JPS63148984A - α―アミラーゼインヒビターの結晶の製造方法 - Google Patents

α―アミラーゼインヒビターの結晶の製造方法

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JPS63148984A JP61294797A JP29479786A JPS63148984A JP S63148984 A JPS63148984 A JP S63148984A JP 61294797 A JP61294797 A JP 61294797A JP 29479786 A JP29479786 A JP 29479786A JP S63148984 A JPS63148984 A JP S63148984A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は球状蛋白質の精製と結晶化のfコめの方法に関
する。
殊に本発明は球状蛋白質である酵素をその酵素活性を何
する状態のままで精製し、結晶化するための方法に関す
る。
更に具体的には本発明は球状蛋白質である酵素を低度に
a縮された状態の溶液から、透析の手段によっ、て精製
しかつ粒形の大きい結晶として取り出すための方法に関
する。
〔従来の技術〕
種々の酵素を含めて、一般に球状蛋白質をより純粋にか
つ安定な形で得ることの要求が化学工業、食品工業、医
薬などの技術分野において存在する。さらにまた球状蛋
白質の立体構造の解明はこれら酵素などの球状蛋白質の
機能中心(作用中心)の決定のためにきわめて重要な1
−41題であり、そのために現在のところ球状蛋白質の
結晶のX線解析の手段が汎用されている。このX線解析
の手段を用いるためには試料となる球゛状蛋白質の結晶
はX線解析を可能とする程度に大きくなければならず、
また高純変であることが要求される。
こうした球状蛋白質の結晶の取得のために従来以下のよ
うな方法が用いられている。
(1)高濃度蛋白質溶液に沈澱剤を加えるか透析の手段
によって半透膜を介して蛋白質溶液を高張液と接触させ
これを過飽和の状態にし、水溶性蛋白質を水に溶けてい
る状態から結晶状態に移行させる方法。
この方法において使用される沈澱剤又は透析に用いる透
析用の高張液中に含まれる物質の例としては (a)硫酸アンモニウム等に代表される水に対する溶解
度が大な塩類 (b)エタノール等に代表される水溶性有機溶媒 (c)ポリエチレングリコール が挙げられる。
この方法においては被処理蛋白質溶液の濃度は通常2〜
10%の範囲にあり、また透析用の高張液に含まれる物
質の濃度は例えば硫酸アンモニアの場合は2.0〜3.
3Mと高い濃度のものが用いられる。
(2)高濃度蛋白質溶液のpl+を蛋白質の等電点付近
に調節することにより蛋白質を電気的に中性にし、溶液
中における溶解度を低下せしめて結晶化をはかる方法。
この方法におけるpHの調節は弱い苛性ソーダ又は酢酸
の添加により行う。
(3)高濃度蛋白質溶液から徐々に水を蒸発さU′るこ
とにより適当i倉の水を除去し蛋白質を結晶化させる方
法。
これらの従来方法では、高純度例えば90%以」二の純
度の蛋白質の溶液が結晶取得のために必要であると考え
られており、そのためにこのような高純度の蛋白質の溶
液を得るためには莫大な量の出発原料物質と何段階にも
及ぶ精製手段を必要とする。さらに上記(1)の方法で
は比較的濃度の高い蛋白質の溶液を用いまた比較的濃度
の高い高張液を透析に用いることから濃度の高い蛋白質
溶液がその濃度を急速に更に高めろことになり、多数の
結晶核が同時に出来やすくそのために得られる結晶は微
小化する傾向がある。また上5己(2)の方法で用いる
pu調節剤によってはt)+1の変化が急激にすぎ蛋白
質の立体構造に変化が生ずるなどの不都合がある。さら
に(3)の方法では蛋白質は不純物と一緒に濃縮される
ので得られろ結晶の純度は低く、また得量ら低い欠点が
ある。
・7発明か解決しようとする問題点〕 上述1−た従来法では蛋白質の結晶化に高純度の蛋白質
溶液を必要とするが、これを比較的低It!、Iの蛋白
質溶液で置換することは−L述したような蛋白質の溶液
の精製の工程のいくつかを省略しうろことになり、目的
とする蛋白質の収率に飛躍的な向上をらたらす。従って
比較的低純度の蛋白質溶液で6使用しつる方法の開発が
求められるのである。
また上述した従来法ではX線解析に用いろる程度の粒度
の大きい結晶の@j()に困A1かある。
従ってここに粒度の大きい結晶の取得が強く求められる
のである。
更にまたこの蛋白質の結晶化に当たっては蛋白質を変性
させ、そのために蛋白質の立体構造(三次元構造)を変
化させろような操作条件を避け、出来るだけ蛋白質を温
和な条件で結晶化させ、もって蛋白質を未変成の状態て
取得することが望まれるのである。
そして化学工業、食品製造工業、医薬品製造工業の局面
においては球状蛋白、殊に酵素を純粋にかつ高収率で結
晶の形で得ることには大きな意味がある。例えば麦類、
すなわち夫々小麦、大麦、ライ麦、カラス麦、ノ\ダカ
麦などに由来する澱粉糖化酵素のα−アミラーゼは夫々
の穀粒中に天然の状態で含まれているが、この乙ののa
在によって穀粒を貯蔵或いは製粉後貯、依する場合に澱
粉は糖化作用をうけ、穀粒又は穀粉は劣化する。しかし
ながら、これらの穀物中にはこのα−アミラーゼの作用
を阻止するインヒビターら同時に存在しこのインヒビタ
ーすなわち内因性α−アミラーゼインヒビター(End
ogenousα−amylase 1nhibHor
)の作用によってα−アミラーゼの作用が阻止されてい
る。今、何等かの1京因て存在するα−アミラーゼの虫
に拮抗ケる量の内因性α−アミラーゼインヒビターが不
在の場合は上記した穀粒又は穀粉の劣化が進行すること
になる。この場合、何等かの技術的予設により内因性α
−アミラーゼインヒビターかこのインヒビターとしての
作用を有する物質を添加すれば上記の劣化は阻止ずろこ
とができるのである。そしてこの内因性α−アミラーゼ
インヒビターら球状蛋白質であって、このらのの単離と
純粋な形での取得には食品工業上に大きな意義があると
いうことができるのである。
さらにまたこのようにして得られた大きい粒子形状の蛋
白質結晶からはX線解析によってその三次元構造を決定
するデータの取得が可能であり、酵素の場合にはその機
能中心を決定するデータともなるので、この+i!!!
能中心部分を切り出すことや、この機能中心部分をそな
えた別異の蛋白質の合成などの手段を通じて酵素作用を
f丁する物質を新たに創造しうるなど蛋白質工学に新た
な局面を拓く技術として変成をうけていない蛋白質の大
きい粒形の結晶の取得が求めろれるのである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは研究の結果(1)低純度の球状蛋白質を緩
衝液に溶解し、こうして得られた溶液を低濃度の硫酸ア
ンモニウム水溶液、アルコールの水溶液もしくはポリエ
チレングリコールの水溶液で透析するか、又は(2)低
純度の球状蛋白質を緩衝液に溶解し、こうして得られf
こ溶液を球状蛋白質の等電点の近傍のpHを有する低イ
オン強度の緩衝液で透析することにより、球状蛋白ff
の大きい結晶が得られることを見いたして本発明を完成
したのである。
この発明の上記した(1)および(2)の方法は酵素を
含め1こ球状蛋白質の精製と結晶化に好適に用いること
かでき殊に下記する実施例に示されろようにα−アミラ
ーゼのインヒビターの精製と結晶化に有効であることが
分かった。
この発明の上記した(1)および(2)の方法において
はじめに球状蛋白質を溶解ずろ緩衝液としては中性、弱
アルカリ性又は弱酸性にA節したトリス−塩酸緩衝液、
トリス−リン酸緩衝液、イミグゾールー塩酸緩衝液、酢
酸緩衝液なとが用いられ、そしてこれらの緩衝液中には
場合によっては防腐剤例えばアジ化ナトリウムを含有さ
Uうるらのとし、これらの緩衝液中へ球状蛋白質は低濃
度例えば2%以下の濃度で溶解される。このような低濃
度の溶液とする場合に透析工程における過飽和状聾への
進行が徐々であるために結晶核の生成数が少なく、結晶
粒子の粗大化に好結果をもたらすのである。しかしなが
ら極端な低濃度は結晶の生成には好ましくない。
この発明の(1)の方法にお1する透析に使用」゛る硫
酸アンモニウム水溶液は1.0−1.2M程度の濃度ま
たポリエチレングリコール水溶液は同じく2〜6 w/
v%程度の低い異変において用いられろ。アルコール水
溶液としては緩衝液中で調製したメタノール溶液、同エ
タノール溶液などが用いられ、アルコール濃度は10〜
30v/v%程度のもの、好ましくは15〜25v/v
%程度のらのが用いられる。
この発明の(2)の方法における透析に使用する緩衝液
としては、球状蛋白質を溶解するのに用いた好ましくは
低イオン強度の緩衝液とは同様の組成ではあるが酸或い
はアルカリ土類金属よってそのp!■が異なるもの、或
いは別異の組成でかつそのpHが異なるものが用いられ
る。いずれの場合にあっても透析に用いる緩衝液はその
pH1が目的とする球状蛋白質の等電点の近傍のもので
あることが必要である。
この発明の(1)および(2)の方法のいずれにおいて
も透析には半透膜が用いられるが、この半透膜には公知
の透析用の半透膜のいずれらが使用可能である。しかし
て入手の容易な硝酸セルロース膜、コロンオン膜、セロ
ファン膜、ヴイスキングチューブ、セロファンデユープ
などが通常使用される。
この方法における操作温度としては、蛋白質が変成しな
い温度範囲を用いうるが、30℃までの温度、好ましく
は4℃〜室温の条件下に操作される。
この方法の操作においては結晶化したい球状蛋白質は上
記した緩衝液中に所定の濃度に溶解し、半透膜製のチュ
ーブ、例えばヴイスキングヂューブに装入し、上記(1
)の方法では硫酸アンモニウム溶液、アルコール溶液、
ポリエチレングリコール溶液中で透析する。半透膜中の
蛋白質水溶液は不純物と水分を徐々に失い体積を減少し
てついに過飽和状態に達して蛋白質は結晶を開始する。
上記(2)の方法ではpl+が蛋1日質の等電点近傍に
調節された緩衝液中で半透膜製チューブに入れられた蛋
白質、室液は透析されるので蛋白質溶液中の蛋白質は溶
解度を低下さd゛て結晶の析出が開始される。この方法
にあたっては数時間〜数10時間の操作により結晶化は
完了する。
この発明の方法を更に詳細に説明するために、実施例に
よってこの方法を具体的に説明り−る。
この実施例においては球状蛋白質として小麦α−アミラ
ーゼに対する内因性インヒビターを結晶化した。
〔実施例〕
小麦α−アミラーゼに対する内因性インヒビターの調製
: 小麦粉5 kgと水20Qとを混合し、4℃で2時間撹
拌した。2日間静置した後、デカンテーノヨンして約4
Qの上澄を得た。この上澄に硫酸アンモニウムを60%
(W/V)になるように添加し、−晩装置し、遠心分離
機で沈澱を集めた( to、0QOG、30分)。得ら
れた約50gの湿潤沈澱を30mMリン酸−15mMク
エン酸緩衝液(pH5,3)200mQに溶かし、同緩
衝液にて2日間透りテした。次いで、この緩衝液で平衡
化したCM・セファ0−スCL−6B (4,7x 2
0cm )カラムにて、0−+0.5.M NaCQ勾
配を使用してクロマト処理し、粗インヒヒター区分約2
gを得fこ(純度5〜lO%)。
上記インヒビター含有区分を25mM)リス−塩酸緩衝
液にて2日間透析した後、同緩衝液で平衡化したDEA
E・セファロースCL−6I3i1’2.7X 15c
m )カラムにて、0−0.5M NaC(l勾配を使
用してクロマト処理し、粗インヒビター区分約0.8g
を得た(純度10〜20%)。
かくして得られたインヒビター含有区分を25n+lJ
酢酸緩衝液にて2日間透析した後、この緩11液で平衡
化したCM・セファロース CL−6B(2,7x15
CI)カラムにてO−0,8MNaC(!勾配を!U 
l’fl してクロマト処理し、祖インヒビター区分約
029を得た(純度50〜60%)。
次いで、得られたインヒビター含有区分を10mM’)
ン酸緩衝液にて2日間透析した後、この緩衝液で平衡化
したハイドロキンアパタイト(17X10CII)カラ
ムにてto−100mMリン酸勾配を使用してクロマト
処理し、70〜b ンヒビター区分的0.159を得た。このインヒビター
区分を以下の実施例における出発原料として使用した。
実施例 1 前記のようにして得られた小麦α−アミラーゼに対する
内因性インヒヒター含¥f区分(純度70%) 0.6
0A1gを、0.02%アジ化ナトリウム含汀0.1M
トリス−塩酸緩衝液(pH7,6)30成に溶解して、
2%全蛋白質溶液を得た。この溶液30 tlを円筒形
のミクロ透析器(φ−3.5.關、高さ一3韮)に入れ
、1.05M1t酸アンモニウムを含む上記トリス−塩
酸緩衝液20m(lに対して20°Cにおいて透析した
。2日後に平均1.OX O,5x O,5朋3の単斜
結晶が0.4075析出した。この結晶の純度は999
%であった。
上記のようにして得られた結晶のX線回折的特徴は次の
通りであった。
格子定数  1= 42.6人 b=64.9人 c=32.0人 V = 8.3X 10’入 空間群−P2゜ 実施例 2〜lO 実施例1における小麦α−アミラーゼに対する内因性イ
ンヒヒター含有区分の純、変およびその使用量、透析温
度、緩衝液、硫酸アンモニウム等の条件を以下の表に示
すように設定して実施例1の操作を操り返した。
実施例2  尺賢鯉1  火嵐りロー  害」1烈□灸
透析温度(’C)     20    20    
20    20緩 衝 液    実施fP+1ト(
左に同し)(左に同し)(左に同じ)同しらの J、’:i旦7.14りl−7又重列J−丸輿刑y  
ノ瀝」隻1.0     1.5     1.0  
   1.5      1.51.05    1.
05    1.2    1,05    1.05
得られた結晶は、いずれら収率90%以上、純度99%
であった。
比較例 l 実施例1における硫酸アンモニウム濃度1.05Mを0
.8Mとして実施例1の操作を繰り返したが結晶は得ら
れなかった。
比較例 2 実施例Iにおけるl 、 051vl硫酸アンモニウム
の代わりに1.3MII酸アンモニウムを用いて実施例
1の操作を繰り返したところ、平均約0.2X O,1
xo、tax’の微結晶が得られたにすぎなかった。
実施例 11 的記小麦α−アミラーゼに対する内因性インヒビター含
有区分(純度70%) O,’45ugを0.02%ア
ジ化ナトリウム含有80mMトリス−塩酸緩衝液30m
に溶解して、1.5%蛋白質溶液を得た。
この溶液30u1を実施例1と同じミクロ透析器に入れ
、15v/v%エタノール溶液(0,02%アノ化す)
・リウム含有30mM)リス−塩酸緩衝液中に調製) 
20 、wQに対して20℃において透析した。3日後
に最大1.OX O,5x 0.5ms ’の単斜結晶
が0.30ri析出し1ヒ。この結晶の純度は999%
であった。
実施例 12〜I7 実施例Ifにおける該インヒビター含有区分の純度およ
びその使用量、エチルアルコール濃度を以下の表に示す
ように設定して実施例11の操作を繰り返した(実施例
12〜+6)。また、実施例!1におけるエタノールの
代わりにメタノールを用いて実施例11の操作を繰り返
した(実施例17)。
壜X   1凶   hlJ 得られた結晶はいずれも収率90%以上、純度99%以
」二であっt二。
比較例 3 実施例1[における15v/v%エタノール溶液の代わ
りにlov/v%エタノール溶液を用いて実施例IIの
操作を繰り返したが結晶は得られなかった。
比較例 4 実施例【1におけるエタノール溶液の代わりに30v/
v%エタノール溶液を用いて実施例11の操作を繰り返
したところ、0.2x O,IX O,lu’の微結晶
が得られたにすぎなかった。
実施例 18 実施例Iにおける硫酸アンモニウムの代イ゛〕りにポリ
エチレングリコール4000 (メルク社製)を2w/
v%および6 w/v%用いて実施例1の操作を繰り返
した。
得られた結晶の収量はそれぞれ0.381Igおよび0
.404であり、純度は両者とも99,9%であった。
比較例 5 実施例18におけるポリエチレングリコールの濃度とし
てl w/v%および7 w/v%を用いて実進例1の
操作を繰り返した。
I w/v%の場合、結晶せず、7 w/v%の場合、
微結晶が得られたにすぎなかった。
実施例 19 前記小麦α−アミラーゼに対する内因性インヒビター含
有区分(純度70%) 0.604を0.02%アジ化
ナトリウム含有25mM酢酸緩衝液(pH5,6)30
uflに溶解して、2%蛋白質溶液を得た。この溶液3
0成を前記ミクロ透析器に入れ、0.02%アノ化ナト
リウム含有25mMトリス−塩酸緩衝液(pH7,0)
に対して4°Cで透析した。24時間以内に平均1.O
X 0.5x 0JxR’の結晶が0.38i析出した
。この結晶の純度は99.9%であった。
実施例 20〜24 実施例1つにおけるインヒヒター含汀区分の純度および
使用量、透析温度、緩衝液(インヒビター溶解用および
透析用)の条件を以下の表に示すように設定して実施例
19の操作を繰り返した。
得られた結晶は、いずれも収率90%以下、純度99%
以上であった。
比較例 6 実施例19における蛋白質溶液のpHを等重点付近に調
節するために緩衝剤の代わりに0.1モル苛性ソーダま
たは0.1モル酢酸を使用して結晶化を行った。
得られた結晶は収率65%で微結晶であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 低純度の球状蛋白質を緩衝液に溶解し、こうして得られ
    た溶液を(1)低濃度の硫酸アンモニウム水溶液、アル
    コール水溶液もしくはポリエチレングリコール水溶液で
    透析するか、又は(2)球状蛋白質の等電点の近傍のp
    H1を有する低イオン強度の緩衝液で透析することから
    なる、球状蛋白質の結晶化方法。
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