JP2000078755A - 系統連系装置 - Google Patents

系統連系装置

Info

Publication number
JP2000078755A
JP2000078755A JP10247503A JP24750398A JP2000078755A JP 2000078755 A JP2000078755 A JP 2000078755A JP 10247503 A JP10247503 A JP 10247503A JP 24750398 A JP24750398 A JP 24750398A JP 2000078755 A JP2000078755 A JP 2000078755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
switch
power
reactor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10247503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817921B2 (ja
Inventor
Tomonori Imura
友紀 井村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP24750398A priority Critical patent/JP3817921B2/ja
Publication of JP2000078755A publication Critical patent/JP2000078755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817921B2 publication Critical patent/JP3817921B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自家用発電設備が系統連系に復帰する際の電
力系統の故障による設備から系統への過電流を限流して
阻止し、迅速に復帰し得るようにする。 【解決手段】 受電母線4と,自家用発電設備(発電機
8)の母線10との間に設けられ,電力系統の故障の発
生により開放され,その復旧後に再投入される開閉器1
1と、半導体制御整流素子のフルブリッジ接続又は半導
体制御整流素子(サイリスタ16a,16b)とダイオ
ード17a,17bとの混合ブリッジ接続からなるブリ
ッジ接続回路と,直流端子DC1 ,DC2 間のリアクト
ル18とにより形成され,開閉器11の開放に先立って
オフし開閉器11の再投入後にオンする整流器型ブリッ
ジ回路15と、バイパス路19に設けられ,開閉器11
の再投入からブリッジ回路15がオンして連系運転に移
行するまでの短時間だけ閉成される開閉器20と、バイ
パス路19の過電流を阻止する短時間定格のリアクトル
22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統に連系さ
れる自家用発電設備の母線を、電力系統の電圧低下,停
電等の故障が発生したときに電力系統に接続された受電
母線から切離し、前記故障が復旧したときに受電母線に
再び接続し、自家用発電設備の母線の負荷給電を確保す
る系統連系装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場,ビル等の高圧又は特高の受
電設備にあっては商用の電力系統にコージェネレーショ
ン設備等の自家用発電設備を連系し、この発電設備の母
線(自家発系母線)に接続されたいわゆる重要負荷の給
電の2重化が行われている。
【0003】この場合の系統連系は、従来、図5の単線
系統図に示す系統連系装置を用いて行われる。
【0004】そして、商用の系統電源1に遮断器2,ト
ランス3を介して受電母線4が接続され、受電母線4か
ら遮断器5a,…,5nを介して各フィーダ6a,…,
6nの一般負荷7a,…,7nに系統電源1が給電され
る。
【0005】また、自家用発電設備としての発電機(コ
ジェネ発電機)8に遮断器9を介して自家用発電設備の
母線(自家発系母線)10が接続され、この母線10が
遮断器等の機械式の母線連絡用の開閉器11を介して受
電母線4に接続される。
【0006】そして、図示省略された制御部のシーケン
ス制御等により、常時は開閉器11が系統電源1に同期
投入されて閉成され、発電機8が電力系統に連系運転さ
れる。
【0007】さらに、自家発系母線10に遮断器12
a,…,12nを介して各フィーダ13a,…,13n
の重要負荷14a,…,14nが接続され、これらの負
荷14a,…,14nに系統電源1及び発電機8の交流
出力が給電され、各重要負荷14a,…,14nの給電
が2重化される。
【0008】この2重化に基づき、発電機8の出力低下
等が発生すると、各重要負荷14a,…,14nに系統
電源1から給電され、各重要負荷14a,…,14nの
安定給電が確保される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記図5の従来装置の
場合、電力系統や受電母線4に雷害による瞬時電圧低下
等の電圧低下や地絡,短絡の停電等の故障が発生したと
きに、その検出に基づいて開閉器11を開放(解列)
し、自家発系母線10を受電母線4から切離して重要負
荷14a,…,14nの給電を確保しようとしても、機
械式の開閉器11の解列に時間を要し、瞬時に切離すこ
とができない。
【0010】そして、その間に発電機8から開閉器11
を介して故障点に過電流が流れるため、発電機8が停止
しなかったとしても自家発系母線10の電圧が低下し、
重要負荷14a,…,14nの誤動作やデータ消去等の
事故を引起こす。
【0011】また、前記の過電流が極めて大きく、発電
機8の容量を大幅に上回るようなときは、発電機8が過
負荷によって停止し、重要負荷14a,…,14nまで
もが停電する事態を招来する。
【0012】そこで、図6に示すように母線4,10の
連絡路に、開閉器11と過電流制限機能付きの高速遮断
用の整流器型ブリッジ回路15との直列回路を設け、前
記故障が発生したときに、ブリッジ回路15の電流制限
と高速遮断とにより自家発系母線10の電圧低下,停電
を防止して重要負荷14a,…,14nの給電を確保す
ることが考えられる。
【0013】そして、ブリッジ回路15は制御整流素子
としての2アームのサイリスタ16a,16bと2アー
ムのダイオード17a,17bとをブリッジ接続して形
成され、開閉器11を介して受電母線4に接続された一
方の交流端子AC1 と自家発系母線10に接続された他
方の交流端子AC との間に、サイリスタ16aのア
ノード,カソード,一方の直流端子DC ,ダイオー
ド17aのカソード,アノードの直列回路と、サイリス
タ16bのカソード,アノード,他方の直流端子DC
,ダイオード17bのアノード,カソードの直列回路
とを並列に設けて形成される。さらに、直流端子DC
,DC 間には限流用のリアクトル18が設けられ
る。そして、連系運転中はサイリスタ16a,16bが
オンする。
【0014】このとき、ブリッジ回路15を図7の実線
,破線の交流の電流が通流し、この交流の電流が直
流端子DC から直流端子DC に一方向に流れ、リ
アクトル18を通流する電流は直流になる。
【0015】さらに、リアクトル18は放電時定数が十
分に大きくなるように容量設定され、その放電に時間が
かかるため、連系運転中(定常時)は、リアクトル18
に図7の実線に示すサイリスタ16a,リアクトル1
8,サイリスタ16bのループの環流電流と,同図の実
線に示すダイオード17a,リアクトル18,ダイオ
ード17bのループの環流電流との和の直流電流が流れ
る。
【0016】そして、リアクトル18に直流が流れるた
め、そのインピーダンスはほぼ零になり、挿入損失もほ
ぼ零になる。
【0017】また、サイリスタ16a,16b及びダイ
オード17a,17bを流れる電流は、前記実線又は
破線の交流の電流と前記実線又は実線の直流の環
流電流との和の電流になり、例えばサイリスタ16aに
は実線の交流の電流と実線の直流の還流電流が流れ
る。
【0018】つぎに、電力系統側に電圧低下,停電等の
故障が発生し、発電機8からブリッジ回路15,開閉器
11を介して故障点に短絡電流等の過電流が流れようと
すると、ブリッジ回路15のサイリスタ16a,ダイオ
ード17b又はサイリスタ16b,ダイオード17aを
前記の環流電流と逆向きの電流が流れ、環流電流が消失
して交流端子AC ,AC 間の交流の電流がリア
クトル18を流れるようになる。
【0019】この場合、リアクトル18を開閉器11に
直列に接続した状態と等価になり、交流端子AC
AC 間からみたブリッジ回路15のインピーダンス
が増大し、リアクトル18の限流作用により交流端子A
,AC 間の過電流の通流が抑制されて短絡電流
が制限される。
【0020】ここで、リアクトル18に流れる直流電流
と基準値との比較による系統異常のリアルタイム監視検
出により、電力系統の電圧低下,停電等の故障の発生か
ら限流機能を保ちつつ瞬時に系統電圧の低下,消失が検
出され、この検出に基づき次の半サイクルの零クロス点
でサイリスタ16a,16bの消弧制御により直ちにサ
イリスタ16a,16bがオフし、自家発系母線10が
高速遮断動作で受電母線4から切離される。
【0021】そのため、電力系統側に電圧低下,停電等
の故障が発生したときに、ブリッジ回路15の限流作用
と高速遮断とにより、自家発系母線10の電圧低下や停
電が防止されて重要負荷14a,…,14nの安定な給
電が継続される。
【0022】つぎに、系統連系状態に復帰するときは、
ブリッジ回路15の交流端子AC,AC 間のバイ
パス路19に設けたバイパス路開閉用の開閉器20を閉
成した後、開閉器11を同期投入し、自家発系母線10
をバイパス路19,開閉器11を介して受電母線4に接
続して過渡的な系統連系状態にする。
【0023】さらに、サイリスタ16a,16bを点弧
制御してブリッジ回路15をオンし、その後、開閉器2
0を開放して自家発系母線10をブリッジ回路15,開
閉器11を介して受電母線4に接続し、正常な系統連系
状態に復帰する。
【0024】しかし、図6の構成においては、開閉器1
1の同期投入からブリッジ回路15がオンするまでの過
渡期間に電力系統側に瞬時電圧低下等の電圧低下や停電
等の故障が発生した場合、自家発系母線10からバイパ
ス路19,開閉器11を介して受電母線4に短絡電流等
の過電流が流れる。
【0025】そこで、図8に示すようにバイパス路19
の開閉器20に直列にヒューズ21を設けることが考え
られる。
【0026】この場合、ヒューズ21が溶断して前記過
渡期間の過電流が防止され、自家発系母線10の各重要
負荷14a〜14nの安定給電が確保される。
【0027】しかし、図8の構成の場合、溶断したヒュ
ーズ21を取換えるまで系統連系状態に復帰することが
できず、ヒューズ21の溶断後系統電圧が回復しても直
ちに系統連系状態に復帰することができない問題点があ
る。
【0028】本発明は、系統連系状態に復帰する際に、
前記過渡期間に電圧低下,停電等の故障が発生しても、
その復旧後に迅速に系統連系に復帰し得るようにするこ
とを課題とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の系統連系装置は、電力系統に接続された
受電母線と,電力系統に連系運転される自家用発電設備
の母線(自家発系母線)との間に設けられ,電力系統の
電圧低下,停電等の故障の発生により開放され,故障の
復旧後に再投入される母線連絡用の開閉器と、半導体制
御整流素子のフルブリッジ接続又は半導体制御整流素子
とダイオードとの混合ブリッジ接続からなるブリッジ接
続回路と,この回路の1対の直流端子間に設けられ連系
運転中の前記両母線間の過電流を阻止する限流用の第1
のリアクトルにより形成され,ブリッジ接続回路の1対
の交流端子が母線連絡用の開閉器を介して前記両母線に
接続され,半導体制御整流素子の点消弧制御に基づき前
記故障が発生したときに母線連絡用の開閉器の開放に先
立ってオフしこの開閉器の再投入後にオンする高速遮断
用の整流器型ブリッジ回路と、前記1対の交流端子間の
バイパス路に設けられ,故障の復旧後母線連絡用の開閉
器の再投入から整流器型ブリッジ回路がオンして連系運
転に移行するまでの短時間だけ閉成されるバイパス路開
閉用の開閉器と、この開閉器に直列に接続されてバイパ
ス路に設けられ,バイパス路の過電流を阻止する短時間
定格の限流用の第2のリアクトルとを備える。
【0030】したがって、整流器型ブリッジ回路の1対
の交流端子間のバイパス路に、バイパス路開閉用の開閉
器と短時間定格の限流用の第2のリアクトルとの直列回
路が設けられる。
【0031】そして、電力系統側の故障が復旧して系統
連系に復帰する際に、バイパス路開閉用の開閉器を閉成
した後母線連絡用の開閉器を投入すると、自家発系母線
がバイパス路の第2のリアクトル,バイパス路開閉用の
開閉器及び母線連絡用の開閉器を介して受電母線に接続
され、過渡的な系統連系状態になる。
【0032】つぎに、整流器型ブリッジ回路がオンする
と、バイパス路開閉用の開閉器が開放され、両母線の連
絡路が前記バイパス路から整流器型ブリッジ回路に切換
わる。
【0033】そして、前記整流器型ブリッジ回路がオン
するまでの過渡期間に、受電母線を含む電力系統側に電
圧低下,停電等の故障が生じると、第2のリアクトルに
より短絡電流等の過電流が制限され、自家発系母線の電
圧低下や停電が防止される。
【0034】この場合、ヒューズの溶断等でなく、第2
のリアクトルの限流作用により自家発系母線の電圧低下
や停電が防止されるため、ヒューズの取換等を必要とせ
ず、故障の復旧により直ちに系統連系に復帰することが
可能になる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1ないし図4を参照して説明する。いわゆる主回路部の
全体構成を示した図1において、図8と異なる点は、ブ
リッジ回路15のリアクトル18を限流用の第1のリア
クトルとし、バイパス路19の図8のヒューズ21の位
置に限流用の第2のリアクトル22を設け、ヒューズ2
1を省いた点である。
【0036】そして、開閉器11,20の開閉,ブリッ
ジ回路15のサイリスタ16a,16bの点消弧制御等
は、図示省略された制御部により、例えば、設定された
シーケンス制御等にしたがって行われる。
【0037】そして、受電母線4を含む電力系統側が正
常な常時は、開閉器11が閉成されるとともにサイリス
タ16a,16bが点弧制御されてブリッジ回路15が
オンし、受電母線4と自家発系母線10とが開閉器1
1,ブリッジ回路15を介して接続され、発電機8が連
系運転されて図2の(a)の系統連系中の状態になる。
【0038】なお、図2の〈オン〉は閉成,オン(導
通)の状態を示し、〈オフ〉は開放,オフ(非導通)の
状態を示す。このとき、開閉器20は開放され、バイパ
ス路19は開放状態に保たれる。
【0039】そして、母線4,10の電圧関係等に基づ
き、例えば、図3の実線に示すように発電機8の一部
の出力がブリッジ回路15を介して受電母線4に補給さ
れる。
【0040】つぎに、この状態で電力系統側に例えば図
2の(b)に示す雷害による瞬時電圧低下の故障が発生
すると、ブリッジ回路5のリアクトル18の限流作用に
よって母線4,10間の過電流が制限され、同時に、系
統異常のリアルタイムの監視に基づくサイリスタ16
a,16bの消弧制御により、ブリッジ回路15が系統
電源1の1周期以内にオフし、母線4,10間が高速遮
断動作で開放される。
【0041】そのため、自家発系母線10の電圧変動が
防止され、発電機8の出力に基づき、各重要負荷14a
〜14nに瞬時電圧低下等のない安定な電力供給が続け
られる。
【0042】その後、故障の継続又はブリッジ回路15
のオフに連動し、図2の(c)に示すように開閉器11
がバックアップ開放される。
【0043】つぎに、シーケンス制御等により図2の
(d)の併入待機に移行し、開閉器20が投入されてバ
イパス路19が導通状態になる。
【0044】さらに、例えば系統電圧の正常復帰の検出
に基づいて図2の(e)の併入に移行し、系統電源1に
同期して開閉器11が投入され、自家発系母線10がバ
イパス路19,開閉器11を介して受電母線4に接続さ
れ、過渡的な系統連系状態になる。
【0045】そして、母線4,10の電圧差等に基づ
き、例えば図4の実線に示すように、発電機16の出
力の一部が自家発系母線10からバイパス路19,開閉
器11を介して受電母線4に流れる。
【0046】ところで、この過渡的な系統連系状態のと
きに、電力系統側に雷害による瞬時電圧低下等の電圧低
下又は地絡、短絡の停電等の故障が発生すると、自家発
系母線10からバイパス路19,開閉器11を介して受
電母線4に短絡電流等の過電流が流れようとするが、こ
の過電流はリアクトル22の限流作用により制限されて
阻止される。
【0047】そして、例えば前記の系統異常のリアルタ
イムの監視により開閉器20が開放され、その後、開閉
器11も開放されて同図の(c)の状態に戻り、この状
態から動作がくり返される。
【0048】一方、図2の(e)の併入により開閉器1
1が同期投入されたときに、電力系統側の故障等が発生
せず、母線4,10間が正常に接続されると、図2の
(f)の系統連系復帰に移行し、サイリスタ16a,1
6bの点弧制御が開始されてブリッジ回路15がオン
し、その後、開閉器20が開放され、母線4,10が再
び開閉器11,ブリッジ回路15を介して接続され、正
常な系統連系状態に戻る。
【0049】そして、バイパス路19に図8のヒューズ
21でなく限流用のリアクトル22を設け、母線4,1
0がバイパス路19を介して接続される過渡的な系統連
系状態での短絡電流等の過電流をリアクトル22の限流
作用で制限して阻止する構成であるため、ヒューズ21
の取換え等の作業が不要であり、その後の電力系統側の
復旧により直ちに系統連系に復帰することができる。
【0050】しかも、系統連系に復帰する一連の制御処
理に基づき、図2の(e)の併入により開閉器11が投
入されてからブリッジ回路15がオンして同図の(f)
の正常な系統連系に復帰するまでの時間,前記併入によ
り開閉器11が投入されたときに系統側に故障が発生し
て開閉器11が開放されるまでの時間は、いずれも1秒
内外の短時間であり、リアクトル22はこの短時間の過
電流を限流する短時間定格の小型のものでよい。
【0051】ところで、実際の電力系統に適用する場合
は、この系統連系装置が相毎に設けられる。
【0052】具体的には、母線4,10の相毎に、開閉
器11,20,ブリッジ回路15,リアクトル22の主
回路部及びこれらの制御部が設けられる。
【0053】そして、ブリッジ回路15の半導体制御直
流素子は、例えば電力用のスイッチングトランジスタ等
であってもよい。
【0054】また、ブリッジ回路15の半導体制御整流
素子,ダイオードの数及びそれらの接続組合せ等は実施
の形態のものに限られるものではない。
【0055】そして、前記実施の形態においては、ブリ
ッジ回路15のブリッジ接続回路をサイリスタ16a,
16bとダイオード17a,17bとの混合ブリッジ接
続により形成し、小型化を図るようにしたが、前記ブリ
ッジ接続回路はサイリスタのフルブリッジ接続により形
成してもよい。
【0056】さらに、リアクトル18,22の容量等は
母線4,10の負荷7a〜7n,14a〜14n等を考
慮して設定すればよい。
【0057】そして、本発明は自家用発電設備として種
々のコージェネレーション設備等を有する工場,ビル等
の高圧又は特高の受電設備に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明は、以下に説明する効果を奏す
る。整流器型ブリッジ回路15の交流端子AC1 ,AC
2 間のバイパス路19に、バイパス路開閉用の開閉器2
0と短時間定格の限流用の第2のリアクトル22との直
列回路が設けられ、電力系統側の故障が復旧して系統連
系運転に復帰するときに、開閉器20を閉成した後母線
連絡用の開閉器11を投入すると、母線(自家発系母
線)10がリアクトル22,開閉器20及び開閉器11
を介して受電母線4に接続され、過渡的な系統連系状態
になる。
【0059】このとき、受電母線4を含む系統側に電圧
低下,停電等の故障が生じると、リアクトル22の限流
作用により短絡電流等の過電流が制限されて母線10の
電圧低下や停電が防止される。
【0060】そして、ヒューズの溶断等でなく、リアク
トル22の限流作用により母線10の電圧低下や停電が
防止されるため、ヒューズの取換等を必要とせず、故障
の復旧により直ちに系統連系に復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の単線系統図である。
【図2】(a)〜(f)はそれぞれ図1の動作説明用の
単線系統図である。
【図3】図1の系統連系中の電流路の説明図である。
【図4】図1の連系過渡期の電流路の説明図である
【図5】従来装置の単線系統図である。
【図6】図5の装置に高速遮断用の整流器型ブリッジ回
路及びバイパス路を付加した場合の一部の結線図であ
る。
【図7】図6のブリッジ回路の動作説明図である。
【図8】図6のバイパス路にヒューズを付加した場合の
単線系統図である。
【符号の説明】
1 系統電源 4 受電母線 8 発電機 10 自家用発電設備の母線(自家発系母線) 11 母線連絡用の開閉器 15 整流器型ブリッジ回路 16a,16b サイリスタ 17a,17b ダイオード 18 第1のリアクトル 19 バイパス路 20 バイパス路開閉用の開閉器 22 第2のリアクトル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に接続された受電母線と,前記
    電力系統に連系される自家用発電設備の母線との間に設
    けられ,電力系統の電圧低下,停電等の故障の発生によ
    り開放され,前記故障の復旧後に再投入される母線連絡
    用の開閉器と、 半導体制御整流素子のフルブリッジ接続又は前記半導体
    制御整流素子とダイオードとの混合ブリッジ接続からな
    るブリッジ接続回路と,該回路の1対の直流端子間に設
    けられ連系運転中の前記両母線間の過電流を阻止する限
    流用の第1のリアクトルとにより形成され,前記ブリッ
    ジ接続回路の1対の交流端子が前記母線連絡用の開閉器
    を介して前記両母線に接続され,前記半導体制御整流素
    子の点消弧制御に基づき前記故障が発生したときに前記
    母線連絡用の開閉器の開放に先立ってオフし該開閉器の
    再投入後にオンする高速遮断用の整流器型ブリッジ回路
    と、 前記1対の交流端子間のバイパス路に設けられ,前記母
    線連絡用の開閉器の再投入から前記整流器型ブリッジ回
    路がオンして系統連系が復旧するまでの短時間だけ閉成
    されるバイパス路開閉用の開閉器と、 前記パイパス路開閉用の開閉器に直列に接続されて前記
    バイパス路に設けられ,前記バイパス路の過電流を阻止
    する短時間定格の限流用の第2のリアクトルとを備えた
    ことを特徴とする系統連系装置。
JP24750398A 1998-09-01 1998-09-01 系統連系装置 Expired - Fee Related JP3817921B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24750398A JP3817921B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 系統連系装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24750398A JP3817921B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 系統連系装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000078755A true JP2000078755A (ja) 2000-03-14
JP3817921B2 JP3817921B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=17164451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24750398A Expired - Fee Related JP3817921B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 系統連系装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817921B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005287125A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nissin Electric Co Ltd 無停電電源装置、及び停電補償システム
CN109149573A (zh) * 2018-09-26 2019-01-04 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种基于tcr调节的智能配电合环装置
CN109962448A (zh) * 2019-02-02 2019-07-02 中国电力科学研究院有限公司 基于电压特征的短路电流消纳支路投入控制方法及装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005287125A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nissin Electric Co Ltd 無停電電源装置、及び停電補償システム
KR100868372B1 (ko) * 2004-03-29 2008-11-12 닛신덴키 가부시키 가이샤 무정전 전원장치 및 정전 보상 시스템
CN109149573A (zh) * 2018-09-26 2019-01-04 云南电网有限责任公司电力科学研究院 一种基于tcr调节的智能配电合环装置
CN109962448A (zh) * 2019-02-02 2019-07-02 中国电力科学研究院有限公司 基于电压特征的短路电流消纳支路投入控制方法及装置
CN109962448B (zh) * 2019-02-02 2023-06-09 中国电力科学研究院有限公司 基于电压特征的短路电流消纳支路投入控制方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817921B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2397591C2 (ru) Система передачи
JPH0437664B2 (ja)
EP1974429A1 (en) A converter station
JPH08317548A (ja) 高圧直流送電設備の2極式変換所用保護装置
JP2000078755A (ja) 系統連系装置
CN213754084U (zh) 一种采用不同接地方式电源的双电源供电系统
RU67302U1 (ru) Автоматика ограничения снижения напряжения на шинах подстанций
JP3248962B2 (ja) インバータ配電系統の保護方法
JP3776311B2 (ja) 電力系統連係装置
JP2002125320A (ja) 分散電源システム
KR0185242B1 (ko) 스폿-네트워크 배전시스템 및 그작동방법
Altuve et al. Advances in breaker-failure protection
McElray et al. Loop control schemes increase restoration
KR102450086B1 (ko) 다회로 직류 차단 시스템
SU748672A1 (ru) Устройство дл отключени электроустановки в сети переменного тока при коротком замыкании
JP3423539B2 (ja) 高速再閉路装置
CN112467703B (zh) 适用于110千伏网络特征的母联死区保护装置
JPH11299103A (ja) 系統連系装置
JP2860477B2 (ja) 配電線区分開閉器制御方法
JPH027831A (ja) インバータ装置の保護回路
JP2870536B1 (ja) 系統連系装置およびその制御装置
JP2005333777A (ja) Sog開閉器の系統連系保護機能を備えた制御装置
SU114366A1 (ru) Устройство дл автоматического включени участков распределительной сети высокого напр жени
RU2007810C1 (ru) Устройство для резервирования отказа выключателя
Wagle et al. Concise Definition of the Overcurrent Protection System for CIGRE European Medium Voltage Benchmark Network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060605

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees