JPH023182Y2 - - Google Patents
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- JPH023182Y2 JPH023182Y2 JP11790080U JP11790080U JPH023182Y2 JP H023182 Y2 JPH023182 Y2 JP H023182Y2 JP 11790080 U JP11790080 U JP 11790080U JP 11790080 U JP11790080 U JP 11790080U JP H023182 Y2 JPH023182 Y2 JP H023182Y2
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- Japan
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- window
- terminals
- power receiving
- power
- power feeding
- Prior art date
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- Expired
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 12
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 5
- 239000012777 electrically insulating material Substances 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電路電流の測定に用いられる電線路
分割器に関するものである。
分割器に関するものである。
まず、第1図を参照して従来の電線路分割器の
構造およびその使用例について簡単に説明する。
1は、電気的絶縁物質からなるハウジングであつ
て、このハウジング1には、電源2に差込接続さ
れる一対の受電側プラグ端子3,4と、電動負荷
5からのプラグ部材6が差込まれる一対の給電側
ソケツト端子7,8と、この図面に対して直交す
る方向に貫通する複数の窓9,10とが設けられ
ている。一方のプラグ端子3およびソケツト端子
7と、他方のプラグ端子4およびソケツト端子8
とは、それぞれ絶縁被覆を有する第1および第2
の導線11,12によつて接続されているが、こ
の場合、第1の導線11はプラグ端子3から第1
および第2の窓9,10の各々の上辺に沿つて延
びていて、ソケツト端子7に接続されるように配
線されているのに対し、第2の導線12はプラグ
端子4から第2の窓10の下辺に至り、この窓1
0のまわりを所定回数コイル状に巻回されたのち
第1の窓9の下辺に沿つて引出され、そしてソケ
ツト端子8に接続されるように配線されている。
この電線路分割器を電源2と電動負荷5との間に
接続し、クランプ式電流計の分割型鉄心内に第1
の窓9もしくは第2の窓10をはさみ込むことに
より電路電流の測定がなされ、この場合、第1の
窓9では測定倍率「×1」の測定値が得られ、第
2の窓10ではコイルの巻回数nに対応する測定
倍率「×n」の測定値が得られることになる。こ
のようにして被測電路電流(負荷電流)を所定の
測定倍率によつて測定することができるのである
が、これには次のような欠点があつた。すなわ
ち、クランプ式電流計には、電路の負荷電流測定
のほかに零相電流(もれ電流)測定の用途がある
が、この従来の電線路分割器との組合せにおいて
は零相電流を測定することはできない。また、第
1の窓9で測定倍率「×1」の測定を行なう場
合、クランプ式電流計の分割型鉄心に隣接の第2
の窓10に巻回されているコイルからの磁界が作
用する虞れがあるため、測定値の信頼性は低いも
のであつた。
構造およびその使用例について簡単に説明する。
1は、電気的絶縁物質からなるハウジングであつ
て、このハウジング1には、電源2に差込接続さ
れる一対の受電側プラグ端子3,4と、電動負荷
5からのプラグ部材6が差込まれる一対の給電側
ソケツト端子7,8と、この図面に対して直交す
る方向に貫通する複数の窓9,10とが設けられ
ている。一方のプラグ端子3およびソケツト端子
7と、他方のプラグ端子4およびソケツト端子8
とは、それぞれ絶縁被覆を有する第1および第2
の導線11,12によつて接続されているが、こ
の場合、第1の導線11はプラグ端子3から第1
および第2の窓9,10の各々の上辺に沿つて延
びていて、ソケツト端子7に接続されるように配
線されているのに対し、第2の導線12はプラグ
端子4から第2の窓10の下辺に至り、この窓1
0のまわりを所定回数コイル状に巻回されたのち
第1の窓9の下辺に沿つて引出され、そしてソケ
ツト端子8に接続されるように配線されている。
この電線路分割器を電源2と電動負荷5との間に
接続し、クランプ式電流計の分割型鉄心内に第1
の窓9もしくは第2の窓10をはさみ込むことに
より電路電流の測定がなされ、この場合、第1の
窓9では測定倍率「×1」の測定値が得られ、第
2の窓10ではコイルの巻回数nに対応する測定
倍率「×n」の測定値が得られることになる。こ
のようにして被測電路電流(負荷電流)を所定の
測定倍率によつて測定することができるのである
が、これには次のような欠点があつた。すなわ
ち、クランプ式電流計には、電路の負荷電流測定
のほかに零相電流(もれ電流)測定の用途がある
が、この従来の電線路分割器との組合せにおいて
は零相電流を測定することはできない。また、第
1の窓9で測定倍率「×1」の測定を行なう場
合、クランプ式電流計の分割型鉄心に隣接の第2
の窓10に巻回されているコイルからの磁界が作
用する虞れがあるため、測定値の信頼性は低いも
のであつた。
本考案は、上記した従来装置の欠点を解消する
ためになされたもので、その目的は、クランプ式
電流計による零相電流の測定が可能であり、しか
も隣接の窓に巻回されているコイルからの磁界の
影響を受けることなく高精度にて被測電路電流の
測定を行なうことができる電線路分割器を提供す
ることにある。
ためになされたもので、その目的は、クランプ式
電流計による零相電流の測定が可能であり、しか
も隣接の窓に巻回されているコイルからの磁界の
影響を受けることなく高精度にて被測電路電流の
測定を行なうことができる電線路分割器を提供す
ることにある。
以下、本考案の実施例を第2図を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
なお、同図において第1図に対応する部分には
同一の参照符号が用いらている。
同一の参照符号が用いらている。
この電線路分割器は、第1図に関連する説明で
述べたように、電気的な絶縁物質からなるハウジ
ング1を有し、このハウジング1には、一対の受
電側プラグ端子3,4と、一対の給電側ソケツト
端子7,8と、第1および第2の窓9,10とが
設けられているが、この場合、一方のプラグ端子
3とソケツト端子7との間には、固定接点a,
b、およびこれらを選択的に切換える可動接点c
を有する切替スイツチ11が配設されており、第
1の導線11は固定接点aおよび可動接点cを介
して一方のプラグ端子3とソケツト端子7間に選
択的に接続されるように配線されている。
述べたように、電気的な絶縁物質からなるハウジ
ング1を有し、このハウジング1には、一対の受
電側プラグ端子3,4と、一対の給電側ソケツト
端子7,8と、第1および第2の窓9,10とが
設けられているが、この場合、一方のプラグ端子
3とソケツト端子7との間には、固定接点a,
b、およびこれらを選択的に切換える可動接点c
を有する切替スイツチ11が配設されており、第
1の導線11は固定接点aおよび可動接点cを介
して一方のプラグ端子3とソケツト端子7間に選
択的に接続されるように配線されている。
そして、第2の窓のまわりには、第2の導線1
2に沿つて、第3の導線13が無誘導巻線を形成
するように巻回されている。すなわち、説明の便
宜上鎖線で示されている第3の導線13は、固定
接点bに接続されていて、そこから第2の窓10
のまわりを第2の導線12と平行にかつこれと同
方向に同回数コイル状に巻回されたのち第1の窓
9側に引出され、その端部は第2の導線12とは
反対側の第1の窓9の上辺に沿つて延在している
第1の導線11を介してソケツト端子7に接続さ
れている。
2に沿つて、第3の導線13が無誘導巻線を形成
するように巻回されている。すなわち、説明の便
宜上鎖線で示されている第3の導線13は、固定
接点bに接続されていて、そこから第2の窓10
のまわりを第2の導線12と平行にかつこれと同
方向に同回数コイル状に巻回されたのち第1の窓
9側に引出され、その端部は第2の導線12とは
反対側の第1の窓9の上辺に沿つて延在している
第1の導線11を介してソケツト端子7に接続さ
れている。
この電線路分割器によれば、これを第1図にお
ける電源2と電動負荷5との間に接続して切替ス
イツチ14を切替えることにより電路電流(負荷
電流)の測定と零相電流の測定とを行なうことが
できる。すなわち、可動接点cを固定接点a側に
切替えると、第1の窓9のまわりに配線されてい
る第1および第2の導線11,12による1ター
ンのコイルおよび第2の窓10のまわりに形成さ
れている第2の導線12によるnターンのコイル
が活線状態となるため、それぞれの窓9,10を
クランプ式電流計でクランプすることにより、被
測電路電流を測定倍率「×1」もしくは測定倍率
「×n」にて測定することができる。一方、可動
接点cを固定接点b側に切替えると、前述の状態
い加えて第2の窓10のまわりに形成されている
第3の導線13によるnターンのコイルが活線状
態となる。この場合、第2の窓10のまわりにお
いて、第2の導線12と第3の導線13とは無誘
形に巻回されておりそれぞれのコイルに発生する
磁束は互いに打消し合うように作用するため、こ
の窓10のまわりには被測電路における零相電流
にほぼ等しい磁界が発生することになる。したが
つて、第2の窓10をクランプ式電流計でクラン
プすることにより、零相電流を測定倍率「×n」
にて測定することができる。なお、このときの第
2の窓10のまわりに発生する磁界は極めて微弱
であるため、可動接点cを固定接点b側に切替え
た状態において第1の窓9をクランプすることに
より、隣接のコイルからの磁界の影響を殆んどう
けることなく被測電路電流を測定倍率「×1」に
て精度よく測定することができる。したがつて、
電路電流の測定において、測定倍率「×n」にて
測定する場合には可動接点cを固定接点a側に切
替えて第2の窓10をクランプし、一方、測定倍
率「×1」にて測定する場合には可動接点cを固
定接点b側に切替えて第1の窓9をクランプする
ことが好ましい。
ける電源2と電動負荷5との間に接続して切替ス
イツチ14を切替えることにより電路電流(負荷
電流)の測定と零相電流の測定とを行なうことが
できる。すなわち、可動接点cを固定接点a側に
切替えると、第1の窓9のまわりに配線されてい
る第1および第2の導線11,12による1ター
ンのコイルおよび第2の窓10のまわりに形成さ
れている第2の導線12によるnターンのコイル
が活線状態となるため、それぞれの窓9,10を
クランプ式電流計でクランプすることにより、被
測電路電流を測定倍率「×1」もしくは測定倍率
「×n」にて測定することができる。一方、可動
接点cを固定接点b側に切替えると、前述の状態
い加えて第2の窓10のまわりに形成されている
第3の導線13によるnターンのコイルが活線状
態となる。この場合、第2の窓10のまわりにお
いて、第2の導線12と第3の導線13とは無誘
形に巻回されておりそれぞれのコイルに発生する
磁束は互いに打消し合うように作用するため、こ
の窓10のまわりには被測電路における零相電流
にほぼ等しい磁界が発生することになる。したが
つて、第2の窓10をクランプ式電流計でクラン
プすることにより、零相電流を測定倍率「×n」
にて測定することができる。なお、このときの第
2の窓10のまわりに発生する磁界は極めて微弱
であるため、可動接点cを固定接点b側に切替え
た状態において第1の窓9をクランプすることに
より、隣接のコイルからの磁界の影響を殆んどう
けることなく被測電路電流を測定倍率「×1」に
て精度よく測定することができる。したがつて、
電路電流の測定において、測定倍率「×n」にて
測定する場合には可動接点cを固定接点a側に切
替えて第2の窓10をクランプし、一方、測定倍
率「×1」にて測定する場合には可動接点cを固
定接点b側に切替えて第1の窓9をクランプする
ことが好ましい。
上記した実施例の詳細な説明からも明らかなよ
うに、本考案によれば、隣接のコイルからの磁界
の影響をうけることなしに被測電路電流を精度よ
く測定することができ、また、切替スイツチを切
替えるだけの簡単な操作によつて被測電路の零相
電流の測定をも行なうことができる電線路分割器
が得られる。
うに、本考案によれば、隣接のコイルからの磁界
の影響をうけることなしに被測電路電流を精度よ
く測定することができ、また、切替スイツチを切
替えるだけの簡単な操作によつて被測電路の零相
電流の測定をも行なうことができる電線路分割器
が得られる。
第1図は従来の電線路分割器の概略的な構成を
説明するための正面図、第2図は本考案による電
線路分割器を示す正面図である。 図中、1はハウジング、3,4は受電側プラグ
端子、7,8は給電側ソケツト端子、9,10は
窓、11は第1の導線、12は第2の導線、13
は第3の導線、14はスイツチである。
説明するための正面図、第2図は本考案による電
線路分割器を示す正面図である。 図中、1はハウジング、3,4は受電側プラグ
端子、7,8は給電側ソケツト端子、9,10は
窓、11は第1の導線、12は第2の導線、13
は第3の導線、14はスイツチである。
Claims (1)
- 貫設された窓を有するハウジングと、このハウ
ジングに取付けられた一対の受電側端子および一
対の給電側端子と、前記窓の一辺に沿つて配線さ
れ、前記受電側および給電側の一方の端子間に接
続される第1の導線と、前記窓のまわりにコイル
状に巻回され、前記受電側および給電側の他方の
端子間に接続される第2の導線とを備えた電線路
分割器において、前記窓のまわりに前記第2の導
線と平行にかつ同巻回方向、同回数コイル状に巻
回されていて、前記受電側および給電側の一方の
端子間に選択的に接続されるように配線された第
3の導線と、この第3の導線と前記第1の導線と
を前記受電側および給電側の一方の端子間に選択
的に接続する切替手段とを設けたことを特徴とす
る電線路分割器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11790080U JPH023182Y2 (ja) | 1980-08-20 | 1980-08-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11790080U JPH023182Y2 (ja) | 1980-08-20 | 1980-08-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5741176U JPS5741176U (ja) | 1982-03-05 |
JPH023182Y2 true JPH023182Y2 (ja) | 1990-01-25 |
Family
ID=29478636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11790080U Expired JPH023182Y2 (ja) | 1980-08-20 | 1980-08-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH023182Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01179834U (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-25 |
-
1980
- 1980-08-20 JP JP11790080U patent/JPH023182Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5741176U (ja) | 1982-03-05 |
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