JPS63150025A - 炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炊飯器に関するものである。

従来の技術 従来では、ご飯が炊きあがるまでは水が沸騰しているた
めに、第５図に示すように、被加熱容器の温度は約１０
０℃に保たれ、水分がなくなりご飯が炊きあがると被加
熱容器の温度が上昇するので、被加熱容器の温度を検出
するために設けられた温度検出素子の温度が所定の温度
たとえば１２０’Ｃになると加熱を停止していた。

発明が解決しようとする問題点 このような従来のものにおいては、温度検出素子と被加
熱容器との間に米粒などの異物がはさまると、被加熱容
器と温度検出素子との間の熱伝導が悪くなって、被加熱
容器が約１００’Ｃに保たれていても温度検出素子は加
熱手段からの熱を受けて第６図に示すように温度が上昇
する。そこで、温度検出素子の温度が所定の温度の１２
０’ＣＫ達したときに加熱を停止するよ５にしたのでは
、ご飯が炊きあがっていないという問題があった。

本発明はかかる問題点を解決するもので、ご飯の炊きあ
がり時に被加熱物の水分が減り、被加熱容器の温度が急
に上昇することを検知し加熱を停止するようにした炊飯
器を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、温度検出素子の
出力を積分回路を用いて時間量に変換する温度時間変換
手段と、温度時間変換手段の出力変化量に対応する時間
を計時するタイマと、タイマにより計時された時間が所
定値以下になると加熱停止信号を出す加熱停止手段とを
備えたものである。

作用 本発明は上記構成によｐ、被加熱容器内の水分が減少し
、被加熱容器の温度が急上昇している−ことを検知した
ときに加熱を停止させるので、ご飯を確実に炊きあげる
ことができる。

実施例 以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

Ｗ、１図は本発明の炊飯器の一実施例金示す機能ブロッ
ク図である。第１図において（１）は温度検出素子、（
２）は温度時間変換手段で、この温度変換手段（２）は
温度検出素子（１）の出力を積分回路を用いて時間量に
変換する。（３）はタイマで、温度時間変換手段（２）
で時間量に変換された出力の変化量に対応する時間を計
時する。（４）は加熱停止手段で、タイマ（３）の計時
値が所定値以下になると加熱停止信号を加熱制御手段（
５）へ送り、加熱制御手段（５）は加熱手段（６）の発
熱９を停止させる。

第２図は本実施例の具体的回路図である。似は負特性を
有するサーミスタで、前記温度検出素子（１）を構成す
る。ａ２はサーミスタαηに接続された抵抗で、コンパ
レータ昭に入力される基準電位をつくる。抵抗ａΦとコ
ンデンサ０υは積分回路を構成し、コンデンサ（至）の
充電電位はコンパレータσ３に入力されて前記基準電位
と比較される。コンデンサα９に接続された抵抗（ｌと
スイッチ匝はコンデンサα９の充電開始電位を決めるも
ので、スイッチαηがオンしている時、約１ｖ　　にな
るように定数を選んで　　ＤＤ ある。温度時間変換手段（２）、タイマ（３）、加熱停
止手段（４）、加熱制御手段（５）はマイクロプロセッ
サ（７）により構成され、コンパレータα］の出力が温
度時間変換手段（２）に入力されている。（至）は加熱
制御手段（５）に接続されたトランジスタで、リレーＱ
ｌのリレーコイ／ｌ’（１９ａ）を駆動してそのリレー
接点（１９ｂ）を開閉し、加熱手段（６）を構成するヒ
ータ翰への通電を制御する。（財）はリレーａ収（源、
（イ）はヒータ（ホ）の電源である。

次に動作について説明する。第３図はサーミスタαυの
出力とコンデンサα９の充電電位の関係を示す波形図で
、（ａ）は温度が低い時、（ｂ）は温度が高い時である
。まずスイッチαηを閉じている時のコンデンサα９の
充電電位ＶＣは抵抗Ｑ４１と抵抗ａＱの分圧によＣ、ｆ
７−ｙ　ＶＤＤに固定されている。次にスイッチ０７）
を開いて充電を開始し、充電電位Ｖ。が基準電位に達す
ると充電を終了する。ここで基準電位は負特性を有する
サーミスタｑ刀と抵抗（２）によって作られているから
温度が低いときは低い電位になり温度が上昇すると基準
電位も上昇する。このためコンデンサＱ９の充電電位Ｖ
。が基準電位に到達するのに要する時間ｔ１は温度にほ
ぼ比例する値となる。

第４図は処理の流れを示すフローチャートでろ９、上記
した温度検出素子卸の出力を時間量に変換する作業がス
テップ１１２〜１１３と１１５〜１１６である。すなわ
ち、温度時間変換手段（２）　ｔｌ−構成するカウンタ
がコンデンサＱ５の充電開始時から充電電位ＶＣが基準
電位に到達する時点までをカウントする。充電が完了す
ると、ステップ１１７でスイッチα７）ヲ閉じて放電す
る。ステップ１１８は温度が上昇したかどうかの判定を
し、上記した充電時間ｔ、を前回測定の充電時間ｔ１−
１と比較し、１．−、より大きくなければ、上記動作を
繰り返す。ステップ１１４では温度が上昇するのに要す
る時間全計時するタイマ（３）ヲカウントアップしてお
り、前記充電時間ｔ、がｔ、−７より増えるまで計時さ
れる。ステップ１１９は充電時間１．がｔｉ−＋　より
増大したときに、前回の充電時間ｔｉ−１からの変化分
の時間間隔Ｔを所定値と比較する。ここでもし時間間隔
Ｔが小さければ、前回の温度から短時間のうちに温度が
上昇したことがわかり、逆に時間間隔Ｔが大きければゆ
っくりと温度が上昇していることがわかる。そこで、い
ま得られた時間間隔Ｔが所定値以下であれば、予定して
いた温度の急上昇であると判定してステップ１２０で加
熱を停止させる信号を出力する。

発明の効果 以上本発明の炊飯器によれば、被加熱物の温度を検出し
てこれを時間量に変換し、この変換された時間量が変化
する時間間隔から温度の急上昇を検知して加熱を停止す
るので、ご飯の炊きめがシ時に水分が減って被加熱容器
の温度が急上昇を始めると加熱が停止され、被加熱容器
と温度検出素子との間に異物が介在して熱伝導を悪くし
ても、正しくご飯を炊きあげることができ、実用上きわ
めて有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における炊飯器の機能ブロッ
ク図、第２図は同炊飯器の具体的回路図、第３図は温度
と充電時間の相関を説明するための波形図、第４図は処
理の流れを示すフローチャート、第５図は従来の炊飯器
の炊きあがり検知を説明するための特性図、第６図は従
来の炊飯器における問題点を説明するための特性図であ
る。 （１）・・・温度検出素子、（２）・・・温度時間変換
手段、（３）・・・タイマ、（４）・・・加熱停止手段
、（５）・・・加熱制御手段、（６）・・・加熱手段、
（７）・・・マイクロプロセッサ、αυ・・・サーミス
タ、（至）・・・コンパレータ、０５・・・コンデンサ
、（１７）・・・スイッチ、（イ）・・・ヒータ。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、加熱手段と、前記加熱手段の発熱量を制御する加熱
   制御手段と、被加熱物の温度を検出する温度検出素子と
   、前記温度検出素子の出力を積分回路を用いて時間量に
   変換する温度時間変換手段と、前記温度時間変換手段の
   出力の変化量に対応する時間を計時するタイマと、前記
   タイマにより計時された時間が所定値以下になると前記
   加熱制御手段に停止信号を送る加熱停止手段とを備えた
   炊飯器。