JPS63147212A - メモリユニツトの電力供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、ＩＣカード等のメモリユニットの電力供給装
置に関する。

（従来の技術） ＩＣカードやメモリカード等のメモリユニットにはその
使用時に電力供給が必要となる。この電力供給の手段と
してはメモリユニットに対して非接触状態で行うものが
ある。この手段はメモリユニットに磁芯を挿入したコイ
ルを備え、一方このメモリユニットとは別途ギャップの
形成された磁芯に対してコイルを巻回しこのコイルに電
源を接続した電力供給部を備えたものがある。そして、
メモリユニットを前記ギャップ間に挿入し、この状態で
電源から電力を電力供給部のコイルに供給してギャップ
間に磁束を発生させる。そうすると、この磁束はメモリ
ユニットに設けられたコイルと交差するので、トランス
と同様の作用によりこのコイルに電圧が現われる。かく
しで、この電圧はメモリユニット内の定電圧電源回路に
供給され定電圧に安定化されてメモリ等に供給されるこ
とになる。

ところが、以上の構成の手段ではメモリユニットに備え
るコイルの形状が大きく、メモリユニットの薄形化に困
難性を生じさせている。すなわち、このコイルは第６図
に示すように１個々磁芯１の周囲に導電性のワイヤ２を
巻回して製造されたものである。従って、このコイルの
薄型化が非常に困難であって、たとえコイル以外の回路
が薄型化できても、このコイルでメモリユニットの厚さ
が決定されてしまう。また、薄型化したコイルを製造す
るにあたってその量産性が難しく、コスト高となってし
まう。

（発明が解決しようとする問題点） 以上のように従来構成のものではメモリユニットの薄型
化に困難性を生じ、また量産性およびコスト面でも問題
がある。

そこで本発明は、メモリユニットを薄型化できるととも
量産性を向上できるメモリユニットの電力供給装置を提
供することを目的とする。

［発明の構成） （問題点を解決するための手段） 本発明は、ギャップが形成された磁芯に対して電源の接
続されたコイルを巻回して構成された電力供給部と、定
電圧電源回路やメモリ等を備えたメモリユニットに設け
られギャップ間に発生する磁束を電気量に変換して定電
圧電源回路に供給する磁芯に対して導電板および絶縁体
を一体で巻回し、この後薄板状に切断して作成したカッ
トコイルとを備えて上記目的を達成しようとするメモリ
ユニットの電力供給装置である。

（作用） このように手段を備えたことにより、メモリユニットに
設けられた磁芯に対して導電板および絶縁体を一体で巻
回し、この後薄板状に切断して作成したカットコイルが
キュツブ間に挿入される。

この状態で電力供給部によりギャップが形成された磁芯
に巻回されたコイルに電力が供給され、ギャップに発生
する磁束がメモリユニットに設けられたコイルと交差し
て電力の授受が行なわれる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図はメモリユニットの電力供給装置の全体構成図で
あり、第２図はその等価回路である。同図において１０
はＩＣカードやメモリカード等のメモリユニットであっ
て、このメモリユニット１０には定電圧電源回路１１、
ＣＰＵ　（中央処理装置）１２、ＲＯＭ　（リード・オ
ンリ・メモリ）やＲＡＭ　（ランダム・アクセス・メモ
リ）から成るメモリ１３、ｌ１０（インプット・アウト
プット）１４等が備えられ、定電圧電源回路１１から出
力される定電圧がＣＰＵ　（中央処理装り１２、メモリ
１３、ｌ１０（インプット・アウトプット）１４に供給
されるようになっている。なお、メモリ１２およびｌ１
０１４はパスライン１５を介してＣＰＵ１２に接続され
ている。

さて、このメモリユニット１０には定電圧電源回路１１
に電力を供給するための第３図に示すようなカットコイ
ル２０が設けられている。このカットコイル２０は、第
４図に示す如く棒状の磁芯２１に対して導電板としての
銅箔板２２および絶縁体２３を一体で巻回し、この後第
５図に示す如く外周に絶縁物２４を充填して固定して薄
板状例えば厚さＳ（０，２〜０．５１１　”）ごとに切
断して作成したものである。なお、２４．２５は定電圧
電源回路１１への接続端子である。

一方、３０は電力供給部である。この電力供給部３０は
非接触状態でメモリユニット１０に電力を供給するもの
で、その構成はギャップ３１の形成された磁芯３２を有
し、この磁芯３２にコイル３３が巻回され、さらにこの
コイル３３に交流電源３４が接続されたものとなってい
る。

次に上記の如く構成された装置の作用について説明する
。

メモリ１３内に記憶されている情報を読み出したり、又
新たに情報を記憶させる場合は、メモリユニット１０を
ギュップ３１間に挿入してカットコイル２０がギュツブ
３１間に位置するようにする。この状態で交流電ｍ３４
からコイル３３に交流電力を供給すると、磁芯３２内に
交番磁界φが発生する。この交番磁界φはギャップ３１
においてカットコイル２０と交差する。従って、カット
コイル２０の接続端子２４．２５間には誘導作用によっ
て電圧が現われて、この電圧が定電圧電源回路１１に供
給される。かくして、定電圧電源回路１１から定電圧が
出力されてＣＰＵ１２、メモリ１３およびｌ１０１４等
に供給される。この状態であればＣＰＩＪ１２、メモリ
１３、ｌ１０１４等が作動し、ｌ１０１４を通して別途
手段によりメモリ１３内の情報のやりとりが実行される
。そして、情報のやりとりが終了した後、メモリユニッ
ト１０をギャップ３１から取り外すと、カットコイル２
０の接続端子２４．２５間には電圧が現われなくなって
定電圧電源回路１１への電力供給は停止する。

このように上記一実施例においては、磁芯２１に対して
銅箔板２２および絶縁体２３を一体で巻回し、この後薄
板状に切断して作成したカットコイル２０をメモリユニ
ット１０に設けてギュップ間に挿入し、この状態で電力
供給部３０によりコイルに電力を供給してギャップに発
生する磁束をメモリユニットに設けられたカットコイル
２０に交差させて電力の授受を行なう構成としたので、
薄型化したカットコイル２０によりメモリユニット１０
の厚さを非常に薄型化でき、非接触状態でこのメモリユ
ニット１０への電力供給ができる。

また、カットコイル２０は薄型化してかつ量産が可能で
ありコストを低下することができる。また、この装置を
ロードサーベイシステムに適用すれば各電子式電力計で
計量された使用電力量の回収が容易となる。つまり、使
用電力量の回収は各需要家に回収員が回って電子式電力
量計で計量された使用電力量を検針することになるので
、各需要家の電子式電力量計に電力供給部３０を備えれ
ば回収員は薄型のＩＣカードを持つのみで済むからであ
る。

なお、本発明は上記一実施例に限定されるものでなくそ
の主旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明によれば、メモリユニットを
薄型化できるととも量産性を向上できるメモリユニット
の電力供給装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わるメモリユニットの電力供給装置
の全体構成図、第２図は第１図の等価回路図、第３図は
カットコイルの外観図、第４図および第５図はカットコ
イルの製造工程を示す図、第６図は従来使用されていた
コイルの外観図である。 １ｏ・・・メモリユニット、１１・・・定電圧電源回路
、１２・・・ＣＰＵ、１３・・・メモリ、１４・・・Ｉ
ｌｏ、２０・・・カットコイル、２１・・・磁芯、２２
・・・銅箔板、２３・・・絶縁体、３０・・・電力供給
部、３１・・・ギャップ、３２・・・磁芯、３３・・・
コイル、３４・・・交流電源。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ギャップが形成された磁芯に対して電源の接続されたコ
   イルを巻回して構成された電力供給部と、定電圧電源回
   路やメモリ等を備えたメモリユニットに設けられ前記ギ
   ャップ間に発生する磁束を電気量に変換して前記定電圧
   電源回路に供給する磁芯に対して導電板および絶縁体を
   一体で巻回し、この後薄板状に切断して作成したカット
   コイルとを具備したことを特徴とするメモリユニットの
   電力供給装置。