JPS63153439A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPS63153439A
JPS63153439A JP30209286A JP30209286A JPS63153439A JP S63153439 A JPS63153439 A JP S63153439A JP 30209286 A JP30209286 A JP 30209286A JP 30209286 A JP30209286 A JP 30209286A JP S63153439 A JPS63153439 A JP S63153439A
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magnetic
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poles
path
pickup
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猪尾 伸一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はトルクセンサ、特に回転トルクを非接触で測定
するトルクセンサに関する。
(従来の技術) 一般に、回転駆動力によって駆動される機器の数は非常
に多く、その適用分野は多岐に亘っている。このような
機器の制御にはトルク制御が重要な位置を占める場合が
少なくない。すなわち、トルクは回転駆動系の制御を行
う際の最も基本的かつ重要なパラメータの1つであり、
トルクと回転数の情報を得るとそれらの積が馬力に比例
するので動力の発生状態および伝達状態を把握すること
が可能になる。
従来のトルクセンサとしては、例えばこれを車両のステ
アリングホイールへ加えられる操舵力を検出する操舵力
検出装置に適用したものとして、特開昭54−1722
8号公報に記載のものがある。この装置では、ステアリ
ングホイールとステアリングシャフトとを弾性体を介し
て連結し、操舵時に操舵トルクの大きさに応じて弾性体
に生じる捩れ作用によりステアリングホイールとステア
リングシャフトとの間に生じる相対捩れ変位をステアリ
ングホイールとステアリングシャフトとの間に介装され
た接点の0N−OFFにより検出している。ところが、
このような装置では捩れ変位により0N−OFFされる
接点やマイクロスインチ等を配設するため、これらの接
点の配設に高度な工作精度が要求され、また、ONとな
る相対捩れ変位量やOFFとなる相対捩れ変位量を個々
に設定するのが困難であるという問題点がある。また、
特開昭55−44013号公報に記載の装置は、ステア
リングホイールから操舵トルクが伝達される入力軸にス
トレインゲージ等の電気的変位検出部を設け、路面抵抗
に比例したステアリングホイールから入力する操舵トル
クに応じて生ずる入力軸の相対捩れ変位を検出するもの
であるが、入力軸の捩れ変位を検出するのにストレイン
ゲージ等の電気的変位検出器を入力軸に固着させていた
ため、温度変化の影響を受は易く、その作動が不安定で
、信頼性に欠けるという問題点があった。
そこでこのような不具合を解消するものとしてさらに、
特開昭58−194664号、特開昭58−21862
7号、特開昭58−105877号、実開昭57−19
2872号、実開昭58=101153号、特開昭58
−5626号、特開昭61−21861号の各公報に示
されたようなものが知られている。
例えば、特開昭58−194664号に記載の装置では
、一端がステアリングホイールに連結され他端がステア
リングギアに連結されたコラムシャフトを分割し、この
分割された2つのシャフトが弾性体を介して相対的な回
動変位を可能にするように連結された操舵装置に設けら
れ、これら2つのシャフトの相対回動変位を軸方向変位
に変換して、軸方向変位の大きさによりステアリングホ
イールに加えられる操舵力を検出している。また、トー
ションバー機構の捩りを静電容量の変化に変換したもの
として上記特開昭61−21861号に記載されたもの
がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の装置にあっては、トー
ションバー機構の捩れ変位をスイッチ等の部材を用いて
検出するものや相対回動変位を軸方向変位に変換するも
の等のいわゆる接触型のトルクセンサでは、構造が複雑
で検出器の機構的、電気的部品点数が多く、かつ取付け
に際して相当の精度が要求されるため、製造コストの増
大を招くばかりか温度・湿度等の環境変化により検出精
度が悪化することがある。すなわち、センサとしてトル
クの検出を行う場合、回転軸が対象であるため、耐摩耗
性、保安性等の信頼性の面から非接触型のトルクセンサ
が望ましい。一方、非接触型のトルクセンサであっても
、例えば捩れ変位の量を光電的に検出するようにしたも
の(上記特開昭58−5626号公報参照)では、特に
汚れの激しい場所で使用できないことがある。また、以
上のような問題点に加えて接触型、非接触型の何れのト
ルクセンサにあっても、従来の装置では回転変位の方向
(すなわち、トルクの働く方向)の検出や静止トルクの
検出は相当困難であって、これらの諸問題を解決したト
ルクセンサは未だ実現されていない。
このように、エンジンや電動機等の回転駆動部をコント
ロールする際に極めて重要なパラメータとなる回転およ
び静止トルクを非接触で正確に低コストで検出できるト
ルクセンサの出現が望まれている。
(発明の目的) そこで本発明は、温度・湿度等の環境変化や汚れによる
影響を受けない磁界という物理量に着目し、捩れ変位を
所定の構造により磁束量の変化に変換し、この磁束量の
変化を非接触で検出して捩れ変位を測定することにより
、構造が簡単で応答性が良く静止、回転に拘らず低コス
トでトルクを検出できる非接触型のトルクセンサを提供
することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明ニよるトルクセンサは上記目的達成のため、第1
シャフトの先端部を捩れ変位の発生が可能な構造として
第2シャフトに連結し、この連結部の周囲を取り囲むよ
うに所定数のN極およびS極を固定磁極として交互に配
設して第2シャフトに固定し、これらのN極およびS極
と同数の第1ピツクアツプ路および第2ピツクアツプ路
をそれぞれ各磁極の中間位置に対向するように配設する
とともに、第1、第2ピックアップ路を流れる磁束の変
化を検出する磁気検出素子を第1シャフトに非接触で設
け、第2シャフトに対して第1シャフトが捩れ変位した
とき前記N極が第1ピツクアツプ路あるいは第2ピック
アップ路の何れの側に近接するかによって第1、第2ピ
ツクアツプ路を流れる磁束量を変化させ、この磁束の変
化から第2シャフトに対する第1シャフトの捩れ変位を
検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサを備
えている。
(作用) 本発明では、第1シャフトの先端部を捩れ変位の発生が
可能な構造として第2シャフトに連結され、この連結部
の周囲を取り囲むように所定数のN極およびS極が固定
磁極として交互に配設されて第2シャフトに固定される
とともに、これらのN極およびS極と同数の第1ピツク
アツプ路および第2ピツクアツプ路がそれぞれ各磁極の
中間位置に対向するように配設される。また、第1、第
2ピツクアツプ路を流れる磁束の変化を検出する磁気検
出素子が第1シャフトに非接触で設けられる。そして、
第2シャフトに対して第1シャフトが捩れ変位したとき
前記N極が第1ピックアップ路あるいは第2ピツクアツ
プ路の何れの側に近接するかによって第1、第2ピツク
アツプ路を流れる磁束量が変化し、この磁束の変化から
第2シャフトに対する第1シャフトの捩れ変位が非接触
で検出される。したがって、構造が簡単で応答性が良く
静止・回転に拘らず低コストでトルクが精度良く測定で
きる。
(実施例) 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1〜6図は本発明の一実施例を示す図であり、第1図
は本実施例の分解斜視図、第2図は縦側面図、第3図は
正面図である。
まず、構成を説明する。第1図において、■は第1シャ
フトであり、第1シャフト1は捩れ剛性を若干低くする
ための小径部2を介して第2シャフト3に連結されてお
り、図中A、Bで示すような第1シャフトの円周方向の
回転力を小径部2を経由して第2シャフト3に伝達する
。また、第2図の縦側面図に示すように第2シャフト3
の外周面3aには小径部2を包み込むようにして成形さ
れた円筒形のモールド部材(非磁性材)4の突端部4a
が嵌合・固着されており、モールド部材4は後述するピ
ックアンプ部材7およびホール素子13等と一対となっ
てトルク検出機構21を構成している。一方、モールド
部材4の他端側にはドーナソツ型の磁性体埋込み部4b
が形成され、磁性体埋込み部4bは軸方向に対して垂直
となるような切断面(端面)4Cを有し、磁性体埋込み
部4bには端面4cにN極を臨むように配置した磁性体
5aと、端面4CにS極を臨むように配置した磁性体5
bとがそれぞれ8個づつ交互に同心円状でかつ等間隔に
なるように配設されている。さらに、各磁性体5a、5
bの他端部は円環状のコモンリング6に連結されており
、コモンリング6は各磁性体5a、5bから発する磁界
について閉ループ状の磁気通路の一部を形成する。コモ
ンリング6および各磁性体5a、5bは磁性体埋込み部
4b内に埋設され、非磁性体からなる磁性体埋込み部4
bと一体形成されている。なお、本実施例では磁性体5
a、5bの個数をそれぞれ8個としているが勿論これに
は限定されず、端面4cにN極、S極が交互に等間隔で
臨むものであれば他の個数の態様のものでもよい。
一方、第1シャフトの小径部2側の外周面1aには端面
4Cに面し、かつ端面4cと微少空隙を有する円板形の
ピンクアップ部材(非磁性体)7が嵌合・固着されてお
り、ピンクアップ部材7の入力側の端面7aには端面7
aに外接してアウターリング8とその内方にインナーリ
ング9とが設けられている。また、端面4Cに面したピ
ソクアツブ部材7の端面7bには磁性体5aあるいは5
bからの磁気力を受けて磁路となる磁路片10aと磁路
片10bとが磁性体5aおよび5bとそれぞれ1対1で
対応するように8個づつ交互に同心円状でかつ等間隔に
なるように配設され、磁路片10aはアウターリング8
に磁路片10bはインナーリング9に連結される。磁路
片10aとアウターリング8とは第1ピックアップ路1
1を構成し、磁路片10bとインナーリング9とは第2
ピツクアツプ路12を構成する。ここで、コモンリング
6、磁路片10a、10b、アウターリング8およびイ
ンナーリング9は磁力線を通し易い材質のものが望まし
く、例えはパーマロイ、フェライト等で作られており、
前記磁性体5a、5bから発した磁気力を磁路片tOa
、10bを介してアウターリング8およびインナーリン
グ9に誘導する。ところで、磁路片10a110bは前
記の磁性体5a、5bと同様に非磁性体からなるピック
アップ部材7内に一体形成されており、定常時(すなわ
ち、トルクが0のとき)では第3図の正面図に示すよう
に磁性体5aあるいは5bが磁路片10aおよび10b
の丁度中間に位置するように構成されている。したがっ
て、磁性体5aから磁路片10aに至るまでのギャップ
空間!、と磁性体5aから磁路片10bに至るまでのギ
ャップ空間I!、lIとは互いに等しく、同様に磁性体
5bから磁路片10bまでのギャップ空間7!、と磁性
体5bから磁路片10aまでのギャップ空間I!、、と
は相等しい。したがって、第1図に示すように第1シャ
フト1に円周方向A(あるいはB)の回転力が加わると
前記ギャップ空間AA、 j2.はその回転力に応じて
それぞれ所定量づつ変化する。さらに、上述したアウタ
ーリング8とインナーリング9との間にはこれらリング
やピックアップ部材7と非接触でかつアウターリング8
からインナーリング9に(あるいはインナーリング9か
らアウターリング8に)かかる磁界と直角となるような
位置にホール素子(磁気検出素子)13が配置され、ホ
ール素子13はプリント基板14に接着材等で固着され
る。プリント基板14上にはホール素子13からの信号
を検出・処理するための部材(図示せず)が配設される
とともに、プリント基板14はプリント基板に固着する
支持部材14aを介して第1シャフト1に回動変位自在
に嵌合される。なお、ホール素子13は固体のホール効
果を利用したセンサであり、磁界の強さに比例した出力
電圧を発生する素子であるが従来公知のものと同様のも
のが使用可能であるので詳しい説明は省略する。
次に、作用を説明する。
本発明に係るトルクセンサは、磁性体5a15bから発
した磁気力をホール素子13で検知する際に、第1シャ
フト1と第2シャフト3との間に生じた機械的な捩れ変
位を磁性体5a、5bと磁路片10a、10bとの間の
ギャップ空間lA、lBの変化(換言すれば、空間磁路
長の変化)として捉え、このギヤツブ空間βヶ、l、の
変化により生じた磁束の流れ(磁路)と磁束量の変化を
ホール素子13により非接触で検知してトルクを検出し
ている。続いて、第4.5図を用いて本発明の基本的な
考え方を述べる。第4図(a)は定常的におけるトルク
検出機構21の一部を模式的に示す図であり、同図(b
)は前述の第1図に示したように回転力が円周方向Aの
向きに加わった場合を示し、同図(c)は回転力が円周
方向Bの向きに加わった場合を模式的に示している。ま
た、第5図は定常時におけるトルク検出機構21の一部
を模式的に示した斜視図である。
定常時 トルクが加わっていないので第4図(a)に示すように
磁性体5aから磁路片10aまでのギャップ空間lAと
磁性体5aから磁路片10bまでのギャップ空間l、と
はそれぞれ等しく、各々の磁性体と磁路片との位置関係
はどの場所においても一様である。したがって、第5図
に示すように1対の磁性体5a、5bおよび磁路片10
a、10bを代表として例に採り説明することができる
。いま、磁性体5aのN極から発した磁束は実線の矢印
で示す如く、ギャップ空間lAを経て磁路片10aに入
り、磁路片10aの先端部を通過してギャップ空間N、
を経て磁性体5bのS極に到達する。同様に、磁性体5
aのN極から発した磁束は一方ではギャップ空間AIB
を経て磁路片10bに入り、磁路片10bの先端部を通
過してギャップ空間I!、Aを経て磁性体5bのS極に
到達する。5dのN極から発した磁束は何れもコモンリ
ング6を通して磁性体5aのS極に到達する。このよう
に、磁性体5a、5b、磁路片10a(あるいは10b
)およびコモンリング6はギャップ空間AA、J、を挟
んで1つの閉ループ状の磁気通路を形成しており、この
磁路を主磁路と呼び、このときの磁束をφ1と呼ぶ。
一方、磁性体5aのN極から発した磁束は、単に磁路片
10a (あるいは磁路片10b)を通過して磁性体5
bのS極に達する上述のような主磁路を形成するだけで
はなく磁路片tOa、10bの軸心方向(アウターリン
グ8およびインナーリング9方向)に向かうものも存在
する。すなわち、同図一点鎖線の矢印で示すように磁性
体5aのN極から発した磁束の一部は、ギャップ空間7
!5、磁路片10a1アウターリング8を経てホール素
子13に至り、ホール素子13を直交してインナーリン
グ9、磁路片10bおよびギャップ空間lAを経由し、
磁性体5bのS極に帰還するバイパス磁路を形成してい
る(この方向でバイパス磁路を通る磁束をφ2と呼ぶ)
。ところで、磁性体5aのN極で発生した磁気力は、一
方では磁路片10b側にも等しく印加しており(但し、
極性は異なる)、同図破線の矢印で示すように上述した
場合とは逆向きのルートでバイパス磁路を形成している
(この逆向きの流れでバイパス磁路を通る磁束を−φ2
と呼ぶ)。この場合、ホール素子13に印加する磁界の
強さは、実際上、透磁率の大きい磁路材やコモンリング
6に比して透磁率が極めて小さいギャップ空間7!4あ
るいはI!、おの大きさの差異により決定される。また
、磁路片10a、10b、アウターリング8、インナー
リング9およびコモンリング6の各部材は定常時、非定
常時とも共通の磁気通路を形成していることから、これ
ら各部材に経年変化等による劣化があってもトルクの検
出精度の低下を来たさない。
このように、トルクが加わらない定常時にあっては、主
磁路を流れる磁束φ1がバイパス磁路を流れる磁束1φ
21よりも極めて大きい(φ1)1φ21)ことから、
実際上はホール素子13が配設されているバイパス磁路
には殆ど磁束は流れ込まない。また、ギャップ空間lA
、lBは互いに等しいので、多少の洩れ磁束1φ21が
あっても前記磁束φ2、−φ2は等しい大きさくφ2=
−φ2)となり互いに相殺し合ってホール素子11は感
応せずトルクは検出されない。
ここで、本発明では上記バイパス磁路における磁束変化
をトルク検出のパラメータとしている。
すなわち、バイパス磁路の途中にホール素子13を設け
ている。一方、主磁路についてはトルクの変化により磁
束の変化が生じるものの、検出対象としていない。但し
、主磁路の磁束によってもトルク検出が可能であり、本
出願人はこれを他出側として提案する意向である。その
ため、以後はバイパス磁路における磁束変化に着目して
具体的作用を説明していく。
非定常時(トルクが加わった場合) 第4図(b)に示すように回転力が円周方向Aの向きに
加わったときは磁性体5aから磁路片10aまでのギャ
ップ空間β4と磁性体5bから磁路片10bまでのギャ
ップ空間lAは何れも大きくなり、逆に磁性体5aから
磁路片10bまでのギャップ空間β8と磁性体5bから
磁路片10aまでのギャップ空間l、とは何れも小さく
なる。これに伴ってバイパス磁路の磁束−φ2の磁路抵
抗は減少し、主磁路φ1の磁路抵抗は大きくなる。した
がって、磁束の流れは定常時に優勢であった主磁路のφ
1からバイパス磁路の方に移行していくとともに、磁束
−φ2が磁束φ2よりも大きくなってゆき、その程度は
A方向に加わる捩れ角の大きさに比例する(第6図参照
)。例えば、A方向の回転力によりホール素子13に印
加する磁界の向きを正方向とし、その出力電圧がプラス
の値となるようにホール素子13の出力を設定すれば、
第6図に示すように発生トルクの大きさおよび方向そし
て静止トルクを適切に検出することができる。また、第
4図(C)に示すように回転力が円周方向Bの向きに加
わったときは磁束φ2が磁束−φ2よりも大きくなり、
上記の場合とは逆向きのトルクを検出することができる
このように、本実施例では磁性体5a、5bから発した
磁気力をホール素子13で検知する際に、第1シャフト
1と第2シャフト3との間に生じた捩れ変位が磁性体5
a、5bと磁路片tOa、10bとの間のギャップ空間
IA、ItBの変化としてとらえられ、このギャップ空
間iA、pBの変化が磁界の強さの変化としてピンクア
ンプ部材7と非接触で設けられたホール素子13により
正確に検知される。したがって、従来の問題点で述べた
ように、相対回動変位を軸方向変位に変換するもの等の
従来装置に比して回動部分がなく構造を極めて簡素にす
ることができ、応答性や信頼性に優れ、かつ測定精度の
良いトルクセンサを低コストで実現することができる。
また、構造が簡単なことに加えてモールド部材4やピッ
クアップ部材7の取り付は後にホール素子13等の調整
を行うことができるため、これら各部材の取り付けにお
いて高い精度の要求される困難な工作を必要としない。
しかも、本発明では回転トルクの情報を非接触で検出し
ているので、測定精度面の向上は元より、耐摩耗性、保
安性等の信頼性を飛躍的に向上させることができるばか
りか、従来の装置同様静止トルクをも精度よく検出する
ことができる。
以上のような特徴を有する本発明を例えば、自動車の操
舵力検出用としてステアリング装置に適用すれば操舵力
の制御に極めて好適である。
なお、本実施例では回転トルク検出の例として回転角が
±6°のみの態様を示しているが、これに限らず、例え
ば磁性体や磁路片およびシャフトの捩れ剛性を調節する
ことにより広範囲な静動トルクをも検出できることは勿
論である。
また、本発明では第1シャフトの先端部を捩れ変位の発
生が可能な構造として第2シャフトに連結する構成とし
ているが、この第1シャフトと第2シャフトとは別々の
部材であっても、あるいは本実施例のように第1、第2
実施例とも1本の部材で形成されるものであってもよい
ことは言うまでもない。
(効果) 本発明によれば、第1シャフトの先端部を捩れ変位の発
生が可能な構造として第2シャフトに連結し、この連結
部の周囲を取り囲むように所定数のN極およびS極を固
定磁極として交互に配設して第2シャフトに固定し、こ
れらのN極およびS極と同数の第1ピツクアツプ路およ
び第2ピックアップ路をそれぞれ各磁極の中間位置に対
向するように配設するとともに、第1、第2ピックアッ
プ路を流れる磁束の変化を検出する磁気検出素子を第1
シャフトに非接触で設け、第2シャフトに対して第1シ
ャフトが捩れ変位したとき前記N極が第1ピツクアツプ
路あるいは第2ピツクアツプ路の何れの側に近接するか
によって第1、第2ピンクアンプ路を流れる磁束量を変
化させ、この磁束の変化から第2シャフトに対する第1
シャフトの捩れ変位を検出するようにしているので、構
造が簡単で応答性が良く静止、回転に拘らず低コストで
精度良く非接触でトルクを検出することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の一実施例を示す図であり、第1図
はその分解斜視図、第2図はその縦側面図、第3図はそ
の正面図、第4図はその作用を説明するための模式図、
第5図はその作用を説明するために模式的に示した斜視
図、第6図はその効果を説明するための回転トルクの特
性図である。 1・・・・・・第1シャフト− 2・・・・・・小径部、 3・・・・・・第2シャフト、 5a、5b・・・・・・磁性体、 10a、10b・・・・・・磁路片、 11・・・・・・第1ピツクアツプ路、12・・・・・
・第2ピツクアツプ路、13・・・・・・ホール素子(
磁気検出素子)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第1シャフトの先端部を捩れ変位の発生が可能な構造と
    して第2シャフトに連結し、この連結部の周囲を取り囲
    むように所定数のN極およびS極を固定磁極として交互
    に配設して第2シャフトに固定し、これらのN極および
    S極と同数の第1ピックアップ路および第2ピックアッ
    プ路をそれぞれ各磁極の中間位置に対向するように配設
    するとともに、第1、第2ピックアップ路を流れる磁束
    の変化を検出する磁気検出素子を第1シャフトに非接触
    で設け、第2シャフトに対して第1シャフトが捩れ変位
    したとき前記N極が第1ピックアップ路あるいは第2ピ
    ックアップ路の何れの側に近接するかによって第1、第
    2ピックアップ路を流れる磁束量を変化させ、この磁束
    の変化から第2シャフトに対する第1シャフトの捩れ変
    位を検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサ
JP30209286A 1986-12-17 1986-12-17 トルクセンサ Expired - Lifetime JPH0678955B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30209286A JPH0678955B2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17 トルクセンサ
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EP87109722A EP0271633B1 (en) 1986-12-17 1987-07-06 Torque sensor
DE8787109722T DE3777774D1 (de) 1986-12-17 1987-07-06 Drehmomentsensor.

Applications Claiming Priority (1)

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JP30209286A JPH0678955B2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17 トルクセンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4984474A (en) * 1988-09-30 1991-01-15 Copal Company Limited Torque sensor
JPH0339132U (ja) * 1989-08-29 1991-04-16
US6868743B2 (en) 2002-11-14 2005-03-22 Denso Corporation Highly reliable torque sensor

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US7191669B2 (en) 2002-11-14 2007-03-20 Denso Corporation Highly reliable torque sensor

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