電源切断あるいは反転用センサの異常等によって反転で
きずに暴走した場合、電気的な手段を用いず礪構的な作
用のみで可動部を停止させることができるので、衝突に
よる装置の破壊を未然に防止できるという効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例斜視図、 第２図はブーりの断面図、 第３図は本発明の詳細な説明図であり、（△）〜（Ｃ）
は可動部が通常の揺動運動をした場合を、（Ｄ）は可動
部が暴走して制動作用が働いた場合をそれぞれ示してい
る。 第４図はブーりの他の実施例を示す断面図、第５図は従
来装置斜視図である。 １０・・・ハンマバンク、　１２・・・印字用紙、１４
・・・インクリボン、　１６・・・リニアモータ、１６
ｂ・・・防振用バランサ、２８・・・鋼製ベルト、３４
・・・軸受は部材、　　４０・・・センサ、５０・・・
プーリ、　　　　５０ａ・・・円弧部分、５０ｂ・・・
非円弧部分、　５４．５６・・・可動板。 ブーり迷牟面口 第２図 フ゛−リ０化／）犬方芭例酊め口 第４図 ４シ１　動　イ１＝、珂］　寥λ巴　明　２第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 印字ハンマを複数個搭載したハンマバンク（１０）と、
   該ハンマバンク（１０）を揺動駆動するリニアモータ手
   段（１６）と、該リニアモータ手段（１６）の可動側に
   設けられ前記ハンマバンク（１０）と逆位相で揺動する
   防振用バランサ（１６ｂ）と、該防振用バランサ（１６
   ｂ）にその一端を固着され他端を前記ハンマバンク（１
   ０）に固着されたベルト手段（２８）と、該ベルト手段
   （２８）が巻回される回転自在に支承されたプーリ（５
   ０）とを具備したシャトル型ラインプリンタ装置におい
   て、 前記プーリ（５０）の回転軸に垂直な断面形状を円弧部
   分（５０ａ）と、該円弧部分（５０ａ）を最小半径とし
   て円弧部分（５０ａ）の両端から角度の増加に応じて径
   が連続的に増加する少なくとも一つの非円弧部分（５０
   ｂ）とを有するように形成し、 前記ハンマバンク（１０）がその揺動中心位置に位置す
   るときに、前記少なくとも一つの非円弧部分（５０ｂ）
   が前記ハンマバンク（１０）から遠い側に位置するよう
   に前記プーリ（５０）を支承すると共に、前記プーリ（
   ５０）の円弧部分（５０ａ）に接する間隔で互いに水平
   方向平行に伸長した一対の可動部材（５４、５６）を、
   前記プーリ（５０）を挟み込む如く前記ハンマバンク（
   １０）及び防振用バランサ（１６ｂ）にそれぞれ取付け
   たことを特徴とするシャトル型ラインプリンタ装置。