JPS63148830A - スポツトネツトワ−ク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は配電系統におけるスポットネットワーク装置に
関する。

（従来の技術） 従来のネットワーク装置は、変圧器、変圧器の低圧側に
設置される遮断器、それを制御するネットワーク継電器
及びヒユーズなどから構成される。

（発明が解決しようとする問題点） このネットワーク継電器は逆電流しゃ所持性を有してい
る。

即ち、ネットワーク配電線路の１次側ケーブルで事故が
発生したり、工事などのためネットワーク配電線路を停
止した場合には、健全回線からネットワーク２次側母線
を通して電源変電所側に電流が逆流する。この電流をネ
ットワーク継電器が検出して遮断器を遮断させている。

又、差電圧投入特性をも有している。即ち、１次側ケー
ブルの事故またはネットワーク配電線の停止などのため
一旦遮断器が開路したのちその事故が復旧したりまたは
作業が終了してネットワーク配電線が送電された場合、
無負荷のネットワーク変圧器の２次側電圧とネットワー
ク２次側母線電圧とを比較して、遮断器に投入動作を行
なわせる特性である。

従来のネットワーク装置には、専用の配電線路を使用し
ていたため問題なかったが、このネットワーク配置ｔｔ
ｌＡ路に本線予備線装置などネットワーク装置以外の装
置を接続する必要性が生じてきた。

この場合法の間厘が生じる。

即ち、第４図に示すように、本線予備線装置の系統負荷
切替等により、特定フィーダ（例えばフィーダＡ）に負
荷が重畳されるとフィーダＡの負荷電流の増加により点
ａの電圧降下が大きくなり点すから点ａへと流れる系統
循環電流が発生する。

この際、ネットワーク継電器５は第５図に示すような通
常のネットワーク負荷電流↓工りと、第６図に示すよう
な特定フィーダに負荷が重畳されることにより生じる起
電力ΔＶによる循環電流Ｉｄとの合成電流を入力電流と
して検出することになる。

（但し、ΔＶ　＝　ＶＴ　−ＶＮ） ここで、循環電流Ｉｄは第６図より、 また、ＶＴとＶＮとの関係は、 ＶＴ＋　Ｚ、　Ｉ、　＝　Ｖ、　＋（Ｚ、　＋Ｚｔ）Ｉ
ｔ。

よって ΔＶ＝Ｖｔ　　ＶＮ＝（ＺＪ＋ＺＴ）ＩＬ　　Ｚｄａ　
　・””・　　■■、■より ２（Ｌ＋Ｚｒ）Ｉｄ＝（Ｚ□＋ｚｔＤ＋、−Ｚ、　Ｉ。

よって 士ｄ　４−士Ｌ−＄” ２゜ ここで、ｚｉ４ｚ□（２丁であるから ｔｄ＝÷１Ｌ−ｈｉ□・・・・・・０ ２２丁 従って、ネットワーク継電器５の検出する合成電流士ｄ
＋ＴｉＬは、■より ｔ　ｄ＋−ｔ　Ｌ＝　ｔ　Ｌ−ｒｔ　Ｊ　　・旧・・　
に）２ｚＴ この合成電流ｉｄ＋τ土しかネットワーク継電器５の遮
断領域に最も近づく場合（ｔｅＲとする）を以下に考察
する。

本予備負荷電流（工□）〉〉ネットワーク負荷電流（Ｉ
Ｌ）の場合がネットワークリレーの遮断領域に最も近づ
く場合であり（イ）より ｔｃＲ”−セｔ、・・・・・・■ ここで、線路インピーダンス２．の位相角は通常５５＠
以下、ネットワークトランスのインピーダンスＺＴの位
相角は通常８０°以上、ネットワーク負荷電流工、の位
相角は通常２０°以下と考えられるのでｉｅＲの位相角
は、５５°−８０＠４２０°＋１８０”　＝１７５゜と
なりネットワークの特定フィーダに負荷が重畳された場
合は当該フィーダのネットワーク継電器が事故と判定し
、系統遮断指令を出力するという不都合が発生し得る。

上記問題点に対して、本発明は簡易な構成で特定フィー
ダに負荷が重畳された場合でも、系統の遮断を行なうこ
となく、安定に電力を供給することの可能なスポットネ
ットワーク装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために１本発明においては第２図に
示すような遮断特性を設定する。

１３は短絡時の事故電流の領域（短絡時は、インダクタ
ンス分が支配的となるため）であり、１４は地絡時の事
故電流の領域（地絡時は、キャパシタンス分が支配的と
なるため）である。

また、１５は従来のネットワークリレーの位相特性ａで
あり、１６は重畳負荷電流を避けるために定格電流値以
上短絡電流値以下に設定した過電流特性であり、１７は
重畳負荷電流を避けるために従来のネットワークリレー
の位相特性値以上１７５°以下に設定した位相特性すで
ある。

これらの特性を実現するブロック図を第３図に示す。

（作用） 次に第２図に示す遮断特性図によって、作用を説明する
。

第２図はネットワーク変圧器の２次側電圧を基準電圧と
し、ネットワーク負荷への流入電流を同相と見た場合の
遮断特性を示す図である。

ここで、前述のように特定フィーダに負荷が重畳された
場合には、過電流特性１６及び位相特性１７とにより遮
断を行なわず、短絡事故時には位相特性１５と過電流特
性１６とにより遮断を行ない、地絡事故時には、位相特
性１７により同様に遮断を行なう。

従って、事故時と負荷重畳時との判別が可能となる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図に示す。

第１図はスポットネットワーク装［３０と本線予備線装
置旦よが混在する系統であり、本線予備線装置旦では、
１つの遮断器１８のみがｒ入」状態であり、１回線で電
力を供給している。遮断器１９はｒ切」状態である。こ
こで、フィーダＡに事故あるいは、作業停電等が生じた
場合は、本線予備線装置共では、遮断器１８が「切」と
なり遮断器１９が「入」となる。

従って、フィーダＣに本線予備線負荷３１ａが重畳され
、スポットネットワーク装置用には系統循環電流が流れ
るが、前述のように遮断特性が変更されているので、ス
ポットネットワーク装置は、安定に電力を供給すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上、述べてきたように本発明によれば、極めて簡易な
構成で、事故時と負荷重畳時との判別を行なうことがで
きるので、スポットネットワーク系統と他の異種系統が
混在する場合でも、安定に電力を供給することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示すスポットネットワ
ーク装置の構成図、第２図は第１図の遮断特性説明図、
第３図は第２図の遮断特性のブロック説明図、第４図は
従来装置の構成図、第５図及び第６図は第４図の遮断特
性説明図である。 ５・・・ネットワーク継電器 １５・・・位相特性 １６・・・過電流特性 １７・・・位相特性 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　王侯弘文 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 断路器及びネットワーク変圧器と直列に接続された電力
   用ヒューズと、前記ネットワーク変圧器の２次側の電圧
   及び電流を入力とするネットワーク継電器よりなるネッ
   トワーク装置において、前記ネットワーク継電器に短絡
   電流値以下に設定した過電流特性と基準電圧に対し９０
   °〜１７５°の範囲に設定した位相特性を設ける第１の
   機能と、前記２特性を組合せることで遮断器を遮断させ
   る第２の機能とを具備してなるスポットネットワーク装
   置。