JPS63153212A

JPS63153212A - 真空脱ガス装置

Info

Publication number: JPS63153212A
Application number: JP29761686A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Nara; 奈良　正敏
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1986-12-16
Filing date: 1986-12-16
Publication date: 1988-06-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用］この発明は、溶鋼を減圧雰囲気内に導入して、溶鋼内の
水素、酸素、窒素等のガス成分を除去する真空脱ガス装
置に関する。

［従来の技術〕この種の装置として、溶鋼を真空容器内に循環させるい
わゆる循環式真空脱ガス装置（いわゆるＲＨ真空脱ガス
装置）が公知である。ＲＨ真空脱ガス装置は、溶鋼を吸
い上げる上昇管（浸漬管）と、下降管（浸漬管）との２
本の脚を有する真空容器又は槽と、この真空容器内のガ
スを排気して容器内をほぼ真空に減圧する排気装置とを
備えている。そして、溶鋼を脱ガスする際には、２本の
浸漬管を取り鍋に収納された溶鋼中に浸漬し、真空容器
内を排気することにより溶鋼を真空容器内に上昇させる
。ここで上昇管からアルゴンＡｒガスなどを導入すると
、ガス気泡を含んだ上昇管の溶鋼のみかけ比重が小さく
なり溶鋼が上昇する。

一方、下降管側は、比重が大きいために下降する。

このようにして、溶鋼は順次真空容器内に取込まれ、順
次真空下にさらされ、脱ガスが進行する。

そして、脱ガス処理が終了したところで、真空容器内の
排気を停止し、次にＲＨ真空説ガス装置を取鍋から上昇
させ、そのまま待期させて、次の溶鋼の処理に備える。

［発明が解決しようとしている問題点コところが、従来
の真空脱ガス装置においては、次の処理に備えている間
そのまま放置されている。

従って、上昇管及び下降管が解放された状態であるから
、そこから冷たい外気が侵入したり又は真空容器内の熱
が放出して、容器内が冷却される。　　　−このように
、真空容器内が冷却されると、脱ガス処理時に溶鋼が冷
却され、出ｗ４温度が低下してしまうという問題点があ
る。

そこで、従来、長時間処理が中断して炉内温度が低下し
た場合、溶鋼の処理以前に真空容器内をガスバー力で加
熱しているが、このような加熱には手間がかかる。

この発明は斯る事情に鑑みなされたもので、真空容器の
冷却を防止できる真空脱ガス装置を提供することを目的
とする。

［問題点を解決するための手段］この発明に係る真空脱ガス装置は、溶鋼中のガス成分を
除去する真空脱ガス装置において、非使用時には、溶鋼
に浸漬する浸漬管に蓋をする蓋部材を備えることを特徴
とする。

［作用コこの発明の真空脱ガス装置によれば、溶鋼の脱ガス侵、
溶鋼に浸漬する浸漬管に蓋をし、真空容器内を保温する
。

［実塵例］以下に添附図面の第１図乃至４図を参照して、この発明
の一実施例を詳細に説明する。

第１図及び第２図に示すように、溶鋼の脱ガスをする脱
ガス設備１ｏには、溶鋼が収納された取り鋼１２が台車
１４に乗せられて所定の位置に搬送されるようになって
いる。この脱ガス設備１゜には、ＲＨ真空脱ガス装、Ｍ
２Ｃが図示しないクレーンにより上下動自在に懸架され
ている。このＲＨ真空脱ガス装置１６は、溶鋼を収納す
る真空容器１８と、容器１８の下端から真下に向けて突
出する２本の管、即ち上昇管２ｏ及び下降管２２とを備
えている。真空容Ｂ１８の上方部には、真空容器１８内
をほぼ真空にまで減圧にする排気管２４が接続されてお
り、この排気管２４には、減圧用の他殺式ブースタが接
続されている。真空容器１８の略中央部には真空容器内
を予熱するための加熱装！２６が取付けられており、必
要に応じて真空容器１８内を加熱できるようになってい
る。

脱ガス設備１０には、更にＲＨ真空脱ガス装置１６に近
接した位置に、上昇管２０及び下降管２２に蓋をするた
めの蓋装置２８が設けられている。蓋装置１２８は略水
平方向に延出された軸３０が設けられており、その軸３
０には略り字形状に形成されたアーム３２が軸３ｏの周
囲を回転自在に支持されている。アーム３２の一側上に
は、一対の蓋部材３４が夫々コイルスプリング３６を介
して装着されている。蓋部材３４は、上昇管２０及び下
降管２２の間隔に対応して互いに所定の間隔をあけて並
んで配置されている。

蓋部材３４は、第４図に示す用に、上昇管２０及び下降
管２２からの溶鋼の垂れを受けるため所定の深さを有す
る器状に形成されたれんが材３８　′を備え、このれん
が材３８の外周には鉄皮４０が被覆されている。

次にこの実施例の動作について説明する。

ＲＨ真空脱ガス装置１６を、その真下に位置された取鍋
１２に向けて下降させ、取鍋内に収納された溶鋼に上昇
管２０及び下降管２２を浸漬する。

そして、溶鋼を脱ガスする際には排気管２４を介して真
空容器１８内を排気する。すると溶鋼内に溶鋼は下降管
及び上昇管を介して真空容器内を上昇してくる、ここで
上昇管からアルゴンＡｒガスを導入すると、ガス気泡を
含んだ上昇管の溶鋼のみかけ比重が小さくなり溶鋼が上
昇する。一方、下降管はそのみかけ比重が小さいために
溶鋼が下降する。このようにして溶鋼は順次はぼ真空に
近い真空容器１８内に取込まれ順次減圧下にさらされ脱
ガスが進行する。

溶鋼の脱ガス処理が終了すると、真空容器１８内の排気
及びＡｒガスの供給を停止後、第２図に示すように、Ｒ
Ｈ真空脱ガス装置１６を上昇させる。この場合、Ｍ装置
２８は第２図に示すように、蓋部材３４を下に向ける位
置でアーム３２を待期させている。

次に、第１図に示すように、台車１４により取１１２を
ここから遠ざけた後、アーム３２を矢印Ａ方向に約１８
０°回動させ、一対の蓋部材３４を上昇管２ｏ及び下降
管２２の下端を塞ぐように押しあてる。

この場合第４図に示すように、蓋部材３４は凹み形状に
形成されているから、上昇管２０及び下降管２２から溶
鋼が垂れても蓋部材３４がこれを受けることができる。

また蓋部材３４はスプリング３４により支持されている
から上昇管２０及び下降管２２に蓋部材を押しあてる際
にその衝撃が吸収される。

このように、下降管２０及び上昇管２２に蓋をするから
溶鋼内へ冷たい外気が侵入したり又は、真空容器１８内
の熱が放出されるのを防止し、保温する。従って、次に
７１１鋼の脱ガス処理をする場合には、真空容器１８内
が保温されているから、真空容器１８を加熱する必要が
ほとんどなく、そのまま下降させて溶鋼に下降管２０及
び上昇管２２を浸漬させて、溶鋼の脱ガスを実施する。

尚、符号４０は、上昇管２０及び下降！！２２に付着し
た溶鋼である。

この発明は上述した一実施例に限定されることなく、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。

例えば、Ｍ装置は、アームを回動して蓋部材を浸漬管に
押しあてることに限らず、下方から上昇させるものであ
っても同様な効果を得ることができる。

また、上述の実施例では２本の浸漬管を有する脱ガス装
置について説明したが、１本の浸漬管を有するいわゆる
ＤＨ真真空脱ガス買置あっても同様な効果を得ることが
できる。この場合、蓋部材は１つだけ取りつけられる。

［発明の効果コこの発明によれば、真空脱ガス装置の非使用時には、浸
漬管に蓋をして真空容器内を保温し、その冷却を防止で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明の実施例に係る真空脱ガス
装置を備える脱ガス設備の概略構成図、第３図は蓋装置
の平面口、そして第４図は蓋装置の断面図である。１６・・・真空脱ガス装置、２０・・・上昇管（浸漬管
）、２２・・・下降管（浸漬管）、３４・・・１部材。第　１　図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

溶鋼中のガス成分を除去する真空脱ガス装置において、
非使用時には、溶鋼に浸漬する浸漬管の下端部に蓋をす
る蓋部材を備えることを特徴とする真空脱ガス装置。